情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[汚れた衣服をさっさと洗濯サービスに出した後、先ほどと同じように主が身を清める手伝いをする。
先ほどよりも入念なシャワーの後、やはりバスローブを着せかけて寝室へ送り出す。自分もまたバスローブ姿で後を追った。]
では、始めましょうか。
こちらをお持ちください。
[差しだしたのはネクタイピンだった。
先ほどの議員から黙って拝借してきたものだ。]
ベッドに上がってください。
仰向けでもうつ伏せでもどちらでも。
うつ伏せの方が姿勢が楽なのでお勧めしますが、顔を見ていたければ仰向けでもいいですよ。
[主をベッドへ導きながら、小さな瓶を取り出してくる。
中身はマッサージオイルとはまた違う香油だ。]
あとはリラックスして私にお任せを。
……説明は必要ですか?
[ベッドを軋ませ片膝を乗せたところで、ふと尋ねた。*]
[ 夜はまだ長い。別段、急ぐ気持ちはなかった。
シグルドが満足するまで身体を流させる。
バスローブを羽織って寝室へ赴くと、後から来たシグルドに尋ねた。 ]
おまえの食事は?
おれが忘れていても、ちゃんと食えよ?
[ 優秀な執事は、どこか一瞬の隙に食べているのかもしれないが、労働条件を過酷なものにするつもりはない。]
[ シグルドは、始めましょうと言って、何か光るものを差し出した。
ブランドの刻印がされたネクタイピン。特注なのか、名前も彫ってあった。]
上出来だ。 よくやった。
[ 家伝の"技"を発揮するには、対象となる相手の持ち物が必要なのだ、ということは知っている。
長く身につけていたり、思いのこもったものの方がいいというのも。
名は呪であるから、これで充分役に立つだろう。
入手手段は気にしないことにする。シグルドなら事後のことも考えていると信用できる。]
[ 次の段階は、何か瞑想めいたものを行うはずだ。
意識の奥深く、世界そのものとつながっている無意識の領域に入り込むための。
香を焚くか薬を飲むのかもしれないと予測していたから、シグルドが手にした香油の瓶に、やはりと思った。
けれど、うつ伏せが楽とか、顔を見ていたければ仰向けに、という部分は理解が及ばない。]
説明をしてくれ。
肝心のところは、伝授されていない。
[ 執事が知っていて、後継者が知らないという図は、歴史を顧みればいくらでも例がありそうな話。
それでも少々、負けているようで悔しい。
話を聞くのに顔は合わせておきたいから、寝台に仰臥した。*]
[承諾をしてくださったものの
バスルームに向かう
足取りはどことなく重いように見受けられる。
(私の、不埒な欲を
見透かされてしまっただろうか…)
不安を抱きながらも
鞄から先程も使ったローションを取り出し
そっとローブの影に忍ばせると、後を追った。]
[扉を開いた先の
白を基調としたバスルームは
広々としていて、やはりとても美しい。
中でも目を瞠るのが
二人が身体を伸ばせそうなバスタブの前面に
大きな窓があることだろう。
移り変わる世界の風景を目にしながらの入浴は
船旅以外では味わうことの難しい
醍醐味なのかもしれないが、
(今から、ここで……)
この開放感が為に
日の高いうちから大切な主君に対し
“イケナイこと”をしようとしているのだと
より強く印象づけられて、酷く高揚してしまう。
いや、実際は イケないではなく、イかせるのであるが。]
まずは此方で
バスローブにお着替えいただきます。
[ディーク様の上質なスーツを
濡らしたり汚したりしないよう願い出ると
戸惑うような疑問の声が。
違和感を抱かれたせい?
それとも、ただ占い方法が不明だから?
いずれにせよ、もう押し切ってしまうつもりで、
にっこりと微笑み返す。]
この占いもまた
さして難しいものにはございません。
ディーク様にご協力いただきたいことは
その都度 お伝えいたしますので、大丈夫ですよ?
全て、私めにお任せください。
[そうして、有無を言わさず先を急ぐべく
にこやかな表情のまま
ジャケットのボタンに手を掛けた。]
[遮られそうになっても
”家に帰るまでが遠足です!”と同じノリで]
準備から全てが占いですから。
[そんな風に納得させて、
スーツの上質さを指先でも感じながら
ひとつ、ふたつ…。
そうして、ジャケットが開かれた頃だろうか。]
………………ぇ、?!
[主の言葉を理解したら
かあああ、と顔に血がのぼってきて
くらりとした。
収まった筈のモノもまた
顔をすげ替えられた、アンがパンするヒーローのように
元気100倍!とまでは流石にいかないが
50倍くらいには張りを取り戻しつつあった。]
[ただ、落ち込んでいるようにも見える
敬愛する雇い主の様子に
(ああ、つられての勃起とはいえ
同性のを見て…というのはやはりショックが?!)
そう考える自分の方も、一瞬
元気20倍くらいに、しゅん…とした。]
[けど、目の前のその膨らみには
なんでこんなに?と思うほど唆られてしまって
(早く、早く触れたい…)
という想いが止まらなくなる。]
疲れマーラという言葉を
聞いたことがあるかと存じますが
それは毒が貯まっている証拠にございます。
お身体のためにも、さあ急いで占いを!!
[下着1枚の上から、タオル地のローブで包み込み
己も急ぎ同様の格好になると
広い窓の前、浴槽の中へと主を
[ボタンを操作し、
膝下くらいまで貯まるようお湯を張りつつ]
ディーク様は
窓に向かって立っていただけますか?
できるだけ視線は遠くに。
[そう指示をして
彼の背に寄り添えるよう自分も位置取り
持っていたチューブを、ぶちゅりと掌に絞り出す。
蛇口から勢いよく溢れるお湯と混ぜ
粘度と温度の調整をすると]
それでは、始めますね。
[抱きしめるように両腕を回し、ローブの裾を割った。]
[興奮で息が荒れてしまいそうになるのを
極力抑えながら、
下着もゆっくり引きずり下ろし
温かくぬめった右手で優しく握り込む。
(ディーク…様に……触れてるっ、)
密着しているせいで
バクバクいう心臓の速すぎる鼓動も
結局、100倍に戻ってしまったソレの脈動も
伝わってしまいそうな気がしつつ
ぬちゅり、ぬちゅり…
ゆっくりと掌を前後に滑らせ始めた。
視界に捉えられない分
形を、張りを、ぬくもりを、肌で感じ取ろうと
左手でその輪郭を辿ろうとすることだろう。*]
[ 夜はまだ長い。別段、急ぐ気持ちはなかった。
シグルドが満足するまで身体を流させる。
バスローブを羽織って寝室へ赴くと、後から来たシグルドに尋ねた。 ]
おまえの食事は?
[ 優秀な執事は、どこか一瞬の隙に食べているのかもしれないが、労働条件を過酷なものにするつもりはない。]
[ シグルドは、始めましょうと言って、何か光るものを差し出した。
ブランドの刻印がされたネクタイピン。特注なのか、名前も彫ってあった。]
上出来だ。 よくやった。
[ 家伝の"技"を発揮するには、対象となる相手の持ち物が必要なのだ、ということは知っている。
長く身につけていたり、思いのこもったものの方がいいというのも。
名は呪であるから、これで充分役に立つだろう。]
[ 入手手段は気にしないことにする。シグルドなら事後のことも考えていると信用できる。
次の段階は、何か瞑想めいたものを行うはず。
意識の奥深く、世界そのものとつながっている無意識の領域に入り込むための。
香を焚くか薬を飲むのかもしれないと予測していたから、シグルドが手にした香油の瓶に、やはりと思った。
けれど、うつ伏せが楽とか、顔を見ていたければ仰向けに、という部分は理解が及ばない。]
説明をしてくれ。
肝心のところは、伝授されていない。
[ 執事が知っていて、後継者が知らないという図は、歴史を顧みればいくらでも例がありそうな話。
それでも少々、負けているようで悔しい。
話を聞くのに顔は合わせておきたいから、寝台に仰臥した。*]
[彼の未来を見通すその特異な能力は
掛け替えのない神聖なものだろう。
普段あまり構ってやらない愚息が
その神聖な儀式の最中に反応してしまったのは
単純にショックな出来事であった。]
疲れマー……?
[今日はよく喋る彼について行けない。
理解できず首を傾げているうちに
下着一枚の上にバスローブを纏わされていた。
然し、雄弁な今の姿を好ましく思う。
傍らに置くようになってからというもの
どうしてか、別人のように
大人しくなってしまっていたから。>>0:230]
浴槽の中に立って窓の方を向き
出来るだけ遠くを見る……
[指示に従い、バスローブを着たまま浴槽に入る。
シャワーも浴びずにこうするのは
なんとも不思議な感覚だった。
これまた変わった手順の占いだが、
信頼する社員の言葉であるから疑うまい。
――というより、疑いたくなかった。]
[人を見る目には自信があった。
真に信頼出来るものだけを
選び取り傍らに置いてきた。
出会った時の彼に戻ったような
雄弁な今の姿を好ましく思う
その気持ちに偽りはない。しかし。]
(今してることは会社の未来にとって
必要なこと、なんだよな……)
[バスルームへの移動を促された辺りから
その緋色になにか不純なものが
浮かぶようになった……気がしている。
それが気の所為なら良いのだが。]
[溜まっていく湯によって
足先から温まり体がぽかぽかしてくる。
指示の通り窓の外の遠くを見つめ
魚が跳ねるのを捉えた視力は両目とも2.0。
背後の気配がより近づいてきた。]
……っ!? 何だ!?
[背面に感じた体温に、
あ、抱きつかれたか。と理解すると同時に
下半身がヌルヌルしたナニカに包まれて
やけに気持ち良く、全身が粟立った。]
それはペンダントのことか?
ああ、そうだな。あれはいらない。
[あれ、が本物か偽物かはどうでもいい。「ペンダント」は自分には必要ないからだ。
もしあれで気にするとしたら、父の消息の方だ。
本物のペンダントが奪われているとしたら、彼の命も一緒に奪われている可能性が高いのだから。
ペンダント自体は形骸である。
そのことを知るのは自分と父と……祖父程度のものだろう。
カサンドラから奪った力を使う時は、いつもカサンドラが感じ取れるようにわかりやすくペンダントから利用していたとは聞いている。
ペンダントに封じられている、とカサンドラが誤認していれば、それ以外に力があった場合、彼女に奪われ返されることはないからだ。
そして、その力は移行されている。
その本質の力がどこにあるのかは、この世でたった一人きり。
持ち主であるカサンドラすら知らないこと。
元はカサンドラの力だとしても、その力が発動されなければカサンドラはそれを感知できない。
それは長い間、彼女と共にあった一族の研究結果だ。
そうして「受け継いだ」者の安全を確保するのだ]
確かに君の力は俺には要らないが、君には絶対に返さない。
わかっているだろうけどね。
……本当の君は、いったいどんなに力を持つ魔物だったのだろうね。
力の大半を奪われてもなお、恐れられているんだから。
[そして、力を半ば失っても、まだ人を魅了する力を持っているのだ。
さぞかし恐ろしい存在だったに違いない。
その頃の彼女に会ってみたいとも思うが……遭ったとしてもどうせ一顧だにされずに黙殺される存在だったか、ないしは彼女の餌にしかならなかったのだろう。
こうしてある程度、彼女とイーブンの存在とあり得たのは単なる幸運であり、彼女を何重にも縛り上げた上でできたのだから。
力を彼女に奪われたら……カサンドラはきっと、そのまま自分とそして一族を殺し、闇の中に帰っていくのだろう。
あのペンダントは要らない、という言い方で、カサンドラはきっと男がもっていたペンダントは偽物だったと思うだろう。
そしてまだ父がペンダントを持っていて、そこに彼女の力が存在していると信じることだろう。
自分は嘘が下手だ。しかし隠し事はできる。
カサンドラの力を使う必要は自分には確かにない。しかしカサンドラを縛るためには必要だ]
君の力を返してもらえるとでも思ったかい?
甘いよ、カサンドラ。
君は俺から逃げられないし、俺に従わざるを得ないんだよ。
さぁ、お仕置きの時間だよ。
【跪きなさい】
[体の中に流れる魔力。彼女を調伏したという先祖には敵わないけれど、彼女を従わせることができる誓約を発動させることができるもの。
彼女に対して使うのは実は二度目。
いざという時に本当にできなかったら困るからと、父に命じられ父のいる前で、彼女を言葉で縛ったことがある。
彼女は自分がしでかしたことに気づいていたのだろうか。
気づいていたとしても、父がしたことと思ったかもしれない。
あまりにも覿面な効果だったのに驚き、まだ子供だった自分はそんなことができる自分に対しても怯えたものだったが。
彼女に誓約がちゃんと発動したのを確認したら、悪い笑顔をこぼす]
いいね、カサンドラ。
そのままドレスを脱いで水着姿になって。
下の水着だけ膝まで下して四つん這いになって、大事なところを俺の方に見えるように高く上げるんだ*
食事は後でとらせていただくつもりでした。
ご心配いただき、ありがとうございます。
[使用人の労働環境にまで気を配る主はまさに得がたいもの。
礼節ではなく心から感謝を述べて頭を下げる。
この方にお仕えしていることが誇りであるし、ただ純粋に好きでもあった。それは幼いころ、共に遊び回っていた頃から変わらない思いだ。]
[主がベッドに仰臥する。
緩く結んだ帯がほどけ、胸元が露わになっていた。
はっとするような色香が漂う。]
── 私の一族は代々、皆様にお仕えするのと同時に、
精神世界へとお送りする船であり水先案内人でありました。
私はその知識と能力を得るための儀式を終えております。
どうぞ、全て私に任せてください。
[説明を求められて、まずはそう告げる。
共にベッドに上がり、主の腰を跨ぐように膝立ちになった。]
あなたを精神世界に導くために、ふたつのことが必要になります。
一つは、あなたが絶頂を迎えること。
ひとつは私があなたに直接精気を送り込むこと。
つまり私があなたを抱くことが要件です。
[実際は、香なり薬なりでトランス状態に導く方法もある。
だが今回はそれを取らなかった。
直接繋がることが最も効率よく、力も最大に発揮できる。
なにより、自分がそうしたかったから。]
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