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おまえが来てくれたから、
俺はもっと強くなれる。
これからもずっと、ついてこい。
[高揚する心のままに、大きな手を強く握った。]*
[それから時がいくらか経ち、
目の前には、跪くチャールズとマーティンの姿がある。
正式な礼の形をとるチャールズの横に、見様見真似のようにして膝をつく大きな身体は、やはり森のクマに見えた。
気持ちいい心を持ち、熱い魂を持つクマだ。]
───言っただろ。
おまえは、偉大な漢になると。
最初からおまえは、すごい奴だったんだよ。
[羨ましいこともあったなどと言う彼へ胸を張ってみせる。>>*9]
これから、苦労を掛ける。
礼を言うのはその後でもいいぞ。
[軽口の中に信頼を込めて、改めて巨漢の宣を受けた。]*
……オクティ。
[声にできる限り、痛みの陰を映さぬようにと気を配りつつ、呼びかける]
今、ダンとでくわして、やり合った。
[告げる内容は、ごく端的な状況報告]
あいつ、ほんと。
変わってねぇわ。
いろんな、意味で。
[前後を完全飛ばした、要点だけの話し方。
それが、余裕のない時の癖なのは、知られている事だろうけれど。*]
[意識の海に己の名を呼ぶ声>>=0が響く]
─── え、 やりあった って。
[詰まり遭遇する位置までどちらかが出たと言うのか。
どちらが切欠だったにせよ、驚きが突いて出る]
…変わってない、か。
そっか。
[ダンクラードのことだ、真正面からぶつかって来たのだろう。
幼い時の光景が脳裏に浮かんで消えて行く]
……一筋縄じゃいかないね。
[武に於いても、信念に於いても。
彼が彼たらんとする限り、容易に折れはすまい]
───……で、 どんだけ無茶したの?
[その話し方から余裕が無いことが窺え、つい語気強く問いかけた。
相手がダンクラードだったことも考えれば、怪我も一つや二つで済まないだろうと予測している**]
ああ、真っ向から勝負吹っかけられてな。
……さっすがに、お断りするわけにもなー。
[冗談めかした口調で告げた後、は、と一つ息吐く気配が落ちる]
でも、変わった部分もある。
……前よりも、地に足がついたっつーか、なんつーか。
ま、一筋縄じゃいかねぇわ、ほんとに。
[相対して、刃交わして感じた事をそのまま伝え]
それでも、さ。
あいつ、お前と話す気自体はあるみたいだぜ?
ま、そのためには前に立て、とか。
言いぐさは相変わらずっつーかなんつか、だったけど。
[軽い口調を維持して綴れたのは、そこまで。
語気強まった問いかけ>>=3に、う、と短い呻きが上がった]
……あーと。
とりあえず、五体は満足だ。
あと、骨はいってねぇ。
[怪我をしていない、なんて言っても多分バレるし、していないはずがない状況なのは察しているだろうから、そう告げる]
このっくらいは、無茶の内に入らねぇよ。
……刀が振れるうちは、問題ねぇ。
[実際には、両腕共に傷ついて、色々と辛いのだが。
虚勢半分、そう告げる。
後で怒られるなー、というのは、わかり切っているのだが。**]
[退こう、と告げた言葉>>196は、同時に赤い意思にも乗る。]
…… すまない。
[信じて時を稼いでくれている臣に、
先頭で道を切り開いてくれた漢に、
ひとことだけ、謝罪する。
裡への刃を呑んだ、血を吐くような声だった。]
一度、森に退く。
別の手を打つ。
もう一度───
[淡々と紡ぐ言葉の中に炎が燻っていた。
激情を苦心して制御しているような気配も漏れていたが]
盟主自ら出てくるとか…
あぁでも、 テッドだったから、 なのかな。
[幼い頃、彼らが何度も手合わせをしていたのを思い出す。
友の姿を見て血が騒いだのかもしれない]
地に足がついた、か…。
…そうだね、そう言う部分は子供の時のままではいられない。
[人の上に立とうとするなら尚更のこと。
それはオクタヴィアスにも覚えのあるものだった]
[ダンクラードが話をする気はありそう、と聞けば]
そう言うのは仕掛けてくる前に示して欲しかったなぁ。
[揶揄うような口調で言うが、それは本心にも近かった。
先に話が出来たなら、何かがもっと変わっていたかもしれない。
そう思うから]
……でも話はしたいね。
顔も合わせずに相手を知ることなんて出来ない。
─── 望み通り立ってみせるよ。
[そのために今、全力をかけている]
[五体満足やら骨は無事やら聞こえてくるが、それに対しては低い声が継続される]
………そっち着いたら覚悟しろよ。
[戦う以上怪我をするなという方が無理な話だ。
だが無理と無茶は別物だ。
最後通告のような呟きが意識の海に零れ落ちる*]
───── テッド、
砦 突破したよ
[報告するも、その声は硬い。
要点のみ口にする様子は、余裕が無い時の友と良く似ていた]
俺だったから、か。
……ははっ……否定できねぇかも、それ。
[相対した自分に彼が投げた言葉>>2:435を思い返し、く、と笑う。
思えばあの言葉があったから、変わってない、と感じたのだった、と思いつつ]
ああ……何も考えずに突っ込んでても良かった頃とは、違う。
あいつもあいつで、自分の背負うべきものがある……その上で、動いてるってのが、見えた気がした。
[対峙の中で見たものを思い返す。
一筋縄ではいかないな、と改めて思わせたものに思いを馳せたのは、刹那]
ま、そこは、な。
[先に話ができれば、というのは少なからず思う事。
けれど、それを容易く選ぶような気質ではない──とも、思うから]
……ああ。
ま、ただ話す、ってわけにゃあいかねぇだろうし、色々と面倒もあるだろうが。
やってやらねぇと、な。
[友がそれをなせるように。
そのために、自分がやるべきを果たす、と。
密やかな決意はわざわざ言葉にはせず]
……あー……。
[最後通告の如き呟きには、何も言えず]
…………わかった。
[ただ、それだけを、返していた。*]
……オクティ?
[指示を出した所に届いた声。>>=12
内容は喜ばしい事だが、声音が硬い。
要点だけを伝えるそれに感じるのは、違和感]
……そっか、了解。
こっちも、どうにか護りきれそうだぜ……あちらさん、引き始めてる。
[こちらも現状を端的に伝え、それから]
……何があった?
[問いかける声音は、柔らかいもの]
……あー……余裕ねぇなら、戻ってきてからでも構わんぜ。
[それはそれで、先にこちらが大変なことになる気もするが。
こんな時、無理に聞き出さずに、本人が話せるようになるまで待つのは昔からの事。*]
[柔らかな声で問いかけられると、ぐ、と何かを堪える気配が意識の海に零れ落ちた]
…あとで、話すよ。
[今吐き出してしまうと呑み込んだものが全て出てしまいそうで。
率いる兵に動揺を与えないために、今は深く深く、心の裡に沈み込ませる]
[話せるようになるまで待つと言ってくれた友に心の内で感謝する。
昔からの彼の心遣い。
その間は心配させてしまうのだろうけれど、無理に聞き出されないのは自分の中で整理するためにも、とてもありがたいことだった*]
……ん、わかった。
じゃ、後でな。
……みんな、待ってるから、な。
[みんな、と。
先に告げた時よりも、人数は減っているがそれでも。
ここにいる皆が帰りを待っているのは確かな事だから、そう告げる]
[砦を抜ける時に、何かあったのだろう、と。
問わずとも、その位の予想はつく。
だからこそ、今は深く問わない。
心配は心配だが、それに囚われていられる時ではないのだから]
……その代わり。
吐き出す時は、全部吐けよ?
[しれっと付け加えた一言は、思いっきりどの口が、と突っ込まれそうなものだった。*]
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