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……そうだ
[意識のひとつを向ける]
私の天使はあまりにもあまりにもあまりにも荒事が不得手すぎた
長所を伸ばす方向にする
[余興への不参加を表明する思念はなんとも言えない色]
代わりに、私だけの名をつけることにしようかなぁ
[まさかの周回遅れ!]
というか
私の天使あまりにも可愛いすぎるしかよわすぎるし
死んでしまうし
愛おしすぎるし
私たちの悪性はひょっとすると発揮する前に完膚なきまでに叩きのめされた可能性がある
我が王、私は調教には向いておらぬようだ
[報告、天獄の泉の裡でも天使は死ぬ。きをつけろ]
調教に向いてないんはわかる気がするなぁ
オレも調教に向いてへん。どうにも、情が勝るんじゃ
[何も考えず犯して快楽に染める事の方が余程簡単に思えてしまう。
その分傀儡のように快楽に溺れる獣になってしまいそうだが。ある程度理性を保ったまま天使の調教となると、難しいようだ。]
ましてや、愛してほしいなんて願うようじゃなぁ
魔族としてすら変かもしれん
[そういう点ではガートルードの同意は得られそうになかった。]
うむ?
[《天獄の泉》に漂う気配の変化に眉を上げる。]
余にも捕えきれぬ念が漂い始めたようだな。
これぞ調教が深まりゆく証。
ぬしらの情が奈辺に行きつくか、楽しみにしていよう。
[仄かに色づく桃の気配は、魔王の指をすり抜けていった。]
余は、なあ。
[相次いで聞こえてくる「調教無理です」な報告に、魔王はとてもとても機嫌よく語り出す。]
ただ従わせるだけが調教とは思うておらぬ。
天使を飼い始めるとな、
「人生が変わるぞ」。
愛されたいか
まるで人間のようだな。だが良いと思うぞ
龍人族には大概面倒臭い絡まれ方をして嫌いだったが、貴公は愛らしい
[元々からして、人間の群を飼って都作らせて甘やかし放題していたくらいの甘甘魂の持ち主なので、他人のこと変とか何とか言えない。全然言えない]
[人生が変わる、と
調子が狂う、は同義語であったか]
なるほど
……いや、たしかに。そう思う
[頷いて、くるりととぐろを巻いた]
蛇じゃなぁ
オレは龍人族とは言え、誇りもプライドも捨てとる
変な絡み方なんかせんよ
[気高いと自称する種族の事だ。紛い物のような種族の事など迫害しに喧嘩を売りに行くものだろう。
とは言え、そんなものクソ喰らえと思っている以上。むしろ親近感を湧いてしまうわけだが。]
……人間か。人間は嫌いじゃが、そこは羨ましいのかもな
[祝いの席を邪魔しに行くくらい。殺しに行くくらい。憎いと思っているわけではないが、目の前に居る羽虫を叩き潰すような気持ちだったが。
ああいう幸せを見ていると、自分がいざ惚れたとなれば真似したくもなるものだ。事実、彼女にはドレスを着せているわけなのだから――]
―― そうじゃな、変わってきておる
[人生が変わるぞ。なんて、ただの戯言だと思っていた。
好きになった者を手に入れて、あとは自分の思う通りに、なんて思っていたはずなのに。今では彼女の事ばかり考えているし、どうすれば受け入れてくれるのかと思案してしまう。心が、彼女中心に動いている。
そういう意味では、今変わりつつあるのだろう。ここから出る時は、どう変化しているのか。自分次第であるのに、今から楽しみになってしまう]
[オズワルドが自ら言葉を紡ぎ、誓いを口にしたのなら。
後はボロ布同然の天衣を引き割いて、破り、枷を外して。
裸身一つとなった彼を抱き上げ、無言でベッドへ横たえよう。
答えは、その先にある。**]
出てくる。
[唐突に宣言。]
借りた天使は淫魔に送らせるが、途中でまた遊び始めるようなら適当に処分してくれ。
良い淫乱具合だった。
[感謝の代わりに天使を誉めていく。
口数が少ないのはまあ、今は他のことに夢中だから。]
すまない、返却中だったのか
我が王の天使をつい拾い食いしてしまった
[くるりとぐろを巻いてひなたぼっこ。
結界の外に点在する天からの斥候達を鑑賞の構え]
……ああ、私の胃袋が気に入ったようだ。本当に我が王の子らは可愛いのだね
消化しきる前に出して、スライム風呂に漬けておけばよろしいか
今なら二番が空いているはずだし?
[仕立て屋で一服しつつ]
あまり反応できなくて申し訳ない。
盛り上がっているようで何より。
[漸く山場を一つを乗り越えられた(気がする)ので反応を]
ぬしらの天使に、異変が現れてはいないか?
[未だ異変が起きていない天使も、既に起きた天使もいるだろう。
そんなタイミングで、声が届く。]
天使飼い以外はほぼ知らぬことだが、天使が魔界に留まってある程度の時間が経つと、瘴気病みに罹る。
症状は様々で、治療方法は確立されてはおらぬ。
対処せねば衰弱して消滅することもある病だ。
[説明する魔王は、楽しげでもある。]
これを乗り越えられねば天使飼いにはなれぬ。
各々、心するがいい。
[うっかりと他事に夢中で聞いていなかったツケが今更。>>*11
目先の慾に従順になってしまうのは、悪癖のひとつ。
老いを忘れて、思念も拾い損ねるなど、現金に過ぎるが。]
――オズワルド
俺ならお前の全てを、ありのままに受け止めてやれる。
[そもそも代わりの天使など欲しくもない。
姿も名もそのままのオズワルドが手に入れば、それでいい。
神が与えた名を奪えば、もっとしつけは簡単だったのだろうが。
だからこそ、新しい名を授ける事はしなかった。]
その強欲を称賛し、恣に与えよう。
我が子、カレルレン。
対価は正しく支払われた。
身も心も、最早君の所有物ではない。
自分を傷つけたいわけではないのです
ただ、レトを傷つけてしまうことが
自分が傷つくよりもずっと、痛いのです。
[ 誰よりも、自分自身よりもずっと
彼のことが愛おしいのだと、震える声で告げる]
ベリアンを、安心させたい
…俺を安心させて、…俺をずっと好きでいて
俺もね、俺もなにがあっても、
好きでいたい
………やってみるもんやなぁ
[色々と失敗した事も多々あったし、なんだったらいっその事傀儡として天使を飼う事になるかもしれないとまで考えていたのにも関わらず。のんびりとした声を出してきた。]
人生が変わる…やったか?
……あー、そうかもしれん
[のうのうと暮らしてきて、楽観的であったつもりだけれども。
天使を飼う。きっと、名目上は飼っている事になるのだろう。けれど、確実に。前の時とは価値観も、視野も、何もかもが――]
―― 人生、変わったわ
[はぁ、と溜息を吐いてはまた遮断してしまう。また今度、ここに居る彼等と話す時があるのならば。互いの惚気でも本人を前にして長く語りたいものだ。]
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