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誰も信じられないなんて、
それほど、苦しいこともない。
[届いたか、否か。
青年の背へと送る、柔らかな声。
前髪が、目元に色濃い影を落とし、
もし、振り向いたなら。
歪の弧を描く口許が、見えるだろう。]*
[柔らかな声が自分の背中を通し――耳に届く。
振り返り歪の弧を描く口元を見やれば]
――――馬鹿馬鹿しい。
[その言葉は冷たく。
何処か困惑の色を浮かべた瞳で眼帯の魔女を1度見れば――
もう、振り返ることはなかった*]
[彼が貴方に視線を向けた時。
今、貴方を見た金色の目の中の赤色は何故か広がり。
瞬きをする間に戻った。
それに貴方が気づくかはわからないが*]
…………。
[気のせいなのだろうか。
此方を見た彼の目は、異様に赤かったように思える。
何を意味しているかなどわからないけれど。
少女の眸は不安げに揺れた。]
[繰り返される日常の中。
目元に包帯を巻いて、外を出歩くようになってからは、
事故以前と同じように、とはいかないが、
甥を訪ねることもあった。
撫でることはできずとも、抱きしめることができずとも、
数年間の空白を、埋められないとわかっていても。
学校はどうか、部活はどうか、と。
尋ねることは、できたから。]
[演劇部に入ったと聞けば、
元舞台人としては、嬉しかった。]
サクは、案外照明も向いてるかもしれないなぁ。
真っ暗な舞台に、光を与えるんだ。台本をしっかり読み込まないと難しいんだけどな。
[宵闇に惑う旅人を照らす、救い手たる月のように。
暗き夜とは、対照的に。
そんなことを言ったりもして、
それもまた、日常の一風景。]*
[あの時から両親の呼び方はお父さんお母さんになったけれど。
相変わらずの忙しさで両親はなかなか帰ってはいなかったけど。]
かーちゃん。
今日は――。
[叔父が来るとはしゃいでしまう。
楽しい話を話す時の自分はやっぱり幼いだろうか。]
……確かに、主役よりも照明がいいかも!
人に光を与えられる。
……そんな人になれたらなって。
[叔父の話に照れた。そんな一場面*]
/*
中の人から失礼します
賢者が呪狼を占う+賢者以外を襲撃で終了とありますが、占い先が呪狼ではないので賢者を守護するというのは可能でしょうか
不安なので確認をと連絡させていただきました
……――人魚の魔女の傍に居た黒いコートの魔女。
とても気味の悪い目で魔女達を見ていたんです。
だから、人狼の可能性があるならあの魔女だと思いますよ。
もしかしたら、あの人魚の魔女を狙ってる可能性がありますしね。
/*
ぎゃー秘話見落としてましたごめんなさい!
守護系能力者は、吊られる場合はその日の護衛能力は使えないのですー。
なので護衛については考えなくて大丈夫かと!
[いつか、昔、数年前?
お弁当が必要な時?
それとも家庭科の時だったか。
お弁当だったのなら美味しそうな。
小さいオムレツやハンバーグなどがあったかもしれない。
家庭科の時なら彼はとても料理が上手だった。
理由を聞いても珍しく彼は話題をそらしたけれど*]
[家に貴方が訪れた時。
軽い食事か、お菓子か。
それとも貴方は何も食べなかったか。
それは既存品のようにいい香りがしたか。
食べたのなら自分が作ったんだと嬉しそうに。
食べてなくても貴方と話すだけでいいのか彼は笑っていたけれど*]
― いつかの昔 ―
すごーい、さっちゃん!
これ、さっちゃんが作ったの?
[家庭科の実習にて。
机に並ぶ見事な料理に、少女は目をきらきらさせていた。]
ねえねえ、今度わたしにも教えてほしいな。
……ダメかな?
[少女はというと、一通りの家事はできるものの、料理関係でできる事は盛り付けと食器洗いくらい。
なぜ上手いのかと問うことなく教えを請うてみたけれど、返事はどうであったか。]
[どのみち、果たされることなく、少女は鷹取家へ囲われてしまったのだけれど*]
― 近くて遠い昔々 ―
すごいでしょ?
[家庭科の調理実習。
自分の料理を褒められて少年は照れ臭そうに頬を掻いた。]
ダメなんてことはないよ?
しぃちゃんもきっと作れるようになるよ!
やくそくね!
なにか作ってみたいものとかあるかな?
教えて教えてー?
[そのことが問われなかったのなら少年は無邪気に笑って楽しみにしていた。
その約束は、果たされなかったけれど*]
/*
いえいえお気になさらず
こちらも先程気が付きました、すみません
ありがとうございます!ゆるりと見守らせていただきます
― 小さな夢 ―
うーん、じゃあさっちゃんの好きなりょうり!
あのね、男の人の好きなものをおいしく作れたら、しょうらいけっこんした時にだんなさんがよろこんでくれると思うの!
[随分とませた事を言っていた。
さりげに意味深な発言でもあったけれど、幼い少女に自覚している様子などなく。]
[少女が
んーオムライスが好きかな!
あとは…カレーとか!
[少しだけ驚いたけれど。
素直に答えて笑って。
そんな日が続くと思っていたそんな一日。
変わっても変わらずに笑えていたらいいんだけど*]
……嗚呼また会ったな≪ズットキコエテルヨ≫。
[誰にも聞こえないように、見えないように。
にぃっと口角を上げそう口を動かしたか。
隠す気はないのだろう。
貴方に見えたか、聞こえたかはわからないが*]
お、サクが作ったのか!料理上手なんだなぁ。美味しいぞ。
[幼少期から今まで、食い意地張りは変わらず。
振舞われた甥の手料理は、何であろうと残さずに食べた。
芸能界に身を投じ、忙しかった自身。
誰かの手料理が、恋しくなることも多かった。
食事の途中、甥の話に相槌を打ち。
それは、光を見失った男の、
確かに幸せなひと時。]*
嗚呼そうだよ。
我はずっと聞いていた。
君がアレに行く前からね。
[彼女の言葉>>264にそう返して。]
……我は知っていたんだよ。
君があそこに誘われるのをね。
[淡々と口を開き言葉にしていく。]
……そう、知ってたんだ。
[返す言葉はぽつりと。]
でもね、わたしにとってはどっちでもいいの。
聞いてても聞いてなくても。
君に脱落してもらわなきゃいけないのは、変わらないから。
[宣戦布告をする少女は――泣きそうな顔をしていた。]
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