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えっとえっと…、
あけましておめでとうございますっす!
[相手の挨拶が聞こえれば、相棒は指輪に口を寄せた。]
もしもし、イエローサン?
今、何処にいらっしゃいます?
[相棒はきょろきょろと周りを見回しながら、そう指輪に話し掛けた。*]
おっとっと、これ、ありがとうございました!
皆通信機いっぱいっぽかったけど、こっちも楽しかった!
[通信機は、きちんとスタッフに返却してから。]*
ふへっ?
な、何…っ?
[気配に気付いた瞬間、相棒が間の抜けた声を出した。
目隠しをされて視界を奪われた相棒は、おろおろと手を動かす。
――こやつ、出来るな。]
あー、えと
もしかして、イエローサン…?
[己からはその、相手が少し見えたんだが、ノーコメントにしておこう。]
[相棒は耳に掛けた通信機に手を添える。]
もしもし、こちらツェーザル。
メルヒオルさん、お疲れ様でした!
少しの間だけだったのが残念だったすけど、お話できて嬉しかったすよ。
『己も楽しかったぞ。ありがとう。』
あ。そうだ、今度飲みに行きましょうよー!
[そんな風に賑やかに声を掛けた。
この通信機を使えるのは宴の間だけだろうからな。
断られても相棒は気にしない。
今でこそ少し譲歩してくれるようになったが、エーヴァルトも結構そういう傾向があるからな。
縁があればまた会えるさ。*]
僕達の秘密の時間は終わりますけれど、
また皆で連絡、取り合いましょうね。
メルヒオルさんも、サシャさんも
これから起こるいろんな事を、是非教えて下さい。
[赤い通信機は、もう緑の子の声をそれぞれには
届けてくれはしないでしょうけれども、何かしらの形で
届けば良いなって、思うんです。]
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