情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
ヤコブも……聞いてくれてありがとな。
震えてないっていえば嘘になるかもしれない。
相手はあれだけ強いんだし……。
[3年前の門近くでの出来事を思い出して、素直な想いを吐露して]
でも、あの時の震えとは多分違う。
少なくとも、あの頃みたいに立ち向かうことすら出来ないことにはならない。それだけの自信はついたと思う。
[3年間。
その間多少なりとも実戦で魔物退治に参加した経験は、無駄にはなってないはずだ]
[戦の前の静かなひととき。
眠るテオドールの肩に額を置き、そっと目を閉じていれば、ゆったりと心は凪いでゆく。
そこに波紋を作るのは、きらきらと輝く幼き日の記憶の雫。>>*40>>*41
――パパ!ママ!…元気の良い少年の、何でもない日常が、そこにはあった。
特別なことは何もないが、ゆえに幸せを感じとれて、そっと微笑む。]
[30歳前後にも見える父親はテオドールにそっくりで、彼の血縁であることが伺える。
一方、母親は……母親は?
見上げたそこには何も見えないが、しかしたしかに、そこに”いる”。
少年の記憶に重ねるようにして、その空間に手を伸ばそうとして――外からの声に邪魔をされる。
慌てて主を起こせば>>*39、その光景も幻と消えた。]
テオドール様…
いえ、あの、……はい。
[手で顔を覆うその仕草は、魔物を率いる”悪”には似つかわしくないもの。>>*42
あぁ、この人だって人の子なのだ。先程見た光景が、更にその想いを強くする。
しかしそれをイングリッドに悟られることを、テオドールは是とするだろうか?
わからない。それ故に、気遣う言葉は胸の内へと飲み込んで。
懐かしい夢を見た>>*43と言いながら、いつも通りの対応を見せるテオドールに、小さく頷いた。]
…また、いつでも、
お申し付けください、ね?
[天幕を出る前に一瞬振り返り、それだけを伝えて。
この先、休める時はそう多くないだろう。
それでも、その僅かな休息が少しでも安らかなものにならんことを願って。
目覚めれば哀しみに囚われるかもしれない夢。それでも、
――あの時感じた幸せな時間は、嘘ではないと思うから。
この状況で人らしくあることは苦痛を伴うかもしれないけれど、
しかし彼に、人であることを捨てて欲しくはなかった。]*
― 穏やかな時 ―
[ 実際のところ、イングリッドと交信できるこの「こえ」については、
テオドール自身にもよく分かっていない。
だから、夢までが伝わってしまうとはまだ気付いておらず。
実際、イングリッドととは、これまで5回会ったが、こんな風に話せたことはなかった。
指示を与え、階級を与えれば、自分がもう一人居るのと同じような物だ、
そう思ってから、イングリッドさえそんなふうに利用しようとする自分をおぞましく感じる。
人の心など、もうとうに失ったつもりでいたのに。 ]
― 開戦前 ―
だよな。
[友人の言葉に同意を返す。]
俺だって怖いけどさ、
あの時とは違うって言い聞かせてる。
今ならやれる、って。
[心の声はいつもよりも素直だ。]
行こうぜ。借りを返しに。
テオドール様。
カレン付近に動きが。
退魔師らはあそこに配置されているようです。
それから、石造りの巨兵が何十体か、確認されています。
南方の陽動隊で可能な限り引き付けますが…
…万一のこともありますので、ご報告まで。
「石造りの巨兵」か……。
おそらく、怠惰の魔女が動いたのだろう。
……構わん。
陽動部隊は、全滅さえしなければ良い。
そいつらが、カレンを出られないだけで、充分、仕事を果たしている。
承知しました。
いざとなったら、陽動隊にも援軍を送るようにします。
[混乱した戦場では、伝令兵より鷹の方が便利である。
少々遠い地ではあるが、何かあれば行動を起こすこともできるだろうと。]
怠惰の魔女…早めに消しておきたいものです。
[厄介な相手だということは知っているから。
南方の部隊は陽動と理解しつつ、可能ならばここでどうにかしてしまいたいという思いも過る。]
…トロールの屍鬼化タイミングをコントロールできれば或いは、とは。
戦況を見て、べリアンに発動支援を頼むことも考えますね。
[早めに手は打っておく。
いざという時に相談できるとは限らないからだ。]
そうだな。
そのあたりはお前に任せる。
今の大将はお前だ。
[ フ、と笑った。 ]
ただ、戦場における「目的」は見失うな。
ここでは、
「騎士団の人間を可能な限り削る事」
「ソマリアードの殺害と鍵の奪取」
が重要だ。
カレンは後でどうとでもなる。
功に逸るな。
はい。
…目的の遂行を、第一に。
[そう、ソマリアードがいなくなれば、騎士団は統率を失い、一時的にではあれ乱れるだろう。
"鍵"を手に入れれば、こちらの動きもまた変わる。
…要所の敵を倒すのは、その合間でも良い。
多くの敵の目をこちらへ惹き付けつつ、テオドールの作戦成功を願って、今はできることをやるのみだった。]
[そのテオドールの内心を聞こえていたら、アードはため息をついただろう]
「予算が足らなくて、実際には運用には至っていないんだけれど……
鳥避けの空砲は、鳥の魔物によく聞く」
[まさに辺境の生活の知恵的なものだったなんていえない]
イングリッド!
状況はどうなっている?!
[ 自分で選択したことだったが、
全体を把握できないのをもどかしく思った。
下がるはずだった人狼隊が混乱しているのを知れば、
低く唸って。 ]
人狼隊は、持久力がない。今の内に交代させておきたかったのだが。
仕方あるまい。修正案だ。
落ちたハーピー隊の回収、休養を最優先とせよ!
奴らは俺たちの「目」だ。すみやかに回復させるように勤めよ!
回復したものから戦場に戻し、超上空から投石攻撃させよ。
バリスタを破壊せねばならん。
右翼後退が不能ならば、小隊ごとに集まり、
屍鬼隊到着まで耐えよ!
誇り高き人狼族が、歩兵程度に食い散らかされて、
故郷に戻れると思うなと、叱咤せよ!
申し訳ありません、ハーピー隊が…!
どうやらバリスタの用意があったようです。
まったく、小癪な真似を…
…報告では、"弓"と聞いていたのですが。
あれらには見分けがつかなかったのでしょう。
すぐに立て直しをはかります!
テオドール様。
人狼隊は何とか持ちこたえているようです。
ただ、敵歩兵の動きが想像以上に鈍い…いつもの騎士団らしからぬ状況かと。
[受けた報告を伝え、向かう先への注意を促す。]
― クロイス邸・出撃の日 ―
[身支度をしていると、ヴェルザンティが髪を結ってくれた]
すまない、アードでなくて。
「だめですよ、アラン。
貴方は、アードだから、アードとしてちゃんと綺麗な晴れ着をしてくださいね。
そういうところから、ボロが出ますわ」
[ごもっとも、とばかりに黙るしかなかった]
[勇気のある兄だと思っていた。
来るべき日に、騎士団にいれば、かの魔物の大軍勢と戦うのは自らとなるというのに。
来るべき日までに、愛するもの、愛すべきものを慈しみ――幸せを享受した]
― クロイス邸 ―
「お父様は、どこにいるの?
アランはお父様ごっこしているし、変なの」
「エリオット。お父様は、アランと一緒に戦っているの」
「戦う? 魔物が来るっていうの……?
物語のように……」
「大丈夫、お爺様、父様が守ってくださるわ……きっとよ」
[ぎゅっと、母は子を抱きしめる]
[未だ、ローゼンハイムの葬儀は執り行われていなかった。
全て終わってからにしろ。それが遺言の一つであったから]
[今もソマリアードは眠りについている。
その眠りは――確実に命を削っていた]
― 少し前 ―
え、そうかな?
[自分ではそんな風に思ったことがなくて、ムキになったのはどこへやら、きょとんとした声を思念に乗せた。]
え、崖から落ちた時の話?
ああ、うん。勿論覚えてるよ。
あの時はヤコブが「道なんてわからなくても気合で帰れるだろ!」とかそんなこと言ってなかったっけ?
だから俺、なんとか止めないとと思ってさ。
でもそれも肝が座っているというより、臆病だったから夜に動けなかったんじゃないかな。
あの時は、たまたまそれで良かったのかも知れないけどね。
[そう考えるとこういう正確なのも悪いことばかりじゃないのかもしれない。]
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新