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嗚呼、だからアルバムの写真も沢山用意出来たのか。
かつては絵か記憶に留めるしか
方法など存在しなかったというのに、
見たままの景色を保存出来る時代が来るとは。
[命あるものは年老いて死に、
形あるものは姿を変えていく。
その瞬間を遺すものといえば
絵か記憶のどちらかだった。
カメラもいつの間に買ったのだ?と思ったが
当日になれば見せて貰おうかと心に決めて。
新たな家族3人で映る姿をいつまでも、
そう想うと自然に顔がほころぶ。]
(我としてはぽかぽかタイムも愛らしいから
全く無問題だがなあ)
[しかし言うと確実に余計な気がしたため
そこは敢えて口に出さない。>>_9]
ククク……無論よ。
我らには永劫の時がある、
想いを伝える声と口もある。
[手を握ろうとした手を握りしめ、
そのまま己が腕を伸ばして抱きとめようと試みて]
こうして抱きしめようとする腕も
歩み寄るための足もある。
未来に何があるかは分からない、が。
今────そしてこれからも、
貴様が我を隣に置くことが許されるよう
努力しよう。
[手の甲にキスを落とし、愛を誓って]
末永く、よろしく頼む。
[嗚呼、言っておいて何だか照れくさい]**
─ 根城・朝 ─
[今も昔も昼は好きだ
太陽が全く平気な吸血鬼になれたのは
ただの奇跡でしかなかったけれど
アルバムを捲るソマリの手と顔を
交互にちら、ちらと見て]
どーう?
実際見るのはちょっとしんどいかもだけど
これならいいかなって思ったの
[いくら日光への対策をしても
夏の海なんて日差しの強い場所や
開けていて日陰のない場所は
苦手意識が出てしまうだろう、と]
[写真ならば何も気にせず
ただその景色を見ることができる
ああ、それに
写真の中で気に入った場所があれば
お昼デートで行くのもいいかもしれない
回を重ねて知っていく>>46
幸いにも時間制限は私達にはない]
[夜の世界を生きる吸血鬼として
長く生きる者にとっては
やっぱり昼世界は馴染みがないらしい
私は私で、夜の世界には馴染みがない
夜に出歩くことはあるが
コウモリで夜空を飛んだりしたことはない]
美しい?
そっか、よかった!
[気になった場所はある?と話しながら
次のデートのことを考えて
楽しみがどんどん膨らんでいく]
私は私で世界の全てを
見てるわけじゃないもの
夜のことはわからないし…
[昼に起きて夜寝る自分は
夜に出歩く事はあれどもそれは一部
深夜に、ということはない]
[だから]
ソマリが夜の景色を教えてくれたら
それがお返しでいいですよ!
ほらコウモリで飛ぶとか!
[血の飢えを始めて覚えて
吸血鬼としての生き方を学んだ
眷属見習いとしてひとつレベルアップした
今度は見習いではなく
きちんとした眷属として
そして…吸血鬼の恋人ととして、対等になる為に
夜の世界を、同じ目線で見たい]
[記念日のために食べたいものはないかと
聞かれて、自分の好物について考える
あれもこれも好きだ
サンドイッチも、坦々ラーメンも美味しかった
今まで作ってくれた料理もだいたい好きだった
考えて、考えてそして]
ピーチメルバいいなー私も食べたい!
ジンジャーエールシャーベットも!
あ、私はえーっと
トマトソースのオムライスとか!で!
[ぱっと思いついたものを言った!
深く考えるよりも勢いの方が自分らしい、と]
[その勢いが
彼を救ったことがあるのかもしれない>>_18
……自覚はない、が
互いに互いの足りないものを補い
互いに手を取り合ったからこそ
あの命がけの騒動を乗り越えられたのだから
これからも
何があっても乗り換えられる勇気が湧く]
そう、記念撮影!
ソマリが着るものにこだわるなら
……私も拘らなきゃ?
[ドレス、は流石にまだ早いだろうか
いつもより少ししっかりした
ちょっと軍服チックな黒い上着とネクタイ
人狼騒動の時に着ていたあの服なら
少しは格好がつくだろうか?]
絵とか記憶に残すって
私が生まれるより遥か前の話ですよ!
でもまあ、写真だって
劣化してしまうでしょうけどねー
[写真やカメラのことに無知な訳ではなさそうだが
如何にも昔から生きている吸血鬼の様な発言に
驚いて目を丸くして見る
まだ感覚は薄いけれど
永遠を生きる吸血鬼とその眷属
時間感覚は同じものになっていくのだろう
いつか、私も同じように
過去の文化について貴方と語る日が来るのだろうか]
[手を握りしめた後
そのまま腕が伸び、抱きしめられる>>_21
同じく、相手の背へ腕を回し抱きついて]
わっ!
そうですね
泣いている時に差し伸べるための手も
暗い今でも明るい未来を見るための目も
喜びを受け止め分かち合うための耳も
ぜんぶぜんぶありますね!
[相手に身体を少し預けるようにして]
許す?努力する?
そんなものいらないですよソマリ
私はソマリのことが好きですから
たくさん惚れているんですから
[手の甲に付けられた愛の誓いへ
返事の代わりにしっかりと口付けを
血を受け入れたあの時よりも、深く]
こちらこそ、末長くよろしくですよ
[どんな感情よりも
この心を伝えたい気持ちが優ったから]
―根城・朝―
[眷属となった者の体質は運次第とも言える。>>_23
何に耐性を持ち、何が弱点となるかは
血を分け与える我らにも予測出来ない。
そう思うと陽光が苦にならないアイリの体質は
まさに奇跡とも呼べそうだ。]
陽光の景色──確かにこれならば
苦労することなくこの目で拝める。
[アイリが想像した通り、陽光へ対策は取れても
日陰も存在しない陽光に照らされる開けた地は
少なくとも、己が進んで向かう場所ではなかった。
それが写真ではどうだ、陽光に苦しむことなく
光景と色彩をまざまざと写し出しているではないか。>>_24]
[夜闇に心癒される身にとって
陽光の世界に馴染みがないように
アイリにとっても夜闇の世界は未知らしい。
よくよく考えたら当然のことではあるが。>>_25]
嗚呼、見事だ。実に美しい。
[気になった場所について問われれば>>_25]
そうさな、どれも気になりはするが
特に昼の海は一度この目で
しっかりと眺めてみたい。
海は陽光を遮るものが無い上に
流れる水であったから
夜でも近づくことすら珍しいが
水面の煌めきと砂浜の色、そこに生きる生物や
貝殻の色を思うと昼間の海に対し
多少憧れを抱いているのやも知れぬ。
夜の海は海で街の灯に遮られぬ満天の星々や
波打ち際に青白く光る海螢、
時に人魚が波打ち際から月を眺めたりしておるが。
[他にも人が楽しそうに笑う場所や
夜には閉じてしまう花などがあれば
昼の景色を拝んでみたいと話し、
新たに昼の世界の知識を識って行く。>>_25]
それは我も同じこと。
アイリが来るまでは陽光の世界など
人や人外達に紛れ過ごし、
早く時が過ぎるよう祈りながらやり過ごした。
アイリをきっかけに、我は陽光の世界へも
少しずつ足を向けてきたのだぞ。
それに我も永く生きてはきたが
この世の全てなどちっとも見通せておらん。
[アイリが深夜の世界を知らぬように>>_25>>_26
我は陽光の世界に目を逸らしたの同然なのだ。]
[夜の景色を教えてくれという言葉には
勿論喜んで>>_27]
お返し、か。良かろう。
幾らでも見せようでは無いか。
月夜にのみ緑色に光る茸や
夜闇に生きる梟や栗鼠などの動物達。
時期になれば流れる流星群に
妖精達の演舞とやらも。
[そう言うと、無敵な笑みで蝙蝠に姿を変え
燕返しのように空中を旋回して元に戻れば]
飛べるようになったらいっぱい回るとしよう、
我も彼奴もあの時のように
懇切丁寧に教えるからな。
[飢えや渇きの調整を覚え
アイリは成り立ての頃よりも
我から見ればずっと成長している。
今度は蝙蝠や霧になっての変身や
移動を覚えて共に夜闇の景色を堪能出来たら
如何に幸せなことだろうか。>>_27
アイリが同じ目線で夜の世界を見たいと知れたなら、
それがどれだけ嬉しいことか。>>_27
既に対等と我は思うておるが、それでもだ。]
[記念日に食す好物の話には
何やら考え抜いたようなそぶりを見せて>>_28]
トマトソースのオムライスだな。
任せろ、最高のものを作り出してみせよう。
ピーチメルバもジンジャーエールのシャーベットも
アイリが食すなら色々とこだわってみようか。
[他に思いつけば随時言うのだぞと口にして、
アイリはオムライスのソースはトマト派と
心の中でメモを取る。
いっそ我も自分の分を作り
同じものを食すのも悪く無いやもしれぬ。]
[例え自覚が無くとも>>_29
それはそれで構わない。
当然と思うて移した行動が
村の指針やアイリの心に響いたことが
最初予期など出来なかったように。
あの騒動を乗り越え、再び時が回り
出会ったあの日を迎えようとしている。
あの日から今まで起きた様々のこと全てが
今と未来に関わる礎のようにも思えて。]
む?
[着るものへこだわるとは言ったが、
アイリも拘らなければいけないのか?と
疑問を呈したように思え、
何やらすれ違いのような>>_30]
拘りたい服があるなら構わんぞ?
記念撮影とあらばヨレヨレな服で
写真に写るわけにはいかぬであろう?
何せ記念となる一枚を取るわけだからな。
我は余所行きの服で品は良いものの
それほど格式張らないものを
選ぶつもりであったが。
[ドレスの用意であれば喜んで手を貸すつもりだし
人狼騒動の服装>>_30も気に入っているため
それらを着用するのであれば止めるつもりは微塵もない。
かの服は格好がつくどころか
似合いすぎてる気もするのだが。
その際は我も燕尾服や騒動の軍服じみた例の服を
アイリに合わせて着用しようか考えただろう。]
[カメラが生まれる前の時代の
姿を留める方法の話になれば、
かつてのことにツッコまれるかのような声と
目を丸くした姿にククク、と苦笑して>>_31]
アイリが生まれるどころか、貴様の兄君。
果ては曾祖父よりもさらに先祖の頃は
主流であったろうなあ。何年前だ。
[記憶を保持するものが消えれば、絵は失われれば
永久に留める方法も無くなってしまう。
だからこそ、未来永劫も生き続ける我に
思いや言葉を託したものもおったのだが。
写真や写真機が生まれたことは知っていても
実態はよく知らぬも同然。
まだ時の感覚が実感出来てなさそうなアイリの言葉に
改めて我とアイリが生きた年月の隔たりを感じて
再度苦笑したのだった。>>_31]
む、そうであったな。
写真も永遠というわけでは無いのか。
[いつか多くの時を重ねれば
別れるものもいるであろう。
時への隔たりを感じるかも知れぬ。
そうなれば過去の文化や思い出話含め
語り草の種は積もり積もってゆくかもしれない。>>_31]
[抱きしめようとした試みは>>_32
我が背へ腕を回され、互いに抱きしめるような形に
側からすれば見えたかも知れない。
アイリが我に体を少し預けるようにすると]
────!
[告げられた言葉、そして口付け。>>_33
我が血を与えた時よりも深いそれ。
驚きに思わず目を見開けば]
〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!
それは ずるい で あろうっ がっ !!
[嗚呼、此奴は何度我が心臓ならぬ
我が心を奪えば気が済むのであろうか!?
あまりの愛おしさと衝動で
押し倒さなかった我かなり頑張ったのでは??
>>_33>>_34]
……我もだ、アイリ。
我が愛する最初で最後の娘よ。
[例え永遠の時があろうと、>>_34
告げることに躊躇する理由が無いのであれば。
告げられる時に告げる、は
限りある命にのみ適用しなくとも良かろ。]
ただ、こういった可愛い真似は程々にな!!
[今世史上最大の照れを見事に更新され
それはそれは頬も熱を帯びたし
血色の薄い肌に紅気が差したことなど
今の我は気付く余裕すらないのだが!
さあ、我らの家族であり恋人として
これからも時を重ね続けようぞ。
我が愛しの……昼に生きるものが請い願うことが
理解出来るような力奪わぬ太陽を想わせるアイリ]
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