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……触ったら、君が汚れちゃう。
[彼に触れない理由は、他の男性の接触を拒む理由とは根本的に異なるもの。]
/*
今回はすみません。
上手くやれてなかったみたいで…。
今後気をつけます。ないかも知れませんが。
これだけです、失礼します。**
/*
お気になさらずですー。
襲撃先はどうしてもギリギリまで決まらない事が多いですから_(:3」∠)_
サクが、それを望むなら。
そして、 俺が、お前を殺したという事実を背負って生きることを、願うなら。
――また、大切な物を失う虚無感を、背負わせたいなら。
俺は、大切な人を失いたくない。
命ってのは、重たいモンだ。一匁よりもずっとな。
それでも、生きているのが嫌なら。
おいて行きたくないと思う人がいないなら。
――お前が、苦しいならば。
…ごめんなさい。
[わかっていても、彼につらい思いをさせるのを。
こんな話をして苦しい思いをさせるのを。
どうすればいいかわからなくなる自分が情けない**]
謝らんで良い。一人で抱え込んだってパンクするだけだ。
吐き出せ吐き出せ。ま、さっきの頼みは聞けそうにないが。
迷うときもある、どうすれば良いかわかんねぇ時だってある。
捻くれた大人の視点でよけりゃ、アドバイスくらいはできるしな。
[思い切り、細い体を抱きしめて。
ぽんぽんと背中を叩く。]
――自分がいたら笑えない子がいるって思うと、辛いな。
そこに向き合えるか、逃げるか。そんだけの話。
理由がそれだけなら、殺すことも、殺す人を探してやることもできねぇし、
……あの子にね。
もう一度だけ、もう一度だけでいいから。
心から笑ってほしいんだ。
でも、どうすればいいのかわからないんだ。
こころから、ね。
それを実現させるには、その子を知らねぇことには何も始まらねぇわな。
なんで笑わなくなったのか。その子になにがあったのか。
踏み込みすぎるのも良くねぇが、
歩み寄らないと知れねぇからな。なぁんにも。
歩み寄るのに、触れる必要はないよ。
知りたい、と。手を貸したい、と。
その意思が通じりゃあ少しでも教えてくれるんじゃねぇの。手、伸ばしてくれるんじゃねぇの。
よっぽどの重症なら、
探り入れなきゃなんねぇけども。
人のこころは、強くつくられちゃあいない。
俺、安心させる方法がわからなかったから。
いい距離がわからなかったから。
迷ってたんだ、ずっと。
あの子も、変わっていくから。
怖かったんだ。
そうか。
わかんねぇなら考えるか、相談するか。それしかねぇな。
……人ってのは、変わってしまうモンだ。
いつだって、な。
変化を恐れることはない。進んでいけばやがて変わる。
どこかしらは、な。*
ありがとう。
ちゃんと俺としてがんばれるだけがんばる。
それでも無理だったら…なんて、今は考えてられないな!*
(我がいなかったら、君の目は無事だったのか?)
[あまり事件のことは覚えていない。
それでも自分に向けられた彼の目は覚えている。]
[変身した今でも残る、目元の仄かな赤み。
「全身に火傷を負ったらしい。特に目元が酷いようだ。」
彼の父に伝えられた症状は、甥にも伝わっていただろうか。
事件の日。にげろ、と、伸ばされた手が炎に飲み込まれるのを、彼は見たか。
確かに甥をとらえた双眸もまた、
炎に包まれ、それで終い。]*
[火傷、目、叔父が失ってしまったもの。
なんで自分が無事なのか。
どうして自分がそうならなかったのか。
どうして自分は両親に引かれなくても足を動かさなかったのか。
――自分のせいで、と*]
[クレステッドの服を掴む手は微かに震え。
顔は何処か青ざめていたが、君は気づいたかどうか*]
[八年前、放火事件の時>>0:202
彼はチケットを貰った時から公演に行くのが楽しみなんだと笑って。
内緒だよ、と貴方にだけ明るく言って出かけて。
――事件が起きて彼は数日、学校に来なかった。
連絡もできなかったかもしれない。
そうして、戻った時には変わらない彼に戻っていたか*]
――……興醒めだ。
もう少し遊べると思ったのに。お前の力は奪うに値しない。
変わりにこいつと……そうだね、あの人魚の魔女から力を奪おうか。
― 幼少期のある日のこと ―
さっちゃん!
ねえさっちゃんはぶじなの!?
[テレビで放火事件のことを知ったとき。
少女は家を飛び出し、ろくに場所も解らないのに現場を捜しに走った。
泣きながら歩いているところを警察に保護されたのは夜になってからで、母から厳しく門限を言い渡されたのはその頃からか。]
[毎日家へ電話したり、母へ無理を言って病院――彼の自宅や小劇場近くのもの――へ連れて行って貰ったりしたけれど、何の手がかりも得られず泣き明かしていた。]
さっちゃん!
よかった、よかったよぅ……。
[戻ってきたとき、何があったかも聞かず、ただただ無事を喜ぶようにその手を取った*]
……ぱぱ……?
[もしかしたら幼い頃に同じことをされて、そのときの記憶だけが朧げに残っているのだろうか。
少女にとっては知る由もないことだけれど。]
わたしに魔ッスルさんみたいなぱぱがいたら、こんなことにならなかったかもしれない。
でもね……
― 幼い朔夜 ―
[戻ってきた時、安心したように笑って。
手を取られて自分も笑って。]
……ごめんね?
ちょっとたいへんで。
でも、もう…大丈夫《ヘイキ》だよ。
[あたたかい温もりに笑った、記憶**]
[振り返る最中、その刹那。
見下ろす隻眼が、鋭い光を宿したこと。
その後の笑顔では取り繕うには、遅かった敵意。
さて、気付かれたか、どうか。]
[最初に見えた、水色のボタン。
好奇心の指先が、一度はつついていたけども、
それを押してはいけないような。]
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