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……そうか、だからあの時(>>0:75)ああいったのか。
[皇玉という立場には、そういうものもあるのか。と、こちらもまたアデルの環境に少し思い浮かべたりした――といっても、アデルは何度か喚ばれておるのだな。というのぐらいだが]
正直に言うと、呼ばれることが楽しみというのはよくわからなかった。何かしら、アデルにとって明確な利があるのだろうか。と思えていたが、そうでもないようでな。
種族による考えの差なのか、ただの退屈しのぎなのか。それすらもわからなかったからな。
契約はせねばならん道であったが、そうやって力も意志も試していたというのが理解できた。やり合えてよかったと思えている。
[結局わかるには、自らを教えるというのから進めたわけだが、その経緯を口にして頷く]
ところで、最初に見たときは雅な美竜だと思ったが、今は可愛いな。それが素か?
[首を傾げるのであった]
[苦笑と共に告げた言の葉は、素の思い。
真っ直ぐに意思を向けて来る蛇竜の無垢さへの、素直な賞賛の現れなのだが、そこを言葉として説明する事はなく。
ただ、不愉快さから出たものではない、というのは、雰囲気から伝わっていると思いたかったが]
まあ、それにしてもここまで極端に遠い所に向かうとは、思っちゃいなかったが。
[己が在り方とは真逆の存在。
そこに繋がった所以は、選んだ石によるものだけなのか、否か。
その辺りも、幻燈師の内では曖昧な部分のひとつ]
ん? どうした?
[100年、と零す様子に緩く瞬き首を傾ぐ。
魔界に身を置いていると、100年くらいではまだまだ若輩、と言われる事が多いだけに、そこが驚かれる、というのは全く想定外だったりした]
なに、互いに互いの命運を預ける以上、不必要な隠し立ては無用だと思ったからな。
[告げられた言葉に返す声音は穏やかなもの。
向けられた願いには、少しだけ、苦いものを感じたりもしたが、それは飲み込んで]
そうだな、まずは最初の一線。
そこを越えるのが、肝心だ。
[頷きと共に返された言葉に、こちらも頷きと共にこう返して]
いえ、あの……もっとお若いのかと。
……竜としては若輩のわたしが言うのも何ですが。
[魔界の種族も多様であると知っていたものの、竜と比べれば時の歩みが早いものと思っていたのだった。
自分の中の勘違いを正した所で意識を切り替え]
……隠し立て……
[ぽつ、と主が口にしたその言葉を呟く。
主が出自をここまで詳らかに話してくれるとは、予想の外だった。
それは信頼の証であろうとは、思うのだけれど。
彼の胸中に浮かんだものは知らず、少しだけ俯いた後、次なる場へ視線を向ける]
[海の子と言葉交わした際を思い返したか、何か納得めいた呟きの後。
正直に言うと、と続けられた男の思考にふむ、と一つ頷き]
明確な利、というと主にはちとピンと来ぬかもしれぬがの。
この場では竜郷において儂がもう得られぬものを与えてくれる。
多少の不愉快があったとしても、それを得られる機会、その権利は中々逃せぬ。
たしかに退屈しのぎもあるが、そこは副産物にすぎぬな。
まぁ、まさか儂の名を渡そうと思える主に喚ばれるとは思うておらなんだが。
[閉じたままの扇でころころと笑う口元を抑え、男の巨躯を見上げたが。
ところで、と付け加えられた問いにきょとんと瞳を丸くした後]
なんじゃ、主。
無骨なばかりではないと思うたが、そのような世辞も知っておるのか。
[扇で軽く男の額をぱしっと叩くことで、返答はうやむやにしておいた]
ここでしか得られないもの…か。新たに巡り合ったりするものがあるのなら、確かにそれは大事だが……そうなったのは皇玉というものに座しているからなのか?
[遠慮というものはきっとどこかに置き忘れている...は、その辺りも遠慮なく聞いてしまう。]
…そうか、そいつは光栄だな。
[名を与えられた。というのには、少し驚きはしたが、誇らしげに笑った。]
[ぺしっと扇で叩かれて、首を傾ぐ]
ん?写し身なのだろう?
いや、竜が人化するときは、自分で細部まで作り上げてるのなら違うが、心の内が外に出ているのなら、俺がみたままがアデルなんだろう?
[羽や蔦の一部を焦がしたように、着物を焦がし、そして魔力で治した様子から勝手にそう推察して述べた]
アデル、確認したいことがあるがいいか?
[聞きたいことではなく、確認したいこと。ときいた]
皇玉と座したから…か。
そうとも言えるし、違うとも言える。
そも、麗玉の力とて竜郷ではこの地と比べものにならぬでのぅ。
あの海の子も、あちらで本気の力は出したことはそうあるまいよ。
[男の問いかけに返す言葉は、明確な答えという訳ではないが。
そこに透けたものは、男にはおそらく分かるだろう]
光栄か。
主はほんに儂を持ち上げてくれるのぅ。
[名を預けたのは初めてと告げたのに返された反応には楽し気に笑ったものの。
扇で額を叩いた後の反応には、なんとも言い難い表情を浮かべ]
…まぁ、儂のこれは確かに作ってはおらぬがの。
もうちぃと考えて物事を話すが良いぞ。
年寄りに対して可愛いはなかろうに。
[枝が伸びたままの扇では顔も隠せず、茶器へと視線を落とし唇を尖らせた]
[そうして扇で口元を隠したまま。
確認したいという主に、視線と身体を傾けて]
あぁ、構わぬぞ。
何じゃ?
[真っすぐに見返す瞳は、少なくとも、答えを隠すことは無いと伝えられるか**]
……思うまま、全力を出せない。か?
[そういえば、そういったニュアンスを聞いたような。
であれば、それは息苦しさともなるだろう]
持ち上げてるつもりはないんだがな。
俺は誇りを持ち、見識もあり、力と節度を持ち、俺に合わせようとするだけの遊び心と度量もある。
[自分への忠告や、確かめ合うように契約した時、海の竜への気遣いの様子などなどであるがそこらから察するものをあげて]
そんなアデルに敬意と好感を抱くのは普通だと思うがな。
[楽し気に笑うアデルへと告げる]
……ふーむ、そうか。
[だが、直後、なんともいえない難しい表情に変わっていたアデル
可愛いはダメだったらしい。
いや、あるいは、確かに間違った評価だったのかもしれないのか?うーんとおもった。
だから次の行動につながるということになったのは―――酷いことだったかもしれない]
んむ……
[隣の席、体を傾けみるアデルへと手を伸ばす。その先は足の付け根のほうで]
(ぱんぱん)
……なるほど。
[確認であった。無骨だとか。なんだとかいう以前の何かである]
…ま、そういうことじゃな。
上を臨むばかりであった頃には無かった願いじゃ。
無い物ねだりと言ってしまえばそれまでじゃがのぅ。
[力を得る事に興じて、気が付けば皇玉に座していた。
己を顧みれば、得た力をどうするかまで思い至らぬままで。
力を振り翳すに享楽を見出さない己であったことは幸いなれど、浅慮の結果という思考は苦笑にも滲む。
だから、持ち上げているつもりは無いという男の竜に対しての見解、評にはどこか気恥ずかしさを煽られた。
浮かべた表情、物言いは照れ隠しとも言えたものだが。
まさかえが一因となって、男がどんな行動をとるかなど考えもしておらず]
[そんな中。
改まって切り出された確認したいという言に。
一体何を知りたいのかと男の顔を注視していた竜は、男の行動が読める訳もなく。
男が何を確認したかったか分かったのは、既に行動が為された後。
それも、なるほど。という男の声が耳に届くまでは理解が追いつかなかったのだが]
こ、こ、このたわけ!!!!
直に触る奴があるか!!
[先とは違い、男の額を手加減抜きで打った扇がいい音を響かせた]
まったく、確認したいというから何かと思えば…
知りたかったなら儂に聞けばいいだけの話であろう!?
[一発だけでは飽き足らず、ぺしぺしと扇で額を叩きながら言い募る。
まぁ聞かれた所で答えたかと言われればさてどうだかという所だが。
ちなみに、男の手で感じたものに、慣れたものの感触は無かっただろうとはさて置き。
気が済むまではぺしぺしぺしぺし繰り返した後]
……ほんに主は、分かりやすいようでいて。
ようよう読めぬ男だのぅ。
[無骨ではあるだろうが、粋を解する余裕はあって。
他者を気遣うゆとりがあると思えば、このような無神経さも見せるとは。
まったく、破天荒な主に喚ばれたものだ、と。
ようやく額を叩くのを止めた扇で、口から零れる溜息を受け止めた]
[闘い続けるうち、徐々に自分が高揚していることに気付く]
たたかう
つかまえる
ううん、たおす?
だれを、あいてを、
えもの、
[纏まらない思考が漏れ出ていることには気付かない。
思考というよりは、本能と言った方が正しいか]
違う、えもの、じゃない
対戦相手
戦って、勝って、見つける
ぼくの生きる意味
[理性と本能が交互に押し寄せるかのよう。
軸の無さからくる不安定さが滲み出ていた*]
今、俺がその真っ最中だからな。
[上を目指していた頃。というアデルの言葉。自分は真っ最中であり、たどり着いた先については想像もできない。
良いこと>>50というのにも頷いたりしたはした。ただ鍛え上げた自分を振るえないというのは窮屈そうである。
筋肉は裏切らないが、自らが裏切ると筋肉は衰えてしまうのだ。]
むしろ、自制せねばならんか。
それならば確かに召喚されるのも悪くはない。ともいえるか。
なら…いや、今はいいか。
[少し思い浮かんだことがあったが、それは今はやめておくことになった]
[そんな感じに茶会を過ごしつつ、確認を。と行ったのだが]
お!…お、お、おぅ
[言葉がどもった。べしべしデコを叩かれて驚いたように目を瞬かせた。
手加減なしに叩かれて、肌が赤くなったりはしたが、竜の嘴を受け止めれる男には、ある意味衝撃不足であったりしたが精神的にはたじたじであった。]
いや、可愛いはない。とかいわれたからな。
[そういわれたので、可愛いという評価が嬉しくない性別なのかと思ったのもあった]
俺の家は魔術に長けたものはだいたい両性であったりで、はぐらかされる。見た目や聞いたところで参照にならんこともある。
[自分は別だが。とはもう説明もせずにわかったことだろうけど]
悪気はなかったんだがなぁ。すまん。
[気が済むまでぺしられながら謝る。親しみのある感触はまあなかったわけで]
なら、可愛いは特に間違いじゃなかったんじゃないか?
[素朴な疑問とでもいうように首を傾げはしつつ、ため息交じりに言われた言葉には、いまいち返す言葉も浮かばずに、うーむ、と神妙そうにうなずいて返すのであった]
[その手が差し出されるより前。
竜の願いを読み取った男の、真っ最中という言葉にはそうじゃろうのと頷いて]
もっとも、主は儂とは違うじゃろう。
主の願いは求める力を得た所で終わるものではあるまいし。
むしろ力を得てからが本領じゃろう?
まぁ、自制は要るやもしれぬがのぅ。
[男の独り言ちるそれは、男自身のみならず竜の願いへの理解でもあろうが。
それ以上の言葉は続けることなく、というか男の行動によって話どころではなくなった]
[扇の一撃程度、男の肌に傷をつけられぬことなど百も承知。
そも、ダメージを与える為ではなく憤りを発散する手段に過ぎない行動は中々止まず。
こちらの勢いに圧されたらしい男の弁解?にも、扇を動かす手は止めぬままだったが]
そりゃ、確かに儂らでも無性だったりする者もおりはするがの。
悪気はないからというて何でもしていい訳ではないぞ?
[ぺしぺしぺしぺし。
叩く威力は段々弱まり、けれどリズムを取るように動かしていた手を、最後に一度大きくぺしっと音を立て]
あれは可愛いと言われたが不服という意味じゃないわ。
年寄りに言うことでは無いじゃろと言うたんじゃ。
…まぁ、主がそう思うてくれたという事は有り難く受け取るがの。
まったく、主の番いは苦労していそうじゃのぅ。
[いや、この男を伴侶とするならばこういう面も好ましく思っているだろうかと思いながら大きく息を吐き出した]
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