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[昔より一層冴えたリエヴルの剣技。
早くて鋭くて、抉りこまれるようで、
模擬刀ではなくて真剣であれば、
たちどころに致命傷をくらってしまうのではと思った。
だから受け止めるだけではなく、
この剣を躱せられるように、
密かにリエヴルの剣技を観察し、打ち合いのたびに意識して]
そんなつもりじゃ……死ぬぞ?
[これは真剣勝負だ。
それもお互い国を背負った――。
胸を借りるつもりで挑まれたのではかなわないと
うっすらと笑んだ]
[何度も手合わせを頼んだ。
そして、何度も打ち合いを交わしてきた。
こうして、真剣を持って対峙していても、やはり目の前で燦めくのは尊敬する人の剣技で。]
………………本当。
先輩は、ずるいなぁ……。
[こんなにも、自分を惚れさせてしまうなんて。
命の駆け引きをしているはずなのに。
自らに襲い来る剣筋さえも、愛おしく思えてしまう。]
……あいにく、死神には嫌われているんです。
同類だとでも思われているんでしょうね。
[そう呟き、くすくすと笑った。]
…………何度も、死に損なった身ですから。
[たとえ、トールが相手であろうと。
今はもう、負けるわけにはいかない。]
[ヴィンセントの一報>>*42が届いたのは、意識を完全に切り替えてしまってから。
そうでない時に届いたなら、何か反応を示しただろうか。
大尉ではなく中佐。激戦の音が響く中で、職務を全うしての帰還。何を指すのか分からないはずはなかったけれど]
…………。
[今は感情の蓋を強く閉めてしまっているから、ただ無言。
あるいは何かの影響があっても、作戦に入った二人>>*41>>*43と同じく、傍受を警戒して無言を貫き通したかもしれない。
約束が果たせなくなったことを哀しく思うのも。
今は、出来ない*]
[その後、実家の店では教職を辞したレイヴンウッド教官が買い付けに来るようになり、怪しげな手土産を置いて行くようになる>>*23
それを更に、注文の品と一緒に運搬しては、簡単な報告をしたり実演したり。
そんな些細な交流が、フェルゼンベルク陥落の前まで続いていたのだった。]
<b>― 卒業後の、ある日 ―<b>
[リエヴルの姿が見えた――と思った瞬間。
満面の笑みでリエヴルが駆け寄ってきて抱きついてきた]
…………!!!!!!
[痛い。
こんなに喜んでくれるのは嬉しいが、でも痛い。
肋骨を折った身に抱きつかれては、とにかく腹に響く。
大声をあげて呻きそうになるのを、意地で耐えて]
お、おう……。
元気にしてた、か?
[平静を装っていたけれど、
表情にも口調には苦悶のあとが残っていたかもしれない]
[それから暫くは、
まわりをうろちょろする可愛いリエヴルを抱きしめたくても
あの痛みが忘れられずに、頭を撫でるだけに留めていた]
…………そんな台詞、先輩には似合わないですよ。
[自分には似合いそうだから困る。
しかし、そんな言葉でさえ。
自らに向けられていると思えば、どこか、心が熱くなるのだった。]
――トール卒業後のある日――
す、すみま……せ……。
[抱きついた時のトールの様子>>@62は、どこかいつもと違っていて。
あぁ、無理してるんだろうな……というのが、見て取れた。
そう、それはつい先日自ら身をもって経験した。
右手の痛みを耐えている時の状況に、とても近く見えて。]
[痛むのは肋骨なのだろうか。
抱きつけないと思えば、寂しくもなり。
心配にもなり。
周囲をうろついていたかと思えば、心配そうに隣に立ち。
そっと、甘えるようにトールの肩にもたれかかった。]
[それから暫くは抱きつくことは諦めて、そわそわとトールの周辺をうろつきながらも。]
……………………。
[時折、耐えかねたかのように、そっと背中から身を寄せるのだった。]
[殺し合わなくてはいけないと、知っていたはずなのに。
撃たれたのは肩なのに、
狙われた胸の方が、ズキズキと痛みを訴えていた。]
あん?
[馬を駆りながら指揮を行っていたが、不意に聞こえた声に瞬いた。]
ばぁか。こっちに預けてどうする。
そちらに向かってはいるが、帝国兵を切り倒す為だ。
ディ…ベルンシュタイン大佐がお前を適任としていたのを忘れたか?
[実際、ノトカーやジェフロイが出てくるのであれば、
カサンドラを確保して早々に退避などとわけに行かないだろうと暗に。]
……それとも、何か理由でもあんのか。
― 少し前 ―
やばいと思ったら私の命を使え。
私にとってもこれは公国に居場所が作れるかどうかの賭けだからな。
[帝国にまた戻れば――
いつ草と暴露されるか恐怖を抱えた日々に戻るのだ。それはもう、こりごりだった]
フレデリカが最善と思うことをすればいい。
[これは絶対の信頼か。
それとも――己の命すらも道具の一つとしかみなしていない諦観か]
[ジェフロイが悩む間に、カサンドラに小さな声で]
すみません、護れそうになかったので。
ジェフロイなら……
[続く言葉はない。唇の動きもほとんどなければノトカーがそれを読むこともできないだろう。
彼女を生かし、そして帝国の戦力をそぐ、そのための最良の選択肢と信じて]
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