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>>*8
殺しは俺の本分さぁ。
食わねぇうちにトンズラこくなんて、勿体なくって涙が出ちまう。
俺ぁ金品剥いだら残りの肉も残さず食わなきゃ嫌なのよ。
[そう、配達屋なんてぇのは、俺がオズワルドに吹き込んだ真っ赤な嘘。本当の稼ぎは、行く先々で行う強盗殺人。
俺が『ボス』として奴に『行き先』を指示する。
奴が指定した場所に『荷物』を持っていけば、晴れて『俺』が表に出る番だ。
金持ちと俺を嗅ぎ回るやつは真っ先に殺してやる。]
…最も、俺ならこんな逃げ場もねぇ密室空間で殺しなんてならねぇけどなぁ?
[仲間たちと意見が一致して>>*9下品な笑い声を上げた]
[正直なところ、別にオズワルドを動かすためなら、行商でもドライバーでも何でも良かったし、運ぶ荷物もキューブでなくテディベアなんかでも全然問題無かった。
ただ、配達屋という職業が一番都合が良さそうだったのと、丁度当時流行っていた配達キューブに似せた物を持たせれば、自他共に仕事内容を疑いにくくなるだろうと考えての事だった。]
要は『マクガフィン』なのさ。
目的がハッキリしてれば、巨細なんて案外どうでも良いもんでね。
オズワルドは未だに俺の事に気付いてないから、思い通りに動かすにゃこんな面倒くさい事しなきゃなんねーの。
おかしなもんだろ?
[トゥランタには少数ながらもガルーが生存していた。
かつてネオ・カナンに存在した友好的なガルー種の子孫が定住したとの説も存在するが、その真偽は不明。
実際、他星の住民との交流がほぼ無い分、人狼としての血脈は薄れ難く、知性は極めて高い種が多い。
男も例に漏れず、獲物の血液から種族や特性を知り得ることが可能である。]
騒ぎが起きないうちに逃げられたらよかったけどね
[ 緊急事態発生!のアナウンスを聞きながら
…或いは聞いたあと、だっただろうか。 ]
これだけ騒がれてしまったら
平穏にこの船を降りるのは厳しいんじゃあないかな
[ >>*11>>*12投げやりに囁いたあと ]
……君も似たようなものだろうに。
[ 食い意地が張っているとの評価>>*13に
冷たい声で返事をしただろう。 ]
心配しなくとも、隠蔽の要るようなミスはしないつもりさ。
[思わぬ緊急事態に、アデルが恐怖を感じ、動揺しているのがオレにもわかった。]
大丈夫、お前は、1人じゃない。オレがいつだってついてるだろ。
[こんなところから声をかけるくらいしかできない今の自分が、とにかくもどかしかった。
もし、この船に乗る運命が、オレのせいだったのなら……
……いや、オレがそんな暗いこと考えてちゃ、ダメだ。何かあったら助けてやる。だから、頑張るんだ……!]
……他の客のことなんか気にせず逃げればよかったのに
[ 眼前のひとへ向けた囁き声は
あの時>>0:234とは違って、届くことはなく。 ]
おい!どうした!
[ドロイドが突進してくるというのに、身体は動こうとしない。声をかけても反応がない。完全に硬直しているのだろう。
くっ、お前はいつも優しすぎるんだよ!
……あまり人に見られるのは好ましくない。しかし、今は出るしかないか。心の中で、フッーっと一息ついて]
アデルを虐める奴は絶対に許さない!
[己が早期に星から脱出させられたのは
危険な人狼から身を守る為、では無く。
貴重な種の存在を優先的に守る為、に。]
それに、これ以上こんな匂いが立ち込めた場所に
ただただ居続けたら、ぼかぁ頭がおかしくなりそうでね
[ 付け足す囁き聲はきっと眼前の彼にしか聞こえなかったろうが。 ]
[そう、人狼。
オレの命を奪った狂気。
あの日、オレは人狼に感染して、魂だけの存在になってしまった。以来、オレはその記憶すら忘れ、アデルの体の中に移り住み人狼とは無縁だった。
ーーしかし、今、現実として、この船の中に人狼がいるのだ。
ーーどうすればアデルを人狼から守ることができる?
……或いは、どんな事をしてでもーー
― 寄生生物の独白 ―
目が覚めたら狭くて暗い場所に閉じ込められていた…
そんな時の気分ってどんな気分だと思うかい?
…最悪だよ
好きに身動きも取れないし、
自分が何処に居るのかもわからないんだからね
どうしてそんな場所に入ったか?
そんなこと聞いちゃあいけないよ、君。
僕だって入りたいと思って入ったわけじゃなかったんだ。
数年前、"僕"になる前の僕の兄貴がそこを開けたとき
僕の隣でじっと眠っていた"彼"が真っ先に飛び出していってね
"僕"になる前の僕の兄貴はそいつに取り憑かれちゃったわけ。
上手く人の姿に擬態することも出来ない出来そこないさ。
やれやれと、思ったね。
折角綺麗な金色の髪と瞳をしているのに
ヤツのせいで"僕"の兄貴が出来損ないになってしまったんだから。
…僕?
僕は呆気に取られてじっとしていたよ
だってあまりにも出来損ないの暴れっぷりが酷かったもんだから。
ああいう同族に取り憑かれた人間は大抵凶暴化して理性を失うね。
運が悪いとしか言えないよ。アンラッキー。そしてバッドエンドさ。
運が悪ければ人間に見つかって殺されて終わり。
運が良くたって長く生きてはいけないね。
人の形を保てない出来損ないなんて不自然な存在が
誰にも見つからずに生き続けるなんて不可能に近いんだ。
さあ、そのヤツが破壊衝動に身を任せているとき、
僕は見たんだよ。扉の隙間からこっちを覗いている金色の瞳を!
なんと、それが"僕"になる前の僕だったんだね。
人間に寄生する生き物にだって"選ぶ"権利はあるはずさ
僕はとりわけ、美しいものが好きだった。
"僕"になる前の僕や、兄貴の瞳はとてもとても綺麗だったんだよ。
出来損ないのやっていることに気付いたのか、
"僕"になる前の僕が息を飲み込んだ音が此方まで聞こえてきた。
莫迦だなあ、見ない振りをしていたら助かったかもしれないのに。
でも、この僕がいるお陰で君は助かるんだよ。
僕が君と体を共有すればね。…拒否権なんて、ないけど。
そして僕は"僕"になって、兄貴をこの手で殺したのさ。
その時のこと、忘れてしまったなんて言わせないよ。
だって君は……"僕"は、
すでに一個の生物として出来上がってしまっているんだから。
僕のことをガルーと人間が名前を付けたように、
"僕"のことを人狼>>128と人は呼ぶんだよ。
わかっているだろう?――――だって君は、"僕"なんだからね。*
[ 感情が高ぶれば高ぶるほど
むしろ笑顔の仮面は張り付いて離れない。 ]
……なんて、本気で言う訳も無いだろうに。
[ 言葉の中には矢張り隠すつもりもない
感情の刺がにじみ出ているけれど。 ]
……扉の外に居るだけで、これだ。
俺の方が先におかしくなってしまいそうだな。
[数時間前迄大量の朱が流れ落ちていた地。
既に任務を失敗したアイツの失敗を笑えずに居る。
食われないように努力しよう、と冗談を零し
医務室内へと入り込む。]
…さあ、どうだったかな。
[ 冗談交じりの聲>>*23が聞こえたら
くつくつと笑って惚けてみせる ]
離れていれば問題ないが…君こそおかしくなるなよ
君の行き先の方がもっとキツいだろうから。
[ 聲の主の行き先を考えれば言っておかずにはいられなかった ]
あーそういや俺鼻血出てたんだった。
べっつに自分の血なんか美味かねえし。
そっちぁどうだい?
ご馳走のニオイに頭やられそうなってるらしいじゃん?
ちったあ臭いだけでも分けておくれよぉ。
てかアレだ、あんたらの名前、まだ聞いてねえな。
言いたくなきゃあ構わんが、俺ぁまだあんたらの顔も見た事がないんだ。
[人狼の恐さを、誰よりもわかっているオレだからこそ言える。1人ずつ隔離だなんて甘ったるいことしてりゃ人狼の手から逃れられない。……優しい性格のお前なんて、一番最初に狙われるのわかってるじゃないか。
ーーこんなことを言うのも、一番
[聲が響き渡る>>*26。
確か男は未だメイン・サロンに居たはず。]
確かにここは早い目に出ないとヤバい
少し気を抜くだけで理性が飛びそうだ。
……感じ取りたければ来れば良いのではないか?
[どうせこの部屋に長居するつもりは無い。
避難が遅れた者やベッドを利用したい者等がいつ押し寄せて来るか判らない。
今は特に報告を聞かないが、怪我人が発生する想定も必要だろう。]
俺の名前か? ソマリだ。
そういう君こそ名乗ればどうだい?
[質問には質問で返す。
顔くらい直に見ることが出来るだろうに、と漏らした軽い溜息も聞こえただろうか。]
[ 聲の遣り取り>>*26>>*27を暫し聞いていたけれど
名前を聞いていないと言われれば、はた、と ]
そういえば名乗っていなかったねえ
僕はローさ。ロー・シェン。
…ソマリが言うように僕も君の名前が聞きたいんだがね
君は、オズワルドとは違うんだろ。名前は何というのかな?
それとも、君もオズワルド、なのかな?
[ 思い出したように名前を名乗れば、
質問をした彼の名前も尋ねてみようと聲に出す ]
[医務室に行った男の囁き>>*27が聞こえた]
おう、そんなにやべぇのか…
ま、臭いってぇのは一番残りやすくて厄介なもんだ。
…んー、それ聞いたらやっぱ遠慮するわ。
臭いだけ嗅がされてメインディッシュはおあずけってのは流石に辛すぎる。
[他の二人は知らないが、恒常的に人間を獲って喰う生活を続けている身としては、肉に有りつけない事そのものが耐え難きものなのだ]
ソマリか。それは人間としての名か?
俺か。俺は、そうさなぁ…
[『オズワルド』とは器の名前でしか無い。
仮に『ボス』と呼ばせて入るが、そう言えばちゃんとした名前をまだ持って居なかった]
…じゃあ『ミゲル』で。よろしくな。
[今度声を頼りにあんたを探してみよう、と溜息に答えて]
[でも、オレの死因は難病なんかじゃなかった。ガルーが原因だった。ガルーに寄生されたのがオレだったからこそ、原因がわからず、被害が広がることがなかったのだろう。
本来、ガルーに寄生されても、宿主は人狼として生きることは可能である。しかし、天性的な精神力を持っていたオレは、寄生したガルーに抗い、自我を守ろうとした。だが、ガルーの繁殖力も相当なもので、どんどんとその脳は侵食されていった。宿主とガルーの2つの人格が対抗する中で、オレの身体は限界を迎えていた。そして、オレの魂を追い出したーー
これがあの日の真実。だが、その時の衝撃からか寄生したガルーはオレの身体とともに死に、オレの人狼に関わる記憶は消滅した。アデルの身体に取り憑いた今も、アデルは人狼について何も知らないだろう。]
それと、だ。
面倒だから監視モニターの類を全停止するつもりだ。
今はまだ人通りも多いから、人が少ない時に落とすつもりでいる。
[逃げ送れた者が想像以上に多かった故、思いの外行動に支障が出ている現状。
尤も、『食事』には困らなさそうなメリットも存在するのだが。]
それは助かるよ
ずっと監視されていたら頗る都合が悪い
[ これはしたり。
出来るものなら頼みたいくらいのことを
彼>>*31が言うものだから当然首肯を返したね ]
何人逃げ遅れたのかは知らないけど
厄介な"お客様"も残ってしまったみたいだし、ね
[トゥランタに生息していた高き知性を備えたガルーは、極めて宿主の邪魔をしないよう行動する。
ガルー自身も自ら表に出て意識を支配するより、
現在の「ソマリ」として動く方が動きやすいのも理由の一つ。
管理部の職員という立場上、中枢部、システムへのアクセス等、各種権限はそれなりに持ち得ている。
即ち、通常のソマリには基本ガルーに支配されている自覚は無い。
ただし破壊衝動、血肉欲求を露にする際には、通常ガルー種と違わずその本性を現すのだが。]
[目を閉じて、もう一度鼻をスンと鳴らす]
あの乗務員>>307… 女だな。
[確かカレル>>324とか名乗っていたか。]
女の肉は美味いんだよなあ…
初めて喰った人間、アレも中々美味かった。
[思い出すのは白い光に照らされた夕刻。
母娘の白い衣服が鮮血に染まる様に、得も言われぬ興奮を覚えたものだ。]
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