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― 湖畔 ―
おっと……まぁた、会ったな。
[向けられる、もう一つの声。>>34
視線巡らせれば、覚えのある姿が目に入り、微か、口の端が上がった]
終わった、って宣言はどっからも聞いてねぇし。
つまりはまだまだ、真っ最中、って事でいいんじゃね?
[始まり方からして、終わったならばなんらかの反応があるだろう、という読みもある。
何より、対なる花を持つと思われるものがまだ二組いる、という事が、只中である何よりの証、と思えていた。*]
─ 湖畔 ─
[>>32私の視線を受けて、彼も視線を合わせ応えてくれて。
推測は同じ、となれば躊躇する理由は私にも無く]
はい。
[短い応答と頷きを返し、彼と共に近付いて。
見えた姿は、私たちと同じくらいの年頃だろう女性と、年上の男性。
親子という訳ではないだろうけれど、この二人はどういう繋がりなのだろうと思いながら声には出さず>>31イェンスが男性からの問いかけに返すのに合わせ、頷きで応じたのだが]
……先の試練の時といい。
随分と、顔が売れているようですね。
[>>34女性から彼へと向けられる視線の冷たさに、彼女も彼を見知っていると分かって紡いだ声は、言葉とは裏腹に責める色は無いものの。
先に戦った黒髪の男性といい、この女性といい、今のイェンスを知っている人は沢山いるのだな、という当たり前の認識と。
冷たい視線、低い温度で紡がれる声に、彼女はイェンスをよく思っていないだろうことを解した。
自分自身彼と知らなかった上でのあの遭遇を思えば、彼女も同じような体験をしたのかもしれないとも思えて。
彼が記憶を取り戻すことは、彼にとっていいことなのだろうか、と表情が少し、翳った*]
― 湖畔 ―
そう、例えば勇気を示すことが最重要だったら、おじさんたちは負けたことになっていたと思うね。
[まあ具体的にどうこうはいっていないが、せめてよくわからない行動をして敗北はしたくないものだ。そんなことを弟子との会話>>33をしながら思うところ
だからひとまず話しかけるということから始める手段をとるのは最初の方針と同じであった]
ふむ、見たところ軍人と…
[さて、もうひとかたは見てわかるほどの装束であったか。なお、おじさんは旅人だね。
軍人な彼>>35はまどろっこしいことは嫌いなようだ、とは思いつつ]
おや、知り合いだったか。
[とはいえ親しみを感じてはいないようだが、とは弟子の声色>>34から察しつつである]
どうやら、君の相棒さんは色男なようだね。
シュラハト国ではよくあることだろうね。
[国については色々と縁を持ちそうな国と、適当に辺りをつけていっただけである。
先の試練といった相手の女性>>37の言葉に軽口を叩くようにいって]
おじさんはローランド。気軽にダンディなおじさんとよんでくれ。
さて、そこの美しいお嬢さん。お名前をお聞かせ願えますか?
[試練の真っ只中というのに対応がナンパである*]
― 湖畔 ―
さっきの傭兵のにーさんはともかく。
俺の顔が売れてるっていうよりは、国の名前が、って方が正しいんだがな、この巫女様との縁に関して言えば。
[紡がれる言葉>>37に、大げさなため息と共に傍らに視線を向けて。
やや翳り帯びた表情に、ひとつ、瞬いた。
彼女の内に過ったものは推し量れていないから、その理由はつかめなくて。*]
私は、彼個人を知っていたわけではないのですが……。
とはいえ敵対する立場であることには違いないでしょうね。
[彼女と軍人を繋ぐ絆が如何なるものかはわからないが、その表情は彼を案じて翳っているように見えた。
それを見れば、必要以上に彼を詰るのも憚られる。
代わりにやるべきことと言えば――]
ふふ、相変わらず元気だね。
[ 手を振り返すミーネの姿に>>18笑みを深め、大鹿から降りて社に向かって歩き出す。 ]
― 湖畔 ―
[いきなりナンパ紛いの声掛けを始めた男>>39に向ける視線ははっきりそれとわかるジト目になっていた]
いや、なんなんよこのおっさん。
[ぽそ、と呟いたものの、突っ込みはそれ以上重ならない。
そちらよりも意識向けるべき、と思えるものがあったから]
ま、ここの領域の主殿は、それをお望みのようだしな。
[向けられる言葉>>41、そこに込められる意志は先とは違う響きを帯びているように思えた。
一歩、こちらへ踏み出した後に最初に投げかけられたのは、先の事への謝罪と、こちらを認めるかのような言葉。>>42
続いた対戦を願う声に、青年はは、とひとつ息を吐く]
……ま、なんしても、求めるもののためには突き進まにゃならんわけだし、な。
……シュラハト軍第5師団所属、イェンス・ドゥルヒブルフ。
対戦の申し出、しかと受け取った。
……一戦、お相手仕る。
[刀から一度手を離し、正式な礼の姿勢を取りつつ。
返すのは、対戦を受ける、という意思。*]
─ 湖畔 ─
…そう、ですか。
[>>40傍らから返された溜息に、彼自身が彼女との因縁がある訳ではなさそうとは分かったものの。
それでも、その国の人間というだけでこんな目を向けられること、それを苦に受け取ってもいなさそうなことで、余計に私の翳りは増した。
だからといって、彼にこの理由を明かすことはしない──出来ない。
そも、そんな悠長なことをしている場合ではないとは彼も分かっているだろうけれど。
>>41巫女と彼が称した彼女から向けられた表情、>>42言葉にも翳りは残したまま]
[女性はイェンスと戦うことを選んだらしい。
ならば私は、もう一方の男性と戦うこととなるかと視線を向けた相手は穏やかそうな人。
>>38私の様相は軍服にも似てはいるが、旅人である彼が見ればこの近隣の国のものではないと分かるだろう。
>>39かけられた声、上げられた国の名は私も知っているもので。
今のイェンスはその国の人なのか、と今更ながら認識をした所で、続けられた名乗り、問いかけに瞬いたのは]
え、…あの。
[試練の場というには不釣り合いな軽さに戸惑ったのと、もう一つ]
…すみません。
お名前をうかがっておいて、失礼とは
分かっている、のですが。
私の名前は、聞かないでおいて、
いただけませんか。
[どうしても。
今は自分の名前を出したくはないと、申し訳なさに眉を下げながらお願いをして。
それから]
私とお手合わせ、願えますか?
[問いかけと共に、長柄を握る手を持ち替えた*]
[弟子と彼との知り合い具合>>42を横できく。
敵対する立場とききながら、静謐な気質をもって試練に向かうという弟子>>43の成長を、目を細めて見守り]
いったろ。単なるおじさんってやつさ
[軍人のはっきりとしたジト目>>45に飄々と笑って答えた*]
[ その背に、遠く慟哭は届けども、魔人の歩みも表情も揺れることはない。 ]
ただいま、姉さま。
[ 神魔の顔を見るとふわりと笑って ]
今回は、みんな生きがいいねえ。あんなに全力だと、終わった後、魂抜けちゃうんじゃないかな?
[ 帰る体力尽きないようには見てるけど、と肩を竦める表情は、案じるというより、呆れているという色に近かった。** ]
― 湖畔 ―
ま、今のシュラハトは『そういう国』だからな。
[他所からあれこれ言われるだけの積み重ねがある国なのは、わかっている。
わかっていても、今はそこが自分の生きる場所だから、という思いがあるから、それらに関しては気にしない、を貫いていた。
翳り深まる様子>>48には、やや、戸惑うものの、今はそこに囚われている余裕はなく]
……さよですかい。
[飄々と笑いながらの返し>>51に、は、と一つ息を吐く。
あ、これ、何か言ってものらくらするタイプだ、と。
直感的に悟ったから、それ以上の突っ込みは重ねなかった。*]
― 湖畔 ―
ま、俺の方でも色々とありまして、ね。
[求めるものができたのか、という巫女の問い。>>53
仔細を語る事はせず、ただ、それだけを返答とする。
ただ、返す時の声音と表情はほんの少しだけ柔らかくなっていたのは十分に見て取れるもの。
もっとも、それもその後の名乗りと宣>>54を受けて、溶けて消えるのだが]
はは、ダンディさはまだ足りないかな。
[想像通り、のらりくらりとした態度で青年>>56に応じつつ、互いの相手が決まったともいえる。自分は意識を、もう一人に傾ける*]
[彼女の軍服の作りからはからは近隣ではないことだけは察しつつ、名前を名乗ったところで、困ったような返事>>49>>50が届いて]
おや、何やら訳ありのようだね。
ならやめておくよ。乙女の領域に無粋に入りこむのはおじさんの仕事じゃない。
でも呼び名がないと不便だし、必要があったらアウェスと呼ぶことにさせてもらうね。
[鳥を意味する言葉を口にする。とはいえ、そのどこかもどかしくも頑なな様子が、籠の中のが、前につくかもしれないが]
ああ、いいさ。
ダンスの所望か花を愛で合うことになるか。
[弟子も相手を決めたようでしね。
軽い口調は変わらずに相対する彼女を見据える。
アウェスの武器は長柄だな。だが花(術)を重視するのか。な、そんな言葉遊びをしながら長柄の中央に両手を重ね持つ。
先端に任せた布が任せた側をアウェスへと向けるのは槍術のような構え]
おっと、お帰りだね。
[戻ってきた魔人>>52に向けるのは、のんびりとした出迎えの声]
まあ、それだけ賭けてもいい、ってモンがあるんだろうさ。
……それくらい突き抜けた願いや想いを捧げれば、アレの……『願いの珠』の力はより強くなる。
強い……強すぎるくらいの想いをここに集約できれば、世の中の澱みもちった晴れるだろうしねぇ。
[けらりと笑って、視線を巡らせる。
新たな対峙は、ぼちぼちと始まっているようだった]
ま、魂抜けちまうのは困るけどねぇ。
そんな事になったら、わちきが怒られちまう。
[誰に、とは口にはしないものの。
神魔がこんな物言いをする時に示すのが世界の中枢存在――『世界軸の神子』である事は、魔人には知られた事。
かつて『天聖の柱』を務めた際、不測の事態によって対なる『柱』を喪った神魔が、神子との間に仮の『絆』を結んで100年均衡を保ち切った、という話は。
当時の中枢関係者以外では、魔人だけが知っている話。**]
― 湖畔 ―
ここは神魔の領域なれば。
命尽きるようなことは望まれない。
[見下ろし続けるのは失礼か。スルリと湖面へ立つよに舞い降りて。
初めて見かけた時のことを確認されたなら頷き、監視の類いかと聞かれるなら不思議そうに小首を傾げながら、鈴鳴らすように言葉を紡ぐ]
あなたたちは、か…神魔が招いたもの。
選ばれたことにも意味はあるのだから。
[呼び名がちょっと縒れたのはご愛敬。
意識戻した王子様から慟哭が響けば驚き、再び上空へと舞い上がって。
主従の絆の交感を前に、霞がかるように気配を薄く薄くしてゆくのだった**]
─ 湖畔 ─
[穏やかな男性へと傍らから入った>>45突っ込みは、やっぱり第三者からでも試練の場らしからぬ声掛けだったのだな、という納得というかなんというか。
彼の突っ込みに>>53対峙する女性も内心同意していたまでは知らぬまま、>>56>>58のらくら飄々と交わされるやり取りが収まるのを待っての名乗りの辞退と、手合わせの申し出をしたのだが]
あうぇす…?
── えぇ、構いません。
[>>59呼び名として挙げられたのは、聞き覚えの無い響き。
勿論意味も分からない言葉だが先にこちらが勝手を言っているのだ、あちらの勝手を断る道理も無い。
意味するところが分かれば、複雑な思いを抱いたかもしれないけれど]
同じ長柄の方を相手取った事はあまりないので
上手く踊れるかは、わかりませんが…
足を踏まない程度には、お付き合いできるかと。
[花が何を指すかまでは分からなかったものの、向けられた構えからまずは技量を見せよとの誘いだとは察せたから。
私も中段、攻めにも守りにも転じやすい構えを取った切っ先を彼へと向けた*]
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