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ま、何かあったら探してみるよ。
楽しみにしてて。
[といっても当てなど別段ないのだが。
ティータイムに毎度幸せそうな顔でお茶請けを食べている彼のことを知っている。だからと、軽く微笑む調子で請け合った。*]
焼き魚なら夕食かなー。
まぁでも、何でも良いよ。
ラルスが選んだものに外れはないから。
楽しみにしてる。
[菓子であれ、本であれ、人であれ。
商人として鍛えられた彼の目利きを疑う余地などありはしなかった*]
ああ、いいとも。
どこかで果樹を見つけて齧るか。あの時みたいに。
[ 乗っかってくるような声に、微笑んで答える。]
塩ダラ?
それはまた喉が渇きそうだな。
[ まったくもって高級品ではないが、湾岸地方の名産ではある。
「かっちかち」は当てこすりなのかと勘ぐったが、深い意味はなさそうだ。
レトの気質は陽性で、相手を弄るにしても笑いが伴う。]
ラルス、マルールからの使者が来て、土産にタラの塩漬けを置いてったよ。
夕食、本当に焼き魚になるかもね。
[砦へと近付いた頃だろうか、ローランドへそんなことを伝える。
対面内容ではなく土産の話になる辺り、さっきの話題を引き摺っていた]
マルールの使者の名前は、ラーシュ・ユリハルシラ。
マルール軍司令官、タイガ・メイズリーク・ユリハルシラの弟だ。
レトって名前も持ってる。
王国司令官からの伝言は、ざっくり言うと『第一王子は大人しくしてろ』ってとこかな。
[非常にざっくり過ぎる言葉を伝える。
一言一句正しく教えろと言うなら、伝えられた言葉>>0:299をそのまま伝えた]
それから、『マルールの大義は、王妃と子供が心安く王宮で暮らせるようにすること』。
その責務を果たすのが全てであり、ブリュノーの件が解決後、こちらと事を構える心算は無い、だってさ。
この辺りはこっちと同じらしい。
[必要であれば、どんな返答をしたかも伝えて]
王妃殿親子が心安く王宮で暮らせるようにってなら、王子がその保証をすれば良いだけにも思うけど。
自分の子供に王位を、とも考えてるなら、難しいだろうな。
[そもそも王宮のことについてはこちらが口を出すことではない。
それを行ってしまえば、恐らく過干渉だと言われるだろう]
別れ際に、真ん中の草原辺りで会おう、って言っていた。
あちらはそこに出てくる可能性が高い。
北の山道は、もしかしたら使われないかもしれないな。
[とはいえ、あちらには
進軍先はご指名のあった中央平原にしようと思うけど、どうだろ?
砦が使えそうならそこを経由して、になるかな。
[後程改めて軍議をする必要はあるが、先ずはローランドに意見を求めた*]
それいいね。
どちらが先に美味しい果物を見つけるか、競争しようよ。
[楽しみだー、と声にも雰囲気にもいっぱいに乗せる。]
ねー。
ちゃんと食べ方教えた方が良かったかな。
[お土産塩ダラについては、単に珍しい方が良いだろうというくらいで、まったくもって他意はない。
酒は、持って行こうとしたら怒られたので止めておいたのだ。
あれは塩タラよりもう少し管理が厳しいから。]
そうそう。ちゃんと伝言伝えたよ。
「王子には帝王学を学ぶための家庭教師を用意しよう。
学ぶのは執政しながらでも可能だ」
だって。
[思いだしたように、お使いの成果を伝えておく。]
向こうの司令官はガルニエ騎士団のクリフ・ルヴェリエ。
隣にはリンデマンス王もいたよ。
どっちも小さいころに会ってて、びっくりした。
王様なんて、会った時はチシャの兄さんだったんだよ。
[等々、会見の様子を話しておく。
ブリュノー戦後のことなど要点は外さなかったが、それ以外のところは知り合いばかりで驚いた、という話に終始した。]
うん、使者が?
そいつはまた、手回しの早い指揮官殿だ。
タラの塩漬けかあ…。
それじゃ、メレディスさんところの野菜と蒸したら美味しいかもね。
[似たような調子の応えが返る。
どうにもこの辺りは昔から変わらない性分だった。
もっともこうでなければ、商人なんて寄り道もしちゃいない。]
なるほどね?
それじゃ、第一王子を立てて王妃と第二王子も一緒に暮らせばいいんじゃないかなあ…。まあ、そうもいかないから「こう」なっているんだろうけど。
[ざっくりとした説明を聞いて出てきた結論は、友と変わりのないものだ。>>=6]
王位継承となれば、利権も絡む。
それぞれの臣下も黙ってはいないだろうしね。
王がティルカン寄りになるか、マルール寄りになるか。
それに人生関わるって人間も多いだろうさ。
[特に商売を行う者ならば。
音に微かに辛辣な笑みの色が乗った。]
ふうん……?
しかしマルール軍の方は、なんというか…
一本気というか、真っ直ぐなのかも知れないね。
使者を送り込んで大義を伝え、更には戦場まで匂わせるとは。
マルール軍司令官はタイガ・メイズリーク・ユリハルシラ。
なんだったか…、そうそう。華冑公婿だ。
つまり彼がマルール王国の面子というやつだね。
妥当なところなんじゃない?
……ははあ。草原で会おう、ね。
ということは、悪戯に街を荒らすこともなさそうか。
いや、ロンジー辺りを補給拠点にされても面倒だなと思っていてね。
先んじて封鎖しておくべきかは考えていたのだけど。
[さらりと告げて、思考を置く間。]
とはいえ、そこまでの長期戦を想定はしていなそう、か。
ならばそこまでの警戒は不要、それよりもマドゥーラのおかみさんが気にしていたように、川からの水運をより警戒しておくべきかも知れないな。
OK、ではそこも含めて確認しておく。
進軍先はそれでいいと僕も思うよ。
どのみち平原に罠を仕掛ける暇は互いにないし。
騎兵を自由に動かせるのはありがたいね。
[と、最後に微笑む調子で付け加えたのは騎士の顔。
友の判断に是を置いて、言葉を切った。]
猿と合流した。
あとはまっすぐ帰るよー。
[帰還に先立ち、一報を入れる。]
川と湖の様子も見て来てもらうから、あとで使うなら言ってよ。
川下りでもいいし、向こうの野営地でも王都でも、水浸しにするつもりならやるよ。
[基本が放浪民なので、土地を荒らすことへの忌避はない。
許可さえあれば、水であれ火であれ、いくらでも放つだろう。*]
[ 自然の中では、レトは師だった。
草笛の吹き方も、魚のつかみ取りも、果物の酸い甘いの見分け方も、喜々として教えてくれた。
その才が戦の場面でも発揮されるとは、新しい驚きだ。]
水計か…。
[ 短く思案して、]
野営地の水浸し、は有効だろうな。
やる価値はある。
[ 兵力の損耗にはならずとも、相手の気をひくことはできる。
分断こそは重要な鍵だ。]
王都には手を出さなくていいぞ。
可能なら、ブリュノーには、王妃と嗣子を歓迎してもらいたいと思っている。
こじ開けられるより、趨勢を見極めて、自ら門を開いたという形にした方が、後々の心証がよかろう。
[ 二人をただ王宮に返せばいいというものではないと考えていた。]
ともあれ、
よくやった、とおまえの頭を撫でてやりたい。
[ 蜂蜜酒や風呂もいいが、魂の呼び合うところに帰って来て欲しいと、素直な思いを告げた。]
一枚岩になるのは難しいってのは分かってるけど……ままならないものだよな。
[共存の道を選べなかったのは何故だろう。
そんなことを思う]
マルール軍司令官がマルールの面子ってのはその通りだろうね。
彼は……なんていうんだろうな。
噂を聞く限りは、公明正大で大局の更にその先を見据えているような印象を受けるね。
今回使者を送ってきたのも、戦う前に解決出来るならそうしたいから、だったんじゃないかな。
言葉は挑発的だったけどさ。
そこまで考えてたんだ?
流石はラルス。
でも必要なさそうだな。
巡回兵の話ではマルールの使者は船を馬に繋いで遡上してきたらしい。
うちは船の運用をあまり考えてなかったけど、警戒しておいた方が良さそうだね。
[その辺りは流石海運国家と言ったところか。
こちらでは発想のしにくい案だと思っていた]
じゃあ平原に出る方向で話を進めることにするよ。
砦と川の確認はよろしく。
[友から是>>=11を得たことで、軍議の方針が決まったのだった*]
[兄にものを教えるのは楽しい。
他の、街の人間と違って変に偉ぶったりしないし、なにを教えても感心してくれる。
それは良いなと言ってくれるのが何より楽しい。]
じゃあ、工作兵貸してよ。
いつでもできるように準備しておくからさ。
[価値はあるとのひとことに、やる気を掻き立てられて人手を要求する。
頭の中に予定は組み上がっていたけれど、実際は現地視察している水の専門家の見立て待ちだ。]
[王都に手出し無用というのには、ふうんと頷いておいた。]
邪魔な奴ら全部たたき出して、ってわけにはいかないのか。
わかった。
[移動しない民の考え方は、まだよくわからない。
だから、そういう判断は全て兄に従うことにしている。
やれと言われれば王都を水に沈めるのだってためらわないけれど、王妃様もあの赤子も、帰る場所が水たまりになっていたら困るか、と納得した。]
[撫でてやりたいと飛んでくる思念に、はははと笑う。]
やーだーよ。
もう子供じゃないんだし。撫でられても喜ばないって。
[冗談でしょ、の調子で言うが、断固拒否というわけでもない。
撫でられたってたぶん文句は言わないし、どちらかと言えば嬉しかったりもするけれど、それを素直に認めるのも格好悪い気がする。
難しいお年頃なのだ。]
邪魔な奴ら全部たたき出す、とは過激なことを言う。
[ むしろ謂れもなく叩き出されてきただろう部族の血を引くレトだが、その口調に恨み節は感じられなかった。
だから、指摘する声も感嘆の色を含む。]
意見のあわない者たちとも落とし処を見つけねば、国などというものは成り立たないからな。
安心しろ、そういうことは兄が面倒をみる。
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