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[最初の矢がさばかれようとも二の矢がある。いや「あった」と過去形にするべきか。
相手が蹴り上げた長物の柄とぶつかったことで期待通りのダメージとはいかなかったのを見て、
素直に目を丸くする>>*75]
反応されちゃったか……。
けっこういけると思ったんだけど。
[そう返しながら再び矢を撃たんとする体勢に入っていたが、]
っ!
[返された挨拶を目にするや即座に翼をはためかせ飛び上がった。
無理もない話だ。柄が地面を叩く音とともに、川沿いの砂利が意志を持つかのように空中に浮かび、とどまり、
相手の得物を振る動きに合わせてこちらへと襲いかかったのだから]
ええー、……挨拶にしては派手過ぎない?
[横ではなく上へと逃げた後、ぼやくような言葉を口にする。
この世界には砂をかけて目つぶしを狙うという戦法もあるにはあるが、
目つぶしというには規模が大きすぎる、そんな一手を目の当たりにして。>>*76
ともあれ、飛翔直後の不安定な姿勢から急くように先程と同じ加速された一矢を放つ。
単純に、武器を振った直後の体勢が不安定であろうところを狙わんとする形だ]
武器が長い分、戻すのも遅い……と見るけど?
[ゾフィヤは――別段翼を隠すことなくこの場に赴いている。
なればこそ「飛んで避けられてしまう」程度の可能性、相手も考えていると判断したのだ。
ゆえに相手の間隙をつくような攻撃をすることを求めた。
とはいえ急ぎすぎたためか、放った一矢は相手の得物の柄にまたも軌道をそらされ、
手ひどいダメージを与えるには至らなかったが]
[さては己に課せられた試練はこれか、と思わずにはいられなかった。
術の媒介でにも使われているであろう、あの長物をどうにか無力化する手はあるか。
答えは是、だ。だがそのためには、
相手に直接触れることで発動する術の力を借りる必要がある。
ならばまずは下準備といこうか――]
それっ!
[地に足はつけぬまま、弓の構えはそのままに。
相手を見下ろす位置からの射撃には先程までの連続性はない。
足元を狙ったかと思えば相手の得物そのものを狙うかのような一矢も混ざる。
翻弄するように矢を放ちながら、
地道に相手との距離を詰めようとしていることに、相手する彼女は気付いただろうか*]
[挑発に応じるように放たれる、赤き雷矢>>*93。
それが先程と同じ威力だとは思わない。
ここで手を抜く相手ではないことは、これまでのやり取りで理解していた]
(レフトアーム:ガードアップ……!)
[黒尖晶石から力を引き出し、左腕の防御力を上げる。
雷撃に対しての効果は然程ではないが、やらないよりはマシだ。
耐えられればそれで良い]
ぐっ ────…… あああああ!
[左腕で受けた赤い雷矢が身体を駆け巡る。
すかさず繰り出される、下からの切り上げ。
それに対しても左腕を下げ、かち合わせることで身へ届かせるのを防いだ。
腕を下げる勢いを利用し、相手の脇差を横へ払わんとする]
ふっ!
[呼気一閃。
踏み出しはしないまま ─── 否、雷撃の影響で出来ないまま。
腰の捻りだけで右手のブレードを真一文字に薙ぎ、イェンスの胴を狙う*]
……なにっ!?
[威力上げた赤の雷は、紫黒の左腕に受け止められた。>>*99
その直前になされた事>>*98は知る由なく――否、知ったとしても]
やって、くれる……!
[止められた苛立ちよりは、それへの感嘆の方が僅か、上回るのは変わらない]
[下げられた左の腕が、切り上げた刃を払う。
舌打ち一つ、引き戻そうとするのに僅かに先んじて、真一文字に振り切られた一閃が胴を裂いた]
……ん、のっ……!
[再び落ちる、緋。
けれど、それに怯む暇はない]
『紅雷』、力、貸せ!
[今までの対峙から、雷撃を受けた後のあちらの動きにある程度の制限がかかるのは見て取れている。
ならば、この距離は好機でもある、と。
払われ泳いでいた右手を引き戻し、傷から溢れる己が血を刃に乗せる。
呼応するように『紅雷』の鍔から赤い光が落ち、それが刃に宿った]
っせぇ、の!
[叫びと共に繰り出すのは、胴狙い突きの一撃。
刃は鎧の硬度に阻まれるかも知れないが、宿る雷気は通るはず、と念を込め。*]
[持ち上げた砂利を彼女へと向けて投げ放ったのは、更なる追撃を避ける意図も含まれていれば。
気付けなかった二射目がどのように放たれたか分かるまでは、相手に矢をつがせることは避けたかったのもある。
>>*94思った通り、すでに矢を撃つ体勢に入っていた彼女は砂利を避ける為に弓引くよりも>>*95空への退避を優先させて。
だが、不安定と思われる姿勢からでも先と同じ一矢は放たれた]
っ……そちらこそ、
挨拶ならば、
小手調べで留めていただいてもいいと思うのですが。
[先と同じ速度だったことが幸いし、タイミングを合わせて回した柄で弾くことは叶ったが。
彼女が二射以上連続して撃つことができるならば、全てを交わし、弾くことは難しい。
相手は弓で距離を詰める必要もなく、こちらはいくら長柄とはいえ距離を近づかねば戦いにすらなりがたい。
相手の思考を読めていたなら、この薙刀も媒介には用いているが、術の発動は天命石が主である、と答えたろうがそうとは知らず。
いっそ得物を手放して徒手と術とで戦うか──そんなことを思っていた矢先]
───っ、
[先とは違い光纏わぬ矢が、無軌道に放たれるのを飛び避ける。
足元、手元、かと思えば顔すれすれを通る一矢に翻弄されるそれが、なんの狙いもないとは考え難かった。
だが、互いに持つ武器を考えれば、距離を更に開こうとしているのだろうとしか考えられず。
黒髪の彼女が、逆にこちらとの距離を詰めようとしているなど、ゆめにも思わぬままどう距離を開けぬようにしようかばかり考えていた*]
[薙いだブレードに手応え>>*101が返る。
けれど相手はまだ倒れない]
どんだけだっ……!
[斬られて尚、反撃を目論むイェンスに思わず声が漏れた。
仕留め切れない悔しさよりも、相手の頑健さ、その中に伴う強い意志に感嘆する]
そう、何度も、喰らいたか、ねぇんだが、な!
[本音を漏らし、左掌を掌底を放つような構えで突き出された刃へと翳し、押し留めようと。
当然、雷撃は走るが、直接胴に受けるよりはマシと判断した。
イェンスからは掌にすら突き刺さらぬ脇差の切っ先と、バチバチと帯電するかのようなヴェルナーの左掌が見えるだろう]
──── きつい、っつの。
[バチン!と左腕で大きな音が爆ぜた]
[今ので射撃機構はぶっ飛んだ。
指や手首、肘は辛うじて動くが、鈍るのは避けられまい。
蓄積するダメージに息が上がってくる]
……はぁ、やっぱ喰らうもんじゃねぇな。
[今更なことを言い、足裏で地面を蹴って一旦距離を取ろうとする*]
[繰り出した突きの一閃、それを受け止めたのは突き出された左の掌。>>*104]
はぁ!?
んっだよ、これ……!
[突き立たぬ切っ先も、帯電するかの如き様子も、初めて見るもので]
……鋼?
[少なくとも、生身の手ではない、というのはわかる。
それ以外で考えられそうなもののよそうがぽろ、と口をついて出た]
[直後に響いた何かが爆ぜる音。
それが混乱しかけた意識を現実へと引き戻す。
ともあれ、このままでは攻め切れない、と。
下がる相手>>*106を追う事無く、自身も後ろへと跳んで]
いや、ホント。
どんだけ、ってのは、お互い様だろ、コレ。
[口調こそぼやくようだが、声音にあるのは感嘆の響き。
立て続けに傷を負い、色々とぎりぎりなのに、意識は高揚している。
あ、違う意味でやべ、なんて思いつつ]
……ったく。
[小さく呟いて、『紅雷』の柄に軽く、左手を乗せる]
お前が抜けてくれりゃ、もうちょっと攻めようもあるんだけどなぁ……。
[脇差である『龍爪』では、どうしても間合いが狭い。
それ故に飛び込んで行かざるを得ない部分が出てきてしまう。
その辺りはやりようだろう、というのはちょっと置いといて]
[ふる、と首を軽く振って、意識を前へと向ける。
そろそろ、戦闘継続がヤバい領域、かも知れない。
しかし、生半可な攻撃では、この紫黒は屈する事はないだろう、と思うから]
……でかいのもいっちょ、頑張ってみますかねぇ。
[小さく呟き意識を向けるのは、左手首の天命石。*]
…… おっかなかった? さっきの?
悪いね。
[>>*102さっきの、とは最初に放った二連射のことだ。
あまりにも詫びにならない言葉を放ちつつ考えたことはと言えば。
連射数を増やして狙い続ければいずれはほころびが生まれるかもしれないが、
無限に連射できるわけではないのでやはりほどほどにしておくに限る、というものだ。
ヴェルとの戦いで多少の無茶は強いた。その後ろくに休めた気もしない]
[相手は矢を避けることに専念しつつ、さりとて大きく距離を開ける様子もない。>>*103
接近狙いにも気づいていない様子とも見た。
つまり少しずつ接近するという狙いは叶っていたわけで]
……時のしるべをここに。
[長物の間合いぎりぎりまで近づいたなら、
矢を射るのをやめて一度大きく翼をはばたかせた。
僅かに広げた右手に橙色の羽根が降り注ぎ、
奇怪なかたちの剣をゾフィヤの手の中に生み出す。
いや――それはもはや「針」と言った方がいいのかもしれない。
時計の針に似ている、そう思えるかたちをしているのだから。
直後、羽ばたきが生んだ風に乗りゾフィヤは空を翔ける。
相手の懐へ真っ直ぐ飛び込むようなコース取りをしながら、改めて右手に持った針を強く握りしめた*]
[零れた声>>*107に返す言葉はない。
わざわざ手の内を見せてやる必要はないのだ]
全くだな。
[お互い様>>*108と言う言葉には笑って返して。
引いた先で一つ深呼吸をした。
痺れの残る身体を抑え込むための仕草]
[イェンスの左手は度々抜かぬ刀に触れている。
抜けないながらに何かしらの媒体となっているのかもしれない、というのは威力を上げてきたことを受けての予想。
あれが抜かれたなら更に厄介なことになるな、と思考が巡るのは刹那。
それを見越してぶち抜くしかない]
(これ以上の底上げは無理だな)
(動かすのがやっとだ)
[左腕に意識を向け、黒尖晶石を通して動きを確認する。
やはり立て続けに雷撃を受けたためか動きが鈍い]
(修復、時間かかるだろうなぁ)
[そんなことを考えた後、意識をイェンスへと戻した]
さて、どう料理してやろうか。
[意表を突く手がないわけではない。
イェンスに対しての隠し玉はまだあるからだ。
ただ、それをやるには相手の隙を突く必要もある]
こっちが先に捕まる訳にもいかないしな。
[コキリ、と動きの鈍った左手首を鳴らす。
その隙間から銃弾が数発落ちてきた。
もはや射出出来ないただの弾だ]
上手く行くかは分からんが。
[手を尽くすが吉、と銃弾を左手に握り込んだ]
そろそろ終いにしようか。
[構えは先程と同じ、左腕を前に出したもの。
右手にはブレードを握り、切っ先を後ろへと流す形だ。
声をかけ、ヴェルナーはイェンスを注視する*]
一射だけだと思っていたらすぐに後追いっていうのは、結構物騒ですよ。
[>>*111悪いね、と返されたそれに頷いてみせるも、本気で言っているわけでもない。
戦いにおいて手を抜けと頼むような真似はしたくないし、それは互いに礼を欠くというものだ。
私がイェンスと戦ったように、彼女も同じ花の持ち主と戦ったとは知らぬからその消耗も知らぬまま、警戒を続けて。
>>*112幾つもの矢の狙いも読み違えたまま、彼女との距離が開かぬように矢を避け続けていたのだが]
ぇ……!?
[私の間合いに入るすれすれで大きく羽搏いた翼に、目を瞠る。
橙色の羽根が降った右手に生まれたのは奇妙な剣。
風に乗ってこちら目掛けて翔けてくる姿に、彼女の狙いが距離を開けるでなく接近だったと分かった時にはすでに遅く]
ち…っ
─── Mud set!
[長柄を片手に持ち、咄嗟紡いだ呪が空いた左手に纏わせた泥土が硬く固まる。
それを防具代わりにしようと、黒髪の彼女の右手に光る煌めきの切っ先の行方を見据えた*]
[『紅雷』に手を触れつつ、天命石に意識を集中する。
二つに宿る力を重ね合わせ、それを自身の属と共鳴させることで、一段上の術や技を使う事ができる、のだが]
ちっと、きついかな……。
[立て続けに斬られたダメージが、結構馬鹿にならない。
これは結構負荷がかかるな、と思いつつ意識を対する紫黒へ向ける]
[あちらの構えは、先と同じく左腕を前に出したもの。>>*116
刃の切っ先が後ろに流されているのは、動きの布石か、と思いつつ]
……そーだな。
このまま延々やり合ってるのもなんだし……そろそろ、終わるか。
[軽い口調で言いつつ、『龍爪』を一度、鞘に納める。
二刀を近くに置く事で互いに共鳴させるためのもの、というのは。
当然の如く、口にはしないまま。
代わりにひとつ、深呼吸して気を均す。*]
物騒かあ。
「戦いは数だ」っていうこわい師匠の教えがね、あったんだけどね……。
[弟子としてのゾフィヤは師と仰いだ相手の教えにわりと忠実であった。>>*118
能力的にもそれを再現しやすい、という強みを生かした結果でもあったが、もちろん。
閑話休題。
さりとてその教えを脇に追いやる形で手加減するつもりなどないのだが。
それは相手も分かっていることだろう。少ない言葉のやりとりから実直さはうかがえていた]
即席の盾……でも作ったつもり?
[飛翔しつつ、ただでは攻めさせてくれない相手に声をあげる。>>*119
相手の左手の泥土が練り上げられたもの。
飛翔の勢いは極力殺さぬまま、
それの隙間をついて針を相手に突き刺そうとする*]
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