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好き……そうか、好きのうち?それなら良い
[ぱぁあ]
私の天使は可憐で奥ゆかしいからな
キスをねだる仕草すら小鳥のようであるし
もし機嫌を損ねていても、うまく私に伝わらないのではと心配してしまう
[惚気てるんだ]
――愛してる
[今は信じられようと、信じられまいと構わない。
これからいくらでも時間をかけて、彼に嫌と言うほど愛情を
注ぎ込む自信がある。
『愛している』など、今まで人間の処女を誑かして孕ませる時くらいしか使った事はない。
だがオズワルドに対しては、心の底から告げる事が出来るのだから、
これが真実なのだろう。*]
”愛している”――か、
人生が変わるとは、こういう事だったのだな……。
[まさか自分が、天使一人にここまで落ちるなど、
此処へ来た当初は、想像していなかった。]
今後の為にも、オーナーズクラブには有難く入会させて
いただこう……。
[改めて天使を飼うというこの趣味を、魔界に流行らせてくれた魔王陛下に、敬礼。]
大切なものに囲まれて生きて行く道を
示してくださりありがとうございます。
……世界は一変しましたが、
幸せに生きられるのがとても嬉しいです。
……離さないでくださいね。
[ そっと彼女の手をとり握り締める。
それ以上の接触もある程度は受け入れるだろうが
度が過ぎれば機嫌を損ねるのは致し方なし。
指先と指先を絡め合わせて、
今はもう、自分には彼らしか見えないのだ。
自分の大切なご主人様とは、
今のところまだ口にはしないけれども
いないと嫌な大切な人であることは
天使もまた、否定はしない。 ]*
[宙を彷徨っていた両脚は、ジェフロイの腰に絡み付かせ、
大きな翼は彼を覆い、両腕は彼の頭を抱いている。
……それは無言の、決して傍を離れないとの意思の表れだった。
腹の中に何度目かの熱を受け、同様に絶頂に身を震わせて
互いの腹を汚したひと時。
不意に投げ掛けられた告白に、瞬きを繰り返す。]
……ぇ、なん……っ
ま、待て、その……いや、
[それは自身には有り余る言葉。
対して如何返せば良いのかが解らなくて、意味を成さない
音ばかりが口を付いて飛び出して行く。]
[ようやく意味のある言葉に繋げられるようになったのは
それから数分後のこと。]
その。嫌では、無い。
ただ……俺なりの言葉を返せる時まで、どうか
[待っていて欲しい。
中途半端な想いを並べるだけでは許せないからと告げて、
再び難しい顔をしてしまった。
彼の愛に応えるだけの、自身の想いと言葉を探る為に。*]
なんだ。結局、みなは上手くやっているのか。
[聞こえてくるのは惚気ばかりだ。]
俺は、あいつと上手くやれているのか時々不安になる。
あいつは、純粋すぎるから。
言ったことは素直に信じるし、
俺が言った通りに身体まで作り変えるし、
そこまでしてくれるあいつを喜ばせるにはどうすればいいかと
[結局、惚気るんです。]
[離れないと告げるように、ゆらゆらと揺らめいていた両脚は
しっかりと絡みつき。
やがてオズワルドも達した証として、二人の腹の間に精を吐き出す。
体温と湿度が増した浴室で愛を囁けば、訪れるのは戸惑いに零れ落ちる言葉の欠片。]
何百年でも、何千年でも、いつまでだって待ってやるさ。
これからはずっと、二人でいるんだからな――
[互いに達して数分、深く繋がったまま余韻を味わっていたが。
オズワルドが言葉を形作るまで数分、そろそろ沈めたままの肉杭が
復活の兆しを見せた頃か。]
……だから、そんな難しい顔するな
[オズワルド自身の言葉で返せる時まで、待っていて欲しいと
告げた後。
難しく考え込んでしまった頬を撫で、口付けを一つ。
舌を絡ませて、深度が深くなつつあるのに気づけば。
同じく硬さを取り戻した始めた、肉杭と共にオズワルドの中から、
離れよう。]
……そう、か。
そうだったな。
[すぐに形にならないオズワルドの言葉を
何百年でも、何千年でも待つというジェフロイ。
其処で改めて、花嫁と告げられていたことを思い出した。
子孫繁栄の望めない道であると解っていて選んだのなら、
彼の生涯をより輝かせる為、彩り飾る役目を担おうと思う。
彼の名を知らぬと言う悪魔が一人も居ない、それ程の存在と
なるように。]
愛を誓う言葉のひとつも出せれば良いんだが……
すまない。
[伴侶となる為の誓いは、結局形にならず。
代わりに、口付けを交わす中で自ら深みへと潜り込もうか。]
私の天使があまりに愛らしく、
人に見せるのは、数百年先になりそうだ。
[オーナーズ倶楽部に入会しても、恩赦は控えめ。
もしくは、独占欲が強め。]
…今日より良い時も悪い時も、
富める時も貧しい時も、
病める時も健やかなる時も、愛し慈しみ、
[誓いの言葉を、低く抑えた声音で厳めしく紡ぐ。]
死が、二人を別つとも、
時が許す限り、永久に共にいることを、
ここに誓おう。
[愛と呼ぶには幼く、恋と呼ぶには色が濃すぎる想いを、
キスで交わそう。**]
[魔王のコレクションだろう椅子は、三回転半捻りで華麗に着地を決める。
その椅子の上に置かれていたのは――――、
オーナーズクラブ入会手続き書(触手捺印付き)だった。*]
オレはな、セレスタイト。
お前にはオレの恋人であってほしいし、それ以上に、
これから先を共に生きる伴侶であってほしい。
[左手に触れながら、紡ぐのは愛の言葉。
日の差さぬ夜の色をしたオレの翼も
天青の翼の彼女に寄り添って貰えたならば、
どこまでも遠くに飛んでゆけそうな気がする]
後で俺のバナナを腹いっぱいに、食わせてやろう
[誰のどこの口で、とは言わずともわかるだろう。
囁いたとは、何食わぬ顔で腰を抱き寄せる事も忘れない。
それそれの飼い主と天使が穏やかな愛を交わす中、魔王陛下にも
挨拶を済ませば。
そろそろ俺達もこの《泉》を離れて、棲家へと帰ろうか。**]
[結合部から溢れた白濁は老木の根に落ちる。
界隈を支配する怪物の胤が、伴侶の身体を経由し、地へ。
息衝く気配はまだ僅か。
だが、いずれ芽吹いて花が咲く。
想い出を、なんて嘘くさく語った唇を肯定し。
――― 密事の痕跡めいて点々と。
古城にネロリの花が、いずれ。*]
[ 綻んだネロリの名前は――まだ胸の中。
悪戯に咲いた花を彼に飾りながら
二つあった影は一つに。
覗き込む蒼眼は、赫眼の伴侶の瞼に
今日も愛を囁く。 ]**
―――次のドレスは白で
お願いしてもいいでしょうか?
[ 天界でよく纏っていた白を
今度は、違う色に染めてもらうために。と
伝えて、そそくさと視線を逸らした]
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『月刊天使を飼おう 読者投稿コーナー』
家庭菜園が芽を出した。 PN:膝枕ブーム到来さん
「地上の植物なので管理が難しく、
何度か時間操作に失敗してしまったが、
成長を促進させる術を開発し、漸く軌道に乗せたよ。
秘訣はやはり、天使の歌声だね。
草木が喜ぶと共に、うつくしい花が咲く。
殺風景だった庭も、今では天上の絶景に迫る。
……あとは、胤かな。
悦い声を聞かせて育てると、実に香り高い。」
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痛みも悲しみも、喜びも幸せも
オレはすべてを分かち合いたい。
伴侶って、そういうものだろう?
……オレは、セレスと罪と痛みを分かち合いたい。
ダメ、だろうか?
[彼女の抱える痛みを、少しでも和らげたくて。
青い瞳を見つめたままそう告げて、
手にした黒水晶の指輪にそっと口づけてみせた]*
―――ありがとう
[ 指輪に口付ける姿に、口元が綻ぶ
罪は罪、消えることはないだろうけれど
彼と分かち合えるなら、それすら愛おしくて
自由な方の手を動かし
己の翼へと伸ばせば、風切羽根を一枚、掴み]
指輪を作ることはできないけれど
思い出を閉じ込める、栞として……
[ 天青石の羽を一枚、引き抜き
受け取ってほしいと*]
[ あの時あなたに出会えていなければ
こんな自分には巡り会えなかったはず
この喜びを知ることはできなかったはず
それを素直に伝えることは難しい
だから私はあなたに捧げる花を育てよう
あなたに花を捧げて日々を過ごして
温もりを分け合い唇を重ねて
あなたのために祈る日々
そんな日々が永遠に続くと良い ]*
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