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―記憶は、現在へ―
[セルウィンの後に続き、向かった先は公園
正式に名前を明かされれば、にこりと微笑む]
………久しぶりだね、静寂くん
[続く問いには、視線を足元に落とす
一旦目を伏せ、そして開く
ぽつり、ぽつりと話し始めた]
………僕には、何も無くて……せめて、母さんが遺したものを、護りたかったんだ………
あの白薔薇や、思い出………僕が護っていかないと、母さんは……帰る場所が、なくなっちゃうから
[帰る場所がなくなる
それはシグルドの中では、“完全なる死”を意味していた
再び、目を伏せる
紡ぎ出すのは、言葉]
ここに来て、それがもっと強くなった
僕は………護れる人間になりたい………
本の中にも書いてあった
――何かひとつを護れる人は、何でも護れる
それが人であれ物であれ、力のある人にしかできないこと――
そう、教えてくれたから………
[小さな声 だが、その言葉の芯は、強い]
スターライト!
[追加で1(8x1)を、ころころ転がったジェムを使って、魔力を回復させ、さらに4(8x1)体。]
『ローズマリー!そろそろ傷も回復させないと…!!』
[背中がじんわりと熱くなるのを感じたが、おかまいなしに魔法を撃ち続けた。
目の前の“現実”から逃れようとして。
一気に魔法で消滅させられたからか、それとも場の聖なる空気に負けたか、ディアボロスたちが攻撃の手を止め、後ずさる。]
ん、そうだね。
まぁ……逃げるだけなら何も考えなくていいし、変に神経使わないから……戦うよりは、使う魔力も少ないんだけどね。
[残ったジェム、握って。
隣へ座った少年に寄りかかるように、肩口へ頭をぽふり。]
……ありがとね。
さっきの話、聞いても……
こうやって、一緒にいてくれて。
天かける星々よ
今、ここに集いて
輝かん!!
スターバースト!
[その隙を狙って、範囲系に変えた魔法を放った。
その場にいたディアボロスは消滅していった。]
はぁはぁ。
[ころりと転がったジェムで5(10x1)割の魔力を回復させることができた。]
『無茶、だよ。』
………。
[シンクが泣きそうな声で寄ってきていたが、何も言えずにいた。]
……シグルド、さん?
[気がついたときには、先ほどまで美しい歌声を響かせていた、あの司書の姿はどこにもなかった。]
─記憶の欠片─
……………。
[声をかけられてもパーカーをかけられても
僕はずっと話しかけられなかった
その時の僕は人が怖かった
話さないでいたらきっとすぐに去ってくれるだろうと]
[先生はそのとき、どうしていただろうか。]
(僕は、どうしても信じられないんだ。)
[今もこうして、自分のところにやってきてくれた担任の先生が“白狼”などと。]
――星々よ、星々を映しだす賢者の鏡よ。
[唱えて、鏡に触れる。
星の鏡が淡く輝きだした。
鏡の中の星々が渦巻いて、真海に一つの“答え”を指し示す。]
僕に彼の者の運命の名を指し示せ。
[鏡の星々が指し示す宿命の名は。]
(宿命は本当に変わらないのか?)
[祈るように、手をぎゅっと握りしめていた**]
[誰かの希望を護りたい>>186
それは、実に彼らしく、高潔な願い事だ。
セルウィンには到底真似できない、優しさに満ち溢れた尊い祈り]
……そう、ですか。
[小さくそう呟いて、少しだけ目を伏せる。
彼と目を合わせる事を躊躇うように。
自分自身の抱く想いを恥じるように]
少しだけ、昔話をしましょう。
幼いころ私は、父の奏でるヴァイオリンの音色に魅了されました。
父のようになりたい、あんなふうにヴァイオリンを奏でられるようになりたいと、そう焦がれたのです。
[それは、かつて夜霧 静寂が彼に聞かせた話だ。
静寂にとって、あのヴァイオリンの音色を聴いた日から、父はいつでも憧れの存在だった。
昔はよく、「父のようになりたいんです」と村の住人に口にしたものだ。
頬を上気させ、子供らしく目を輝かせて。
今はもう、手に届かないほど遠い、夜空の星々を眺めるような思い出の数々]
父が最も好む曲は、ベートーベンのクロイツェルソナタでした。
ヴァイオリンソナタの最高傑作。
難易度の高さとその風格で知られた、素晴らしい曲です。
[その音色は深く重く、心に訴えかけて琴線を掻き乱す。
父の奏でるそれは、いつもひときわ激しく、聴くものの魂を絡め取るように朗々と響いていた。
物思いにふける気持ちを振り払うよう、左右に首を振る。
再びシグルドへ視線を合わせ、浮かべるのはどこか歪な、泣き笑いのような表情]
文豪トルストイは、この曲に触発されて同名の小説を書き上げました。
妻を友人のヴァイオリン弾きに寝取られた公爵が、妻を刺殺した事を告白する小説です。
[セルウィン自身は、その小説を読んでみたいと思ったことはない。
何故父がその曲を愛するのか、どんな気持ちでいるのか、理解したいと思わなかったからだ。
言葉を切り、続ける]
父は、おそらくその小説の主人公に共感したのでしょう。
同じように、友人に妻を寝取られた男として。
――私は、父の実子ではないのです。
[それを初めて知ったのは、一年前の事だ。
ヴァイオリニストとして道を踏み出したその頃に、父と言葉を交わす機会があった。
喜び、意気揚々と向かった静寂を待っていたのは、けれど受け入れがたい事実でしかなかった]
お前の存在は過ちだと、そう面と向かって宣告されました。
生まれた事自体が間違いだと。
[妻を寝取った男と、妻の間にできた子供。
血のつながらない、忌まわしい異端児。
父にとっての静寂は、ずっとそんな存在でしかなかった。
信じていた血の絆などは初めから存在しておらず、ただ幻を追いかけていただけ。
ずっとずっと、静寂は不毛な望みを抱き続けていたのだ。
愛されるはずがないのに、父にそれを求め続けていた]
……。
[肩口に頭を預けられれば、ふわり、やわらかな香りがした気がして、とくんと心臓が跳ねる。
頬が染まるのを感じながら、少年はそっぽ向きつつも、シェイの後ろに手を回し、頭をぽふぽふ、と。]
僕には、先輩がどんだけ辛かったかって、想像しか出来なくって、それだけで先輩を理解できるとは思ってないけど。
……それでも、これだけは、言い切れます。
だから、私が望むのは解放です。
[宣告するように声を響かせ、シグルドの方へと歩み寄る。
無防備に、けれど決然とした足取りで。
そうして、彼の真正面で足を止めると、背伸びしてその耳元に唇を寄せた。
――囁く]
[静かに、彼の言葉を聞く
生まれてはいけなかった異端児
そのレッテルを貼られた彼の心は、どんなに痛かっただろうか
宣言される、解放の渇望
そして、近づいてくる静寂
突然のことに立ち尽くしていると、その耳に囁かれるは――]
――だから、来島先輩。
貴方はここで、脱落してください。
[至近距離で、ヴァイオリンの弓を持ち上げ、彼の首筋に宛がった。
無造作に、それを引く。
彼の経度脈を、切り裂こうとするように]
[視認出来る数だけでも多そうだ。
近くに居る筈、喪服ボロス1体へ斬り掛かる。
踏み込むと同時、掻き消える様に
聞こえる声>>152は俺を表すものだったか。]
……見ちゃったか。
[それでも攻撃の手は緩めず、確実に喪服ボロスを仕留める。
残る1体に刃を向け、 じわっと詰め寄る。]
『シグルド………キミのジェム、アイツらにヤルくらいなら…………いっそ…………』
[死に物狂いで走る
墓地の入口へと入ったところで、意識が遠のいていく
ぺりり
剥がれた青は、契約者によって
それは宙を舞い、 2(2x1)の元へと落下する
1 カスパル
2 ローズマリー]
[見たからと言ってどうということは、なかった。
元より共に合格するつもりなら、いつかは明かすつもりで。
それが少し早まっただけとポジティブに考えよう。]
先に言えれば、良かったんだけどなぁ。
[手際よく、最後の1体へ。
トドメをさした時には既にシグルドの姿はなく。
また何処かで会える筈。 6つのストックは必要だ。
ジェム6つを拾って2だけ消費した。]
[他のディアボロスも真理のお陰>>189で一掃。
そして2つのジェムを差し出しながら、真理へと近付く。]
白水。
……いや、真理って呼ばせてくれ。
真理だかは、分からないけどな。
[一度、意味深く飛ばされた質問に真理と呼ぶのを躊躇った。
しかし苗字呼びはとても呼びづらく、
そのままその呼び方を続けられるとは思ってなかった。]
――俺の昔話、聞くか?
[目を細めて悲しそうに、
彼女の詠唱>>194が終わった頃、優しく声を掛けた。*]
『ゴメンね……キミをマモれなくて………ゴメンね…………唱………』
[崩れ落ちる身体
それがさらさらと消えていけば、後に残るは透明のジェムのみ―――]
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