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教官 スノウは、栞を挟んだ。
―3日目・PM6:00・救護室―
なに? さっさと帰って欲しかった?
[相手>>3がそのようなことは思ってはいないのを承知の上で問いかければ、答えを待たず、彼の近くの椅子へ腰掛けようと己の方に引く。しかし、不意に相手の身体が視界に入れば、ぱっとその身体の方へと掌を向けて魔力を放った。
硬直の魔法。弾かれなければ相手の腕の動きを静止させただろうが、例えそうならずともその胴体部につけられたいくつもの傷跡はしっかりと目撃している。
じっと相手の腹部を見ながら近寄れば、既に塞がっている傷跡へと手を伸ばして]
ふうん。
随分時間の経った傷だね。稽古ならこんな付き方はしないし……誰がくれたの? この贈り物。
―3日目・PM6:00・救護室―
そういう訳では無いですが…え?
[身体が動かない。
彼>>7が拘束の魔法を使ってきたことにも驚きだが…ああ、やはり気になりますか。
もういつ付けられたかすら忘れた証に触れられては擽ったさで震えた。]
…何時だったかは覚えてませんが、幼少期に稽古をつけて頂いた方達と…両親に少々。
大変、教育熱心でしたから。
[ここで誤魔化す事は出来ただろう。
たが彼になら言ってしまってもいいかと、そう思えば詳しい経緯は話さずに誰だかを述べた。
切り傷、打撲、火傷と普段は見慣れてない様な跡が多いから気になるのでしょうか?]
―4日目・AM10:00・第五訓練場―
[サバイバル講習の補講を頼まれて首を傾げたのだが、理由を言われて納得した。体調不良での途中離脱ということなら補う機会はあって然るべきだろう。
そう思って呼び出したのは過日に講義を行った訓練場。中央広場の切り株に腰掛けて懐中時計を開けば、針は丁度指定の時刻を示した。]
さて、何分“遅刻”してくるかね?
[──尚、訓練場までの道程には非殺傷性トラップをごまんと仕掛けておいた。補講を受けることを希望した有望な新入生への特別課題である。静かに唇の端を吊り上げて、彼の到来を待った]
―3日目・PM6:00・救護室―
ふっ、君の親って変なところで馬鹿だよね。
こんな分かりやすい証拠を残すなんて……ああ、君が歯向かわないって油断してるから残してるのかな。
[傷跡の経緯>>8を聞けば思わず嘲笑が漏れた。
服で見えない位置を狙ってはいるものの、人為的なものと分かる傷を残している時点で浅慮だと言わざるを得ない。本当に隠したいのなら、最初から回復特化の魔術師を雇うなり、魔獣に襲わせて事故を装うものだろう。
ひとつ、ふたつと、相手の腹部につけられた傷を指先でなぞる。火傷に裂傷、打撲傷。どれも随分な痛みを伴ったことだろうと思えば、数少ない人間の知人を思い出して]
……隣国に傷を消すのが上手な友達が居るけど、いつか連れて行こうか。
それとも、覚えておきたい?
―3日目・PM6:00・救護室―
8歳だったから尚更逃げないと、確信してたのかと。
私も…また❝商品❞にはなりたくは無かったので、両親たちの教育に必死について行きました。
[傷跡に触れる慣れない感触>>10に身体が震える。
普通の方ならば好き好んで触れない物を彼は一つ一つ確認する様に指を滑らせていく。
とっくに塞がり痛みは無い筈なのに段々と熱を持った様な錯覚に頭がクラクラしてしまいそうで、まるでサバイバル訓練の時と同じ様だと感じた。
そう思っていると不意に彼が訊ねた。]
傷を…消す?
……私自身はもう傷の事は気にしてませんが、周りの方は不快になるので隠してました。
ですが貴方が…ディ、ディークが嫌なのであれば消します。
―回想・3日目・PM1:00・食堂―
……君って、絶対敵にまわしたくないタイプ。
[全て筒抜けだったのか、それとも事前に身辺調査でも入っていたのか、随分と意味深な発言>>6を聞けば小さく溜息をついた。正体を隠していたとはいえ、"あの"スムースコート家の者であれば監視で知り得た情報を他言するような男では無いはずだ。しかしそれはそれとして、心底食えない男だとも思う。
パンを食べきり、残りのシチューをスプーンですくって完食すれば、魔法で食器類を浮かせながら席を立って]
でも、さっきの話すごく面白かったよ。
またそういうのあったら聞かせて。
――じゃあね、ヴェルナー。またあとで。
[退屈に殺されるくらいなら裏切られた方がまだ楽しい。
相手の正体を知ってもなお、同期に向ける微笑みと言葉遣いで別れを告げれば、返却口の方へと向かっていった**]
―3日目・PM8:30・救護室―
失礼しまーす……
[色々なことを済ませていたら遅くなってしまった。
おそるおそる救護室に入れば、トールみたいに名前のわかるやつもいれば名前もわからないやつとかディークとイチャついてたやつもいた。
特に名前のわからないツンツンした髪のやつはなんか…雰囲気が陽キャだ。生きる世界が違うに違いない、近寄らんとこ。僕はそう思った。]
おい、大丈夫か?なんか体調不良で運ばれたって聞いたけど。
一応、食堂で見舞い用に果物貰って来たから…
[その中でハイネの休んでいるベッドに近寄ると、手土産の果物の入った篭を見せるように前へ出す。
リンゴだとかブドウだとかミカンだとか、適当な詰め合わせだ。
それを勝手にベッドサイドのテーブルに置いた。]
……あとほら、これ。直せたから、返すよ。
[そうして自由になった手で、今度はポケットを探って預かっていた時計を差し出した。
無事に直ったそれは、もう持ち主のところに帰るべきだ。
本命の用事はそれだけだから、済ませたらさっさと自室に戻るつもりでいた。*]
―4日目・AM10:30・第五訓練場―
[補講とはいえサバイバル講習とあればやる気も湧くもので。遅刻しないように10分は前に着くように指定された訓練場へ向かった。
だというのに、これはどういう状況か。
落とし穴に落ちたときには誰かの悪戯かと思った。続いて足元の縄に躓きかけた時もだ。こんな子供騙しは、弟や友人と幼い頃に仕掛け合っていた思い出がある。そんな経験の賜物か、突如頭上から降ってきた網は瞬時に察知して避けることができた。
ほっとしたのも束の間で、今度は目の前の坂道から転がり落ちてくる丸太。──ここで漸く何者かが進行を阻む意図で仕掛けてきているのだということには気付いた。売られた喧嘩は買うべし。丸太を次々に粉砕しながら進んだ。
その後、地図のとおりに向かったはずなのに何故か違う場所に迷い込むことを繰り返して、どうにか辿り着いた目的地。指定された時間からすでに30分以上は過ぎていた]
……遅れて、っ……、すみません……!
[泥塗れの息切れ状態で、待たせてしまったであろう講師>>9に頭を下げる。道中の災難が特別課題だったことには未だに気付いていない]
─回想・3日目・PM1:00・食堂─
お褒めに預かり恐悦至極、と言っておこう。
[調べた情報も学生同士の関係も、必要な時適切に使う以上の意味を持たない。故に平然と呟き>>12に即答した。
けれど返したのはそれだけ。ボロネーゼソースの残りをフォークで掬い取りながら去り行く背へ軽く手を振った]
ああ、じゃあなディーク。
また学校で。
[その物言いに不満も指導もなく、見送る姿はごく普通の同級生のように。入学以降の波瀾にまで思いを馳せながら皿を空に。人ごみの中に相手の姿がないことを確かめてから席を立った**]
―4日目・AM10:00・第五訓練場―
[自分が救護室送りになっていた間の補修を行ってくれるというのなら、それは参加せざるをえまい。
本物の体調不良ならともかく、羽目を外した結果の自業自得での休養だったため、評価は少しでも回復できるチャンスを狙った方がいい。
例えそれを企画した人物が、まさに自分を“潰した”相手だったとしてもだ]
――やっぱ今の前言撤回。
[第五訓練場。示された場所に向かおうとした自身を襲ったのは、まず落とし穴だった。
と言っても落ちかけたところで何とか身を躱しほっと一息をついたのも束の間、縄に足を取られて地面とキスする羽目になった]
ぜってー急いでやんねーぞ……
『道中のトラップに引っかかって全然辿り着けませんでした』は遅れる言い訳として十分だろ。
となれば喉乾いたし飲み物でも買ってから行っ……
[丸太が転がってきているのを見たトールは大人しく回り道をすることにした。こんなものは馬鹿正直に超えて行く方が骨が折れるというものだ。
来た道を引き返し脇道に入ったところで視界突然奪われた]
っ、何だ……?
[一瞬焦ったが、命にかかわるものではない。
そう判断し冷静に今身に降りかかって来ている(物理的に)何かを掻い潜ったら、どうやら投げ網だったようだった。
いや投げ網って何よ。
困惑と怒りの入り混じった頭ですたすたと足を進めていたが、一向に目的地に着きそうにない。
仲間内には気が長くて温厚だと言われてきたトールも流石に苛付いた。
幻術の類なら、さっさと領域外に出てしまえばいい。
二階の渡り廊下の窓を開け華麗に飛び降りて中庭に着地した]
[第五訓練場に着く頃には優に指定時刻を一時間弱過ぎていたが、悪びれた様子もなく、道中食堂で買ったコーヒーを啜りながらのんびり歩いて現れた]
すんませーん、遅れましたー
[あ、コーヒーいります?そう言って教官であるヴェルナーと、先に到着しているレオンハルトに、余分に買ったコーヒーを差し出し]
―4日目・AM10:30・第五訓練場―
そうだな、予想より幾分か遅かった。
[遅刻してきた相手>>14に掛けるにしてはどこか揶揄する笑みを含んだ声が頭上へとかかっただろう。同時に音高く懐中時計の蓋を閉じ再度開く。ちょうど青空教室が出来るよう点在する岩へ座るようジェスチャーで促しながら術式起動。程なく空中へ展開されたのは今まさに迷霧結界を物理的な方法で乗り越える姿>>17だった]
とはいえ、生徒が揃わんと始められんからな。
コイツを教材に少し講義でもしてるか。
[などと言い放ち、三十分ほど二人の比較と手本となる映像を並行しながらサバイバルの心得などを延々と講義したろうか]
―4日目・AM11:00・第五訓練場―
途中で食堂なんか寄ってるからサボるものかと思ったが。
よく来たなトール。歓迎するぞ。
[そしてトールが辿り着いた時には、画面の中のトールもまた珈琲を差し出している場面>>18であった。手の振りひとつで画面を消し、コーヒーを受け取りながら肩をすくめる顔は最初に顔を合わせた時と異なる教官としてのそれだった]
さて、ひとまず“訓練”の感想は?
[それは言う間でもなく、道中に無警告で仕掛けられていたトラップ達のことに他ならない]
―3日目・PM6:00・救護室―
僕は気にしないよ。
傷があってもなくても、見た目がちょっと違うってだけでさ。
でも、人間はそういうの気にするって聞いたから。
[ぱちん、と指を鳴らして相手>>11にかけていた魔法を解くと、傷に対して思うことがあればという言葉には首を横に振った。
醜いから、嫌なことを思い出すからと傷を消したがる人間を何度か見たから提案してはみたが、彼が気にしていないのであれば消す理由はない。ただ、自分らしくもなく、少し気遣ってみただけのこと。
そっと相手から一歩離れて服を着るのを待ちながら、悪戯っぽい笑みを浮かべると話題を変えて]
ちゃんと僕の名前、覚えてたんだね。
さっき呼ぼうとして止めてたから、忘れちゃったのかと思った。
―4日目・AM11:00・第五訓練場―
訓練の感想か……そうだな。
『俺ならもっと上手くやる』。
[落とし穴の隠蔽、足掛け縄の配置場所、丸太の個数、投げ網の素材――幻術はあまり覚えがないのでそこは言及しがたいが。
“罠”として配置するならもっと創意工夫する余地がある。
もっとも、これは自分たちを試すための罠だろうから、甘く作られているんだろうということは承知の上での発言ではあったが。
教官然とした男>>20にコーヒーを渡してから溜息を吐き、肩を竦めて見せた]
落とし穴に落ちかけた瞬間教官の差し金だろうと思ったし。
ここまでのこと込みでお前の手口は大体“理解”った。
―3日目・PM6:00・救護室―
うわっ!?
[拘束が解けては情けない声が出てしまい、そのままベッドに落ちる形になった。
彼>>21もこの傷に特に思うことは無いらしく、それだけで胸に有ったつっかえがなくなった気がした…そもそもなぜ今更になってこの傷を負い目に感じたのか、その理由は分からないが不愉快になる要因ではない事が知れた。
まだ途中だった着替えを続けていると不意に彼が聞いてきた。
『ちゃんと僕の名前、覚えてたんだね。』]
わ、忘れるわけありませんから!
貴方の噂とか有名でしたし、シェーンベルクの方はみな年齢と合わない若々しい方が多いと聞きますし…。
[そこまで口にしては急に黙る形になってしまった。
相手の笑みに拗ねたわけではありませんが、なんだか先ほどから負けた気がして少し悔しい。
何か意趣返しは出来ないかと考え込み]
…今後もその…“そう意味”で付き合っていくんなら、名前で呼ばれたいだろ?
[久々に使う言葉遣い。
アンタにだから少しは見せたっていいよな?]
―3日目・PM6:00・救護室―
――あ、ごめん。
[相手>>23が体勢を崩してベッドへ落ちるのを見れば、さして悪びれた様子もなく謝罪の言葉を口にして微笑んだ。
この魔法は解けた瞬間に力を入れなければ筋肉が弛緩することを忘れていた。
だが、それを先に思い出していたところで己は忠告はしなかっただろう。
こちらのからかいに必死に反論する様子を楽しげに見下ろす。
ふと、相手が僅かな沈黙の後に時折見せていた貴族らしからぬ態度を見せれば、彼の顎の下へと指を一本当ててしっかり上を向かせ]
へえ、君って"そういう意味"でのお付き合いには疎そうだったけど、そういう希望があるんだね?
―3日目・PM6:00・救護室―
っ!ち、知識だけは有るだけですよ…経験だって未遂で終わってますし。
興味だって人並みには有ると思いますよ。
……恐らく。
[顔を向けさせられては相手>>24と目が合う。
近くで見れば改めて彼は整った顔立ちで、同じくらいの歳だと感じさせる程若々しい。
きっと彼の口振りからして経験はあるのだろう。
ええ、この歳で1度も経験は有りませんよ!
なんだか悔しいですね…これ。と思えば]
…良かったですね?
滅多に居ない、この歳での❝初物❞を独占できますよ?
[相手を挑発していた。]
―少しだけ先の未来・AM11:00・第二講義室―
[───その年の入学生にスムースコート姓の子供はいなかった。合宿に出た者の中では不審に思った者もいたかもしれないが、新生活の多忙の裡に埋もれていく程度の小さなものだ。
だから、さほど高くない背が姿を見せたのは一年次における必修講義のひとつ]
防衛術教官、ヴェルナー・スムースコートだ。
貴様らヒヨッコが戦場で無駄死にせんよう、基本の心得を叩き込む。
心して着いてくるように。
[見回した講義室の中にはあの合宿で顔を合わせた面々もいるだろう。背筋を改めて伸ばし、後方まで届くよう声を張った**]
―少し先の未来・AM11:00・第二講義室―
[いよいよ学校が正式に始まって、毎日あわただしい日々を過ごしている。
毎朝早く起きるのだって、ハロウがいてくれなければ絶対に寝坊してたと自信をもって言えた。
今日は防衛術の講義か、と思ってテキストやらを準備して講義に備えて教室で待つ。
そうして入ってきた姿は>>26]
……えっ? あれっ……?
…………あーーーーっ!!
[どこかで見覚えがある、と思って首を傾げた。
続いて告げられた名前に、はっとして思わず声をあげた。
同じ班にいた奴だ!
あいつ、教官だったのかよ!騙された!!**]
―4日目・AM10:30・第五訓練場―
予想より……、……。
[指定された時間に対しては大分遅れた。つまりその言い草では指定時間に着くことが想定されていなかったということだろう。道中こそが訓練の一部だったことを理解すれば大きな溜息と共に地面にへたり込んだ]
それならそうと言ってくださいよ……。
[告げられていなかったことも意図なのであろうが、悪態を吐きたくもなる。疲労の残る身体で促されたままに岩に腰を降ろし、映像の浮かぶ宙に視線を向けた。
補講でも覗き見かと気が引けたものの、比較映像もあるとわかれば動きを追い始める。次からはもっと上手くやろうと教官の演説にも真剣に耳を傾けた]
―4日目・AM11:00・第五訓練場―
[遅刻を恐れて必死に罠をくぐり抜けてきた自分とは正反対に開き直った動きをして現れた男。差し出されたコーヒーをやれやれと呆れた様子で受け取った]
物理的なものは次からはヨユーな気がするけど、幻術系はなー。
でも確かにトールは仕掛ける方が向いてそう。
[目の前の二人の会話に一歩離れたところで独り言ちの感想を落としつつコーヒーで喉を潤す]
これ、入学してからの本格的な訓練だともっとアブナイ罠とかも混ざる感じです?楽しそー。
[酷い目には遭ったがなかなかに楽しかったと、今後の学校生活に期待を膨らませた]
―少し先の未来・AM11:00・第二講義室―
[無事に入学し、色々と準備で慌ただしかった日々を過ごしていた。
そして必修科目である防衛術の講義、まさかその教鞭を振るうはよく見知った顔>>26だった。]
……大人は狡い生き物だとつくづく思いますね。
**
―少し先の未来―
[諜報術の講義の講義室に姿を現したのは、金髪褐色の青年だった。
教壇に立ち生徒を見回し出欠を確認してから口を開いた]
諜報術概論担当、ロー・シェンだ。
一年次では諜報術の基本について学んでもらう。
貴様らの中では、この姿の方が……見慣れている者もいるだろう。
[そう言うと、瞬きの間に白い猫に姿を変じた。
教卓の上にひょいと登り、くしくしと毛繕いをしてから身を正すと尻尾で机をぺしりと叩いた]
―4日目・AM11:00・第五訓練場―
この程度では温いと申すか。大変結構。
その腕は入学後に存分に振るってくれ。お前達がどの程度上ってこれるか期待している。
[二者二様の言葉>>22>>30に片眉を上げて苦笑をひとつ。あれだけのトラップ地帯をくぐり抜けた後でその口を叩けるなら全くもって将来有望という他ない。ならば全力で答えるのが今やるべきことと、その後は見分けやすい薬草や腹ごしらえになる木の実なども含めて正しいサバイバルの補講を行ったことだろう**]
……それと。
サバイバル中、キノコは決して手を出すな。見分け難いからな。
―3日目・PM6:00・救護室―
[こちらの挑発に乗ったのか整った顔>>29が近づく。
経験から来る余裕なのか、仕草や手つきがまるで調教の様な気もしてくる。
確かに独占されたいと思っている自分も居る、居るのだが私だってプライドというものはある。
だから、近くにある彼の柔らかい唇に一噛みしようと近寄ってから]
そんな事言いませんよ。
その言葉を言わせたいなら…私をそこまで堕とし、ディーク無しでは生きられない程に夢中にさせて下さい。
そしたら…きっと言うかも知れませんよ?
[自らの唇に指を当て、ほんの少し舌を覗かせてはお返しにと悪戯な笑みを浮かべた。**]
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