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― 湖上 ―
[ゆらゆらり。
意識戻した人達の邪魔にならぬよう、周囲の風に気配を溶け込ませて揺蕩って]
いいなぁ。
[囁く声も風が散らしたか。
相手からは見えぬだろうが、出会い全てへの感謝を口にした人へ、両手組んだ形の表敬の一礼を送り。
すぅ、と流れていった*]
ああ、姉さまが怒られちゃ大変だ。
[ 神魔が世界の柱に選ばれた時、何故、その対が自分ではないのか?と、魔人は正直不満だった。
けれど、そうであってはならなかったのだ、と、今は知っている。
だから、笑って言うのだ。 ]
ほら、どうやら、決まったようだよ。
[ ひらひらひらり、蝶が舞う。* ]
─ 湖畔 ─
[どんな経緯ではあれ、相手に一刀を打ち込んで、地に倒した。
これで、試練は乗り越えたといえるのだろうか、と。
ローランドへと駆け寄りながら、もう一方の彼と彼女へとほんの少し、視線を向けた*]
― 湖畔 ―
……っと。
[それでも、こちらに向けられる視線>>2に気づいたなら。
痛みを押し込んで、微か、笑んで見せる。
そんなカッコつけをするくらいの余裕は、あった。
その辺り、完全に無意識の仕種ではあったけれど。**]
普段滅多に怒らないけど、怒ると怖かったからねぇ。
[く、と漏らすのは思い出し笑い。
『絆石』を得たから中枢に行く、と告げた時の魔人の不満げな様子は覚えている。
けれど、神魔は魔人が対でなくてよかった、と思っていた。
務めを終えて戻った時に、出迎えの声を聞いた時に、それをより強く感じた――というのは、例によって口にはしていないのだが]
ん、ああ。
どうやら、そのようだねぇ。
[繰り広げられる対峙、その果てを見やる神魔の瞳は、どこか楽し気で。
同時にどこか――安堵しているようにも見えて。*]
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