情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
──…っ!
[ ヴィンセント、と10年封じてきた名を呼ばれて、ますます混乱する。
向こうはこちらを知っているらしい。
呼びかける声は知らないものだったが──亡き国王陛下の御声に似てはいまいか。
あの方と別れたのは、声変わり前のこと。
己を鼓舞すべく剣に添えた指がわななく。]
確かに、私の名です。
[ 色のない視界に見据えたその人の姿は、ハレーションを起こして眩い。
彼が成長したクレステッド王子であるならば、もう自分は神魔に願うことがない。
あとは、彼の手で成敗してもらうだけだ。
本物ではなく、記憶を読み取るかどうかして化けた者であるならば、押し通ろう。
いずれにせよ、交わすべきは視線や言葉ではない。]
― 湖畔 ―
さて、さて。
ぼちぼちと、始まったようだねぇ。
[領域内から伝わる気配に、く、と小さく笑む]
ここから一体どうなるか……。
ま、まずは見せてもらうとするかねぇ。
捻じれた縁、途切れた想い。
それに如何様に向き合い、新たに織りなすか、をね。
[楽し気な呟きは風にさらわれ、空へと消える。**]
[そして相手の顔立ちをはっきり認識した時、密かに息を呑んだ。
似ている、と。
記憶にあるよりは年嵩であるけど、それは別れたあの日から重ねた年月と一致する]
……そんなはずない。
あの人は……。
[死んだはずだ。
仮に生きていたにしても、この土地に何の用があると言うのか。
そんな内心を見透かしたのか否か、男から発せられる問い]
……いいえ。
知りません、貴方のことなんて。
[睨み付け、一度唇を噛んだ後答えを口にする。
ナンパのような物言いへの苛立ちは抜きにしても、そう答えるより他になかった。
あの頃、何処で何をしていたかなんて、口外出来るはずがない]
[その答えは予測していたか否か、男の態度が崩れることはない。
そして言外に告げられたのは、彼こそが自身の相まみえるべき相手ということ>>164]
そう……。
承諾しかねますが、失格するわけにはいきませんね。
[相手が見える所に花を持っていない以上、真実を確かめる術はなかったが、既に退ける状況でもなかった]
― 回想/修行中の一幕 ―
なるほどね。
オレは単純に、相性的な意味で棒が好きなんだけど。
[自身の力が"樹"に属するものだからか、金属武器には本能的な拒否感があった。
しかし師の語る利点>>167はためになるもので、納得したように何度も頷く]
[棒を器用に軽やかに動かす様子は、未だ攻撃をぶれさせない練習中のリュカの目には、達人が基本動作を難なくこなす様を思わせた。
それでも、防がれることは予測出来ても、身を持って味わわなければ修行にはならない]
いきます!
[真っ直ぐな、素直すぎる打ち筋で、師へ向けての一撃を振り下ろす――**]
[名を呼べば、彼の眼差しが驚きに揺らいだ。>>170
ああ。やはり彼なのだ。]
やはりそなたなのだな、ヴィニー。
私だ。クレステッドだ。わかるだろう?
[喜びに声震わせるが、相手の反応は堅い。
10年も経っているのだ。
信じられないのも無理はないと思い直す。]
覚えているだろう?
7歳のころ楡の木に登って、二人で落ちただろう。
そのときの傷だ。ほら。
[前髪を掻き上げて額を見せる。
生え際にうっすらと赤く残るのはそのときの傷跡だ。
乳兄弟がかばってくれなければ、大怪我をしていたかもしれない。]
10年もそなたを探さずにいて、すまなかったと思う。
苦労も掛けただろう。
詫びる言葉も無いが、今はただそなたとの再会が嬉しい。
[素直な心情を言葉に載せるが、返された視線に熱は感じられない。]
― 『神魔の領域』・森の中 ―
[建前はともかくそういうもの>>173と受け入れれるのは国柄か職業か性格によるものだろうか。などという考えは少々の後に終わる。
一瞬気配の崩れた>>174巫女を感じながら、自分は自分で少しだけ考えるように見つめていたが]
ふむ、なら気のせいということかな。
[知らないというならそうでもいいのだろう。
立場上知っていないほうが自然だとも思えたからだ]
いい提案だろ?
相まみえて何をするかは知らないが、敵対するなら手間も省ける。
協力し合うなら何ができるか知っていたほうが便利というものさ。
花をささげても構わない乙女ならば協力しあうのだっておじさん悪くは思わないものさ。
[実利的な面を口にしながらも最後はからかうようなナンパな言葉を口にして、目の前にいる巫女>>175>>176と相対する]
― 回想/修行中の一幕 ―
もちろん好みというのは大事さ。
使っていて嫌なものは性にあわないってものだ。長続きしないものだしね。
[やる気が削がれるようなことはいらないものである。
相性的なものといえば―――まあそれは略すこととなる]
いい声だ!
[成長を見守る師匠。声同様に真っ直ぐに素直な上段からの打ち込みを、体を右半身分後ろに下げつつ、棒を旋回させるようにして合せる。
棒同士がカチリと鈍い音をたててぶつかり合わせながら、そのまま勢いを誘い、右側に振り下ろしを手伝わせるように、押し出しながらの降り下ろしでもある。
そして半ばから棒をもっているため、それは振り上げる動きも連動して行われ]
技量をもてば、こうしてこれだけの範囲を防げ同時に攻撃も行える。
これは相手の力を利用した戦いかただね。
[振り上げるようにして見せた棒は背中を打つでもなく、寸で止めて一度距離を置くと解説をして、先程の動きをゆっくりと見せるのであった*]
―― 滝のほとり ――
有名?
……悪名の間違いじゃあない? それって。
[相手の言葉に眉を跳ね上げて皮肉気に笑ってみせる。>>159
やがては、確認が済んだか相手に確かめることもなく、
二種のきらめきに彩られた漆黒の花を元通りにしまってしまう。
お披露目の時間は済ませたと言いたげに、だ]
[相手の顔はフルフェイスマスクに覆われて見えない。>>160
とはいえ詳細を教える気はない、という意志をなんとなく感じてはいた。
それから]
(へー……ちょっとは憤慨してる、のかなぁ。
それとも……、)
[あるいはほんとうに、世界を害さない程度のまともな願いを抱いているというのか。
少し考えて、やがて改めて眸に対抗の色をあらわにした]
さあ、どうだろうね……。
でも、仮にわたしが貴方の言うところの「まともな願い」を口にしたところで、
引き下がってくれるとでもいうの? ……違うんでしょう。
[その言葉をもってして――議論は、交わることのない方へと向かいつつあった。
あくまでも戦う、という決断を示すように、
翼がばさり、と大きな羽ばたきの音を立てる]
…………かかってくればいいよ、
もう、覚悟はできてるんだから。
[カシャカシャという金属じみた音が、>>161
この場所がもたらす瀑布の音の合間に聞こえていた。
ゆえに、油断のないように弓に矢をつがえた。
弓を持った左手を手前に……右手を奥に]
[“あの日”――故郷が攻め立てられ双子が引き裂かれた日。
それを乗り越えてからの最初の2年は、家族を探すための当てもない放浪の日々だった。
だが成果は得られず。
ミットヴィンターに流れ着き、そこで得た伝手を存分に活用しても、
やはり手掛かりはなく。
しかして片割れの生存、それだけは確固たるものだと思っていた。
根拠を訊かれてもまあ、「なんとなくそんな感じがする……」としか言えないのだが。
だが、生きていたとしても、己の知る兄とは変わってしまっているだろう。
そもそも本当に生きているのか? 単にそうだと信じたいだけではないのか]
[だが『いつかきっと』という思いを捨てないまま、
兄とともに行けたかもしれない場所を一人で辿って、
ついにこの地まで来てしまった。
一人足を踏み入れたこの地には今、己の知らぬ機鋼の音が響いている。
彼はいかなる経緯で機械仕掛けの手足を――こうして操っているのか]
(気になる? どうして?
属性が同じ、……かもしれないから?)
(でも……あれこれ考えてる場合じゃない……、 今は)*
[敵対であれ協力であれ、一戦交えるのはいい提案だと。
そう解説するような口調は、やはりかつての師のようだった。
一方で、協力しあうのでも構わないと軽く言う態度に、胸中はささくれ立つ]
――私の望みが、貴方と反するものであったら?
[思わずぶつけるように、そんな言葉を放つ]
[そうして修行を重ね、幾らかの月日が過ぎた頃]
師匠は変わった武器を使うよね。
[ふとそんな風に問うたことがあった。
棒術に動きとしては近くとも、彼の得物の形状は旗とでも言うべきものだ。
自分の武器として同じものは選ばなかったけれど、興味はあった]
これって、何か仕掛けがあるの?
[自分を助けてくれたあの日>>0:38、武器格闘だけでない何らかの事象が生じていたことには気が付いていた。
あるいは師の持つ術の力によるものであっただろうか]
[好奇心のまま口にしたけれど、領分を越えた質問であったと感じたなら、それ以上の追及はしない。
それは互いの暗黙のルールに反することだったから*]
― 『神魔の領域』・森の中 ―
ははっ。おかしいことをいう。
願い事などそれぞれ、むしろ一致しないものさ。
[ぶつけられた言葉>>189に、嘲るなどではなくただ不思議そうにおかしくて笑う。]
ただね、願うならば、具体的な手段が浮かぶものを願うことだね。
漠然と叶えてもらえる。と思った願いは、曲解されてしまうときもあるだろう。それが誰にとっての善意をもって行われるか、誰にとっての悪意をもって行われるか。
大いなる力というものはそうやって、予測はつかないものだからね。
[講釈ともとれれば、醒めた意見ともとれる言葉を口にした*]
― 回想 ―
[旅と、その間に挟まれる修行の時間は過ぎていった。問いを向けられた>>191のはいつだったか]
そりゃ意味はあるさ。特殊な布をつければ戦いかたの幅が広まるとかね。
いくつか持ってるよ。
[と、蔓であまれた布。発火を促しやすくなる布。などをいくつか教えただろう]
あとはね、単に便利なんだよ。
[特に隠し立てするようなことではないので答えた。]
例えば水に浸せば簡単に重みを足すことができる。例えばこうすればな……
[と口で応えた後、布を垂らすようにして地面の石を包み込み、その棒を振りぬくことでできるスリングショット]
少なくとも身を覆う盾のないものには有効さ。
[なんて笑って答えたのであった*]
― 回想 ―
[投げ掛けた質問に、師は快く答えてくれる>>193。
旗布が複数種あると、知ったのもこの時だったか]
そういうもんか。
……んー、オレにはまだ難しいかな。
[様々な状況に対処出来るのは魅力的だが、まずは基本を押さえてからというのはここまでの経験上感じていた]
[しかし、旗布を利用し飛び道具を使うというのは、予想外の発想だった]
あっ、投石ってやつだよね、これ。
いきなり石が飛んで来たら、相手はびっくりするだろうね。
[武器で受ければ壊してしまうかもしれないし、体――特に頭に当たるのは最悪だ。
そんな風に、今使うものでなくても、何処かで役立つかもしれない知識を覚えていく*]
― 『神魔の領域』・森の中 ―
ないね。願うほどの想いならいつだって一直線さ。そこに方向を気にする余暇なんてない。もし気になるならそれは迷いがあるってものだよ
[巫女である>>194とわかれば内容も想像がつく…なんて容易く考えているわけではない。単に自分が願うことに迷いがないだけなのだ。ときっぱりとした態度で言い切る]
― 回想 ―
ああ、難しいだろう。お兄さんもお薦めはしない。
でも色んな手段があるものだと知ったほうがいい。
ここからはお兄さんの持論だけどね。こうして棒術を教えていて、何よりも危険なことは棒術でどうにかすることしか考えなくなることさ。
武芸を修めるものに言えることだけどね、解決する手段が再前提として最も得手とすることになる比重が高くなるんだ。頭が固くなるということだね。
それは危険というものさ。対処されてしまうからね。
意表を一つ突くだけで戦いが変わることというのはよくあることさ。
[便利なものを使うのはその考えのもとだ。とコニーリオ>>195に笑って、だから多種にわたる戦いかたを知識として教えていった*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新