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あぁ、あなたも…アルビンさんも…そうですか。
[一緒に出口をと言われて、一瞬わが耳を疑った。
いつ襲い襲われるかわからないのに]
私はクロイツと申します。
一緒に探すのはやぶさかではありませんが、
その前に、お願いを聞いて頂いてもいいですか?
[一礼して、自己紹介しつつ無茶だと思われる願いを告げる。]
……あなたの血を、少し分けていただけないでしょうか。
ひどく、飢えていまして……
[理由は参加者であれば言わなくても分かるだろうと敢えて告げることはなく。
それで聞き入れられなければ、本意ではないが、最終手段に出るしかないかと思いつつ。]
[宵闇に似た闇の中ならば、人より狼の方が見通せるのは必然。
鋭く光る瞳には、男の一投足がよく見えた。
踏みとどまろうと力を込める筋肉の動きも、カウンターとして構える拳も]
―――――ッハハ!!
[蹴りだした勢いに、
拳を構えた腕の肩目掛けて、抉るように突き刺した]
― 廊下 ―
[起き上がってしまえば、元老吸血鬼に襲われた直後よりよほどダメージは少ない。
上半身と手首を蝕んでいた火傷もすぐにまた消えた。
しばらくぼんやりと記憶を反芻する。
つまり、ローズマリーに貰った瓶でジャンを助けた、と同じことがトコロテン式に起こったんじゃないかと、天才的ひらめきで思いついて。
にへっと笑った]
んー……腹ぺコぉ
[くしくしと鼻をこすって、あたりを見回した。
折角誰かに出会えたのに、脱出するための情報のようなものは一切手に入らなかった。
近くに<<兎 ツェーザル>>の匂いはあるだろうか]
………
[もうだいぶ遠い。
走ってたもん。二人とも]
……あっ、齧らセてくれるッテ言わなカった!?
[しかもあの女の子にはポケットになぜか入っていた石ころもあげた気がするのに。
ぷすー、と唇を尖らせて一度足で床を踏み鳴らした]
[……でも、苦しんでいる人を目の前に、無視する事はどうしても出来なくて。
飢える苦しみはアルビンも分かる。よく分かる。
迷う時間はそれほど長くなかった]
どうしても、と言うなら。
……ひとつだけ守っていただけるなら。
[アルビンは拘束具の喉の部分を解き、肩口までを露わにする。
斬られたり咬まれたりで、塞がった傷の残る喉]
……飲んだ後、すぐに逃げて下さい。
俺はたぶん、貴方を襲う。
―廊下―
[兎が倒れこむのを横目で見ながら、少女は男の手を握って走り去る。]
有難う、おにいさまを助けてくれて。
[途中、後ろ髪を引かれるように後方を振り返り。
小さくお礼を言った。脳震盪を起こしているらしい相手に聞こえたかどうかは定かでないが。
ごたごたで、大理石の欠片は貰いっぱなしになっているのだが、すっかり頭の隅に追いやられてしまっていた。*]
[ゲームを楽しむつもりはない。
ローレルに言われて、少し明るい顔で頷く。
少なくとも、そこは一致しているのだ。
少し離れたローレルの方へ踏み出して、
肩を軽く叩くよう手を伸ばす。
感謝の意を込めて。]
[どうしようもない、などと暗い顔をするセルウィンにも、
肩に回すような形で手を伸ばした。
小さく笑いながら首をまた横に振り、
浴室の扉を指してから、歩き出す。
ローレルにも目をやり、手招きしてから外を指さした。]
[笑いにも似た呼気が肌を掠める。
闇を抜けて奔る襲撃者の動きの速さに目を見張った。]
── ッう… !
[自覚しているより頼りない腕のカウンターが襲撃者と交錯し、迎撃しきれずに、右肩に爪が突き立つ。
血の色と匂いばかりは、変わらなかった。]
[追いつける気はまったくしなかったけれど、とりあえず二人の去った方へ走り出してみる。
ジャンの血は少し舐めたから、ぼんやりと距離感はわかった。遠い]
お腹ー! 空イたー!
[走りながら大声で主張した]
― 廊下 ―
[所々で吸血鬼同士が争う気配がある。どこかに首を突っ込めば、かなり面倒になりそうではあるが]
……難しいわね
[どうにかタイミングを計りつつ、話を聞いた方が良いのだろうかと>>274>>275の二人の男の姿を物陰から見つめていた]
[男の足が止まればそれに従って足を止める。
思いもよらぬ謝罪の言葉>>277に、少女は俯いて答える。
睫毛が頬に影を落とした。]
……謝らなければならないのは、私のほう。
ごめんなさい、我を忘れるほど飢えたことがなかったの、よりにもよってあなたを傷つけるなんて。
[その言葉は言外に「あなた以外なら傷つけても良かった」と聞こえるであろうものだが、構いもせず。
唇を噛んで、涙を押しとどめようとした。]
こんなに悪趣味な余興だとは思わなかったわ。
早く出ないと。
[男の話を聞いているんだかいないんだか。
自分自身に言い聞かせるように呟いた。]
アルビンさんも、飢餓状態ですか。
……それでも人の形は保っていられるなら
私と同じか、もう少し余裕があるのでしょう。
[そう言うと、革袋を取り出しアルビンの手に握らせた]
その中の小瓶は薔薇のエッセンスが入っています。
一回の吸血と同じ程度の飢えを回復してくれます。
私は薔薇の匂いが得意ではないので。
……なので、私が血をもらうのと同時にそれを飲めば、今と同じ体力は保てる筈です。
[そう告げてから、なるべく痛みを与えないように、アルビンの肩にゆっくり、ぷつりと牙を刺そうと顔を近づけた。]
……不味い、追いかけて来た。
[確りと血を頂いたので、ツェーザルの居場所はほぼ分かる。
彼がこちらに向かって動き出したことに気付けば、
その意図は分からないものの、余り宜しくない事態な気はする]
逃げましょう。
[彼女の手を再度とって、会話は移動しながらすることにする]
[タクマおじさんが表情を緩めた>>287ように、ローレルの目には映りました。
ローレルはぱっと顔を明るくして、手を伸ばしたおじさんに近寄ります。
軽い感触が肩の上にのっかりました。
その手がなによりも雄弁に思えて、ローレルは笑みを返します。
Mr.セルウィンの方を見ます。
あと笑っていないのは、Mr.セルウィンだけでした。]
ね、笑おう?
難しいこと考えてても、今は何にも起きないよっ。
…………ね?
[おじさんの手招き>>288に応じて、ローレルは頷きます。
Mr.セルウィンはもう笑っていました>>294。
誰も来ませんように、そう願いながら、ローレルも歩き始めました。]
そうだね、ローレル。
希望を持ってこう!
若いのにしっかりしてるね。
[タクマを「おじさん」っといっていたので、ローレルから見たら、自分もおじさんなんだろうなと思いながら歩いていく]
追いかけて?
[体格の不利をカバーし、持ち前のすばしこさを活かす。
ヒットアンドアウェイで戦うのが少女の元来のスタイルであった。
流石に大の男に真っ向から勝負を挑まれれば勝てる気はしない。]
ええ、逃げましょう。
[少女は兄の言葉にこくこくと頷いて、導かれるまま駆け出す。]
[距離はあるので、駆ける必要はない。
相手の位置に合わせて、考えながら動けば良い]
――…良いんですよ。
言ったでしょう。僕は貴女に捧げると。
むしろ他の方へ意識が向いて、
お嬢様が更に危険を冒すことにならなくて良かった。
[彼女の謝罪>>292に首を横に振り、繋ぐ手にそっと力を込める]
この先も、僕の血は"当て"にして頂いて構いません。
傷ついてなど、いませんから。
貴女の糧になれるなら、それは何よりの悦びです。
[静かに浮かべる微笑み、告げる言葉に嘘はない。
とはいえ、彼女は其れをきっと喜ばないだろうから、
そういう事態に陥らない努力が先決ではあった]
[牙を通して潤う喉に安堵する。
特に飢えた時に潤す血は極上のワインより快く酔うような感覚を与えてくれる。
牙を抜くときに傷口をチロリ舐めれば、傷が癒えるのも早くなる。]
……ありがとう、ございます。
[アルビンから一歩離れて礼をする。]
逃げたほうが、いいでしょうか?
[アルビンの様子を見ながら尋ねる。]
[目を細め、ゆるりとクロイツの背を撫でる。
熱に浮かされたような声で。
恐らくクロイツには意味の分からないことを告解する]
あの方は古くて偉大な存在。
信望者も近習も星の数ほど居る。
あの方は「私」を愛してはいない。
でも、何かがお気に召してるのは確かです。
恐らくそれは「私」の身の上でしょう。
[血が啜られる悦楽と、そして増して行く渇きに、はぁ……と苦しいため息をつく。
牙が離れた。傷口を這う舌の感触。
ああ、クロイツは優しい人だ。
ゆっくりと目を開き、離れたクロイツを感情のない目で見る]
……だから、「私」はあの方から逃げなければいけない。
あの方を拒み、自由を望み、死を希う、清らかな「元・神父」でいなきゃいけないんです。
「現・吸血鬼」になった途端、あの方はきっと「私」はあの方にとって、
星の数ほどいる詰らない信望者の一人になり果てる。
あの方はきっと興味を失う。
だから。
― 露天風呂 ―
[セルウィンと、ローレルと共に先へ進む。
室内へ戻るのではなく、外へと足を向けた。
自分にも行くあてなど無いけれど、
とりあえずは、城の外に近い場所まで行きたい。
ならば、露天風呂から出てみるのが近道だろう。
そんな考えだった。]
[向こう側を軽く確かめてくると合図を送ったあと、
露天風呂を囲う高い壁を身ひとつでよじ登り、
霧が立ち込める外側へ身体を落とす。
飛び降りた足が地面についたとき、
ぱっと顔を上げれば、下で待ってもらっていた二人がいた。]
………??
[確かに自分は向こう側へ降りたはずなのに、
飛び降りたら露天風呂の内側だった。
一体何がおきたのかと混乱するが、
ひとつ確かなのは、どうも一筋縄ではいかないということ。]
今日も、清らかなふりをして、
「これ以上罪を犯さなくてすみますように」
「世界中の人々が幸せになりますように」
そんなクソみたいな祈りをし続けるんです。
「私」はそんな浅ましい存在なんですよ。
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