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僕は、君の兄で言うならば敵。
裏で≪堕天使≫を名乗る悪者だよ。
[マリエッタに冷たい視線を。
医者の自分しか知らなかった彼女には酷か?
いずれにしても、もう、この村にはいれない
のではないか…そう感じていた。]
[感じるのは幾つかの"消えていった"重み。背中の"白"がふるりと震える。それは、女自身が感じるものとは違うもの。]
カークはどうしたいの?
[全てが見えているわけではないけれど。ほんの少しだけ光を強めた瞳で真っ直ぐに彼を見つめる。]
[堕天使の翼を手折ることは、自らの力で叶うだろう。自らの翼も犠牲にして。
けれど、頭を過るのは、離れたくないと願ってしまった赤い瞳。自らの翅を汚しても赦したいと願った人のこと。]
/*
秘話に時間軸二本もぶちこんでごめんなさい!!
てきとーに捌いてもらって大丈夫です!
チョコ持ってた方は表展開でも……
僕は……生きたい。
僕自身はね?
[元は、生きる為に殺しの術を覚えた。
こうして今があるのは生きたいから。
だが今、利用していた力は蛇の様な牙を剥き、甘い林檎の果実に毒を吐こうとする。漆黒に濡れた≪翅≫は甘美を今にも食い漁らんと欲す。]
でも、死を逃れるには神から嫌われし≪赤≫の者が死するしかない。そう…この呪いを掛ける際の条件としてだ。
だとしても、
恐らくなのだけど、僕らは助からない。
[マリエッタを抱き締めれば耳元で「ごめんよ」と。大いなる力に争う事難しく、それを心の内に抱いている為か自然と身体が身震いをしていた。]
イングリッド、僕は一つだけ嘘を吐いていた。もしかしたら…君の事だから分かってるかもしれないけど。
[口元をキュッと結び、瞳を閉じる。だけどその先を言うのは怖くて、イングリッドの横へ立ってもその腕を辛そうに掴むだけ。]
僕は…己の殺しの術を呪わないといけないみたい。
[懺悔のような返答をただ静かに聞きながら、その白をひくりと動かす。そして"赤"という言葉に小さく反応した。]
いいよ。
思った以上に長く生きたんだし。
………罰は受けないと。
[そう、この背中の白だって、正義の色ではない。ただ誰かの運命をオモチャにした為に、引き裂かれる運命に堕ちたことは認める。
気付けば、相手は自らを包み込み謝罪の言葉を述べる。小さく身震いするのを感じる。その身震いの意味は分からないけれど。
あぁ、ごめんね。
そう胸の内に呟く言葉は誰の為の言葉だったか。]
……さぁ。嘘を吐かれた覚えは、無いわね。
[その言葉は偽りか、本心か――しかしその先は何も言わず、ただ彼の口から真実が告げられるのを待つのみ。
怯える様に立ち竦む男のその腕に、そっと己を絡めた]
…僕は、神様から嫌われた≪堕天使≫だ。
多くの人を証拠無く殺す事があったのはこの力があったから。
[僕は普通の人間ではない。
それを提示して、かつ、男は言葉を足す。]
僕の≪翅≫は、多くの人が死ぬのが好きなんだ。それもつがいが死ぬのが……今回もそう。僕は君の事愛してるのだけど、同時に僕は≪同僚≫に恋を抱いてしまった。
[二股なんて君は許さないだろう…?苦し紛れに問いかける。されば、彼女はなんというだろう?]
エーヴさんがいなくなっちまっただ…
おにいちゃんとおら話したいだよ…
/*テオさんの雑貨屋さんに指輪などは置いているでしょうか?もしなければおしゃれな針金的なものや…*/
/*
欲しいものが都合良くあるのがテオの雑貨屋です!
奥の方をごそごそすればなんでも出てきます!(サムズアップ)
細かい設定は考えてないとかそんなこと…ナイデスヨ?
お嫁さん…?
言いに決まってるだろ、当たり前さ、マリー
俺のかわいい嫁さん
[その笑顔に応えるように、自分もいつも通りのイタズラ気な顔で彼女の髪をすくい上げ口づける
いまこの瞬間だけでも昔のままの何もなかったころのように]
うん、大丈夫
マリー、ずっと一緒だ、何があっても
[せめて、少しでも自分に彼女を守るすべがあったなら
この恐怖からわずかにでも遠ざけることが出来ただろうに
何度もなんども落ち着かせるように、彼女の髪をするすると指を通し遊ぶ]
ふふふ……
……ありがと……
[大切な人の言葉に、また擽ったそうに笑う。掬いあげられる桃色はサラサラと溢れて、何度も何度も彼の指を絡め取る。]
………うん、ずっと一緒。
春が来るの、楽しみ。
[その小さな幸せに縋るように繰り返す。言葉にすれば、雪のように溶けてしまいそうなそんな脆いものでも、今は手の中にあることを確認したくてもう一度指を絡めた。
そのままその温もりに包まれて、夜を過ごしただろうか。2人を引き裂いていく夜明けをその熱で溶かすように────。]*
ち、違います……
そうじゃなくて……!
[相手の言葉に困惑しつつ、焦って否定する
自分のことを、そんな風に言わなくても…と思いながら]
……そうです……
……人に頼るのは……難しい、です……
…………お話してくださって、ありがとうございました
[そう言うと、ホットチョコレートの代金をおいて
その場から去ろうと]
違う?
[何が違うのかピンと来ず、首を傾げたが、彼女から答えはあっただろうか]
そう…か…難しいか。
[ならば…と考えようとすると、彼女が礼を言いお金を置いて立ち上がった。]
あ、待て、待て、待ってくれ。
これはおっさんの厚意だ。与えられた厚意はちゃんと受け取るもんだぞ。
[そう言えばお金を返す。]
寒い中引き留めて悪かったね。
何かあれば、いつでもうちの店に来なさい。
何もなくても来てくれていいがね。
[そう言えば、去っていく彼女を見送ったことだろう*]
[──その男は、ただひたすら君の前でごめんと言い続けていた。かつて君の親を殺したのは殺人鬼は、殺人鬼らしくなかっただろう…]
[“それ”は見ていた
桃色の髪の女性と、その隣にいるひとを
とても悲しそうに、見ていた───*]
……ねぇ、カークさん。
カークさんが、やったの?
[静かな声で告げる。
もう確信したことだった。思い出せば、もう人は居なくなった、と理解してしまって。
心がなんだかぽっかりと空いたみたいだった。
許容量を超えて、何も感じられなかった。
今さっき読んだものに従うのなら、今彼へと向ける感情は“憐れみ”なのだろうけれど。
今、自分が彼へ向けているのは“憎悪”と]
え、えっと……そんなおじさんとか……自分を卑下しなくても……
テオドールさんは、みんなに慕われる、素敵な人じゃないですか……
[首を傾げた相手にそう言って立ち去ろうとすれば、お金を返されてしまって]
え…………
……は、はい、ありがとうございます……
[また借りができてしまったなあと考えながらお金を受け取って相手から離れる
去り際かけられた言葉に、ほんの少しだけ
暖かくなった気がした*]
…、く…が、
[無理して、笑う。
その笑顔は…間違いなく偽りだった。]
そう、僕が……ヤッた…
…仕事だった、からね
[でも確かにその言葉は、真実だった。]
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