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[思い起こせば、おかしな事はいくつもあった。
吹く風はそよ風>>121でも、いつもとは吹いてくる方角が逆だった。
今朝挨拶をした鳥たち>>20だって、普段は見掛けない種類だった。
鳩>>180は普通あんなに高くを飛びやしない。
鳥獣ってのは人よりも感覚が優れている。
だから、慌ただしい動きは天変地異の前触れ。
果たしてその事をこの男は知っていただろうか。]
氷の蝶々・・・・・・
僕は、君たちを褒め称えるだけの言葉をまだ持っていないよ。
[空から舞い落ちる白い塊。
それはオットーが、あのオットーが黙ってしまうほどに美しく、そして脅威だった。
静かに掌へと包まれた雪は、物言わず静かに溶けた。]
― 旅人のプレゼント ―
これは……父から預かったものなので、外せなくて。
申し訳ありません。
[悩ませてしまった>>449との言葉に、首を小さく横に振り。]
大事に着けさせていただきますね。
……ありがとう、ニコラスさん。
また、お会いできますように。
[その言葉は、彼女の無事を願ってのものか。]
[彼女を見送ってすぐのこと。
手先の器用な村人へ頼み、蒼玉をそのままにブレスレットへ加工してもらった。
ローブの下、今も蒼玉は、フリーデルの手首を飾っている>>365*]
[オットーは持っていたパンを袋の奥へと詰め込むと、足早に村のあぜ道を駆けていく。
ふと見上げると、東の空に浮かぶ上弦の月が雲の裏側へと顔を隠すところだった。
まるで、何かの始まりを告げるかのように。*]
大丈夫大丈夫。
もし怖いなら、ちゃんと眠れるまで傍についているから。
[普段寝てばかりの青年は。
妹が不安を口にするときだけは、先に眠ることはない。
彼女の金の髪を視認すれば、安心させようとするように、ぽんぽんと撫でようと]**
― 宿屋にて ―
[教会を出た後、宿屋へと。
なんだかんだでもう夜という時間帯に。先よりも、冷え込みは確かに強くなっている。]
こんばんはー。
レジーナさーん、いつもの持ってきましたよー。
[玄関から入って、客がいる気配を感じる。
もし誰かと顔を合わせたなら挨拶の一つも。
レジーナと顔を合わせれば、薬草酒を手近な場所において。]
もう春だってのに、なんだかちょっと、冷えてきてますね。
どうせなら、温泉にでも浸かっていきたいけど……
ちょっとまだ仕上げの作業があるんですよね。
レジーナさんも、温かくしてくださいね?
お客さんがいらしてるなら、寝込んでられないでしょ?
[たわいのない雑談。レジーナの内心>>445など*気づかずに。*]
― 薬師さんへ問いかけ ―
[薬師さんなんて村にはいなくて行商人さんから買っていたものだから
ヨアヒムが来た時は物珍しさから話したっけ>>354]
じょうびやく…。
定期的にもらうってことはできるのかな?
[よくわからないから首を傾げたり
よくわからない薬の名前を聞けば興味があるからうずうずしちゃったり
森はあるけど気をつけてね、とか言っちゃったりしたっけ]
うーん…お友達のお兄ちゃんなの。
色々あって…今度でもいいから診てもらえるといいなって。
忙しくない時でいいから、考えてくれる?
[不安そうにじぃっと見つめたっけ
それからどんな返事があったかはよく覚えてないんだ]
[別に枯れてる訳ではないのだが、これまで嫁を探したことはない。
村の女性陣は年の離れた妹のようなものだし、年上となると結構ばしばし尻を叩かれそうだし(父母もそんな感じなのだこれが)――それだけではない気もするのだが、深く考えたことはなく]
守りたくなる…のは分かるかなあ。
おれ、シスターやカタリナのことを見てても
嫁さんって感じじゃないもん、妹みたいで。
[その時は豆の皮むきも芋の選別もなくて、シモンと二人>>215でぷっちんぷっちん、青々とした雑草を引っこ抜いていた。とりとめもなく好み(推測)の話なんかしていると、結構いいペースで畑が茶色になっていく。手に熱中したり、逆に飽きたりしないしね]
[だから年上・大柄・肝っ玉とシモンが揃えた三拍子>>216は、きっちり頭に入ってて]
[ニコラスに挨拶をし終えた直後、くしゃみ>>467が聞こえてきた。]
ああ、パメラ。ここにいたのか。
今夜は宿屋の世話になろう。無理に帰宅して、お前が体調を崩したら大変だ。
[窓から天を見る妹につかつかと近づくと、ちょうど良かったと自分の考えを提案する。だがその表情を見た途端、わざと明るい口調で告げた。
今日食べた白アスパラガスのスープ>>351は絶品だった、また腕を上げたなとか。
その青い薔薇>>466も綺麗だな、似合っているとか(パン屋での会話から、オットーに貰ったものだろうと推測しているけれど、パメラが受け取ったプレゼントに目くじらを立てるのはさすがに大人気ないと自重している)。
最後に左手で首の後ろをかくと、きゅっと唇を噛み締めた。]
大丈夫だ、お兄ちゃんがついている。*
ありがとう
俺に出来る事があったら
言ってくれ。
[ 穏やかな口調に答えるように
ゆるり、髪を揺らしては
陰りをそっと追いやって。
手伝おうとは思ったけれど、ここは勝手の知った者に任せた方が良いだろう。薪を探しに行くならディーターを見送った ]*
― 宿へ向かう少し前、教会 ―
うん、いつ怪我人がここに世話になりにくるかなんて、わかんないですしね。
僕の家がご近所ならまだしも、流石にちょっと遠いですし。
まぁ、よほどの怪我人が何人も出ない限り、当面はこれで持つかと。
怪我人なんて誰も出ない方がいいのですけど。
[とは言えこれで在庫はほぼ切れた。
補充しなきゃ、なんて考えていれば、神父も何やら企む表情。]
あはは、神父様も悪いお人ですね。
まぁ野郎相手なら止めませんけども。
[自分もその野郎の範疇だというのをうっかり忘れてたから。
鮮やかな菫色の飴を口に放り込まれて>>428、思わず瞬きを。
一瞬後、ふわと口の中を菫の香りが支配する。]
よしっ、セーフっ。
……誰かをうまく嵌めたなら、その時は是非ご報告を。
― 悪い神父と悪い薬師のやり取りを見つつ ―
最初からそういうつもりで薄荷味を入れましたね……。
[この村の男性って、割と皆同じレベルで子供っぽいのかもしれない……
嵌めた報告待ちのヨアヒム>>471を、冷ややかな目で見つめたりした*]
[ 人のために立とうと、一生懸命な彼女は愛らしく、ディーターが彼女の事を可愛がる気持ちはとてもよく分かった
……ディーターの目の前で
彼女の肩に外套を掛けるのは自重しておこう
後が怖いからね!
だから ]
風邪ひかないようにな
[ 小さく笑って手を振った
自分にもかつて兄が居た。
そんな事を思い出してしまった寂しさは帽子の影に隠してしまおうか ]*
いざってときになければ、けが人に
何もできないかもしれないし
……まぁ大丈夫とは思うけれどな
怪我をするとしても、じーさんばーさんが
道で転んで骨を折った、くらいじゃあないかな、と
[そうであればいい、希望観測
とはいえそんな雰囲気を誤魔化すように
”村の野郎”の1人である彼と
御代官ごっこでございましょう]
くくく主もわるよのぅ
、 は、は。菫色か、味の方はどう?
[菫の香を纏った飴。それが彼の頬に消えてゆく
誰かを嵌めれた際には報告は行うよ、と
改めて約束しつつ
――ヨアヒムをジト目で見遣るのであろうシスターを
眺め、つつ]
― その夜 ―
[自室へ戻り、机の引き出しを開ける。]
お父様の……手紙……。
[筆跡は父のもの。
きっと、内容は15年前の約束>>10を果たすためのものなのだろう。
けれど。]
これを開けたら、わたくしは……
……くしゅっ。
[寒さからだろうか。
ふるりと震え、手紙を再び引き出しへ。
待ち焦がれた手紙。
その封を切ることがないまま、フリーデルは寝床へと*]
― 少し前・ニコラスと ―
[再会した瞬間のニコラスの目は、初めて会ったときよりも穏やかな感じがした>>469。それだけで、今回は無事豊穣の村に到着したのだなと安堵が胸に広がる。]
こちらこそありがとう。そのときは、遠慮なく力を貸してもらう。
[翳りを追いやった”彼”>>470の言葉に感謝する。その変化から、お互い心の中に口にしない何かを抱えていることを感じたのに、わざとそれには言及せずに。
そして薪を探しにいく前に、パメラを見つけて話しかけた。→>>468
この大切な可愛い妹については、5年前旅の話をしていたとき、ニコラスに教えていた。いつもお土産を買うことや、村に帰るたびに外の話をせがまれること>>347も一緒に。*]
― 宿屋内部 ―
[食堂に十分薪を運んだあとも、雪は中々止みそうにない。それどころか夜が更けるにつれて風も強くなり、頑丈な宿屋を揺らさんばかりに吹きつける。]
今夜は布団を重ねないと寒さで寝られないぞ。
[心の奥からざわざわと湧きあがる不安を打ち消すように、わざと現実的な台詞を口にしていると。
レジーナが外に出ないようにとさりげなく促しにきた>>448。]
分かった、わざわざありがとうございます。今日は宿屋へ泊まります。
[その代わり力仕事が必要になったら何でもご用命を、と告げた男は、まさか女主人がたった一人で吹雪の中外出するなんて、考えもしなかった。]
[――雪なんて、知らない。
曾祖父や父母なら知っていた筈だ。でも己は知らない、雪なんて言葉は馴染みの薄い、只の音。豊穣の村に降った雪のことだって、古びた文字の羅列でしかない]
薪がないと、ごはんが食べられないんだよなあ…
お湯沸かせないし。
[天候を案ずる>>378ニコラスに、そうして竈の話しかしなかった。
すんと鼻を鳴らしても雨のにおいがしなかったなら、それはただの曇り空。家に寄ってくれると言っていたシモン>>437を待たせないように、何ならお茶でも淹れて迎えられるように、帰れればいい]
[豊穣の村に於いては、ヤコブの生きてきた限りでは、ずっとそういうものだった]
[何時にも増して冷たく感じる空気に、
配達の分だけでなく、
出来る限り薪を用意しておこうと奮闘した。
決して何かを予感したわけでもない。
けれどこの村に来て初めて見る空の重さに
不安を掻き消すために、
打ち割ろうと無意識に手斧を振るっていたのは否めなかった*]
――自宅――
[最初は埃かと思った。
宿の裏手で挨拶した商人>>412は己が農家だということも果物を煮たりすることも知っていて>>411、宿での食事中>>413色々語った日持ちのする瓶詰めを、倉庫から引っ張り出してきていたから]
[次に脳裏へ浮かんだのは、透明な羽根を持つ小さな羽虫。
夕暮れの日向に集っているそれらには、ディーターの鼻を頼りにし、背籠を抱えて“冒険>>275”したときなんか、良く遭遇したものだ。林を抜けて走っていけば、泥と木の葉を引っかけた服にたっぷりひっついてくるから、家へ入る前にしっかり払わなければいけなかった]
[でも、取れた果物をかじりながら山道を行き、笑いあったあれは――夏だ]
……これって、もしかして……
[窓の外を窺う眼差しへ、次第に動揺が滲み出す]*
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