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俺がカタリナの年くらいだった頃、年上の村人がしっかりしているように見えて。俺も25過ぎたら大人になれるのかなって何となく思ってた。
[それは、幼馴染たるジムゾンやオットーの前では口にしていなかった思い。
子供だった男と同年齢のカタリナだからこそ、素直に告白できた。]
だけど実際はどうだ?あのときから全然変わってない気がする。頭に浮かんだら後先考えずにぶちまけちまう。
パメラを思って、時々俺に忠告してくれるカタリナの方がよっぼど大人だよ。
実は俺、君がパメラのこと大切にしてくれる証だって、ずっと嬉しかったんだ。怒られてるのにさ。
そういうところも君の良い部分だ。
感情的になるばかりじゃなく、悪いことだと自覚も出来ている。
出来ない人もいると思うよ。
それに、皆のためにちゃんと行動しているじゃないか。
そんな君だから、パメラは慕っていたんだ。
……こんな状況下で人間を殺す人より、
そんな相手を慰めるより、余程共感出来る。
君はとても人間らしいよ。
ああ、最後に。
こんなことを聞いても気が違ったか、人狼の嘘だと思うかもしれないけれど。どうか聞いてほしい。
──ぼくには子供の頃から霊魂が見えていた。
ずっとずっと、この村で死んだ人を見送って来た。
いや、人間以外のものもだな。どんな生き物なのかによって、みんな違って見えるんだ。
あなたの妹の魂は、透き通り美しかった。確かな人の子の輝きだった。
ぼくは明日それを今日処刑される人の魂の結果と一緒に、皆に言うつもりだよ。
多分、パメラを疑っている人は、いてもとても少ない
だからこそ何も言ってないんだ……自分がどれだけ重要か、分からなかったのもあるけどね。
それでも、彼女の完全な潔白を証明したいと思う。
村に置き去りにされた余所者の子だからって、何か言われたら可哀想だ。
まあそれは、……ぼくが明日も生きていたら、だけど。
[“死者が見える者”と神父が口にした時
羊飼いは息を呑み、少しの間固まったが
彼がそのことに気づいたかどうかは
会話を途切れさせた羊飼いには知れぬこと。]*
[ああ、俺は阿呆だから―――愚かだから。今漸く
自分ができる手立てで何とか
ニコラスを救えないかと、探している
彼女が違うと、思うからこそだ
見落としていないか。人狼への手がかりを
――もっと早くに始めるべき、だったのに
俺は何時も遅いんだ*]
[だって――― 他にも誰か気づいたかもしれない、が
俺は気づいた。君の小さく息を飲んだ
そんな僅かな、姿
(だって、俺は。君が一等心配だったから
その場にいる君の挙動を目が。追った*) ]
そんなに誉めてくれるな、調子に乗りそうで怖い。
だけど、嬉しく思っているのは本当だから。そこは覚えておいて欲しい。
俺も、君の気持ちにはとても共感できる。
これからも是非意見を聞かせて欲しい。
[人間らしい、その一言だけは、少し複雑な表情を浮かべる。
獣として生きるなら、それを切り捨てた方がいいだろうかと思い始めていたので。しかしカタリナは、恐らくそれを誉め言葉として使っているのだろうと解釈し、付け加えた。]
……だから、なのかな。俺もカタリナがとても人間らしく見える。
年齢も性別も違うのに、君の感情に一番共感できて、凄く近くにあるような気がするんだ。
えっ?!
[カタリナの告白は、男を困惑させるのに十分だった。
そもそも霊魂を見られること自体、初めて聞く話なのに。魂で人かどうか分かるなんて。
パメラが人間の輝きを持っていたと聞くと、再び泣きそうになったけれど。ぐっと堪えてカタリナの話を最後まで聞く。目元をごしごしと拭ってから、潤んだ瞳を隠さずに告げた。]
教えてくれてありがとう。信じてもらえるか自信のないことを誰かに告白するのは、とても勇気が必要だ。その相手に俺を選んでもらったことに感謝する。
正直霊魂と言われて混乱しないと言ったら嘘になる。
でも他ならぬ君が言うことなのと、パメラの魂は美しかったと言われると、これは本当のことだろうなって感じているよ。
妹の潔白は是非晴らして欲しい。だけど、今は黙ってないと駄目だ。俺も他の奴には絶対言わない。
フリーデルの命が狙われるんだったら、人狼に知られたら君も狙われるかもって思いついたんだ。
[自身の唇の前でチャックを閉める動作をして、口止めを誓う。
こう言うのは今夜の襲撃を決める前にカタリナが告白していたら、きっと彼女を推薦していただろうとの思いがあるから。]
ぼくにそんなに思い入れてくれていいのかな。
もしかしたらぼくには心なんて無くて、自分の兄をショーとして平然と殺したのかもしれないよ。
……なんて、意地悪だったかな。
信じてくれてありがとう、君には真っ先に伝えるべきだと思ったんだ。
[困惑するのは最もだ、そこからの変化も当然。
彼女の兄として当然のものと見えた
でも、今の自分はこんなことも平気で言える。
果たして人間らしいと称されて良かったのか、分からない。]
ああ、そうしてくれると助かる。勿論、今夜は言わない。
だって処刑の後に聞かされたって、そこから何かをする体力は皆に無いだろう。場が混乱して、下手をすればただの殺し合いが始まるかもね。
……明日ならいいだろう?
[自分より大きく高い位置にある彼の顔を見つめ、聞いてみるが。
答えはどうだったか。]*
当然だ。でなければ、男が簡単に信じると言ってはいけない。
[カタリナが意地悪だと称した言い回しに、そんな簡単な返答だけする。今は。
処刑の後に〜との意見に、それはそうだと首を縦に振った。]
疲れているだけで、正常な判断を失ってしまいがちだ。しかも、処刑なんて非日常的な事件を経験したあとだと、君が心配する事態になってもおかしくないわ。
賢明だな、俺は君の選択を支持する。
……明日。うん、君がしたいようにすればいい。俺は反対しないよ。
ただ誰が処刑されるかまだ決まらない、早い段階を勧める。でないと、また誰を選ぶか決めかねて混乱した結果――最悪、君が矛先になるかも……。
[言いかけたところで、カタリナの視線に気付いた。
頭に浮かんだ懸念に耐えきれず、カタリナを抱きしめようとする。避けられたら無理強いはしない。
どうなろうとも必死に囁きかける。]
無理するな、カタリナ。俺もカタリナを無理させたくない。
大人だとか子供だとか、そんなの今は関係ない。苦しかったら苦しいって、辛いときは辛いって。我慢せずに吐き出してしまえばいい。
確かに俺は君より年齢は上だけど、年を重ねれば誰でも大人になれる訳じゃない。逆に言えば、年を取ったら絶対大人として振舞わなきゃいけない理由はないんだ。
急には無理だろうから、せめて俺だけでもいい。時には子供っぽくわがままを言って欲しい。
[彼女が髪を切ってスカートをはかなくなって、どのくらい経っただろう。
けれども男の脳裏には、男の子に泣かされた内気な少女がまだ残っている。*]
兄さんもヨアヒムも、レジーナさんだって死にたくなかった。
パメラは、純粋過ぎて耐えられなかった。
遺されたぼくはやらなきゃいけない。
ぼくは、あなたと神父様を助けられるようになりたい。
もうそういうのは止めにしたいんだ。
ねえ、分かるでしょう。
もう何もかも、元には戻らない。
だから、失敗作なんて言うなよ。
おれは話せて良かったし…
[戦場を知らない己には、シモンの奥底にあるものを>>172知れないように、積み重ねられた犠牲>>170の重みが理解できていないだけなのかもしれないけれど]
…望まれてたのに満たないものだとしても、さ
いまおれは、その力のあるシモンだから
話して、気づける事があったんだって
助けられたって、思ってるよ
[なにもかも元には戻らない。
その言葉を聞いて、自分の甘さに冷や水をぶっかけられた気がした。すっと視線を逸らせる。]
そうだな、今更の話だったな。
残された俺たちには、いなくなった人のために、そして守りたい人のためにしなければいけないことが、ある。
だったら、是非俺を助けてくれ。俺の力になって欲しい。
[人間としての素直な思いか、はたまた獣がカタリナを利用しようとしているのか。両方混じった複雑な思いを囁きかける。]
勿論。
[返す言葉に迷いは無かった。
わたしはその為だけに生きている、ただ、それだけ。
人狼が誰なのか、明確になった時どう思うかは分からない。
それでも、だ。]*
[投票を終えた後。ヤコブの声が聞こえる前に
カタリナに声を潜めて、言の葉を投げる]
……少しだけ後で時間をとれるかな
できればあまり人がいる中では
指摘しない方がいいような気がして
[もしあの、一瞬の間が何か
異能の事で知っていることがあるとすれば
”ゲルトは――もしや霊能者ではなかったのか?”
この時の自分はそう、考えていて
先程の息をのんだ時の様子を思い出してのこと
彼女自身が霊能者である可能性は、見落としていた*]
…………。
ああ、勿論だよ。
あなたのタイミングで、頼む。
[視線も向けないのは他者に気づかれないように
察されているのかと、考えて
少し考える間が空いたのだが
彼ならばきっと大丈夫、そう思い至った。]*
神父様に聞かれたら、シスターと結婚しろって
しつこく言われるに決まってるから。
[からかわれるのはごめんだと蒼褪めて]
彼女には……幸せになって欲しい。
[少しの間に。矢張り彼女は何かを秘めているのは感じた
だからこそ。得策ではないと判断したのだ
今ここで問うことは。其れは多分
守護者がいるかいないかわからない中
――大勢に。伝えることは不利になるだろうと
考えての事であった]
わかった。じゃあ
ヨアヒムを。今日処刑される人を
弔った後にでも
[そう告げて。皆が投票され終わる迄待つだろう
――そう、待つことになる、だろう*]
― 回想/いつかの教会 ―
わかりました、お父さ――
――っ
[>>8男を人前で父を呼ぼうとした瞬間に、鬼のような形相で睨まれ、少女は言葉を切って誤魔化した。
その遣り取りは一瞬だったけれど、当時のジムゾンからは見えていただろうか。]
どうか、貴方は生き延びられますように。
――ジムゾンにいさま
[聞こえてくれているといい。
聞こえていないといい。
相反する願いを持って、初めて彼を兄と呼んだ。]
― 15年も昔 ―
[聞こえていた。彼女の父が
父親と彼女が呼ぼうとした瞬間
彼女を睨んだことを]
(ああどうして、んなことすんだよ)
(子供だろう、大事な、愛されるべき)
(俺にはもうとーさんもかーさんもいない)
(若しかしたらずっと別れることに
なるかもしれないその子をどうして
そんな風に扱えるんだ。父親だろう、あんた)
[だからその時俺は決意した
何時か。この子がこの村を居場所にすればいいと思った
だからそのために何かできればって思って
色々話しかけようとするけれどそのたびに壁に阻まれる
はじめ俺が兄になればいいと思ったけど
この子の兄はあのロベールって呼ばれた子がいたし
なら。ねぇ。この村を何時か好きになってくれるかな
此処で育って。好いた人を見つけてさ
そしたら、その人と幸せな家庭を築いてさ
無表情だったその顔をずーっと幸せな笑顔になった頃
俺を兄さんって呼んでくれるかな
カタリナや、パメラがそれぞれの兄に呼びかける様に]
(だって俺は、ずっと)
君を、リデル――妹だと
呼びたかったんだよ?
[言い逃げなんて狡いじゃ、ないかと
ほろり、一筋涙がこぼれた*]
この場には”占い師が1人しかいないから”
まだ、君が襲われる可能性は低いだろうが
できればその異能は。あまり公にはしない方が
いいかも、しれない
死者の魂には色が滲むといわれている
そればかりは嘘が付けないから――
人狼にとっては、その力は占い師よりかは優先度は下がる
だが、厄介なのは変わりないからね
君が霊能者だってことは
君が公表するまでは胸の内に収めておこう
そして隠したいならそれに協力しよう
[もしこの時占い師が”2人いる”と知れば
――その霊能者の価値は、何よりも重要になる
そう、言えたのだが]
だから――頼むから、生きて
[君までいなくならないでくれ
――それだけが。今の俺の
君へのたった1つの、願いだった]
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