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[それは、兄弟が部屋を出る>>28ほんの少し前のこと。]
「きゅーきゅ(おなかすいた)」
[朝起きたら今までと全然違う姿になっていたことにとても驚きましたが、起こした兄弟(こちらもやっぱり姿が変わっていた)が驚いているのを見たら、なんだか不思議と落ち着いた気持ちになったのでした。
兄弟はこうなった原因を探ろうとしているようでしたが、
ひとまず自分は「おなかがすいたからおいしいごはん(ミルク)がほしい」と考えていました]
「きゅーきゅー?(はやくごはんいこ?)」
[そんな鳴き声を発します。
普段は兄弟以外には意味を受け取ってもらえない自分の言葉ですが、もしかしたら同じ異変にかかったどこかの誰かにも自分の言葉が伝わるかもしれません**]
あーあー聞こえるかー
何だか知らないがテレパシーが使えるようになったらしい
[声には出さずにそう脳内で発信してみた!
果たして誰に届くのだろうか]
[宿屋を出る前。
どこからか可愛らしい声が聞こえてきた。
(あらあら?
精霊はともかく、動物の言っていることなど忘れて。私にはわからないはずなのですが……………)
しかし、人語を操っているようには聞こえないのに何故か何を言いたいのか理解できる。
首をかしげつつも今は緊急事態。朝食を食べている時間などない。
(それより早く呪いを解いていただかなければいけません……!)
テレパシーが使えるなどとまだ知らないため、心の声は駄々もれだ。
(恥ずかしい……30越えてミニスカート………。
上の服も隠す部分が小さいしマントは着れないし……。
誰の仕業か分かったら、即攻撃魔法で亡き者にしなくては。
ああ、あの神父様、バニースーツのことは忘れてくれていると良いのですが………。)
様々なことを考えながら、教会へとひた走る。]
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