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− 三年前 −
[マチスの設計はどれも面白そうだったが、ダーフィトは2丁揃いのガンソードを選ぶ。]
生身の右手で扱う方は実弾を、魔装連動させる左手の分は気弾を、と使い分けてみたい。
[遠慮なく要望を述べてみた。*]
[玲瓏な響きを受けて、魂は歓喜に舞い上がるようだった。
褒めてもらえた、と、心が弾む。]
お役に、 たてました …!
[その声を掛けられたということだけで、
痛みも、苦しさも、消えていく心地がする。]
そっか。
[また、と零すのに小さく笑い、切り返しの言葉にも笑い声を返す]
ははは、ばれたか。
やっぱりお前の操縦じゃないといけねぇや。
[帰りが歩きになる話や部隊については是を返し。
それらの確認を終えた後に少しばかり口篭る]
あー……ダーフィトからの伝言だ。
”殴られても文句は言わん”
……マレンマのことだ。
[コンラートが繭での出来事を知っていたなら、これだけでも伝わるだろう。
伝わらないようなら、マレンマを刺したのがダーフィトであることも伝えることになる*]
― 3年前 ―
さらっと無茶言ったな?
まぁ片方だけなら何とかなるか…。
分かった、希望通りにしておく。
[ガンソードは元々実弾、気弾にする場合は少し異なる構造になるため、中身を作り変える必要がある。
部品の問題が出て来るが、片方だけなら何とか、と希望を了承した。
また、ガンソードに関してはグリップについてもダーフィトに合わせ、調整することになる*]
− 現在 −
《シャドウ・バレス》を、ファレーズ飛行場に係留する許可をもらった。
補給と修理が必要なんだが、おまえの手が必要なほどの損傷じゃないから、駆けつける必要はないぞ。
おれもいないし。
おれは、本部の方に顔を出すつもりだ。
紹介状? ないとダメだって言われたら、おまえの名前出すから。
最初っから案内するよっていうなら、《シャドウ・バレス》に迎えに来て?
[作戦本部どこにあるかよく知らないし、と、しれっと告げた。]
[安らぎのなかで眠りに落ちかけ、
惜しいというように意識だけがまたふわりと浮かぶ。
優しさに包まれて、無邪気に笑った。]
告死殿は、すべてを見届けられたのか?
近くにおられたのだろう。
[ふと、囁きのように向けられたのはそんな問い掛け。
責める響きではなく、ただ遠く聞き届けるだけだった天の子の苦しみを、自身も知っておきたいとの思いだった]
[それは胸の内にある心残りを、痛みを知ることで贖うものでもあったか*]
[ 夢、 夢を、 見たことがある。
昔のことだ。
夢だったはずだ。
温かく柔らかな場所から引き離されて
暗く重いところへ置いていかれた。
ここは、自分の居場所じゃない。
かえりたい。
小さな体は、訴えるすべを知らなかった。]
[暗くて不安で押しつぶされそうで、
けれども泣かなかったのは、手があったからだ。
やさしい手。
あたたかなひかり。
少しぬれた、くちびる。
そのひとが触れたところから糸が伸びて、
どんどんと伸びて、どこまでも繋がって、
自分は、ひとりじゃないと知った。]
[糸が繋がっている限り、
必ず会いに行く。来てくれる。
どれほど離れていても。
たとえ世界が、時間が違っても。
糸は途切れず繋がっている。
だからいつだって、ひとりじゃない。]
[その糸は、今だって繋がっているから。
祝福を受けた魂から、真っ直ぐあなたに伸びているから。]
目を覚ましたら、また、
迎えに来てください。
待っています。
[こうして今も、撫でてくれる手があるのだから、
どこに落ちても、怖くはない。*]
− 三年前 −
[マチスがガンソードとサイバネティクスの連動を仕上げた最後の晩、《シャドウ・パレス》の食堂では宴の準備が整っていた。
塩漬け魚のフリッター、塊肉と根菜のビール煮込み、粒割コーンスープ、岩塩ラード乗せライ麦パン、果実酒。
ピンにつけられた小さな紙旗に「マチス最高」とか「早く彼女作れ」とか、艦員それぞれからのメッセージが書かれ、刺してある。
そんな肉体労働派の料理が並んだ後、ビアジョッキを利用した、ビッグサイズの焦がしキャラメルプリンが提供された。]
遠慮なく食うがいいぞ。
あ〜ん、してやろうか。 ふっふっふ
[そんな無礼講の食事をしながら、宴たけなわともなれば、マチスは即席のステージに引っ張り出される。
スピーチタイムだ。*]
やっぱりですか?仕方ねえなあ…
[ お前でなければ、と、口にするマチスに返す軽口は、隠しきれない安堵の色を滲ませる。
今回の作戦で、コンラートがトラオムングの操縦では無く、戦闘機部隊の指揮に回ったのは、その方が攻撃力が上がる、という判断の他に、また「自分だけが」生き残ってしまったら…という危惧がぬぐいきれなかったせいでもある。
けれど、何度己の異名を証明する結果をみせつけられても、マチスは、少しもその態度を変えない。
あくまで信じるのはパイロットとしてのコンラートの腕であり、異名の呪いなど、信じるに足らないと、言外に示してくれる ]
ダーフィトが?
[ しかし続けて伝えられた「伝言」には、思わず眉を潜め ]
……殴るかどうかは、会ってから決めます。
[ 詳しい経緯は見ていない、けれど、マレンマに炎を浴びせたのが、彼のオートマタである以上、その言葉の意味する所は理解できたから、そう答えた ]
……ああ。
一部始終全て、というわけではないがな。
[向けられた問いかけ>>*60に、返すのは嘆息めいた声]
例の、作り物の竜を駆る者と対峙し、最後まで引かずに己が務めを成し遂げた。
炎に焼かれ、それでも聖句唱えるを捨てず。
銃弾と刃を受けてもなお、最後まで心静かに、己が務めを全うした。
……見事だった。
[静かに声たる声にあるのは、務め全うした事への賞賛の響き。*]
― 現在 ―
ファレーズ飛行場……あそこか。
いないしってー、あぁ、そう言うことか。
良いよ、俺の名前出してくれ。
今後も協力してもらえるなら心強い。
本部は今、王都北西にある古い砦だ。
迎えに行っても良いが、ワァズまでは乗せられないぞ?
俺今トラオムングじゃないんだ。
あれはでかすぎて目立つからな、別のところに待機させてる。
[作戦本部を知らないという話にはあっさり場所を告げて。
今乗っているフライングユニットが最大でも2人までしか乗れないため、2人も乗せることは出来ないとも告げた*]
これは試練の最も深きところ。
神は人の再生のため、この子に仮初の死を与えられたのだ。
…目覚めるか、このまま堕ちるか。
それはこの子次第、人次第。
なれど私は、この子が再び火を灯すことを望みたい。
冬の眠りが破られることを信じたい。
ゆえに助けを。
お前たちの光と影の、生と死の祈りをここに。
目覚めの標となるように…、な。
[それは彼らに明かされる事実。
救いの御子が、未だ完全には死の淵に落ちてはいないこと。
けれど、生も死も未だ危ういところにあり続けること。
封じ込め続ける心の一端、僅かに明かし、
大天使は二人の御使いへ向けて目を伏せた。]
────…、頼む。
力を貸して欲しい。
[安堵の色が滲む声に笑みを深める。
これまで何度も死線を潜り抜けてきたコンラート。
それをコンラートの腕と取るか、異名が示す通りに取るかは人それぞれ。
マチスは前者であり、異名が事実であったとしても、それはコンラートの才能であると思っていた。
コンラートが抱く危惧は薄々分かっているが、そうはならないと言う自負もある]
[何せ、アンライエンが襲撃された時、コンラートだけでなく自分を含めた他の者達も生き残ってはいるからだ。
ただ単に、コンラートだけが生き残る回数が多かっただけ]
ああ、
[いとし子の声が小さくなってきている。
意識が淡くなり、消えかけている。
けれど、この繋がりだけは。
絆だけは、全て意識が消える去る時まで共にいよう。]
すぐだ───、すぐに迎えに来る。
だから、
あまり…、 寝坊するなよ ?
[案ずる心は笑みの気配に柔らかに紛れ。
優しい響きばかりが、眠りに落ちんとする子の上に落ちた。]
ん、……まぁ会って話してみると良い。
[ダーフィトの件を伝えると、コンラートの声が低くなったように聞こえた。
当然だろう、マレンマは弟だったのだ。
万一を考えていたマチスはダーフィトを責める気は無いが、コンラートはそうではないだろう]
とにかく、本部に集合しよう。
お前、徒歩だって言ってたな。
今フライハイトなんだが……乗ってくか?
[マチスが作ったフライングユニットはコンラートにも見せてある。
操縦者を含め2人は乗れるため、タンデムして行くかと問いかけた*]
− 現在 −
ワァズ、犬になったら乗れるんじゃ?
でも、その位置情報があれば、自力で辿り着けると思う、ありがとうな。
……仮初の死?
[主より告げられし言葉に、声音に驚きが織り込まれる]
……新たなる在り様を導くための試練。
なるほど、もっとも高き天は、相も変わらず手厳しい。
[冗談めかして紡げたのはそこまで]
……御意に。
主の望み果たすは俺の在り方。
[目を伏し、頼むと紡ぐ大天使の姿。
元より、その命を絶対とする影に拒む由縁は存在しない]
そして、導き手殿の目覚めは、俺自身も望みたい。
[それと共に、無垢なるいとし子の目覚めを導けるならば、為すを躊躇う由縁はなく]
死の側に在る者として。
いとし子殿が正しく向かうべき路を示しましょうか。
[堕とすのではなく、還るための路を示すと。
返す諾は、常と変わらず、軽いもの。*]
[声はなく、微かな波だけとなった意識は
聞こえてくる声の意味を拾うこともなく、
───ただそれに触れているだけでうれしいと、
そんな揺らぎを最後に、静かになった。]*
[魂の、いちばんまんなかが眠るのは、いちばんさいごのこと。
やくそくの言葉に安心して、
笑みの気配に同じだけの笑みを返し、
やさしい響きを抱きしめるようにして、眠りについた]*
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