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たた か ―――
[周囲を包んでいた気配が遠のいていく。
名残のような声が、途切れて消えた。]
惜しいことをしたな。
[声へ投げかけるのは、揶揄。]
記憶を封じるなどということをしなければ、
我が自ら、世界を破壊する気分になったかもしれぬのにな。
[去っていく気配へ、声を投げかける。
嘲笑と、怒りを乗せて。]
我を意のままにしようとした代償、小さくはないぞ。
[低く呟くような宣言は、もう誰にも届かない]
...わかってる...
[ 過日、この魔王を倒す事が出来たのは、自分1人の力ではない、滅びに瀕した世界の未来を望む者たちの力が、自分という象徴の上に集まった結果の必然だと、男は知っている。
だから、この魔が本心からこの世界を壊そうと「目」に同調しているのであれば、自分の命を使っても、再び本気で倒すつもりだった。
だが ]
神殿みたいなとっから、とんでもなく危なそうなのが湧いて出たぞ!!
多分、こいつが「侵略者」ってやつの本体...
!?
こちら、敵艦艇群を全て撃沈しました。
これより地上に向かいます。
[簡潔な報告を送っていたら、相前後して神殿に関する報せがあった。
あまつさえ、その言葉が途中で途切れる。]
どうしました?
ご無事ですか?
[声を掛けながら、コンラートが飛び去った方向へとカルカリアス号を急がせた。]
敵本体の沈黙、確認しました。
これより私たちは帰還の途に就きます。
みなさんの道行きに、幸ありますことを。
[途切れぬうちに、祈りの声を乗せる。]
……どうやら、無事だな。
ま、俺が存在している限りは、そうであってくれねばな。
せっかく贈った呪いの意味が無くなるのは、非常に困る。
[例によってと言うか、贈りつけるのは一方的な言の葉。
その裏にあるものを紐解くことなど、当然の如くする気は、ない。*]
胸の中にある思いだけで一緒にやってきたが、やるべきことが互いにあるんだ。名残惜しんでも仕方ないな。
[誰がそういう立場の人間なのかは知らないが、それだけの意志を通して生きていける人物だということだけは理解している]
共に戦えたことを光栄に思う。……んじゃ、またな。
[軽い挨拶の思念を飛ばした]
っと、約一名はまた近いうちに会うことになるだろうが、次までにはもう少し強くなっておけよ。
[約一名に付け加えるような別れの挨拶をして、次元の扉をくぐった*]
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