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……ほぅ、 そうどっか。
[息を吐く様にゆっくりと、静かに。けれども、いつもよりか遥かに低い声でぽつり、と呟いたら。]
[それを見ていたであろうヴェルザンディとヒヨはどういう反応をしたのだろうか。
うっかり握りつぶしてしまった木の実を、取り合えずはヒヨの前に置いてあげる様にするのだが。
再び大きな溜息を漏らして、烏龍茶を一気に飲み干してから、ベンチから立ち上がれば踵を返し。]
行くな。
[ただ、それだけを言い残して中庭から立ち去ろうとする**]
アレ以来、銃とかも怖いんですよねぇ……
それまでは銃の成績も悪くなかったんですけど。
[それはアカンわ、と頭を抱えるクレメンスに苦笑を浮かべる。
分からないのに食べさせたんか、という言葉にはきょとりと首を傾げて]
○コの実を食べるなら、他の木の実も食べると思って。
人間でもナッツ類の食べすぎは身体に毒だから、あまりたくさんあげるつもりはないですけど。
[そんなやりとりをしていれば、通信機越しに自分が指名された事を聞き、小さくため息。
正直、王水を掛ける為にアーヴァインに近づきたくもないが。
医者として呼ばれたりした場合に備えて、やっぱり王水あたり用意してもらうべきだろうか。
と、そんなことを考えていれば、低く静かに呟く声>>2が聞こえて]
………クレメンスさん、どうかされました?
[きょとり、と首を傾げていると、その背にヒヨちゃんが隠れる。
木の実を握りつぶす様が怖かったのだろうか。
それでも、すぐ前に潰されたナッツを置かれれば、怯えながらも食べるヒヨちゃん。
怖いというよりも初めて見る雰囲気にびっくりしてるだけかもしれない]
ええーっと…はい。また後で?
[急に不機嫌になった様子に、きょとりとしながらも。
いくな、と言って立ち上がったクレメンスを見送る]
……………クレメンスさん、どうしたのかしらねぇ。
[もふもふの羽毛を撫でながら、ヒヨちゃんに訊いてみるが。
雛鳥にそんな事がわかるはずもなく、一緒になって首を傾げていた**]
え……?
[>>#0の知らせを耳にして]
そうなんですか……今日はヴェルサンディさんが……
[やはり女性から順番に呼ばれていくのかな……などとぼんやり考えて自室に戻った**]
― 幾何かの時が過ぎて ―
……っ。
[熱は下がることなく、ローレルの身体を蝕み続ける。
外の様子を知るすべはなく、けれど夢だろうか、聞こえた優しい声に瞼を震わせた。]
――――……
[音に鳴らない声が吐息と共に漏れる**]
[怯えるヒヨの様子に、自分は怒りに囚われた事を察すれば、幾分かは冷静さを取り戻せたのだが、やはり例のあの人が居る病院へ行かせたくない、危険な所へ行かせたくない。
それより、アー何とかに会わせるのが何よりも気に食わない。
そんな身勝手な想いが感情となって現れてしまったのだ。
まだヴェルザンディの気持ちは分からないのに、互いの想いを交わせる関係でもないのに、これ以上自分勝手な感情を見せたくない。
これ以上何も言わず、逃げる様に中庭を後にしたら、ふらりと壁に穴が開いてしまった現場の方へと**]
[ 半壊した壁の前で血の滲んだ拳を再度構える。半壊したなら全壊にしてやろうと身構えれば自警団員が止めに入った ]
触るな!
[低く警告すればその気迫に押されて自警団員は後ずさる]
っ!
[もう一撃繰り出そうとしたところで親方の顔が脳裏に浮んだ。親方に迷惑は掛けられない。くっと歯を食いしばるとじっと堪えた。]
[握り締めた拳の行き先は地面。どすっと重い音がすれば何事も無かったように立ち上がった]
『あ…』
[声をかけようとした自警団員を一瞥すると広間へと向かった]
ー半壊した壁があるとこの近くー
[胸に自分ではどうにも出来ない悔しさと怒りを抱きながらも、理性で抑えていながら、壁半壊現場へ足を運べば。
オズワルドもまた怒りに囚われている様に見える。
低い声を上げ、強い警戒と敵意を見せてる様に見えれば、自分の怒りがすぅと引いていく気がする。
恐らく、長年部下をサポートしてたが故、無意識に自分が冷静になろうとする習慣が、怒りを沈めてくれたのだろう。]
……後は、うちが何とかしてみるさかい、周りの片付けたのんます。
[オズワルドが広間へ向かった後、オドオドしている自警団員の肩を軽く叩き宥めれば、大柄の青年に続き広間へと。]
― 広間 ―
[壁際のソファを陣取るとポケットから銀細工を取り出して研磨を始める。
丁寧な仕事ぶりはいつもと変わらないように見えるが納得できる出来にならないのかテーブルの上にそっと置けば大きくため息を吐き出した ]
はーっ…
ー広間ー
[広間に辿り着けば、オズワルドはどうやら研磨作業しているようで。
先程みたいな殺気は感じられなかったみたいなので、声を掛けても大丈夫だろうと判断して、いつもの調子で話し掛けてみよう。]
オズワルドはんも、疲れておるんやな。
……悔しいんは、分かりますで。
[広間に行く途中で手に入れた泡盛とグラスをオズワルドに見せたら、どう反応するか。]
― 広間 ―
[壁を半壊させた事がまるで嘘のように ]
はぁ
[いつも通りの気の抜けた返事をして見せられた泡盛とグラスにこくりと頷いて]
ご相伴
[ちなみに強さは 47
100~90うわばみ 90~60ざる
60~30 そこそこ 30~10 お付き合い程度 10~0 下戸]
[ご相伴と言われたら、ゆっくりと口端を上げて、自分とオズワルドの分の泡盛を注いだ後一口に含んで。]
……マリエッタはんは、病院のモニター見てるみたいどすえ。
誰が壁に穴を開けたのか、気ぃついてへんみたいやけど。
[回りくどい世間話はせず、単刀直入で病院の情報が此方に入る話をしてから、もう一口泡盛を飲んでみた。]
[グラスを受け取ると一口。 マリエッタがモニターを見ていると言われれば微かに眉根を寄せて]
はぁ
[気がついていないならそれで良いと思った。血の滲んだ拳をそっと隠すようにグラスを左手に持ち替えて]
元気ですか
[マリエッタの様子が少しでも分かればと重い口を開いた]
[眉根を寄せるのは当然の事か、と思い、左手を隠す動作を薄茶を細めて見守った。]
彼女も、オズワルドはんの様子見れるから、そこまで心配はせえへんやろ。
ただ、そん傷は、早く治療した方がえぇんとちゃいます?
センセと茶飲む約束しとるみたいやし、もうすぐセンセもアチラに行くみたいやからなぁ……。
[マリエッタの様子を伺う話に対して、アッサリと通信機から聞こえた情報を彼に渡して。
元々同じ被害者仲間なので、通信機を通して得た情報をバラしても問題は無いのだから。]
[傷を早く治せと言われれば暫し考えてからぺろっと舐めて]
ん 大丈夫
[これ位の傷なら舐めておけばいいと、Drの手を煩わせる事も無いと頷いて見せて]
静かになる
[大きな雛とDrが居なくなればこちらも静かになるだろう。クレメンスの様子をじっと見つめて]
寂しい
[オズワルドがペロっと傷を舐める様は、動物の様に思えて仕方がない。
大丈夫、と言う青年の様子を見れば、無理している様子は見られないので、強く勧める事はしない。]
消毒だけはたのんますえ。
[化膿して悪化させるのは忍びないので、それだけでも釘刺したら、どうやらヴェルザンディが居なくなった時の話をしているのだろうか。
寂しい、という事を聞いたなら、煙管を取り出して煙草を吸い始めようと。]
寂しいどすなぁ。
センセのおつまみがしばらく食べれない、となると、ちょっとなぁ。
[取りあえず、寂しい気持ちは素直に肯定するものの、おつまみの事を持ち出し始めた。]
[消毒薬は滲みるなぁとか考えて頷く事はせずに、おつまみだなどと言って話を摩り替えるクレメンスに ]
天邪鬼?
[くくっと笑って]
素直 いい
天の邪鬼、でっか。
うち、素直に寂しいと言いはりましたが……はて。
[素直に言ってるはずだし、素直に寂しいと思ってるのだが、誤解された様なのでどうしたものか、と首を傾げたが。
天の邪鬼だ、という指摘には、思っていた以上に響いていたのか、ふっと薄茶を反らせてしまう。]
[こくんと頷くと]
天邪鬼
[もう一度繰り返してから]
摩り替え 誤魔化し
[おつまみじゃないよね?とじっとクレメンスを見つめて]
誤魔化し だめ
[擦り替えてる、と。誤魔化してる、と。
言葉少ないが、鋭い指摘には、苦笑いをしてしまう事しかできない。
この観察力の高さに白旗を上げざる得ない。]
困った、困ったなぁ……。
確かにセンセが居なくなったら寂しいのはありますえ。
[最早、素直に寂しいと認めるしかないのだが、踏み止まってしまう理由はあるのだから、素直に行動出来ない部分は大きい。
知りたくない事を「知ってしまった」弊害と言えるかも知れない。
ふと、左肩が疼き始め、ついついそこに手を当て擦ってしまう。痛い。]
[なんだかクレメンスがらしくなく、困っているのを見て申し訳無さそうに畏まると]
すまない
[ぺこりと頭を下げた。強張る頬を拳でぐりぐりと擦ってから言葉を選んで]
天邪鬼 後悔
[素直にならないと後悔するよ?とじっと見つめて]
大丈夫 同じ 無い
[みんな違うから、過去と同じにならないよ?大丈夫]
素直 一番
― 中庭→厨房 ―
[気がつけば、もう日が暮れかけていただろうか。
烏龍茶と饅頭セットをバスケットに片付けて、小さくため息を吐く。
怒らせるような事を言ってしまっただろうか。
それとも、心配させてしまっているだろうか、と]
ああ、そうだ。
クレメンスさんに約束したおつまみ、作っておきましょう。
ヒヨちゃん、ちょっとだけまた廊下で待っていてね。
[リードをつけたままの雛鳥を屋内に促せば、キュイッ!と鳴いてついてくるが。
厨房前で、朝のように厨房の隣の扉にリードを括りつければ、キュー…と寂しそうに見上げられる。
今日は少し時間の掛かるものを作るつもりだったが、その視線に負けた。
……できるだけ短時間で作れるレシピにしよう]
ええと、ししとうに……林檎と大根と柚子もあるわね。
あとは昆布も使えば、3品いけるわ。
[鍋に軽く拭いた昆布と水を入れ火にかけ、沸騰する前に昆布を取り除き、鰹節を投入。
なべ底に沈んだ削り節が浮いてきたら火を消して、布巾で漉してだし汁を用意。
出汁をとった昆布と鰹節は冷めてから細切れにして、醤油・酒・みりん・砂糖と一緒に煮詰めてゴマをふりかけ佃煮に。
皮を剥いた大根と皮付きの林檎をそれぞれいちょう切りにして、塩水に付けてから水気をきり。ボウルに酢、砂糖、だし汁、ゆずの搾り汁を混ぜ、そこに大根と林檎と細切れにした柚子の果皮をくわえて和える。
ししとうは竹串で穴を開けてヘタを取り、フライパンで炒める。そこに、中辛味噌、ごまペースト、酒、濃口醤油を混ぜておいたものを流しいれ、絡めながらさらに炒めて完成]
お出汁をとった昆布と鰹節もムダにできないものね。
[昆布と鰹節の佃煮、林檎と大根の柚子風味なます、シシトウのゴマ味噌炒め、とうい3品を盛り付けた皿をお盆に載せ。
ついでに、ヒヨちゃんのご飯を直径30センチのボウルに山盛りにして。
廊下で待ちわびていたヒヨちゃんと一緒に、広間へ向う]
[頬をぐりぐりしてる青年に、通信機から聞こえる声。
二人とも何も落ち度は無いのだから、謝る必要がないのに、謝っている様子に、コチラが逆に申し訳なく思えてきた。]
いやいや、何も悪い事してへんのやから、謝らなくてえぇんやで。
なーんもやらかしてへんのやから、な?
[天の邪鬼のままだと後悔すると、過去は過去、今とは違うと教えられた気がして他なら無い。
若い人達を教える立場であったことが多く、逆に教えられる事に慣れてなかった自分には、どう対処して良いのか困惑してしまうが、それは不快なものではない。
不快な事があるとすれば、この古傷の痛みだけ。
今日は特に調子が悪いのか、いつもの疼きより強く感じて、肩をぐりぐりと右手で擦りーー。]
[なんだかつっぱる頬骨筋をぐりぐりしつつも心配そうにクレメンスを見つめる]
心のまま
[それ以上はお節介だろうと静かにグラスを傾ける]
― →広間 ―
こんばんわ……って、あら。
もう飲み始めてました?
[おつまみとヒヨちゃんのご飯をトレイに乗せ、リードをつけた雛といっしょに広間に顔を出せば、既に酒盛りが始まっていたようだ。
かぽっと左の義手を外すクレメンスを見れば、こてりと首を傾げる]
クレメンスさん、腕の調子が悪くなりました?
[病院に向う前に診る必要があるだろうか、と。
そう思っていたところに、呼びに来た自警団員]
………もう行く時間なの?
[聞けば、今回は自分だけが病院に向う予定だったが、急きょ体調を崩したローレルも一緒に病院へ連れて行くので、車の中でも様子を診て欲しいとのこと]
…………仕方ないわね。
[小さくため息を吐き、病院に持っていく為に小分けにしていたおつまみのタッパと、ヒヨちゃんのご飯を抱えて立ち上がりかけて。
名残惜しそうに、クレメンスへと視線を向けた]
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