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アデル。
[ 少年の姿を見て、にこりと笑う。
旅だった時よりも大人びた少年。
でもきっとそれはユーリエも同じだろう。
ギィに下してもらい、片手でアデルの、
もう肩絵でギィの手を取った。 ]
ギィがね。
この戦いで散った「皆」を元に戻してほしいんだって。
私、手伝ってあげてもいいと思うの。
アデルはどう?
[ 目を閉じ、歌うように唱える。 ]
偉大にして寛大なる父よ。
あなたの全てのいとし子に祝福を。
我々にひとしく愛を注がれたまう父よ。
あなたの私に力を。
憐れみ救い絶え間なく慈しみたまう父よ。
あなたの救いを求める全ての者に赦しを。
[ 聖魔両方の聖母の身が、ほんのりと光を放つ。
長い髪が、水中のようにゆらゆら揺れて、
背で広がる。 ]
[ つないだギィの手から、蔦に心を乗せる。
アデルの手から、結界に力を乗せる。
城内で迷う者、死者も生者も全てを抱きしめる。 ]
貴方がアレクシスね?
貴方のお茶、おいしかったわ。
[ 最初にたどったのは、ギィに託された花から、
黒髪の吸血鬼。
額に口づけて微笑みかける。 ]
オズワルド、どこに行ってたの。
知らないところで倒れちゃうなんて、酷いね。
[ 眠るその体を抱きしめ、髪を撫でて。 ]
シメオン、さっきはありがとう。
[ 冷たい体を、そっと抱きしめた。 ]
[ ユーリエと同じく目を閉じ、祈りを込めて唱える。 ]
偉大にして寛大なる父よ。
あなたの全てのいとし子に祝福を。
我々にひとしく愛を注がれたまう父よ。
あなたの私に力を。
憐れみ救い絶え間なく慈しみたまう父よ。
あなたの救いを求める全ての者に赦しを。
[淡く光を放つ聖母に呼応して。
半聖半魔の神子が、蛍のように輝きを放ち、明滅を繰り返す。]
― 城を背にして ―
気に喰わねぇなぁ…
[顔を顰め、たてた爪でがりがりと首筋を掻いた。
塞がりつつはあったが、生涯にわたり消えることは無いだろう深さを持った二つの傷痕。
もう片方の手の中には、血に濡れた上着に包まれた標本瓶。
中には、妹の心臓が収められている。
共に戦った…、とも言い難い。
一時的にも行動を共にした彼らがどうなったのか、男は何も知りはしないし知ろうとも思わなかった。]
帰んわ。
どっかで会う事があれば、酒の一杯くらいは奢ってやんよ。
[首から離した手で、後ろ手を振り、足を踏み出す。
じゃり、と硬い音がした。]
バルタザール!
バルタザール!!
……私、貴方から大事なことを教わったのよ。
本当に、本当にありがとう。
[ 膝をついて、その灰にくちづけた。 ]
……さて、
手を焼かせてくれるのは貴方ね?
リエヴル。
[ 風と焔になって、結界中に散ってしまった体を、
かき集めて抱き寄せて。 ]
帰っておいで。
格好悪い兄ちゃんで悪かったな。
[腕の中の妹に苦い笑みを浮かべ、ゆっくりと遠ざかっていく。
一先ずは、故郷の方を目指して。**]
― 地下礼拝堂 ―
[手をとりあう少年と少女を、横に立って見守る。
それは、はるか昔のおとぎ話のようでもあり、
これから芽吹くものたちの象徴のようでもあった。]
―――我が血に抱かれし原初の花よ。
創生の力を、その本来の姿を取り戻せ。
[少女が祈るのに合わせて、
胸のブローチを外し、石に自分の血を振りかける。
血で封じたものを解放するために。]
>>395
[友の、無い筈の右腕が頬を打つ。
――否、己には見えている。触ることもできる。
彼の熱き魂、その一部である腕が。
破れぬ筈の唇の傷に手の甲を当て、こぼれぬ筈の血を拭う。
そうして、彼を真正面に見据え、彼の信に応える。]
……貴様に言われずとも、私は消えはしない。
神が私に剣であり続けよと命ずるなら、私はその使命を全うする。
たとえ、魂無き死者であろうとも。
折れ砕けようとも。
ふたたび刃を打ち直し、剣として在るを望む。
[ 幸せそうなソマリとアプサラスを見ると、
ちょっと赤面した。 ]
その手……ううん、なんでもない。
そんなこと望んでないね?
望んでないことはかなえられない……。
でも、それでいいのね。
[ ジークムントは、どこか影を含んだ表情で。 ]
貴方は優しい人ね。
ずっとそのままの貴方で居てほしいな。
[ 今も城主の自由の後埋めに奔走するヴィンセントの背を追いかけて。 ]
貴方とソマリは良く似てる。
優しいのに、冷たいところ。
ありがとう。
― IF・あるいは続くかもしれない未来 ―
[己の目の前に、憤怒の形相で仁王立ちする"幼子"を見る。
それはどこまでもまっすぐで、剛毅で、
鋼のごとき強さと、剣の鋭さを併せ持った姿。
すなわち、己が欲したものそのもの。]
ああ。―――おまえがなんと言おうと構わない。
私は私であり、おまえは私が"愛"するものだ。
[言葉の剣さえ心地いい。
貫かれたいと望むように一歩を踏み出して、
仄かに朱宿る頬に手を伸ばす。]
クレステッド……。
私はあなたに勇気を教えて貰ったよ。
[ 無茶ばかりする聖剣を抱きしめて。
そして最後に。 ]
アデル。
ギィ。
人と魔物と。
一緒に手を取ってひとつのことをすることは、
きっと出来るね。
今日のことを、ずっと忘れずに、
いられるね。
[もはや聖女から母になったユーリエの声が、蔓を伝い城中を巡る思念となって呼びかけるのを、聞いていた。
聖母の祈りを追いかけるように、神子もまた無心に祈る。]
(神様――)
(祝福も、賛辞も、僕は何もいりません――)
(寛大なる父よ、どうか等しく彼らに機会をお与え下さい――
あるべき場所ね、望むべき姿で――)
私は私として、在り続ける。
――だから貴様も、心のままに在り続けろ。
[再び交わることのないかも知れぬ、路を往く友に、最後になるかも知れぬ言葉を贈った。]
俺は、生きるぞ。
悔いなく生きるぞ、君も生きろ。
他の誰でもない、一振りの剣として生きろ。
君は、俺の、親友だ。バルタザール!
[偽りと義務に塗れた男が、
親友へ晴れやかな笑顔を輝かせて見せた。*]
[耳にしたことのない、清らかで、それでいてどこか懐かしい匂いのする声>>412>>414が聞こえる。
重なる音は光の糸となって、己が身をどこかへ連れて行こうとした。]
……っ、バルタザール!
[最初に思ったのは、共に在ると願った大切な子の姿。
求めるように伸ばされた手は次元を超えて、彼の元へと伸ばされる。
その身を掴んで引き寄せようと、離さないという意思で強く抱きしめようと。]
ギィ、
[無意識に囁いたのは、心の奥深く、預かられた芯の穴に収まる程、かけがえのない存在。
引き寄せられる程にその気配が強くなって、強張っていた身体は次第に緩んでいった。]
─ 聖光教会ユーリエ派の話 ─
[ 救世主の唱えた初期の教義に帰る。
人も魔物も救う。
そう唱えたユーリエを支持したのは、ある司祭だったという。
使徒研究をやめるかわりに、一部の魔物と同盟を組んで、村を滅ぼすような魔物に対抗し、
愛を持って信者を育て、
……聖母は姿を消したという。
[光に目が慣れた頃、何度も瞬きを繰り返す。
その腕の中に、
辺りにはアデル、見知らぬ少女、そして――]
――っ、ほんとうに、本当に馬鹿ですね!
何してるんですか、ギィ……!
[視界を覆うのは炎のような赤。
もう出逢うことはないだろうと思っていた姿が目の前にある。
匂いも、体温も、間違いなく現実のもので。]
いいことばかりなんてあってたまるか。嫌なこともあって、いいこともあって、"悪くない"まで持ち込めれば十分だ。
[こんな時になっても、霊体のときと変わらぬ物言い。
ただ変わってしまったことといえば、あそこで話したせいで、手をかける気が失せてしまったということ、こうした時間を過ごすこともあるだろう。
しばし香りを楽しんだ後、自分も倣うようにして杯を掲げ]
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