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― 後日・某治安組織レトの部屋 ―
[返される頷き>>330は、不安を緩く溶かしてくれる。
ほろりと漏らした心情に思われている事は知らぬまま]
……うん。レトが、そう言うなら。
[笑みと共に返された言葉に、ひとつ、頷いて]
絶対、とか。
……知らないよ、そんな事、言って、どんな結果になっても。
[そんな風に返すけれど、絶対、と言ってくれるのは嬉しくて。>>331
浮かぶのは、自然な笑み]
……とりあえ、ず。
いろいろは、一度戻って……やらなきゃならない事、やってから、だね。
[閉ざしていた布を解くのはともかく、女性としての装いに関しては禁呪研究者としてやるべきを果たしてから、と。
そんな思いから、今、やるべき事へと意識を向けた。*]
[彼の言葉に耳を澄ませる狭間にも、逸る呼吸が織り込まれる。
五感さえ超えて、伴侶の存在を内に感じとり、昂る根源が
じわりと瞳を霞ませた>>328
自分に触れる彼の表情を、所作を、全てを見ていたくて、
頬を擦り寄せ眼差しを掬う]
嬉し……、貴方にそう、されるのが。
何より好きなの、だから――…、
[彼に穿たれ、この身を掌中に収めるべく育まれた彼の力、彼の熱情そのものを、奥深くに孕まされる至福。
潤沢に注がれる精気に、結合を解いてなお蹂躙を余韻に変えることさえ許さぬように、胎を隅々まで舐め上げられる感触を恋しがる]
[はっきりと感じる、緩やかに蠢く指の形>>328
甘い記憶に耽る感覚が、身の内に深く、細やかに張り巡らされる闇に引き裂かれる]
ん、ぁ、ああっ――…… ルー、ト…
[焦がれ続ける彼に、満たされていく瞬間。
銀糸に指を絡め、加減もできずに彼を手繰り寄せる。
埋める距離さえ失くしているのに、伴侶の形にもっと寄り添いたいと、止まぬ渇望に焦がれ]
……私、は。貴方に触れられると、いつも。
息が出来なくなって、身体が何処かに行ってしまうみたいな…
何時でも私は貴方のものだけど、もっと、――…ずっと、
自分のものではなくなるの。
貴方に蕩けて、融かされて。
今ならこのまま、一つになってしまえるんじゃないかって――…
…いつも、そう思うの。
[互いを深く繋げる度に耽る錯覚。
それさえ今は、手が届きそうに近しく感じられる*]
[彼女に惹かれて、多くのものを手に入れた身。
その為に未熟だった幼さを、大望の為に育んだ。
辿り着いた暁に、全ての始まりである彼女に甘い言葉を囁かれれば、緩む口元を止められる筈もない。
小さく体内で円を描く指先は、彼女の心を掻き乱し、
強欲な掌に絡まる意識が、己の熱を盛らせた。
自身の先触れの通り、この身に焔を灯すのはやはり彼女の業。
体温の上がった肌は、湯を介しても情熱を伴侶に教え。>>333]
―――…悦い、声です。
[恍惚の色を滲ませ、喉から絞る声は乾いていた。
抱くほどに色艶を増す愛妻は、どんな歌声にも勝る嬌声を奏でる。
五指が閃き、幾度も彼女の根源を包み込んで、柔く唆す。
―――核を他に任せるなど、本来、恐ろしくも背徳的な行為。
その上、魔手により直に嬲られるなど、神経を爪弾くに似た情交。]
もっと、呼んでください。イングリッド。
[されど、希求は底を知らず、燃え上がる身体を一層寄せた。
嬲る指先が忙しなく、心を犯すとは正にこんなことだろうか。]
――…ああ、本当に身体が熱くなる。
恐ろしい方だ、貴女はいつも私を劫火で焼く。
[幾度も彼女の体内に手首まで沈め、
その度に妻を仰け反らせて、その首筋に接吻を打った。
頬を染める桜色が愛しく、境界を見失う交わり。>>334]
私は貴女に灼かれ、焦がされ、燃え尽きることすら忘れてしまう。
貴女の光は全く以って、容赦がない。
漆黒に灯る光を―――共に囲わせたがるなど。
[肌を重ね、心を重ね、根源までも重ね。>>335
彼女は自身の孤独を拭い、寂しさを喜びに変える愛妻。
手に入れた光と沈む奈落の底さえ、自身には楽園のよう。]
[そっと微笑むと、彼女の唇へ、甘い口付けが辿り着き。
一度、眼差しを重ねて音もなく笑みすら重ねた。]
愛しています、我が愛妻。
生涯唯一の――
[夜の静寂に迎暁差して、辿り着いたのは。
昼夜を忘れるほど眩い、―――拈華微笑の契り。**]
― 先のいつか ―
[色々な出来事を経て、色々が変わって。
今までと違うあり方の中で、それでも、いつもの日常も続いている──そんな時間を幾つか、数えて]
……うん。
やっぱり、今日の月、凄く綺麗。
[年に数回しか見られない、特別な月──『斎の民』が『白銀月』と称する力帯びた満月を、寝室の天窓越しに見上げつつ、漏らしたのはどこか嬉しげな声。
滅多に見られない現象だから、とその観測に引っ張られた事にレトは何を思ったか。
そこまでは考えないまま、柔く白い月灯を受けて幼子のようにはしゃいでいたが。
不意に、居住まいを正して、淡い緑をレトへと向けた]
……ごめんね、一人ではしゃいじゃって。
でも、なんていうか。
……ようやく、『白銀月』を見よう、って気になれたから。
[前置きは、その意を知らねば不可解なだけのもの。
疑問を示されたなら、それに気づいてあ、と短く声を上げ]
『白銀月』はね、『斎の民』……というか、『巫女姫』にとっては、大切なものなの。
大きな儀式を行う時以外は、一生に一度だけの、特別な誓願を捧げる時にしか見る事ができないから。
[そう、説明して、それから。
髪の結い紐をするり、と解いて、髪を背へと滑り落とし。
淡い緑を真っ直ぐ、向ける]
…………。
[『白銀月』が満ちると気づいてから。
言わないと、と心に決めていたものの、いざ、となると、やはりこわさが先に立つ。
けれど、それは抑え込んで]
……『白銀月』の、灯の下に。
『斎の民』の『巫女姫』アドルフィーネが誓願します。
我が真名を託せし、唯一のひとへ。
永久、変わる事なき……愛を。
[そ、と紡ぐのは、慣習に則った『巫女姫』の誓願と]
真名、捧げた時。
レト、言ってくれたのに、私、言えなかったけど。
私……私もね。
レトの事、愛してる。
[ずっと、言葉にできなかった、想いの言の葉。
今までなら、すぐに視線逸らして逃げてしまうところだったけれど。
淡い緑は、今は逸れる事も逃げる事もなく、真っ直ぐなまま。*]
[波打つ胸に、胎の深部に、自身の存在そのものに混じり合う闇。
相反する存在を緩慢に削いでいった責苦以上に、
逃げ場一つ与えてくれない彼の苛烈に深く溺れる。
背徳も枷にならず、惹きつけられた彼の本質]
ルート、 ルート……っ、
まだ、もっと、貴方が――…
[欲しいの、と囁く声音に溶かし込む温度は、
重なる身体から受け取る体温。
情欲に震える告白が、賛美にも似た甘さで耳を侵す>>339]
[自身の全てを苛む熱と同時に、齎される口接の柔らかさ。
甘い微笑に贈られる言葉に、そっと笑みを重ね合わせて>>340]
…貴方に埋め尽くされるのが、どんなに幸せで、
何度でも満たされるか。
これだけは、貴方とも分かち合えない、私だけのものね。
[私だけが未だ残ってた、と密やかに微笑む。
それすら今なら知ってもらえるだろうかと、重なる胸の隙間に指を滑らせ、ゆっくりと時間をかけて、漆黒の深淵に溶け込ませる]
ルートヴィヒ、…愛しい、貴方。
――感じてくれる……? 私の、全部。
[陽射しの下にあろうと、恵みを零し蓄えることのなくなった器。
闇夜に淡く差す一条の光に依存する存在。
翳に巣食う邪に抗する術も、もう持たない。
それでも、眩い加護を集めて成した身よりずっと愛しく、頼もしく思う。
幾ら近づこうと闇を白く塗り潰すことのない力。
凪いだ心に懼れはなく、最後の境界さえも超え*]
闇の精霊 ルートヴィヒは、実は私も心はピュアーなんですが…。
光の精霊 イングリッドは、そうよね、心はぴゅあぴゅあよね。うん(むぎゅう)
[そう思考を巡らせていると、アデルが髪の結い紐を解いて髪を背に流していて。
綺麗な淡い緑をこちらに真っ直ぐと向けていた。
一度落ちる沈黙>>343。
アデルが何かを言おうとしているのは分かったから、その言葉を静かに待つ。
やがて、夜の静寂に静かに響くように紡がれる、真名を伴ったことば]
─────……
[今までも言葉にせずとも重ねてきたものを、誓いと言う形で発現する。
はきと口にされてなくても、言葉の端々や仕草で伝わっていたから不安は無かったけれど、改めて示された言葉はレトの心を擽った。
逸れることなく見詰められる瞳>>344から目を逸らすことが出来ない]
………参った、ここまで響くなんて。
[鼓動が早く、身体が熱くなっているのが分かる。
今までは言葉でも行動でも自分から動いて届かせることが多かったから、アデルが自ら動いて届かせたと言うのが酷く心に響いていた]
…ありがとな、アドルフィーネ。
すっげ嬉しい。
[座って向き合った状態で右手を伸ばし、アデルの頬に添えて緩く撫でる。
触れたことで急速に沸き起こる衝動を、レトは止めることが出来なくて。
ゆっくりと顔を近付けて唇を重ね、そのままアデルを支えながら寝台へと背を沈めさせた。
アデルへと自分の影を落としながら、重ねた唇を一度離す]
……嬉しすぎて止めらんねーや。
今日こそは……な?
[それまでも何度か押し倒したことはあったが、時期尚早、と言うことでお預けをくらっていた。
けれど今日は、アデルによって付けられた火を消せそうに無い]
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