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でもま、今日は悪かったよ。
もうちょっと付き合ってやりたいけど流石にそろそろ時間だろーし。
俺のおごりで一杯って所で手打ちにしてくんない?
[本音を言えば体力切れるまで追いかけっこしてやっても良いのだが、流石にここから仕切り直しも辛かろう。
それに、波打ち際を染める空の色を見ればそろそろ太陽が翳る頃。
これ以上は流石にリーダーの御目溢しも許されまい。
男の提案に是が返るのと、その歌>>2:-60が耳に届くのはどちらが早かったか。
それから程無く、歌声の主の姿を見止めることも出来ただろう*]
[不意に上がる、るぅ、という声。
何事か、と真紅の見やる先へ視線を向ければ、なにやら低く唸る姿が見えて]
……やれ、やれ。
[小さく呟き、そちらへ向けて歩み寄り。
ぽふ、と金の髪の上に手を置いた]
色々、お疲れさん。
[向けるのは短い労いの言葉。
そういや、こいつと初めて会った時もこんな感じだったな、と。
ふと、過ったのは遠い記憶]
……ぅー……。
[あちらこちらで言葉が交わされる中。
翡翠と共に佇む人に、声をかけたいような、止めた方がいいような、でぐるぐるしているヤツがひとり、いた。
肩に止まった瑠璃の仔龍が、いかないの? と言わんばかりに短く鳴く]
んー……。
なんかこう、な。
[深くかかわるべきではない、と。
そんな風に思ってしまうのは、本能的な作用。
彼の人の今の立ち位置に、狭間の者としての在り方が抱く畏怖の念がそうさせている──とは、さすがに思いも寄らず]
でも、このまんま、ってのもなぁ。
[けれど、それで済ませていいのか、というと、それもどうか、という気がして。
ぐるぐるぐるぐる、思考ばかりが空回っていた]
……わっ!?
[ぐるぐるしていたから、近づく気配には気づけなくて。
ぽふ、と頭に乗った手の感触に、淡い碧を数度瞬いた]
……あ……キリク、様。
[あれ、こんな状態前にもあった? と過るのは期せずして、王と同じ事]
『迷子ってたんで、拾って来た』
[自分に関する義兄の第一声は、ごく軽い調子だった]
『行き場もないみたいだし、俺んとこで引き取ったんだ。
……家名も分ける心算でいるが、構わんよな?』
[家名を分ける、与える。
未だ、古い習慣が根強く、一族というものを重んじる向きの強いユウレンでは、それは大事と取られる事も多く。
それ故に、先に言質を得ておこう……なんて義兄の目論見は知る由もなく。
ただ、このひとはどんなひとだろう、と思いながら見上げていたら、不意打ちで頭を撫でられて、物凄く驚いたのは覚えていた]
あ、えーと。
キリク様も、お疲れ様、です。
[色々思い返しつつ、とっさ、口にしたのはある意味とぼけた一言。
なんでここに、とか、色々と聞きたい事はあるけれど。
それはやっぱり聞いちゃいけない気がして、だから]
え、と。
なんか、妙な寄り道しました、けど。
ちゃんと、務め、果たして。
たくさんいろんなもの見て、聞いて、知って。
……それ、持って、帰ります。
シュタイフェのみんな、全員一緒に。
[誰一人欠ける事無く、務めを果たして戻る、という宣。
それが、先の時を生きるひとにどんな風に響くか、なんて想像もつかないけれど。
今言うべき、と思った事を、思ったままに口にする。
合わせるように、瑠璃の仔龍がきゅー、と鳴いた]
[どこか戸惑うようにこちらを見上げた後の、宣。
彼らの行く先は遠い記憶の内にはあれど、それに意識を向ける事はなく]
……ああ、行って来い。
そして、必ず戻れ。
[返すのは、送り出した者の切なる願いと]
お前たちが戻らんと、ヴェルが寂しがって凹むからな?
[揶揄うような響きを帯びた冗句、一つ。
……あながち、間違ってない、というのは乳兄弟の名誉のために置いといて]
被在月慈愛,做火炎的狼。(月に慈しまれし焔の狼。)
那個目的地沒有風的恩惠的。(その行く先に、風の恵みの在らん事を。)
[短く言霊を紡ぐ。
導きは、共にある瑠璃の仔龍の役目故に、願う事はせず。
もう一度、頭を撫でてから手を離して]
……ああ、それと。
ここで、俺にあった事は、内緒だからな?
[手を離す間際、にっこり笑って釘を刺しておくのは、忘れない]
[宣に返る言葉、紡がれる言葉。
義兄が寂しがって、の下りも含めて、それらはすとん、と自分の内に落ちる。
あれで、かなり重度の寂しがり屋な所があるのは、知っていたから。
紡がれる言霊には、瑠璃の仔龍が物言いたげに翅と尾をぱたり、とさせたが、その意は知れず]
え……え?
あ、はい。
了解、しました。
[内緒だからな、との釘刺しに数度瞬くものの。
確かに、ばれたら怖そうだよね、特にメル様とか、なんて。
ちょっとズレた方向に納得しつつ。
手が離れた後、姿勢を正して正式な形の礼を取る。
合わせるように、瑠璃の仔龍もぺこり、と頭を下げつつ、きゅー、と鳴いた。**]
『天地を繋ぎ、護りし守護者殿に、恵みへの感謝を』
[仔龍の上げた鳴き声は、意識の内にはこう響く。
それに、あ、やっぱり気付いていたか、と。
そんな事を考えながら、白狼児と仔龍、双方に礼を返して、その場を離れる]
……ま、あちらとは縁も深いし。
仕方ねぇ、か。
[滲む苦笑を目にするのは、傍らにある翡翠のみ]
さて……俺もそろそろ、帰らねぇとなあ……。
[霧に眠るあの場所へ。
永久なる守護の務めを果たすため。**]
ご飯だよ、早く帰らないと取り分なくなっちゃうよー
[ そう告げられれば、それは大変とばかりに団員たちも早足で引き上げていく。
それを見送りながら人魚の子はフェリクスに近付いて ]
フェルも帰ろ。ちびさん達とはボクが遊んであげたからね。安心して。
[ そう言いながら、手を引いた* ]
……ん。
[不意に届いた声>>63に目が細められる]
そいつはどうも、と言っとくところかね。
……ま、本来なら動くことも出来ん俺を引き摺り込んだんだ、そのくらいはやってもらわにゃ、割に合わん。
[返す言葉は、やや剣呑な響きを帯びる。
本来であれば、魂に刻まれた盟約故に在るべき場所を動く事はできない。
そんな自分が『迷い込む』という事態、それそのものに感じていた違和は短い言葉に溶けて消えて]
……ま、それでも。
『破邪神角』としては、感謝しとくぜ。
放置しといたら、厄介な事になったのは間違いないからな。
[感謝を紡ぐ理由は、もう一つある。
思わぬ形で触れた遠い想い出──それがくれた、刹那の安らぎへのもの。
けれど、それを口にする事はなく]
あちらとこちらの境界が揺さぶられると、俺んとこに寝てるヤツが騒ぐんでな。
そうなると、おちおち、寝てもいられん。
[口にするのは、『神獣角』の真盟約者としての務めに関わる部分に止める]
ま、なんだ。
幾ら正せる、って言っても、限度があるだろ。
……面倒な形での呼び出しは、程ほどにしてもらえりゃありがたいね。
[まだ、俺の方は融通効くけどな、と。
似たような状態で永久の務めを果たすもう一人を思いつつの言葉は声にはせず]
それじゃ、俺は務めに戻る。
……会う機会が二度とない事、祈ってるぜ。
[告げる言葉はどこまでもさらりと軽い。
合わせるようにるぅ、と鳴く翡翠の声は、どこか呆れたような響きを帯びていたけれど。**]
『…仕方ねぇなぁ、それで手ぇ打ってやらぁ』
『当然つまみも付けてくれんだろうな!』
んー、まぁ適当にねぇ?
[こちらの提案に、渋々の態で頷く面々の声に重なる様に無邪気な声>>80が響く。
そちらを見れば、声に負けない位に無邪気な笑顔。
周囲の連中がざわ、と浮き足立つも続いた人魚の子の言葉>>81に表情が一変した。
此処の夕食は文字通り早いもの勝ち、急がねば食事にありつけない可能性もある。
慌てて引き上げていく連中に、また後でなーと手を振りながら見送ると人魚の子が近付いてきているのに気付き]
ありがとなシメオン。
ちび達ぐずってなかったか?
[取られた手はそのままに笑顔を返し、問いかける。
遊び疲れて寝かしつけてから来たと聞けば、微か安堵を見せて]
でもまぁ、約束延ばしちまったのは悪かったなぁ。
起きてきたら、明日は俺達が遊ぶからって言っとくかねぇ。
[俺、ではなく俺達と言うのは、今日追いかけっこした面々も含めてのこと。
リーダーの事だ、今日の勝手に御咎め無しとはしないだろう。
子供達のお守りが御咎め扱いになるかは首を傾げるが、団員達にとっては中々の難行らしいし丁度良い罰則のはずだ。
最も自分は結構楽しんでいるので罰則とは言えないのだが。
本日罠に用いた複数の穴も、子供達が遊びで掘りまくって放置していたのを再利用させてもらったものであるし]
[そんなことを思いながら、徐々に青から黄色、橙に変わり行く空を見つめて───
ふ、と。
何か忘れているような、どこか郷愁めいた思いが胸を過ぎった]
…?
いや、気のせい…か。
迎え来させて悪かったな、シメオン。
俺らも戻って飯にしよう。
[思い返そうとするも、記憶に残るものはない。
何か気にかかるのは確かなのだが、分からないなら重要ではないのだろう。
だが…と思考がループしそうなのに気付くと霞を払うように軽く頭を振り、人魚の子に促されるまま帰路についた。
無意識、握る手に込める力は優しく強く、その存在を守るように**]
[ 母とシメオンを置いて、別の世界へと行ってしまった父と、その父を追っていった母と、その二人の仔であるシメオンが、再び取り残されることを、人魚の叔母達は案じているけれど ]
rururu...rira...
[ 見知らぬ過去が彼を招いても、遠く繋がる縁が彼に触れても、大切なものを置いて行く事を、この人はしない。握られた手の、優しさと強さが、それを教えているから。
今日も人魚の子は、楽しげに歌う** ]
紅輝の騎竜師 ディークは、とりあえず寝よう...**
― 現世に戻った後 ―
[ 後で事情を話せ、と命じられたとおり、ディークは幽霊船を降りてからカナンの元へと赴いた。ユウレン側の代表として、ゲルトも同席していたかもしれない ]
そもそも、事の始まりは、東海龍王眷属との殴り合いだったようです。
あの時、龍の結界に捕われた俺が、神降ろしを行って、そのまま黄泉路に足を踏み込んだ、それが丁度、夢幻竜の卵の誕生と重なって、夢と冥界...黄泉の境が揺らぐことになったんだと...冥狐に身体を渡した時、あいつが伝えて来ました。
[ その情報と引き換えるように、狐はディークの記憶を読み取っていったのだが、逆らえるはずもなかった ]
それだけ、ならば、冥狐の力だけでも元には戻せたらしいんですが...その、奴が言うには、この船団には、夢幻竜の領域や、冥界に影響を及ぼせるような力を持った魂が多過ぎた、と。
[ それで揺らぎが大きくなって、手がつけられなくなったのだから、責任とって協力しろ、と、ぶっちゃけ脅されたのだった ]
[ 本音を言えば、きっかけを作ったのが自分ならば、自分一人で事を納めたかった。
だが、それは無理だろうとは判っていたし、何よりも、冥狐を頭から信用する気にはなれなかった ]
協力はやむを得ない、と判断したんですが、本当に身体を返してもらえるかが、相当不安で。
[ そう口にしてディークは苦笑する。少し前なら、多分、そんな不安は抱かなかった。我が身一つで済むなら、その方がいい、と、冥狐にもそう伝えたはずだ ]
万一を考えると、皆を巻き込んででも助けてもらわなければと考えてしまいました。
皆の都合も聞かず、意も問わずに、頼みにした事は、お詫びします。
[ 結局は、自分の為に皆を危険に曝したのではないか、と、心に懸かっていたことを吐き出すようにして、ディークは頭を下げた** ]
【見】嵐激の騎竜師 カークは、くってり(ox x)o
[ いつか夢の中で、黄昏色の竜が飛ぶ姿を、見るかもしれない。
ありがとう、と風に乗る声と共に** ]
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