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[ローレル姉さんに、強い劣等感を抱きながら生きてきました。
ローレル姉さんがいなくなってさびしくなったと笑う両親を見て、姉さんなんかいなけりゃ良かったのにと思うこともありました。
わたしは幼い頃からひどくばかでありましたし、今でも決して利口ではありません。]
[フランツがきらいです。
いつもいつも「父」の考えを代弁するだけの存在で、いいこさんで、自分で決断する力の無いたよりないやつだったからです。
結局わたしはいつも、フランツを通して、彼の父と話していたようなものなのです。
そしてそれは、いつも一方的なやり取りで、決して会話には至りませんでした。]
[「おにいちゃん」を、神父さまと他人行儀に呼ぶことで、
旅に出て帰ってきた彼を暗に責めておりました。
流れた時は帰ってこない、わたしはあの頃とちがうのだ、と。]
[オットーを、わたしの「おにいちゃん」にしたくはありませんでした。
だってオットーは、あくまで仲の良いお友達で、肩を並べて遊べる人間でしたので、彼を兄と見ることは出来ませんでした。]
[ディルドレさんが恐ろしかったです。
彼女の前ではひときわしとやかにふるまうことで、わたしは悪ガキのわたしの記憶を消したかったのです。
幼い頃の乱暴なふるまいは、とても恥ずかしく思い出したくないことでしたので。
しかし、いつもいつも上手にできませんでした。
彼女の顔を見るたびに、怒られたことを思い出し、くちびるを噛み締める思いでした。]
[ジェフロイさんが苦手でした。
彼が姉とよく話をしているところを見ていたので、そのときにはなんだか姉が知らない人に見えたこともありました。
そして何より、彼はわたしと姉を「姉妹」のくくりで見るのです。
そんな時には、わたしがひときわ劣っていることが、やはり露見してているのだと内心くやしかったのです。]
[流れ出る血はわたしの下にたまっております。
うつろに見上げ、光を目に入れるともせず、わたしの口はあわあわと血を吐き続けておりました。
時折、姉さんに逃げてと言いながら。
そして、ジェフロイさんは違いますとかばいながら。]
[オットーの秘めた思いに気づける訳も無く、フランツの謝罪も耳に届きません。
もちろん姉の言葉とて、何のことだか、さっぱり。
わたしは人間です。
だから、このまま、肉体から血を失って死んでいくのです。]
[両親には――
誕生日プレゼントに、長い長い物語の本をねだっておりました。
それは昔に、誰かに語ってもらったお話ですので、「そうして家族は幸せに暮らしました」という終りの一文しか覚えていなかったのですが。
誕生日……]
[彼女はしきりに繰り返す。ジェフロイは違うのだと。
でもこんな状況でどうやってそれを信じればいいんだ?それに、もし本当だとしても。
あの男のせいであることは間違いないじゃないか]
[恋をしていたのはもう思い出でしかない、幼いそれは本当にそう呼ぶべき感情だったのかも分からない。
けれどこんなぼくだってあの男に憎しみを抱く権利ぐらいある筈だ。…だって、今日は彼女の誕生日なのだから]
[コンスタンツェには最期まで”
仲良くなりたかった。
仲間に入れて欲しかった。
一緒に遊びたかった。
幼い頃も、抑圧されて言葉に出来ず、成長しても遠慮が勝って言えず終い。
後悔ばかりが渦を巻く]
[ローレルの腕の中、彼女が何も語らなくなっても尚呆然として動けずに
アルビンが神父として任を果たそうとしている姿に視線を向けたのもただ聞こえた声に反射的に動いただけ]
……………。
[伸ばせなかった手は床に下ろされ、流れ出る血がその袖を、ズボンを染めていく]
[ジェフロイは違うと繰り返すコンスタンツェ。
死にかけている彼女がそこまで庇おうとしているのは何故だろう?
いつもの調子なら、自分を傷つけた者を詰りでもしそうなものなのに。
言葉が交わらない日々を過ごし続けたフランツにとって、それは不思議に思えてならなかった]
コンスタンツェ…
[その灯火が消えるまで、フランツはコンスタンツェを見詰め続ける**]
……結構です。
[神父として、なのだろうけれど。
昔はよく遊んでいたような、そんな知り合いの亡骸を前にして直ぐにこんなことを言えるような彼に、妹は渡したくない。
いや、もう誰にも触らせない。三年もの間会わずに、つい二日前に再開して。そうして、ほんの少しの気まぐれで手を放したらもうこんなことになってしまった]
もう、手放す気はありませんから。
[そうして、"妹"を背負って階段を上る。力ずくでもない限り、誰に止められてもその歩みを止めるつもりはない]
[階段を転がり落ちたコンスタンツェを追って、
階下に向かうと既に彼女の傍には複数人の姿]
……結果的には、俺の所為になるだろうな。
[>>132オットーの、>>137フランツの言葉に、
少し間をおいて、肯定の言葉を紡ぐ。
その後に、コンスタンツェから否定の言葉が漏れるも、
それが良いように働きはしないだろうと、
ジェフロイは経験で知っている。
――……ジェフロイが人狼騒動に関与したのは、
これで4回目だからだ]
[ジェフロイとすれ違えば、鋭い視線を送り無言で通り抜ける。そこには、つい二日前談笑していた時の関係性など何処にも存在していない。
そうして個室に閉じこもると、妹をベッドに寝かせて自らは荷物を探あさり始めた]**
[案の定、>>155ディルドレから向けられる問いかけの声は鋭い。
これが信頼ある者同士であれば、尋ねる声音は変わったろう。
否、ディルドレの性格を考えると、変わらなかっただろうか]
俺が喋って事態が好転するなら喋るけどな。
[ジェフロイは、その場で詳細を語ることはしなかった。
しても、しなくても、場が好転するとは思わなかったからだ。
口を真一文字に結んで、コンスタンツェを抱くローレルを見つめた]
[やがて神父であるアルビンからローレルへ言葉がかかるが、
彼女は弔いを拒否する。
そして、ローレルはコンスタンツェを抱えて2階へあがろうとする途中、ジェフロイを睨んだ]
ローレル、俺が言ったこと覚えているか?
殺るなら、躊躇なくぶっぱなせよ。
[その表情に、一瞬息を飲む。
そして、覚悟したように、いっそのこと鮮やかに微笑んで、言の葉をその背に吐いた……仇討する気なら、躊躇なく、と。
正直、ジェフロイからしてみれば、貰い事故のようなものだ。
不条理極まりないが、その不条理が世にはあることを、身に染みて判っている]
[十に足らない時、父は人狼容疑で殺され、
母は人狼に襲われ死んだ。
ジェフロイが此処に至るまでの根本は、それだ。
もしかすれば、アルビンにディルドレに、
その話をすれば今よりは良い関係を結べたかもしれない。
けれど、それをしないのは
――…触れる、腰にある銀のナイフの存在があるからだ。
それは、志を同じくする者たちとの誓い。
コンスタンツェに奪われたものが、
これでなくて良かったと密やかに想う]
それでも、何か俺に聞きたいことがあるなら
俺は部屋にいる。
[ローレルの姿が見えなくなってから、
まだ、その場に人がいるならそう言い放って部屋へと戻る。
ジェフロイの部屋は、ローレルの隣の部屋だ。
嗚呼、コンスタンツェの件がなくとも、
元より銀のナイフの加護を向ける気はあった。
今、意識を傾けるのは、彼女が仇討を望むならば、
それを受け入れる気でいるからだ。
ただし抵抗はしないとは言っていないが……。
だから、躊躇なくと、言葉を送った。
もちろん、己の過去が故に、肉親の仇討を一番に思うけれど、
そうでない先からの殺意も男は受け取る気だ。
どう転ぶかは、神のみぞ知り
――…そして、この世は不条理であふれているのだから**]
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