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[勝手口の隙間から身を捩じ入れ足を踏み入れた屋内は片付いており、
積もった塵や褪せた壁紙を除き、荒廃の陰がないに等しい。
踏み抜く穴もない床にパンドーロのミイラは欠片も存在しなかった。]
あいつ……謀ったな……!
くそっ、何度目だ。
[会う度にしてやられているのは気のせいではない。
冷蔵庫のビールを入れると会ってないときまで被害を被る計算。
見る人が居なくとも地団駄を踏むのも躊躇われ、ただ溜息が追加された。
背の鞄から懐中電灯を取り出して、
薄暗くなった屋内の棚を照らしながらひとつひとつ開けて行く。
カフェ跡の表記が嘘のように、皿の一つ、調理器具の類いすら見つからず。
結局手がかりらしきものは、
空ばかりが目立つ棚の幾つ目かに救急箱を発見しただけであった。
期限の切れたオキシドール、擦り切れた包帯。
持ち出すような価値のあるものはない。
新しい情報も予防検診の知らせが藁半紙に書いて配られていたと知る程度。]
ホント馬鹿よね。私ってば。易にならないことをして
――どうせみんな、死ねばいいとおもってる癖にね
それとも……怨まれたかったのかなぁ
[自分で自分の感情がわからない
ああこれ以上情が移るその前に、何とかならぬものだろうか
溜め息1つ吐けば未だ帰らぬ男性2人を宿泊所の玄関でぼんやり待ち続けよう
オズワルドまで出て行ったとは知らないので。寒さを気にも留めず唯ぼんやり]
[カフェ跡に見るものは存在しないと見て帰り道を急いだ。
暗くなっているが、それ故に山林を抜けるのは危ないとの判断。
方位磁針と地図さえあれば迷っても切り抜けられる自信はあるが、
虫や事故の可能性は減らしておきたかった。
直線上に並んだ配置を見るにどちらから戻っても大差ないが、
西回りを選んだのは路だけでも見ておこうと、
旧炭坑を途中通り過ぎたが暗い中では足下の悪さが致命傷となりかねない。
明日船が来るはずと思っていれば冒険はせず、外から見るだけにする。]
[感情に任せ食堂から去り、ユーリエの眠る応接室を素通りし階段を駆け上がり、2階の自室へと戻った。
部屋に入るなりベッドに飛び込み、うつ伏せのまま暫くぼうっと考え込んでいた。]
そして貴女は恵まれているわ。とても
――だってこのまま命を絶つ選択の自由すら、与えられているのだから
[ローズマリーが放った言葉が、あの時の挑発したような表情と共にずしりと響き渡る。]
――あなたに、わかるの?
――私の、何がわかるの?
[感情の揺らぎが体にも影響してきたのだろうか。
今日の探索が理由ではない、別の体のだるさを僅かに感じ。
うつ伏せになっていた体を起こし鞄を弄り、ポーチの中から幾つかの錠剤を取り出し、所持物の水で流し入れた。]
[薬を飲んだ後、眠気はすぐに訪れる。
薬の影響で、通常よりも長く眠ることが出来るだろう。
朝日が昇ると共に起こる悲劇を、この時点で知ることはなく。]**
[寄せては返す波の音は、静寂の中で響き渡る。
地図を出し入れするのに面倒だからと。
半開きにしていたバッグから、一冊の手帳が滑り落ちるも。
僅かな振動は、波音に掻き消され、砂に吸われてしまう。]
[声をかけられ、生者の帰還を知る>>242]
ああ、おかえりなさい
ずいぶん遅かったみたいだけど怪我はない?
[寒さは平気よ、とくるっとターン。声音からは心情は読み取れないだろう
さて、と思案する。彼はローレルと仲がよかったろうか
声を潜めこれから待ち受ける事を告げようか]
あのね、今日炭鉱現場でユーリエさんが怪我をしたみたいで
其れも重傷でもう助かりそうにないの
丁度、ローレルさんが同行していたみたいでね
ローレルさんって知ってる?緑の髪の女性なんだけどね
ちょっと彼女のメンタルが心配なの。良ければそれとなく気にかけてあげてくれないかな
[あ、これ私が言ってたのは内緒だよ?としーっと口だけ
四月も終わり。されど夜は寒い
かじかむ手は後ろ手隠してお願いしてみた]
やあ、これを読んでいるということは
俺は何らかの理由でこの世を去ったんだな
好奇心か、野次馬か、必要に駆られてか
中身を見た理由はどうでもいい
ただ、お代として俺の願いを聞いてほしい
1枚の写真が挟まっているだろう?
※天使みたいに可愛い方が俺だ
その写真が撮られたと思しき場所を探してくれ
どこかにタイムカプセルが埋まっているはずだ
それを回収して、墓に備えてほしい
中に入っているのは何の価値もないガラクダだが
俺にとっては得難い宝物なんでね
あんたを信じてよろしく頼む Kirk Knight.
[ブラウンの皮カバーに包まれた年季の入った手帳には
20年という月日を経たにしては状態のいいポラロイド写真
しかくい枠の中では、愛らしい子供が二人、ピースサインを掲げている
その背景はぼやけているが、隅に写る建物はどうやら診療所のようだ
タイムカプセルの中身や外見の特徴は
筆者自身も記憶していなかったのか、記されていない]
ん……? 何かあったのか?
[様々な場所で寄り道や茶番を広げていたせいで、宿泊所に戻ったのはだいぶ遅い時間だった。
海岸でオズワルドからも感じた重苦しい空気は、管理人の死によるもので、かつほとんどが就寝したのだろうと解釈して。
なるだけ静かに自室に戻り、着替えを手に風呂に向かう。
一日まともな食事を摂っていないわりに、何故か空腹感はほとんどなく。さっぱりすれば冷蔵庫から水のペットボトルを1本拝借した。
何故か向きの変わっていた缶ビールには首を傾げるが、本数に変化はないのでまあいいかと。>>1:227
目に見えぬ脅威とは別に起きた、不慮の事故についても。
それがもたらす不幸な結果も。
大事な持ち物を紛失したことすら。
部屋に戻るまでに誰にも合わなければ、気づかないまま。
歩き疲れた身体をベッドに投げ出すだろう。]**
[宿泊所へ向かい歩いて行くカークの背中を何か考えるように見送って、その姿が見えなくなって暫くすれば帰路につく。
その折に砂浜に落ちたばかりの手帳>>244は埋もれるもなく、波にさらわれもせずに月明かりに照らされていて。]
月夜の晩に拾ったボタン
波打ち際に落ちていた
それを拾って役立てようと僕は思ったわけではないが
何故だかそれを捨てるに忍びず…と。
…この詩を読むのは今日二回目か。
まあ、どちらもボタンじゃないが。
[感傷的な気分になっていたせいか、男にしては珍しく長い独り言を言いながら、詩に出てくる男と同じように、それを拾って袂ではなく懐にしまい込んだ。]
遠くまで出ていたんで遅くなってすみません。
成果は特にあがりませんでしたけど、おかげさまでピンピンしてます。
[彼女が軽やかに回転するのを見て、ほっと嘆息する。
表情声音も窺い知れず、見た目こそ常通りに見えるがどこか不穏が漂う。
囁かれる情報には軽くショックを覚えて、難しい顔をして額に手を当てた。]
重症って……そうか。
ユーリエというともう1人の女性か。
[炭坑現場での事故の話を聞くと、十字を切って御愁傷様と瞑目した。
怪我した姿も見ていなければ2人が事故にあった話も実感は遠い。
ただ、出会ったときの涙の跡を思い出せば繊細さが気になって。]
船でいたときに少し話したけど、心配だな。
ああ、彼女のこと見ておくよ。
わざわざ伝えてくれてありがとう。
[内緒と後ろに腕を回して頼む彼女の抱える寒さは知らずとも、
微笑みを保って内心を隠す性格は知っている。
去り際に無理はするなよと伝え、振り返らないままふらりと手を振った。
伝言板の確認後、上がった2階は八重から順に廊下を廻り。
異常がないか確認をしてから部屋で眠りについた**]
うむ、ぴんぴんしているなら何よりなのだ
人間健康が一番なのだからね!
[何処か芝居めいた口調でそう告げる>>252
だって。死んだらすべておしまい、なんだもの
齎した情報聞いた彼は難しい顔で十字を切る
Jesus Christ、零れたミルクは器には戻らない
どうやら彼とローレルは既知らしい>>252
そのことに少し安堵しつつお願いね、と再度告げた]
此方こそありがとう
……でも私は無理なんてしないわよ
弁えているもの。……自分の″役割は″
[去り際だったから。最後の方の言葉はきっと聞えていないと信じたい
彼が去ってしばらくすれば、私もそろそろ入浴して寝る事にするわ
伝言板を確認後、一端部屋に戻って着替えをとって。其れからお風呂へ向かうの]
[湯につかるたびに思い知る醜い傷跡。視界の暴力
意識朦朧、気づいた時にはすでに肩に背負うは4人の命
自分の意思で死ねば残された祖母はどうなる?
――そして祖母が死んだならようやく家族の元へといけると思ったのに
託された願いがまだそれを許さない]
明日に船が迎えに来る、か
――ほんとに、来るのかな。私はそうは思わない
そんなこと許すはずないじゃない。悪意が押し寄せるのに
ね?そうでしょう、おばあ様
[ぱしゃん、と湯を叩いて若葉を細める
何だか体がとってもだるい。とてもだるいの
きっと慣れぬ気づかいしたせいよねと独りごち
ざばっと音たて湯船から身体を離した]
[風呂から上がれば今日はちゃんと潮風の部屋で眠りに就こう
入浴で暖まったはずの体は寒さを訴えるけれど
――それでも、明日は平等にやってくるのだから
そう、私は信じていたの*]
[宿泊所に戻り伝言板が視界に入れば]
…あ、忘れてた。
[海岸までは大した距離ではないしまあ良いか、と洗面所に戻る前に応接室を覗く。
そこにはまだ中尉か准尉はいただろうか。いたならば会釈をしてユーリエの姿を確認すると、小さく息を吐いてから洗面所へ向かった。
手を洗い、うがいをしてから自室に戻れば先ほど拾った手帳を開くとその内容、そして写真に僅かに目を見開いて。
地図や自分の手帳、歴史書が置かれたデスクの上に並べた。]
…今日は疲れた。
風呂に入ったら寝よう。
[今日もまた、夢見は悪いのだろうけど。**]
― 夢の中 ―
おっかぁ、お話さしてけろー。
[真っ暗な部屋の中、枕元にともるちいさな灯りでぼうっと人の顔が浮かび上がっている。
母の顔だ。
娘が母にせがむのは、親が子に聴かせる寝物語。
なかなか寝付かないものだから、今日はここまでね、なんて言われて頬をふくらませる様も、よくある母子の光景。]
『昨日ばどこまで話したっけね?』
おっかねぇ鬼さ島のみんなくっちまうとこ!
『あぁ、したっけ、鬼退治さね』
退治! みんなでやっつけんね!
[夢の中の会話は朧。
この話はなんてお話だったっけ?
思い出せない。
でも、母の顔が悲しげに歪んだ事だけは、覚えていた**]
(>>179)
[旧炭鉱、という言葉に眉を潜める。何故そんなところに、と口をつこうとして、ユーリエの苦悶が聞こえると、今言うべきことではない、と飲み下した。ローレルの憔悴しきった様子を見ると。撫でる背を、落ち着くようにと、軽くたたく形に変え]
………
[次は悔恨。何故きちんと様子を見ていなかったか。玄関ホールには駐在していたのだ。何故、彼女らが出掛ける前にひとこと、危険な場所には近寄らないように、と(効果があったかは別として)、念を押して置かなかったのか。]
…バール、ですか。
[ローレルから返ってきた返答に(>>175)、彼女らが帰還した際、そのようなものは見ただろうか、そういえば杖の様なものが?と記憶を探る。後で確認しておこう。放置していては危険だろうから。]
[上官の表情と、ユーリエの呼吸の浅さを見るに、決して楽観できない状況であるように感じる。何故こんな、何の罪もない女性が。絹糸の様な髪に、土塊が固まっているのを、眠りについた彼女を起こさないよう、そっと取る。]
[上官の、各自休め(>>211)との言葉に、今自分が此処に居ても何もできる事はない、不要な人数が居ても、ユーリエの眠りを阻害するだけだろう。]
畏まりました。それではわたしは、まだ宿に戻らない者の様子を見て参ります。何かございましたら、お呼び付けを。
[小さく応え、敬礼すると、もう一度ユーリエの様子を気遣わしげに見て、応接室を退出した。]
[この時点では、まだ数名が宿に戻ってきて居ないようだった。ダーフィトと、カーク。ゆゆしげに眉を潜めるのと、諦めるような嘆息が半分。首を振り、ぱんぱん、と頬を叩く。]
[玄関ホールを見渡すと、扉すぐ近くに、先程のバールが落ちていた。拾い上げると、周り階段の影に立て掛ける。これの処置は、明日、上官に確認することにしよう。]
[電灯もない、ま暗い道を走る。胃の底にずっと、鉛の様な重さがある。コテージで誰何を行うが、応えはない。無人の、ただ広い施設に自分の声だけが響く。通りすがりに開きっぱなしの扉を覗けば、そこは倉庫として使用されていたのか。今は何の用途になるとも思えない、花火が幾つか散らばっているのを一瞥して先へ進む。]
[西側方面では成果はなかった。こちら側は特に危険な場所はない筈。先程のユーリエの、白い肌を侵食するような痣を思い出し、掌に嫌な汗を掻く。もう戻っている音いいのだけど、と来た道を逆に戻り、…宿泊所を過ごして、展望台の方へ足を伸ばした。]
[墓碑の様に崖端に尖り立つ、展望台へ向かう緩慢な階段を上がる途中、踏み込んだ瞬間に、元より罅のあったタイルが割れて滑り、重心が崩れた。咄嗟に手をついたが、掌に小さな石が食い込んで小さな苦痛の声を漏らす。顔を上げるが、当然そこも無人だった。立ち上がり、引き返そうとして、]
…………
[全くの人工灯のない環境で、冴え冴えと恐ろしいほど空は済み、星を瞬かせていた。空の紺と海の紺の境は溶けて、こんな事態であるのに、その美しさにゾフィヤは足を留めた。]
[こんな事態であるのに、全く関係無く、此処は美しい。つ、と片側から頬を冷たいものが一筋走った。]
[正しいこと、をしている筈だ。なのに一体、何が足りないのか。何がこんなに、焦燥に駆らせるのか。何故、管理人は不審な病斑に覆われて事切れ、守るべき民間人であるユーリエすら、次に目覚めをこんなに不安に思うような事態になっているのか。]
[無駄な思考は害悪である。考え始めると留まる事が無さそうな不安を腹腔に押し戻し、その場で踵を返す。]
[宿泊所に帰り、応接室を覗くが、特に状況に変化はなかった。伝言板を確認すると、2人とももう館に戻っているようだ。安堵の息を吐き、同時にどっと疲れがでた。任務は明日いっぱいだ。身体を休めたほうがいいだろう。]
[風呂を使い、新しいリネンを取る。そういえばその先、地下への階段。一応見廻っておくかと地階へ下る。シン、と冷えた地階に人の気配はない。]
[そういえば、食料庫の隣、この扉はなんなのだろう。レバーを引こうとするが、固く動かない。鍵が必要なのか。何処に?管理人室?]
[変わった形状の鍵穴を記憶すると、上官、もしくはフレデリカに聴いてみようと思い、その場を後にした。]
[部屋に戻る。そうだ、ダーフィトへの受領証を書かないと、そう思いながら、ベッドに少し横たわると、そのまま意識は闇に呑まれた。]**
[夜明け前、眠ったままのユーリエが小さく呻き声を上げる
近くにいた誰かが気付いたかもしれない]
うっ……ううっ……!
[苦しみながら思う。
ああ、これはあたし、もうだめかもわからんね……
メイ、ごめんね、あたしがいなくなったら
夜勤のシフト大変だよね……
でも、あんた来なくて正解だったよ……
ローレルは責任感じちゃうかもね……
オズさんも……ごめんなさい……]
[薄れゆく意識で最期に見たのは
あのとき、浴室の窓から見た
暗雲の中に浮かんだ無数の亡霊の顔
それが今は物凄い嘆き声を上げながら
ユーリエを飲み込もうと迫ってきていて
思わず声を上げた]
うっ……や、やだ……、こないで……
怖い……いや…、そっちに、つれてか、な………**
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