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──夢をみた
あれは、熱に魘された新月の真冬
日中とある鉱山の町へ視察へ行き、夜には酒場で交流した
カードに興じ、他愛もない奢る、奢られるの関係
酔いはしたが
ふらつくほどでもなかったはず
宿に戻る半ばで倒れ
早馬車で王城まで連れ帰られたことも、覚えていない
体の芯から焼け付く温度に、このまま死ぬと俺は──誰もが──思ったらしい
長き夜の闇のなか、朦朧としたまま幻想の入り混じる悪夢がいくつも流れていった
胸の中へ、火の種を注がれる夢
焦がれる温度にのたうつ夢
炎に溶け落ちて、凝る熾火へと還元される夢
かえれない、と ないた夢
我が手掛けし魔導の粋よ
おまえの可能性は、その程度でとどまらぬ
いずれ再び甦り、そして私は貴方のものになる
─ ツィーア内部 ─
[響き交わす声が半液体のおもてに波紋を作った。
ツィーアの声は満ち足りた獣のように滑らかで深い。
我が王が指先で魔法鉱石を掬い、人形を呼んだ。
ヒトガタだったものは温くまどろむ浴槽内、どこにもその輪郭を残してはいなかったが]
『やってみよう
今なれば出来よう、私と人形はひとつのままだ』
[慕わしげな波動。
溶液の半ばに浮いた核がゆらゆらと我が王の指先へ泳ぎ、魔導の光を表面に灯した]
[核の周囲へ撚られ、凝固してかたちうむ魔法鉱石は、やがて周囲から分離して人間の似姿を演じる。
素体であったクレステッドという男に似ていないのは、その肌に渦巻いて浮かぶ光、魔導の紋様]
…
[注がれた王の魔力によって強く結び付けられていた私たちは、この時もまだその恍惚が後を引いている。
ツィーアの情動と意志の影響深い変容意識のまま、人形はぼやけて濡れた薄蒼の瞳に王の姿を映した]
触 れ たい …
[僅かに疑問系にあがる言葉尻]
な…何よ……
[含みある笑みに不気味を感じて身構える。
踏み躙るその脚を押し退けていつものパターン、期待した矢先に反撃で倒してしまういつもの光景を思い浮かばせながら拳に力を入れると――。]
―――えっ?
[片手の合図が茨の蔓が伸びてきて全身へと絡みついてくる。
必死に藻掻いて次々引き千切る、しかしちぎってもちぎってもしつこく巻き付いてくる蔓にとうとう負けて無理矢理に仰向けにされて浮かされていく。
/////っひ!!
き、キャアアアアアアアアアア!!
[今までで一番大きな叫び、隠していた部分が全て曝け出されそれを隠す事も出来ない、あまりの羞恥に混乱した頭の中、恥ずかしさに気が狂いそうになり、なおまた蔓を引き千切る。
しかし隠すより前に腕も脚も食い込みながらもとの位置に戻されて、全身は棘で傷だらけになりながらもすぐに回復を繰り返す。]
い、いやあ···
[傷をつけられた身体は熱くうずきだし、媚薬と聞いてますます意識してしまう。大きな燻りが激しく全身に広がり、欲情を誘い、身体は火照り出して下半身に熱を感じてしまうほど。]
ああっ……うう………
[言うことを聞かない身体に、少しずつ目は蕩けていった。*]
[「おまえは私の大切でかけがえのない息子だ」と柔らかな声がしみてくる。 そういわれるのが、とても好きだ。
それから、しなやかな髪が、腕が、接吻けが優しく世界を覆った。
偽わりの仮面は失せて、ただひとりのかけがえのない血親がそこにいた。
肉欲の焔も影の枷も退いて、自由になった手でその人を掻き抱く。]
あなたが教えてくださったことです。
あなたこそ、俺の生きる理由。
[この人の場合、「愛がすべて」ではなく、「すべてが愛」なのだと思う。
その薫陶を受けて育まれた自分は、幸せだ。
噛み締めながら、睦み合う。]
[喉の皮膚を破り貫いた牙の暴虐は
深い喪失の痛みと、淫蕩な獣の快楽とを同時に与えるだろう。
くすくすと笑いながら唇を離すまで、時のとまるごとき吸血鬼との交歓はおそらくは、32(60x1)秒ほど**]
くくく、中々に見応えのあるダンスだったぞ、リミテッド。
我が舞姫には相応しい衣装というものだ。
[抗い暴れつつも茨の蔓に捕らわれてしまった姫騎士へ、揶揄混じりの称賛を向ける。ボンデージから露出した乳房と陰部へ、あからさまな視線を注いだ。
少女の喉から今までで最も大きな悲鳴が上がり、一帯が暴風に見舞われたかのように揺らぎ、軋む――]
ふふっ、その恥じらう様もまた愛らしいではないか。
[――しかし、魔王は最前の悲鳴の時と同じく、微風の中にいるように平静な様子であった。]
赤く色づいた頬。潤んだ瞳。
物欲しげに起き上がった乳首。
名指しで言ってやると又、羞恥を覚えるか?
――ここも。次第に疼きだしているのだろう。
[愉しげな表情で、柔肉の合わせ目へと指先を進めていく。伸ばした爪の先端だけを、秘唇に宛がった。]
っ、 ぁ あ ……!
[普段触れられることも少ない箇所。
そこに突き立つ牙はささやかなようで遠慮が無い。
喪われ行く箇所に注ぎ込まれるような感覚は知るものと似ているようで違う。
与えられる相反するものを堪えようと、青年の手は相手の胸元を握り込んだ。
縋るようなそれは、長くも感じる交歓が終えるまで続く]
[魔王はリミテッドの両膝を左右に開かせていく。
姫騎士がこれ以上の辱しめを拒もうと手足をばたつかせ足掻いたとしても、軽く力を加えるだけでその抵抗を押さえこんでしまった。嗜虐的な笑みを浮かべ、その理由を魔王は告げ始める。]
リミテッドよ。
其方の身体は今や、我が所有物なのだ。
わずかばかり前、其方の肌に我が爪が痕を残したろう?
[彼女が身に宿した治癒力によって、傷自体はもう消えてしまっていたが。その時描かれた筋は、魔王のサイン――花押であった。自らの所有物に記すための図形。]
リミテッド自身の意志で動かせはしようが――所有者である我を害することは出来ぬ。
そのように、お前は支配されているのだ。
これから魔王に陵辱される生贄。
我に囚われ、隷属する身としてな。
[蔓の媚薬によって蕩けた少女の目。そこから覗く意識はわずかにまどろんでいるかのよう。被虐感を煽り立てる言葉を重ね、リミテッドの意識を誘導していった。]
[牙抜いた双穴に舌を這わせ、
胸元を握る手に指を重ね合わせた]
そう?
貴方が可愛らしいから、本当は吸い尽くしてしまいたいほど
[お返しに噛み千切ってくれるの?と問うは笑み咲く声。
鼻先が触れるほど近く顔寄せる仕草は、攻撃を誘うようでも、口づけを強請るようでもあった]
――さあ、貴様を貫き、犯してやろう。
苦痛と快楽を極限まで味わい、堕ちるがいい。
[リミテッドの柔らかな太ももから血が滴るほどに爪を食い込ませつつ、魔王は硬く屹立した肉の凶器を露にする。
一切の穢れを知らぬ信仰深き聖女であろうともただ一度で淫欲に狂わせる快楽をもたらす、堕落への誘い手。
未だ閉じた少女の入り口へ、ぬらりと濡れたそれを押し当てて――]
――佳い声で、啼いてみせよ。
[優しくすらある口調で囁くと、純潔を保った柔肉の最奥まで一息に突き入れた*]
[目の前で男は笑う。笑ったその視線の先は自分の身体。
両の拳をぐっと握って引きちぎろうとするその力は千切るたびに幾重に絡まった蔓の力に逆に引っ張られる。
絶え間なく棘に傷つけれていく身体は回復と拮抗を繰り返すものの媚薬の効果だけを身体に残して、力をこめる意識さえもそれは奪っていく。]
み、みないでっ!変態!!
[死ぬほど恥ずかしい。目を閉じても気休めにすらならなくて、視線を感じる度に身体の奥からジュクジュクと黒い感覚が全身を覆っていく。]
う、疼いてなんていない!!こんなの・・・
本気出せばすぐに・・・くう・・・
[吐きかけられる厭らしい言葉にどうしようもなく反応してしまう身体、息が生温かくなり、書き換えられてることを知覚するほど火照っていく身体。
触れられたい欲求と自分の意思と騎士としての使命感と誇りとが綱引きのように引っ張り合って、私の精神を汚していく。]
はあっ!やめて触らないでえ・・・
[びくっと全身が硬直して感じたこともない衝撃が電気となって脳まで駆け巡る。
仰け反り、反射的に股間を閉じようと腿に力みの線を浮かばせるけれど、蔓がその自由を奪う。]
あ、あああ・・・やめて・・・やめてえ・・・
[流されそうになる感覚になる顔を横に何度も振りながら、必死に大事なところを触る淫らな手つきに声は震えた。]
所有・・・支配・・ちが・・・ひっああぁぁ・・・
[その眼からは光が消えかけて、口ではまだその言葉に抗うものの。
快楽を求める身体が刺激を求めて誇りや使命感をあやふやなものに塗り替えていく。
挫けそうな心をさらに追い込むその言葉で私の身体の抵抗は完全に止まった。]
/*
遅くなった、すまぬな。
一幕のあと、場所を地下牢へ移すつもりでいるよ。
リミテッド専用の調教部屋だ。
どんな物があるかは、自由に描写してくれて構わない。暫くそこで過ごすことになるだろうからね。
……それは、勘弁して欲しい
[吸い尽くされるのは困る、と小さく唸る。
お返しに、と問う声には一つ瞬いて寄せられる顔を、その瞳をじっと見遣る]
喉噛み千切っても死なねーってか。
……生ける屍だったっけね。
俺の牙はアンタの程繊細じゃねーぞ?
[血を吸うことなく、溢れさせるだけの牙。
昂ぶった時以外、牙で喉を狙うことは少ないのだが、望まれるのであれば厭うことはない。
是が返るなら、誘うような仕草に応じるように相手の細い喉に牙を当てた。
獣が獲物を仕留めるように、喉に対して横向きに口を開き、引き千切る仕草]
[ゆらゆらと浮かんできた核に指先で触れる。
指先に電撃のように感じるのは、至福の余韻。
浴槽の液面と同じように波紋描いた魔導の光は、やがて周囲に流動鉱石の肉を纏った。
核の表面と同じ光が、人間の形をした鉱石の肌をさざめかせる。]
来るがいい。
[些細な疑問形など意に介さず、人形を腕の間に呼ぶ。]
やめて・・・お願いやめてえ・・・
[疼きが止まらない。食い込む爪で痛いはずの傷すらもう私の精神をおかしく狂わせていく。火照ったお腹の奥が、辛いほどその精を求めだして、力の入らない身体は押し当てられると、期待に悶えた。]
(ご、ごめんなさい・・・もう私・・・ 私・・・)
[ずぶりと根がお腹を貫く、その刺激は痛みのはずなのに、麻薬のように蕩けそうで、ぎゅうっと擦れて破けた傷を癒すように膣内は包んで受け入れていた。]
あ・・・あぁぁ・・・
[悲鳴ではない情けない力の抜けた嬌声。奥まで突かれたソレに微かに残っていた心を突き潰される形となって、私の使命や誇りに対する概念はいやらしい赤いの飛沫とともに流れてしまった。]
[両腕で捕えた人形を、力強く抱きしめる。
同時に、周囲の魔導鉱石が王の意思を受けてぞわりと蠢いた。
無数の繊毛のような鉱石の手が伸び、人形の身体を探索する。
もっとよく反応する場所へ。もっと響き合う場所へ。
先ほどの交歓の温度を求め、感覚が最も鋭敏となる箇所へと透明な繊手が集い、まさぐる。]
人形のことも、よく知っておきたい。
おまえと繋がるツールだ。
[鉱石の柔毛と感覚を繋いで、微細な震えまでを堪能しながら、魔王は人形の背に爪を立て、肌を破いた。
これもまた人形がしていたことだ。喜ぶのかと思って*]
/*
我からは……そうだな。
調教部屋の壁には、リミテッドが国王から賜った剣を掲げておこう。
むろん、手に取ることは出来ぬようにしっかりと埋め込む形で。
騎士であり続けられるか否か、日々葛藤出来るのだ。素敵だろう?
もっとも、心を病んでしまいそうなら仕舞っておくことにするが。
(気持ちいい・・気持ちいい・・私は敗けた・・・もうどうだっていい・・・)
[待ち望んでいた自分が追い詰められてしまう感覚に、戦う意思もついに手放してしまった。*]
/*ちょ、調教・・・ですか・・?(ごくり
はい!地下牢了解です。意外と色んなことされて喜んでいる私がいます!
剣はどうでしょうね。流れでまた考えます。
[リミテッドの胎内へ突き入れた肉槍を抜き出せば、破瓜の徴に赤く彩られているのが目に映った。耳へ届く声は力弱く覇気を失ったもの。]
くく、どうした。
純潔を散らされて抵抗の気力さえ失ってしまったか?
[再び、ずんと深く貫き入れる。
戯れに、鋭い爪の先端で乳首を左右から挟み込むようにして、つぷりと浮かんだ血の珠に舌を這わせた。]
何やら惚けているようだが……狂い堕つるにはまだ早いぞ?
[変貌の様に多少の訝しみを覚えつつ、律動の緩急を付けて抽挿していった。*]
[仮初の姿は愛しさと歓びの前に溶け落ち、本来の姿を取り戻す。
我が子と抱き合い繋がり合ったまま、闇の道を開いた。
温かな闇の胎を潜り、速やかに居城へと帰還する。
そこは昼の無い場所。常に満月が夜を照らす異界。
闇の懐の奥深く。小さな部屋ほどもある寝台の上に我が子を横たえて、天蓋の代わりに上を覆った。]
[獲物の喉を食い破る獣へ、悦びと共に身を委ね。
湯霧に混じる紅
やがて満ち足りた猛禽は浴槽に身を沈めて気怠く瞼を下げた。
得た血蜜より多くを失ったが些細なこと]
なかなかに悦いものだろう?
[何が、とは言わなかった。
自慢のスライム風呂は男の傷と消耗を癒しただろう]
おまえは任務には失敗したが、私の企みごとは打ち破った。
だから、ご褒美と、お仕置きと、両方をしよう。
聞かせておくれ。
どんなご褒美をねだるつもりだったんだい?
どんな、お仕置きがされたい?
[口づけを降らせる合間に、問いをひとつふたつ置く。]
/*
了解したよ。
喜んで貰えて我も嬉しい。
では、幾らか日数が進んだことにさせて貰おうかな。その方が色々な楽しみが出来ると思うのだ。
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