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[それらはディークが家から送って貰ったりなどしたもので、さして特別なものではないけど、自然と外の匂いとぬくもりを纏わせていた。
大した説明もないまま、それらがベリアンに手渡される。
ディークの帰省も、以来ごく短くなった。
だから随分と長い時間を、寮で顔つき合わせて暮らしていたのだ。
生活様式のささやかなる変化について、何かを言ったことはないままに、同居人が何かを感じていたかも未だ聞いたことは*ない*]
[ そんな風に茶化してはみたものの、ステファンの疑問には
ちゃんと答えておいた。 ]
俺の初恋のひとは、まー、うん、妹の友達。かな。
妹よりだいぶ年上だけど。
でもその人、今は左手に指輪してるしさー。
幸せになってくれるといいなーって。
[ 校内で彼女とすれ違った時、見逃さなかった。
春の光を反射して、左手にキラキラと光る宝石――。* ]
ま、性根というなら俺も人のことは言えないな。
生徒会長なんてやってても、寮長や副寮長みたいな立派な心根は持ち合わせちゃいない。
[ベリアンの言葉に、くすくすと笑みを零す。
寮で見かける時、トールへの対応とそれ以外とで露骨に違うこと、同級生や上級生相手には斜に構えるような態度も多いことは、見て取れるだろう。]
[嫌がらせが信条と聞けば、さらに口元が綻ぶ。]
正直なものだ。
手負いの猛獣を仕留めにかかるということは、
逆に噛み殺される覚悟も出来ているということか。
[ちらり、意味ありげな視線を向けながら。]
ま、餓えた手負いの猛獣とは言うが、な。
最近はすっかり飼い慣らされてもいる。
[それがまた心地よくもあり、困るのだが。]
……どちらにせよ、面白い話だ。
得物は何を使うんだ?
えぇと――…ベリアン、で良かっただろうか。
[組手を望む声や、剣技を見たい、また本気でやり合いたいという相手は、それまでにもいた。
だが、そこまで敵意をむき出しにしてくる相手は――…、
そう――――……久しぶりだ。*]
[たしかに競技としての結果は引き分け>>*10、格上のリエヴル相手には大金星とも言える結果ではあった。
でも、それはそもそもリエヴルの右手の怪我があったことや、
そもそも彼の戦い方は自分に教えるという気持ちがあったのだろうと、力押しをあまりしなかったことから感じていた。
彼の気持ちに、自分がいつ気付くかはわからない。
けれども彼の気持ちがどうであれこれからの自分にとって、大きな糧を与えてくれる>>*12人となったことは間違いがないだろう。
いつかの日に、今日の日のことを話すことがあれば、きっと自分はこう答える]
でも、最後に首に一発あてたぶん、こっちのほうがポイントたかいよね。
[変に負けず嫌いっぽいところがうつったか、あるいはそういう風なのを彼から感じ取ってからかってだったか**]
―入寮当時―
[かけられた言葉は>>*52自分の手助けをしてくれるのだと、そういう意味の言葉に思えた。
自分を理解してくれる人がいる。自分をまだ全部捨てないでいい、そう思える。
なにより…、本当の意味で自分は男になることはない。なれない。なりたくない。
だから、受け入れ、手助けとなる、その存在は、これから続く長い生活の大きな支えになる。
理不尽に、つぶされようとしてた、消そうとされていた、本当の自分の心の、支え]
ありがとう…
[それからは、言葉もなく、ただ泣き続けていた。
小さなその身を、つらい風雨から護ってくる、その庇護の元で**]
>>*87
びーっくしょいチクショーメーッ
[思わず派手にくしゃみをした。
ちょっと鼻水飛んだ。]
……うう、なんだろう風邪だろうかな。
まさか花粉症か?
今年こそ草原にぴくにっくに行ってみようかと思っていたのだが…
[ずび、と鼻を啜る。
まさか試験官に今後の学生生活の暗雲を心配されているとは思ってもいない。]
[初恋話になっても、相変わらずもふの方に熱心だった。
話を振られても笑ってはぐらかすばかり。]
そうだな。
レイチェルよりはベティーちゃんの方が好みかな。
[某エロ本のモデルの名を口に出したりして、
まともに答えはしなかった。]
― 試験翌日の噂 ―
[すごいキマイラがでた、という話はやはり人の口に蓋はできないもので、あちこちに広まっていった。
[>>+11
あの場では
「試験が終わるまでは黙秘権を行使する」
で押し通ったが――]
[最終的には、
ラヴィとスノウと校長先生の飼い犬と、カサンドラの*身近な人*のアヴェ先輩をミックスしたキマイラをあの鬼教官が生み出したのではないか、という推測が生まれるに落ち着いた]
―共同生活の中で―
[どうなることかと思っていた共同生活は、時折ヴィンセントが語り合いの場を設けてくれたりしたこともあり>>2:*108、徐々に快適になっていった。(ヴィンセントが入れてくれるカフェオレはミルクが沢山入った優しい味で、密かに自分の好物になっていた)
ヴィンセントが自分とフレデリカに見せてくれる優しさは、彼が妹に向ける優しさに似ているのかもしれないと、そう感じていた]
(……兄弟って本当は、こんな感じなんだろうか。)
[そんな事をいつも思う。
優しくて面倒見のいいヴィンセント。
その日あったことを明るい笑顔で報告してくれるフレデリカ。
妹がいたらこんな感じなのだろうか、と幾度も思った。
そしてそのたび、思い返すのは、自分の家族の事]
―…2人とは大違いだな。
[小さく溜息を漏らすのだった]
― 回想:入寮当時のこと ―
[諸般の事情で寮に移ってきたのは、
あれはたしか冬ごろのことだったか。
その時たまたま部屋が空いておらず、
東寮に唯一空いていたのが、シロウ教官との相部屋。
その時の東寮の寮長から、ぜひに、と勧められたのは
もふ用おやつ詰め合わせセットを持っていくことだった。]
あの…カレル・ライアーです。
今日から同室で、失礼します。
ええと、これ、ご挨拶がわりにと、
[おやつセットに猫じゃらしも添えて。
ほんとうにこんなので喜ばれるんだろうかと、
厳つい顔を見上げて、縮こまっていたものだ。]
[それが今ではすっかり馴染んで、
部屋からなにが出てきても驚かなくなって来ていたが、
時々、カモフラージュの必要が出てくると
せっせと掃除をして片づけて、見せる用の本を出しておく。
『月刊・わたしとウサギ』 『図録・こねこの時間』
そんなものを、部屋中に蒔いておくのだった。]
――…深く、考えないようにしている。
よく眠るようになったのも、
悪夢を見るようになったのも、病気だから。
病であることに疑いはなかった。
亡き父が、同じような症状だったからだ。
頼れ、と。……ルームメイトはたまに、口にする。
頼ってるよ、と。普段通りの答え。
困惑する俺に、
……曖昧な。少し淋しげな笑みが返る。
それは、冗談めいた何かに紛れて、静かに消えていく。
後方支援でさえ務まるか危うい病を抱えて、
今ここに居られること。……居てしまった事。
気を抜くとどこででも眠り込む癖に、
きちんと医師にかからないような考えなしの自分、前を向いていない自分に。
当たり前のように差し出される手。
それを、自然に取れること。
――……これ以上、何をどう頼れるというのだろう。
何かを我慢しているつもりはない。
言いたい事は言っている。誰に対しても。
……ただ、たまに。
種が殻を破り、陽に向むけて伸びようとするような。
今にも口から滑り落ちそうな何かが、
泡が弾けるように立ち上ってくる事があって。
それなのに。
開いた口からは、何も出てこなかった。
水面に上がる前に掻き消える泡沫、忘れてかけゆく甘い夢。
……もう少しなのに、届かない。
もしそれがなにか、わかって。
それを彼に伝えられたなら。
――…あんな風に笑わせずに、済むのだろうか。*
―少し前・練武場で―
[>>300フレデリカの小さな呟きが耳に入り、彼女の顔に視線を落とす]
(……『お兄ちゃん』?)
[目を閉じている彼女は小さく微笑んでいるようにも見えた。]
(きみのお兄さんは優しい人なんだろうか…)
[そんなことを考えていた]
…………そう、か。
兄なんてのは、俺にはよくわからないが……。
フレデリカにとっていいものなら、きっといい存在なのだろうな。
[自分にとっての家族は、育て親の二人なのだと、そう自分に言い聞かせる。
会ったこともない兄弟など――――…
そんなのは、他人だ。]
──医務室──
>>*99
たしかに。会長のお背中は、常々拝見しています。
[笑うリエヴルに一見神妙な顔をして、頭を下げる。
意味合いは、常の様を見ていると言う意味ではあったが]
トール寮長も、ディーク副寮長も、さすが
大人な対応が出来る度量が広さをお持ちですからね
[事実。と、認めているから、褒めた気でもなくそれらは口に出る。]
[しかし、勝負について自分の勝ちだと主張されたならば>>*102
やはり、そこは負けず嫌いな男のこと。]
何を言ってるんだ。
ペイント弾がついた時点で、試合終了。
つまり、あれはもう終了後のことだ。
[と、ふんぞり返ったことだろう。*]
[正直。と言われる言葉に顔が上げられる。
笑みに視線を合わせて、紫眼を眇めた。]
>>*100
──噛み切られる事を考えず斬りかかるほど
愚かではいないつもりですが
[噛み殺される覚悟はできているのか。と、
その問いへの答えは、先の言葉のどれよりも早く
刃のような鋭い視線と共にあり、]
[ただ、続く言葉に眉が上がった。そのまま二秒、]
……
いえ。
慣れているのはトール寮長だけと見えていますので
油断はせずにむかわせていただこうと思います。
[後半の言葉は、謙遜として扱い、短く笑う。]
普段の獲物は、主には両刃の長剣です。
馬上を想定して、槍も扱いますが。
[扱う武器を伝えて呼ばれる名前に頷いた。]
はい。ベリアン・アリー、士官学校六年です。
呼び捨てていただいてかまいませんよ
リエヴル会長。では、よろしくお願いします。
[表層だけは丁寧に、緩く波打つ黒髪を持つ頭を、
年上の相手へと深々と*下げた*。]
― 数年前/とある寒い日 ―
[>>*45
まだ少年の目線が自分よりも低かった頃。
お使いにきた少年を労おうとお茶に誘ったが頑なに断られた。
下宿の主の老婦人からは、「そのような年頃だから無理にさそってはダメよ」といわれて、強く誘うことなどはなかったのだが。
今でもその意味はよくわからない]
[この日も。ろくずっぽ食事も取れずに、机にもたれかかるように勉強していただろうか。
ノトカーの来訪を、オドロキと喜びと腹の虫をもって向かい入れた]
……今のは、腹の虫だ。
[ごまかそうと思ったが、ごまかしようがなかった。顔だけが羞恥で赤くなる]
本当にいつもありがとう、ノトカー。
寒い中大変だっただろう。暖かいものを飲んでいくかい?
…… ああ、そうか。
[誘って一度も頷かれたことはなかった。今日もそうだった]
おかあさんにも、御礼を伝えてもらえるか?
[人の好意はありがたく受け取る。何より今はおなかがすいていた]
[シチューの鍋は今もまだ暖かく、それで暖を取る。
途切れ途切れの言葉を、最後まで聞き届けるのに、ほどよい熱の浸透時間]
どういたしまして。そうか、喜んでもらったか。
……よかった。
[目をあわさない少年に、微笑みかけた。
重ねてグレートヒェンからは御礼を聞いている。だからこれはきっと、と不器用な少年の御礼に微笑む]
……おつかい、ありがとう。
ノトカーも、気をつけて。暖かくして寝るんだよ。
[誤魔化していても、鈍くてもそれが少年からの気遣いだと知れて。
きっと外は寒いのだろうな、と赤くなった顔を見て思う。
――シチューはありがたく頂戴しました。
後日、綺麗にあらったシチューの中身に、舐めると口の中がシュワシュワパチパチする不思議なキャンディを詰め込んで返却されたのでした]
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