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ええ。
[>>84カークに頷き返す]
私達が「エサ」だと言うのなら、このまま引き返せば「魔王にエサを与えないでください」ができるのかも知れませんが……それでは何も解決しませんわ。
パシリを倒して、魔王もやっつけ……
フレデリカ、さん?
[ただならぬ様子に、眉根を寄せた]
『マスター・フレデリカの生命反応が極度に低下。
瘴気に反応する植物の呪いが原因である』
[こんな時も、水晶玉の音声は淡々と落ち着き払った事実ばかりを述べる]
『当方の能力では、呪いの解除とマスターの心臓に張った根の除去は行えない。
おっさんの助力を求むものである』
[まだ、それでもフレデリカは生きていた。
血にぬれても、まだ、何かを伝えようと、ぱくぱくと口を開いている。]
――――――ッ!?
[突然、彼女の体から生えた花の花弁弁は毒々しいほどに赤く、意思があるかのように枝葉が暴れていた]
タチアナ!
離れて!!
[咄嗟にタチアナを突き飛ばし、短刀を構える。
フレデリカを喪った今、『兄』はどう動くだろうか。ちらりとその様子を伺いながら]
[蹲るフレデリカを、イェンスが助け起こす。
酷く苦しそうな彼女へ、落ち着かせる言葉をかけているようにも見える>>90]
フレデリカさん……
[ただおろおろと見守っている目の前で、フレデリカは痛ましい悲鳴を上げる>>87]
……!?
[突然現れたのは、赤い花。
それが彼女を食い破って生えてきたのだと、気付くのには数秒を要した]
いや……何……フレデリカさん!
[毒々しく赤い花を、彼女の体から取り除こうと手を伸ばす。
けれど、その手が桔梗に触れる前に、イェンスによって遮られた>>96**]
[>>96
しかし、やがて小さく痙攣し、小さな彼女の命は喪われてしまう。
取り返しのつかないところへと死は彼女を引き摺りこみ――、その魂は魔王復活の為の礎として、永久の闇の奥へと封じられるだろう]
『マスター・フレデリカの生命活動の停止を確認。
これより、瘴気植物の殲滅を行う』
[無表情で、そう宣言し――
そして、それが終わった後。
水晶玉は何の音も発せず。
マスターがいなければただの人形。
ただ、その場に佇むだけのでくの坊と化した**]
[自分から生まれた、云わば分身のような物だ。
危害を与えられる事はない。
だが、間近にいる自分に一切攻撃が向かないのでは、疑ってくださいと言う様なモノ――]
(……おいで)
[花に合図を送り、自分の方へ向かわせた。
枝葉を切り落としながら、寸での所で交わす振りをして――
『兄』や『仲間』と共に、食人花を殲滅する。
――最後に残った、フレデリカの命を吸った種を、手の中に納めて]
[一歩二歩とフレデリカの方へと歩み寄る、悲鳴が
上がったのはその頃。>>87
一体彼女の身に何が起きたのか?想像も付かない。]
――――…!!!
[間もなく、真っ赤な花がフレデリカの身から開くのが見えると、
今度こそゲオルグの助けが必要だと、彼の元へと駆け寄った。
ヴェルナーもその旨を伝えている、>>95少女が何を
求めているか解らない事はないはず。]
お願い、助けて、助けて…!!
[何と言えば良いのかが解らないままに、何度も「助けて」と
訴えたが、それも既に遅く。>>99
フレデリカの命は蠢く真っ赤な花に変わってしまった。]
ぁ……。
[今までの道程で、何度も人の倒れ行く姿を見送って来たが
ここまで惨たらしい姿は…少女の記憶には見当らない。
ゲオルグの傍でへたり込み、食人花と対峙するイェンスや
カーク達の姿を呆然と見つめて人形を抱き締めるのが精一杯。]
兄さん?
兄さん! 返事して!
[答える声はないとわかっていながら、倒れた『兄』の体を揺する。
フレデリカに続いてもうひとり、厄介な邪魔者が消えたのだ。このくらいの茶番はどうという事はない]
[イェンスの後ろから覗き込んだフレデリカの様子は、青白くて呼吸も荒くてつらそうで、見ているこちらが顔を顰めてしまうほどで。
>>89助けを求めるよう、苦しげに伸ばされる手がイェンスのシャツにかかり、ボタンを引きちぎるのに、息を飲んだ]
瘴気、の、せい?
[心当たりがあるとすればそれくらい。
けれど、迷宮から噴き出す瘴気を同じ位置で浴びていたタチアナは、別段変わった様子もないし腑に落ちない]
[彼は気づいていない。
『兄』の横たわるその場所は、フレデリカの血と混ざっているものの、先に見た真新しい血痕のあった場所である事を。
――すなわち、本物のイェンスを殺害した場所であることを]
………い、さん
[ふと頭の隅から聞こえる、自分の物であって自分の物ではないかすかな声に、眉をひそめた。
それは、白虚星自身すら気づいていない、
この場で食われた者の、強い思念**]
フレデリカさん!
[>>91彼女の身体を突き破って咲いたのは、赤い、桔梗の花]
……魔法……魔物?
[剣を抜く。
蠢く花も暴れる枝葉も、どう考えても異形のもの。
早く倒さなければフレデリカの命が、と思うものの、ヴェルナーの声にそれはすぐに手遅れと知る>>99]
――!
[どうして、と、呆然としそうになるのを引きとどめたのは、他ならぬ目の前の真っ赤な桔梗。
鋭く伸ばされた葉を斬り伏せる。考えるのは全て後だと、自分に*言い聞かせた*]
[―どれほどの間、戦っていただろうか。仲間たちの攻撃で徐々に食人花は弱っていき…
そして振り下ろされる、フィオンの大剣。
鮮やかな太刀筋で、真っ赤な花が切り裂かれていく。その圧倒的な力に、大きく目を瞠った]
[しばらくはそのまま座り込んでいたものの、
食人花がその力を失うと新たな問題が発生していた。>>107]
…まさか
[イェンスの呼びかけにも全く応じないヴェルナーを見、
その倒れ行く姿に、フレデリカの意思無くして動けないのだと
気付いた。
まさかここまでだとは思って居なかった。
いつだって突拍子も無い事をフレデリカに提言するのは
ヴェルナーの方だったから、多少なりとも自分の意思を持って
生きているのだと思っていたのに。]
[そして赤い花がその命を絶たれて斃れ…深く溜息をつくと]
…やったか。
[息を乱しながら呟く。
周囲を見渡せば花の残骸とフレデリカの遺体、そして彼女の流した血で、岩場は赤く染まっていた。俯き、その赤を見つめる]
………。
[旅の途中、仲間を失ったことは何回もあった。そのたびに、自分は無力だと思い知る。自分に力があれば救えたのではないかという思いと…その力を持っている、フィオンへの嫉妬。
闘いを終え、大剣を携えてたたずむ彼を見つめる。
今もこうして、フレデリカを失った悲しみよりも前に、彼への嫉妬を煽られる自分がいることに、唇を噛んだ。考えを振り払うように、頭を振った後彼に近づく。]
― 地下3階 ―
[下へ降りるセルウィンの元を一旦離れ、自分の支配する地下3階の大部屋に降り立つ。
手を軽く振ると、床一面に燐光が広がり、徐々に不規則に盛り上がっていった。]
……主の帰還だ。部屋を整えておけ。
それから……「客人達」を振舞う「宴の準備」も怠るな。
――――行け。
[床から生えた燐光の塊は、徐々に輪郭をはっきりとさせていく。
大きさは様々で、人の形をしたモノもあれば、獣とわかる四足のモノも居る。
暗闇の迷宮に出現した、呪われし骸骨の一団。
人型のモノはバルタザールに恭しく膝を折り、獣型は頭を垂れる。
それぞれが、それぞれの形に添った恭順の礼をした後…半分が、溶けるように広がり消えた。]
― 地下4階 ―
[足を踏み入れると、部屋の中は炎の蒼い光に彩られていた。>>92
固い椅子の上に座るセルウィンの横に立つ。]
随分と、面白い光景が見えているのだな。
[石板から見える陰惨な風景に、愉しそうに眼を細める。]
>>94
もとより、そのつもりだ。
餌が直接足を踏み入れるのは、俺が斃された時。
そして…そんな時は、来るはずもないのだからな。
[鋭く尖った犬歯を覗かせ、自信に満ちた笑みを浮かべた。*]
[どうにかこうにか立ち上がる。]
(…いや、まだ。)
[万が一の首から下のからくり仕掛けの故障を考えつつも、
きっと彼にとってはフレデリカの次に大切であろう、
イェンスの声に望みを持った。
人形のように感じられるが、やはり元は人間。
欠片でも残っているかも知れないヴェルナー自身の意思の存在を
信じ、二人の近くまで目覚めを見守った。**]
― 回想/迷宮の入り口 ―
[黒紫色の鳥は、何を問われても口を開く事なくセルウィンの腕に留まり続けていた。
しかし、兄が声を荒げればそれに反応するように顔をそちらに向けた。>>50
鳥の瞳。
妖しい煌きを湛えた美しい紫色は、答えの代わりにカークをじっと見詰めた。
視線があった瞬間、彼にだけは見えただろう。
鳥の姿に重なるように現れた、エレオノーレの姿が。
その表情はとても辛そうで、泣いているようでもあった。
瘴気>>15が噴き出すと共にそれは掻き消え、黒紫色の鳥は主に付き従うようにセルウィンの腕に留まったまま、門の奥へと消えていった。]
― 現在/地下4階 ―
[迷宮の奥へと進む間も鳥は大人しくしていたが、地下4階へと到着し、セルウィンが足を止めると漸く翼を広げ、彼の腕から飛び立った。
やがて鳥はどろりと姿を変え、人を模る。
鳥の面影を残した黒紫色のマントを羽織った、エレオノーレの姿。
嘗ての病弱な少年と同じ姿ではあるが、その耳は長く尖り、身の周りには忌まわしげな瘴気を携えていた。]
―――…紫忌星、エレオノーレ。
目覚めたよ。
[そう告げて、その場に跪く。]
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