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凄く今更な質問で失礼します。
死神は人外サイドに入るのでしょうか。
入る入らないどちらでも大きく影響はないので、ちょっとした確認でございます。
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あわわ、お返事が遅れて申し訳ないです!
秘話に気づくのが遅かったなどと……
死神は人外サイドですが、村側や狂人系と同じ「見習い魔女」という括りですー。
いわゆる妖魔や恋天使のような「その他の陣営」ですが、ガチ村と違い必ずしも見習い魔女や人狼と敵対する必要はありませんので、好きな側につく、どちら側にもつかないなどの選択もご自由にどうぞなのです。
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回答ありがとうございます。
色々とこれで整理がつきました。(設定的な意味で)
どの陣営に組するか組しないかは流れに乗っていくことにします。
『お前のせいだ』
[犬の形をしたディアボロスが、醜い黒を吐いていた。]
『お前のせいだ』
[今年の正月のこと。
楠は遊びに来ていた従弟と夜のコンビニに買い出しに向かった。足りなくなった缶ビールとつまみと煙草と。肉まんを奢ってやるからと誘った。
星空の下で、楠が年下の従弟に訊ねたのは未来。これから選ぶ路の多い、未来を。
『お前のせいだ』
[現在、目前の犬は言う。
過去、街灯の下に佇んだ男が言った。
荷物を従弟に持たせ、背に庇う。
「……出所して早々、そんな怨み言を言うために俺に会いにきたっての? 生憎と暇じゃないんだよ。」
逆怨みの言葉は、歪に濁り、醜かった。]
『お前のせいだ』
『お前のせいだ』
『お前のせいで、俺の人生はオシマイだ。』
『だから、今度は―――』
[「輝音」
短く名を呼ぶ声は優しかった。
「さっきのコンビニまで戻っていろ。な?
いい子だから。」
視線は前方に向いたまま。
『だから今度は、お前の人生をめちゃくちゃにしてやる。』
そんな言葉を、従弟には聴かせたくなかったのだ。**]
[誘われて歩く夜道。
いつもしている眼帯も付けず従兄と歩く。
奢ってもらえるのはたしかに嬉しいけどそれよりも慕っている従兄と出かけられることが嬉しかった。
永莉斗兄さんみたいになりたいと、純粋に笑えるほどに慕っていた。]
[だからこそ、庇われながら聞いた逆怨みの言葉に怒りを覚えて、叫びそうになった。
自分はどうなってもいいと思っていた。
……従兄の声で戻った自分が、嫌で。
早く大人になって誰かを護れるようになりたいと、願った。**]
輝音―――
[開いた唇が名を紡ぐ。
慕ってくれる従弟の名を。
空色と、金ではないのに。
大人と呼べる程、大きいのに。]
― ??? ―
[莉紗の死が全国で報道されるようになってから。
時羽流は、輝音を人気のない場所へ呼び出した。]
かのんさん……!!
ぼ、ぼくは……ぼくは、きえちゃいたいです!!
[普段は家族やクラスメートが見ている手前、平静を装っていたけれど。
二人になると、緊張の糸が切れたように縋り付き、暫く泣き続けた**]
― ??? ―
[あれから6年。
時羽流は、2年遅れで姉と同じ中学へ上がった。]
[ある日の昼休み、姉と二人で昼食を食べる機会があった。
そのときに、何気なしに尋ねてみた。]
姉さん。
僕のせいで死んでしまった人がいたとして……
その人を生き返らせたいと思うことは、神様への冒涜だと……いけないことだと思いますか?
……いえ、忘れてください。
そんなことができるわけがないと、わかっているからこその問いですから。
[姉は何と答えただろうか。
それ以降は昼休みが終わるまで、自分からは一言も発することはなかった**]
―???―
[その時、呼び出され縋り付かれる。
泣き続ける彼を優しく包み込むように抱きしめて頭を撫でた。]
………時羽流……。
[消えないで、なんて軽い言葉は言えない。
その時にいれなかった自分に心の中で責めていたから。
本当に自分は必要なのか、と。]
(……僕が―――らなんて、考えさせたくないから。)
[この場所を守ろう。
僕がいらなくなるまで、優しい世界を。
その時は彼が泣き止むまでずっと護るようにそばにいた。**]
[『ジェフロイ』と、呼んだ。
いつも呼んでいる名は、物言いたげな、
何かを隠した表情で以て返された。
魔女に変身すると服だけでなく、獣耳や尻尾だけでなく、他の変化もあるのだと拒絶したくなる気持ちを捻じ曲げた。
きっと、従弟からも自分の正体を知られたことだろう。
それでも、それだからこそ――…
腕を伸ばして、突き飛ばした。]
― 記憶の断片 ―
[それは姉弟が中学校に通っていた時のある日。
二人で昼食を食べていた時のこと。]
どうしたのよ、時羽流。
いったい何を――
[突然の問いかけ。当人なりの悩み。
しかし、この時は自身の考えをうまくまとめられないまま]
忘れてくれと言われても――
[すぐに忘れることなどできそうになかった。]
あなたのその思いが神様への冒涜にあたるかどうかは、分からない。
けれど誰であれ、生きている限りは、後悔の念を抱くことだってある。
私にだって、後悔していることはある。
亡くなった人がどんな思いを抱いて生きていたのか、それを知ることができていたら、どんなにか。
不可能なのはわかっているけれど。
……ごめん、雰囲気を暗くしすぎたかしら。
[しまった、場の雰囲気が湿っぽくなったか。
たった今芽生えた感情を隠すように、自らも口を噤んだ]**
[彼の掴んだ腕は、白く、異様なまでに細く。
人のぬくもりの一切を失ったかのように冷たいものであります。
打てば容易に傾く身体。
きっと、彼にはわかるでしょう。
上背もあり、不自然に痩せているわけでもない。
それなのに、まるで赤子を打ったかのような軽い手応え。
ありえないほど、その体が軽いこと。]
[距離は近くに在ろうとも、
カウンターを隔てたものより遠かろうとも、
ダメージを負った楠がフードの下を確かめる余力はなかった。]
[猫耳萌えの青年魔女は、呆気なく、そう余りにも呆気なく床にたおれた。>>525]
……お前は、なんだ?
[取り押さえた経験の、誰よりも軽い成人男性の身体だった。
誰? ではなく、何? と問いが漏れた。]
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