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―交番前大通り―
なんだよ。
[さて、うやむやの内に追い出されてしまった二人。
余計な口出しをした事に関して、何か言われるだろうかと
思っていれば案の定。>>170]
だって本当の事よ?
つーか足止めされるような事になったら、企画…
大変なんだろ?多分。
そういうものから守るのも、騎士の役目。
……なんてな。
[余計に話が拗れてしまわなければ良いが、とは
口にしなかったが、礼を言われると何かこうくすぐったい。
視線を上に下に、右に左にと忙しなく動かしていると]
(すとっぷ!)
[ここだ。これがよくない。また突っ走りそうになった。
深呼吸して。確かめるために、自問自答。
クレモト精機は?]
(迅速!確実!丁寧!安心!)
[よし。じゃあ、まずはホウレンソウから]
えっと、バルタさん、私、なにがあったかなにがあるのか調べますから、守ってくださいね!
[それは、依頼したことだから。仕事として頼んだことだから。今度こそ、ちゃんと頼ろう。飛び出す前に。
それで、そうして頼んで、携帯端末の上で指を躍らせる。
大阪で出されてる警報の、その原因と、どこが中心になってるか。それを調べるために]
ん……?
[携帯端末にメールの着信音、しかし普段設定してある
音とは違う…緊急時のもの。]
んなっ……何!?
[続いて市街地に高く響く警報。>>169
何が起こっているのかは分からない、が。]
何か、来るのか。
[ただただそれだけが確実なのだとは理解出来た。
メールの中身はまだ確認していない、空を見上げ
注意深く様子を見ている。]
― 財団支部 最上階 ―
2機で航空優勢が取れると判断したか……。
[ビル上空をフライパスする制空戦闘機。
綺麗な編隊を組んだそれを見上げて淡々と呟きを漏らす。
各部署の部下達は、避難経路を使い大阪各地へと散り
日本列島外へ脱出するもの、列島内に留まり工作員として潜伏するものと、事前の計画通りに支部放棄計画は進んでいる。
ビルに留まる最後の一人となった女は、エレベーターに紫色のカードキーを通して財団支部最下層へと降りてゆく。]
よし、任せろ。
[サシャの頼みに大きくひとつ頷いて、一旦空から
視線を降ろす。
万が一何かが来たら?左腕で槍を持って、構えるしかない。
それでもしっかり守ってみせよう。
彼女が傷付かないように。
彼女の祖父が悲しまないように。]
― アン・ナジュム8号機コクピット ―
As salamu alaykum
<平安があなたの上にありますように>
『Wa alaykumu s salaam』
<貴方の上にこそ、平安がありますように>
ABHI Operation System Iblis Vr 8.09
ABHI Slot1 Ali Connected...
ABHI Slot2 Sinan Connected...
[コマンドワードを唱えれば戦闘システムが起動する。
コフィンと俗称されるコクピットブロックに静かに寝そべる女。
支持具で固定された体、その両腕にが様々な管が繋がれている。]
おねがいしますね!
[バルタさんの返事>>180を受けて、情報収集に専念する。でも、見つかった情報は、たった一つだけ>>181]
――――っっ
[接近すれば、生命の保証がない>>181。
それはつまり、警告だ。入ってこようとするなら、撃たれても文句言うなよ、っていう。
特装がたくさん乗ってるだろうヘリの羽音は聞こえてた。
こっちにいるのは、作業機と、バルタさんの白騎士さんだけ。しかも、白騎士さんは腕と頭部をやられた半壊状態だ。
それでも、自分が突っ込もうとすれば守ろうとしてくれるのかもしれない。
それこそ、さっきみたいに。
…自分が壊れるようなことになっても。それは、ダメだ]
…どうしよう?どうすればいいの!?
[答えが出ないまま、時間だけ過ぎていく。迅速に。確実に。
…どうやって?でも、どうにかしなきゃ。
円の中心は、あのビル。
『生命の保証がない』っていうのが、そこに適用されるとしたら。
あのビルにいた人たちはどうなるの?]
― 財団支部 大深度地下ハンガー ー
『第二世代ギアが300。制空戦闘機2』
『相性が最悪の機体で攻囲を行うとは正気とは思えませんな』
『カタール戦役の市街戦で間違った戦訓を得たようだな』
[脳に直接入り込んでくる声。
アリー親衛隊少佐とシナン陸軍大尉は、女がまだ銃の撃ち方も知らぬ18の娘だった時から指導を行ってきた教官でもあり
その身が朽ち果てようとする時に、脳幹と外部記憶装置の体に身を窶しても女に力を貸し続ける事を選択した戦友でもある。]
広域ジャミングによる撹乱を行う。
『ABHI Slot17 Yunus Connect Error.』
『民間人の退避が完了していない。交戦規定に抵触する』
[ABHIへの接続が妨害されれば、女の不快感が二人へと流れこむ。
感情の相互フィードバックがシステムの欠点でもあり利点でもある。]
『財団機へ告ぐ。
貴機には、本国の支援なく連合軍の根拠地で孤立無援の身である。
故国から遠く離れた極東の地で無為な死を望むのか。
ただちに投降せよ。』
……ここに居るのが砂ジンだと思っているのか?
全く……。
[酷く間の抜けた投降勧告には苦笑しか浮かばない。
意識すれば、鈍い振動音と共に最上階ヘリポートへ続くカタパルトデッキに機体を横たえる。]
サシャ、二十文字以内で言ってくれ。
何がどうなってる。
[視線を巡らせながら携帯端末を開けば、避難についての
案内、時間帯などなどが表示されていたが、サシャが
行き着いた原因については操作が遅れて未だ辿れず。
しかし、ヘリの羽音が聞こえ始めれば
嫌でも察してしまう、最悪の非常事態。]
いや、そうじゃなくて…サシャはどうしたい?
多分とんでもない事になろうとしてるんだろ。
[そうは言っても、バル自体がそわそわと落ち着かない様子で
機体を揺らしている。]
なんで、人同士で戦わなきゃいけないんですかぁーーーーーっ!!!
[戦わなきゃいけない相手は、ほかにたくさんいるのに。なんで。
戦ったら、死ぬかもしれないのに。
それで、戦いが停められるなんて思ってないけど。
でも。
誰かに答えてほしかった。
この声が届いた誰でもいい。誰か。お願いだから答えてよ]
[無人の兵装設置システムが起動し
空力特性を考慮したのか極めて華奢な機体に過剰といえる程のミサイルユニットが取り付けられて行く。
最後にライフルらしきものを右手で取れば、ゆっくりと屋上ヘリポート部がスライドして大阪の青空が広がった。甲高い音をたてブルーライラックの機体がレール上垂直に登りすべり空へと射出される。]
[きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん……]
[集音機能を高めに設定していたせいで、
コクピット内がびりびりと震えた。>>191]
……サ、サシャ。
[人が争う理由?色々ある。細か過ぎてほんと
挙げ切れないくらい、沢山。
しかし解決する方法はいつだってどこだって一つ。
そう簡単にいくものではないにしても、だ。]
「アイツラが――連合軍が憎くて憎くてたまらないからさ」
[ノイズ混じりの音声がサシャの通信機に届くだろうか。
[眼前を飛行する戦闘機に左腕を向ければ、手首に内臓されたビームガンを2射する。
音速巡行中の戦闘機は火線に飛び込むようにして、あっけなく青空に咲く火球と化した。]
『目標、連合軍岐阜航空基地』
[眼下のギアを無視して放たれる男の声。
背部に背負う垂直射出式のランチャーから10発の対地ミサイルが射出される。
それは、5分足らずで基地に到達立つし離陸を行おうとする航空機や滑走走路を尽く粉砕していく。]
― 大阪上空 ―
さて。
『無能な上官を恨んでもらうしかないな』
[撃ち尽くした背部ランチャーをパージすれば、一気に加速。
僅かに遅れて始まる対空射撃を周囲のビル群の窓ガラスを粉砕しながら高速で回避。
右手のライフルをビルに向ければ光条が走り、ビルを光が凪いだと思えばビルが崩落し、道路に展開しているギアを飲み込んでい行く。]
出来る事ならまだあるだろ。
今日はそれやったでしょ?
今だって。
そりゃあやったところでホイホイと丸く収まるかどうかは
あいつら次第って所もあるけどさ…。
誰もやろうとしない事を、サシャはやってんの。
一人立つ、って事は大事だぞ?
だから言ってやろうじゃないか、そんな事してる
場合じゃないって。
こんな遠い所じゃなしに、間近くでさ?
どう?
[命の保障が無くても、まだ左腕が残っている。
最悪でもサシャだけは庇いきると、背中の槍に手を掛けた。]
――地虫が。
[崩壊したビルをフライパスすれば、ギア部隊の対空砲火が流れ弾となり周囲のビルを削ってゆく。
こちらに対空射撃を行うギアに左手首を向ければ、光条が走る度に、ギアが正確にコクピットブロックを撃ちぬかれて擱座してゆく。]
ハハハハ――。
同じ事を連合軍に言ってやると良い。
AIU軍等いないとな!
死ぬのは、人だと!
[狂気さえ感じる笑い声。サシャの声は届かない。]
『ザヒア曹長。遊び過ぎだぞ。離脱しろ』
――了解。
[言葉と共に左手首に繋がる管から緑色の液体が流れこんでくる。
苛立たしげに舌打ちをすれば、機体はマッハ4まで加速。
カムチャッカ半島の方角へと飛び去ってゆく。]
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