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[それは、パメラの言葉が女に降りかかる前だろうか。
>>134神父としてのジムゾンの言葉は、馴染みある彼の言葉『お前正気か』という言葉で脳内であっさりと変換された]
正気ですよ。だって、物事を理解させる事が神父様のお仕事の手助けになると思いますから。
神が許さなくても、この命はわたくし自身のものです。
わたくしの意思で、神への冒涜を為そうと思います。
後は……。
[敬虔な修道女の様に緩く微笑みながら呟き、ジムゾンに近づいていく。
そうして背伸びをして、まるで昔に戻った様にイタズラを仕掛ける気持ちで背伸びをした]
アンタの仕事として、託してもいいでしょ?
どうせ、さんざ神様を裏切る様な生き方をしていたワケだし、そもそもあたしは──……
神様なんて、信じてないし。
[なんて言ったら怒られる?
少女めいた笑みで顔をくしゃりと歪め、そうしてジムゾンから離れた]
神父様、私が正気な事、確認して頂けたでしょうか?
[そして、畳み掛ける様に女の罪を告発する。]
俺は知ってるんだ、今は聖職者のなりはしているが、昔は東の都で娼婦をしていた事を。
人狼だと疑いを掛けられて東の都を追われた事も。潔白であれば、堂々として居ればいいものを。
そう出来ないのはお前が本当は人狼だからじゃないのか?
そう…ですか。
[どこまでが本当かはわからなかったが、彼女はジムゾンのことを知らないという。
それは私にとって意外な言葉で、目を細めながら彼女を見つめた。
もうひとつの否定は、これは意外でも何でもなかった。
なにしろ今まさに自身がそうしているのだから。
知ることが不幸になることは嫌というほどに思い知ってもいる。
そして、彼女が否定できるということは、それだけ不幸な生き方をしてきたのだろう。
それもなんとなく理解できた。
生きてきた世界がまるで違うのだろう。
私を振り回したのは外なる世界
彼女を苦しめたのは内なる世界
お互いに持ってはいないのだ。それぞれが幸福ととれる世界というものが。
瓦解していたのだろう]
うーん。お話が戻っちゃいますか。
だから、私が思う最善は知らない人の話で、知ってて死んでほしくない人に死んで貰わないことです。
フリーデルさんの言う反吐が出るってことなのでしょうけど。
知らない人の話を聞いて、離れ離れになりたくない人を殺めてしまったら、私きっと後悔しますし、それが嘘だったら私その知らない人を憎んでしまいますもの。
殺したいくらいに…ね?
けど、知ってる人が、私が信じる人が私を殺すんだったら、私って馬鹿だな…で終わります。
悲しいけど、恨みはしないかな?
過ごした時間も貰った時間もわけあった思い出もなくならないもの。
はっきりとした理由があるなら考えます。
ご高名な悪魔祓いさんなんじゃないんですか?
闇雲にじゃあ殺せって言われたって、どう考えればいいんですか?
だから理由がないなら、私は後悔しない方を選びます。
[短く息を吐く。
周りを見渡す、この中にはフリーデルを殺せそうな人物は居そうにない。アルビンは護身用に身につけている大振りのナイフを上着の外側からそっと触れる。]
アンタは苦労して来たんだろうが、同情はしても、
だからってアンタが無実だとは思えない。
アンタが死ぬって言うなら止めはしないぜ?
[もしも、今は死を覚悟していても、いざ彼女が死を直前にして怯えて逃げ出す様なら……。*]
[>>138>>139アルビンが己の過去を場に落とせば、とうとう来たかと女は喉を鳴らして笑う。それは、人によっては下卑た笑みに見えるだろうか]
別にあたしは贖罪なんて安いモノ、求めちゃいないけどねぇ。
[シスター・フリーデルとしての言葉の繕いをやめ、そうして素の口調で歌う様に声を落とす]
そんなに疑うならって何度も言っているでしょ。後がどうなるかは知らないけどね。
[ジムゾンがいればどうにかなる、という言葉は今言わない方がいいかと思い飲み込んだ。
これ以上庇う様な事を言えば、更に彼が矢面に立たされる]
それに存外、あたしが本当に人狼かもしれないしねぇ。
[クスクスと、人を惑わす色を持った笑いをその場に落とした]
[そうして笑った後に、アルビンが何かに触れる動きが見て取れる>>143
行商人という職業柄、そこに護身用に忍ばせている何かがあるのは明白で]
別に苦労だなんて思ってないわ。
たまたま、そういう生き方になっただけだし。
[そう呟き、女はふと押し黙る。
ずっと誰かに追いやられた道を歩いたのだ。
なら、最期の時くらい自分で選んでもいいのではないかと。
ますます、神様が自分の願いなんて聞いてくれなさそうだけども]
最期くらい、自分の好きな様にしてやるわ。
[晴れやかに女は笑った]
[ここでひとつの数字的理論を解説しよう。
ひとりの人間が、人狼の跋扈する村で生き残る為の方法。
ひとつは、人狼を探し処刑する事。
多少事態に直面した物ならば、すぐに理解できる尤も現実的な解決策だ。
勿論、何も知らずに育ち続けた人間には酷だろうが、そんな物は脇に置ける。
この方法が、誰より正しい正攻法だ。
しかし、自分が生き残る為には、実はもうひとつの正攻法も存在する。
それは、村人達から処刑されない事。人狼に殺されない事。
究極的な話、自分が生きてさえいればいいのなら。
それまでの間に、何人の罪無き村人が命を落とそうが、構わないのだ。
最後の最後で人狼を殺し、最後に残されたひとりになれば、究極的にはそれは勝利なのだ]
え……っ。
[その言葉は、冷静な思考を奪うのには十分すぎるほどで。
ただでさえ混乱しているのだから。
アルビンの話からは、酷くマイナスの印象を受けた。
ただ娼婦をしていただけであったり、
人狼だと疑われて東の都を追われただけであったなら、また違っただろうか。
しかし過去の出来事とそこで出会った人とを、ずっとフリーデルに重ねて見ていたから。
娼婦というものへの不信感はただならないものがあって。
――あぁ。傾きかけていた天秤は。
また、元の位置に、戻ってしまったんだ。]
[然し、人狼だと疑われて殺されない為にはどうすればいいか。
人狼に邪魔だと感じられて屠られない為にはどうすればいいか。
これもこれで、問題が解り易く解答の難解な問題。
だが、ジムゾンと云う、教会の人間。
人狼の存在を探し、時には正しい人間を巻き込んででも、奴らを葬る事こそ命題。
異端審問官
今ここに、ひとつのわかり易い解答は見いだしている。
つまりだ。
『自分が死ぬ』と言い出したり、『お前が人狼だろう』と疑われていたり。
死に行く人間には、無駄な手出しをせずに死なせてやる事。
例えそれが、唯の人間だと理解できている相手でも構わないのだ。
最低でも、それはその日、間違えども自分が死ぬ可能性がひとつ減る事に繋がるのだから]
― 回想 昨夜教会 ―
[女教皇、正義、節制。開かれたタロットの十字には、概ね悪くないカード。
幻惑や迷いを示す、月が共に開かれた事は気掛かりだが、後に回想すれば、それは彼女の過去を暗示する物なのだろう]
……まあ、予想は出来てたが。
フリーデルは『人間』か。
[元々、到着と同時に、適当な村人を占う予定でいたのだが。
思わぬ再会、想像もせずにいた人物。
何故なのか、自分は何を思いなのかも解らないが、然し昨夜は確かに彼女を視たのだ。
――夜毎に、特定の人物の魂を、占じ視る事の出来る、『占い師』の能力者。
これが備えられている事が発覚したが故に、自分は異端審問官の道を開く事にしたのだ]
[此処で、自分が一言名乗り上げる。それで済む。
自分は、特別な力を持つ異端審問官である。彼女は人間だ。
主張する事で、今日彼女が殺される事は無くなるのだろう。
だが、その後、ならば今日、誰を殺せば良いのだと云う疑問が起こり、今度は、完全な余所者である自分こそがそもそも疑われる可能性の方が高い。
何より、夜になれば最期、朝日はまず迎えられないだろう]
……ええ。確認しましたよ。
確かに、貴女は正気な様ですね。
[笑みで表情を歪め、離れたフリーデルに、頷いて応えた]
[そうだ。お前はまだ正気だろう。
少なくとも、人間と知って見殺そうとする様な。
血も涙も無い悪魔と比べたら、よっぽど]
[...これが最も最善の方法なのだ。
今夜、自分が人狼に殺されさえしなければ、生き残る道は拓ける。
疑わしい者は既にひとり存在している。
後必要な物はそれを突きつけるに足りる証拠だけ。
フリーデルの犠牲は、最終的には人狼を殺す為の礎になるだろう]
フリーデルさん…
貴女は…貴女という人は…
聖女のふりをして僕らを騙して…
本当の姿は聖職者とはほど遠い…
嘘、なんだ。嘘ばかりだ…!
さっき涙を拭いてくれたのも、あれも、全部!
人狼、なんでしょう?
ゲルトを殺して、知らん振りの仮面を被って…
…そうだ。そうに違いないよ。
僕は騙されない。そんな演技なんかに。
もう騙されないよ。裏切られるのは十分だ…
[アルビンの言葉で衝撃を受けて、思考は停滞してしまう。
フリーデルの言葉に込められた意味や気持ちを汲み取ることは、もうできなかっただろう。
頭を振って、彼女の存在を拒絶する。
フリーデル、貴女がゲルトを、ゲルトを──]
そこまでして僕を要視して頂いて恐悦な限りです。
然しシスター・プジー。
僕達は、昨日お会いしたばかりの身。
今、アルビンさんが仰られた様。
貴女が嘗て、都で人狼の疑いを掛けられたと云う事実が存在したのでしたら。
この場の皆が、貴女を疑わずには。ええ、要られないでしょう。
喩えそれが、清廉な身に穢された、心無い過ちであり。
潔白を証明し、貴女の事を助ける様な、心優しき人間も存在しない。
救う様な神も存在しない。
悲しき被害者であるのだとしても。
申し訳ありません。
貴女を助けて差し上げる事は、難しい様です。
ふふ、有難う神父様。
[>>152、自分を正気だと言ったジムゾンに、どんな客にも見せた事のない素の笑顔を向ける。
都にいた頃はよく、ジムゾンにだけはそう笑いかけたものだ。
少しばかり、夢を見た事がある。
普通に暮らせていたら、自分はこういう風に笑って生活していたのかなんて]
[助けられる立場にいながら。
彼女を助けようとも思わない人間が眼の前にいるのだという事を知れば。
彼女はどんな表情を自分に対して浮かべるだろう?
後は任せろ。
俺のやるべき事は、必ずやる様に努める。
とでも、死に行く彼女に意味も薄い慰めを無言で籠めながら。
本当にすべきかも知れない事をせずにいる自分に対して]
[それからアルビンの言葉も有り、一度ゆるくなったオットーの視線がまた不信へと色を変えるのも理解する。
娼婦だと告げられれば、まだ幾分純粋な目で自分を見ていた少女達の視線も変わるだろうか。
交わる事のない筈だった普通の女の子達は、見ていて眩しかった。そうして、眺めるのが好きだった。
そんな事を思い出しながら、女は言葉を落とす]
教会の裏手に、井戸があるんです。今はもう使われていない、古い井戸が。
何で使われてないか判ります? 枯れちゃったんですよね。
深く掘ったそこなら……。
[誰も死体なんて発見しなくて済むでしょう。
と暗に告げ、そうして女はパメラの家を出た]
[フリーデルへの残酷な言葉は続く。]
あたしが本当に人狼かもしれない?
人間ならそんな事は言わないだろう。
たまたま、そういう生き方か。
アンタが人狼ならそういう生き方を選ばなければいけなかったんだろうな。
けど、ゲルトを、幼馴染みを、殺した奴を許す事は出来ない。
死にたいと言うなら、好きに――、
[神父とは言っていた、
人狼とは、例え血を分けた親兄弟、恋人も友も喰らう悪魔なのだと。
ならば自分はその悪魔に魂を売った人間だ。]
─→教会裏手の古井戸─
[自殺した死体は二度見た事がある。
一人は母。首を括っていた。それは死を理解しきれない少女には、怖いとも何とも映らなかった。
ただ、優しく笑う顔が……そこになかった事だけ脳裏にずっと刻まれている。
二度目は馴染みにしていた酒場の店員。
そこそこ見目が良くて、娼婦なんて入れあげているのが可哀想で、彼の為にその想いを丁重にお断りした。
確か、自分がプレゼントしてやった護身用のナイフで手首を]
死体は、見ていいもんじゃないからね。
[枯れ果てた井戸の底は暗い。
誰の目にも触れさせないには、ぴったりな場所。そこに微笑んで、女は暗い井戸の中に飛び込んだ。
女は知らない。
人狼として追い立てられるきっかけを作った、とある貴族夫人の死体。
それもまた、自殺であったという事に]
せめて、あの人が無事にこの騒動を終わらせてくれる様に。
[聞き入れては貰えないだろう祈りを口にして。
女は深い枯れ井戸の中に身を投げ込んだ*]
後悔の無い選択、ですか。
そんな青臭い物が。本当に存在するのでしょうかね……。
[パメラや、アルビンの口にしたその言葉を嗤う様独り否定したのは。
本当にそんな物を青臭いと見下しているからなのか。
それとも]
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