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[そうして見て回っていると、ふと、ある店の前で足が止まる。
『花屋Florence』――たくさんの淡い花が並ぶ店内にはどうやらドロイドしかいないようであった。(そのドロイドがイケメンかどうか、それは女にはよくわからなかった)
ここの店主は女よりも少し年上の女性である。
だが女がこの船に乗った時にはすでに彼女は船にいた。
自身と歳が近い人で、自身よりも長く船に乗っている人というのは、女にはあまり思い当たらない。
それもあったし、船に乗った当初は歳の近い子供は珍しかったこともあって、なんとなく、目で追うことも多かった。
どうしてあの歳で船に乗っていたのだろうと思うこともあった。
それに彼女は船から降りてどこかへ行くこともなかったから。
親近感、と呼んでいいものか――それはもっと昏い、仲間意識のようなものかもしれない――そんなものを、淡く抱いていたこともあった。
だが彼女が軍の所属と聞けば、苦手意識が湧いた。
彼女は恐らくちゃんとした経緯で就職をして、きっと厚遇を受けているのだろうと、そう思った。
住む世界の違う人。勝手にそう決めつけた。
彼女の仕事と身分証の不釣り合いや
彼女には帰る場所がないこと、この船から行くことを許されていないこと
生きているのがいやと言っていたことも
何もかも知ることはない。
それでも淡い“仲間意識”は、心の中にそっとあるまま
世間話ぐらいは、することがあったかもしれない。]
[生きているのがいや、と言って死のうとしたのが彼女ならば
生きる理由もないのに、生きたい、と願ったのが、女であった。**]
ー第2エリア・医務室ー
[手当ての手際が良い?だってプロだもの。
とは言えあんまり多い血を見たくなくて、こんな保健室的な場所に勤めを決めたのは内緒だ。
手術怖い。やれなくは無いが、やらないで仕事ができるなら美味しい。
薄給なのは仕方がないところだ。]
ちゃんと食べなきゃだめだよー。
朝にサラダか、野菜多めのスープでも取れば野菜取れるし、牛乳確り飲むとカルシウムも取れるからねー。
まあ、元気そうでよかったよかった。
[保健室、よりも井戸端会議の会場になることも多い医務室である。
良い人、と言うより、流れでお茶などを出さないとブーイングくらうようになった。
それだけ、暇人がよく集まる場所なのだ。]
常連さんがくれたクッキーだよー。
多分大丈夫。
なんかほうれん草入ってるらしいけど。
[ちなみに自分は食べていません。
たまにそんな野菜おやつが届けられるが、当たり外れが多いのが玉に瑕。
けれど今回は当たりだったようでホッとしながら、自分もパクリ。]
そうだねー、看護師になってからはずっとだよ。
本格的な病院だと、手術とかもあるからね。
ここでちょっとした手当てというか、井戸端会議と言うかちょっとしたお話どころって感じかな。
僕はセシル・アリスバック。
よろしくね、セルウィンくん。
[にこ、と笑いつつ牛乳を飲み干して、あっと気付いた。
珈琲がもう無かったと。
だから、彼らには悪いけれど]
ここ、暫くいても良いからね。
部屋の前に離席中の札を出しとくから。
ちょっと、資材とってくるねー。
[ひらひら、手を振って。
コーヒーと紅茶をゲットしに、廊下へと向かっていく。
そのまま1人で僕の個室へ。
買い足すのはあとで良いや、と、手抜きした結果どうなるのか、その時は*想像してもいなかった。]*
―現在―
[べらべらとよく喋っていたが、どうやらあっちもこれ以上は、と引いてくれたらしい>>302。
掘り返されずに済んだことに安堵少し。]
ははっ 俺にはわかんねえやその辛さ
でも置いて逝かれるのは辛いよなぁ
[知り合いを作らないようにしているっていう、相手の事情なんか知らないからねえ。
心中お察しします〜なんて無責任なことは言わない。
わからないものはわからないから。
だが付け足した言葉に、置いて逝かれた経験があると気付いたかもな。
何せ俺より年上、歴戦の猛者だろうし。何の? とかツッコんじゃあいけない。]
やったことねえなら止めてくれくれるぅ?
悪化したら目も当てられねえ
[冗談だろうと笑って返す。
もちろん、やられそうになったら逃げるよ。悪くなったら本気で洒落にならない。]
俺“さん”付けされるようなガラじゃあねえしぃ
ってかむしろそれ俺が聞かなきゃならないやつぅ
[お互いに、って言ってるから付けなくていいって事だろうと思いつつも軽口叩いて。]
― フードコート:宇宙おでん ―
うーん… うう?
[カウンターに張り付いた頬を持ち上げて、辺りを見回す。
首が変な方向に痛む。カウンターに突っ伏して眠っていたらしい。]
いってー…飲みすぎたかな。
まあ、それだけ美味かったって事か。
ごちそうさん、良いもん食わせて貰ったよ。
[ドロイドに代金を払い、ふらふらと屋台を経った。]
[さて、腹ごなしも済んだことだし、何をしよう?
チグリス到着まで、時間は有り余るほどある。]
そう言えば、あっちの方にラウンジがあるんだっけか。
[星なんか見ても全然おセンチになる年ではないが、メインサロンから見る景色は格別だ、と乗船時のパンプレットに書いてあったのを思い出した。隣にバーも併設されているという情報も。]
よし、食後のもう一杯と行きますか。
[酔いの抜け切らぬ千鳥足で、メインサロンに向かった。*]
俺、サボりの常習犯だもん そんな堅苦しくねえよぅ
じゃああとで飲もうぜぇ
[偏見は仕方ないんじゃあないかねえ。
先輩、本当にお堅かったし。一般的な警備員のイメージってそんなものだし。偏見あっても仕方ねえよ。
身体の心配をされれば]
― 回想 ―
[ 母星から遠く離れた星で開催された学会の帰り、
宇宙船、シルバー・メリー号に兄と乗ったその日のことだ。
確か学会の準備で徹夜続きだったので、昼間だというのに
兄弟二人で部屋の明かりを消して寝込んでいたのだったか。
…ふと。何かを引っ掻くような、
何かが壊れるような微かな音を聞いた気がして目が覚めた。
二人用の客室にしては広い、一等客室。
隣に寝ていた兄の姿がなく、ベッドルームに併設された
ドレッシングルームの方から薄暗い明かりが漏れていた。
まさか、強盗でも――と嫌な予感がロー・シェンの胸を過る。
セキュリティの確りした船を選んで、おまけに中でも
更にセキュリティの確りしたこの個室を予約したというのに。
仕事柄、発掘作業で鍛えられてはいるがそれは体力面だけのことで、もしも賊が武器でも持っていようものなら勝てる自信はない。
しかし兄がこの場にいないことがロー・シェンの足を
ドレッシングルームの方へと進ませた。
あの兄が書置きの類も残さずに部屋の外へ行くとも考えにくいし、
あれは兄本人が何か探し物でもしている音なのでは?
……それを確かめて安堵してしまいたかった。 ]
[ 薄暗がりの中をひた、ひた、と靴を履かずに進む。
ぼんやりと部屋の中を照らす仄かな明かりに導かれるように、
足音を極力殺しながらドレッシングルームの方へと歩いた。
一歩進むごとに聞こえていた音の詳細が聞き取れるようになってくる。
引っ掻くような音は何かを砕き割るような音に。
壊れるような音は抵抗する何かを無理やり引きちぎるような音に。
耳を塞いで蹲ってしまいたくなるようなおぞましい音に
足が小刻みに震えるのを堪えて、
ロー・シェンはついにその部屋の前へたどり着くと、
そぉっと部屋の扉を細く開けて、中を覗いてみた――――。 ]
[ 果たして部屋の中に居たのは
強盗と一言で済ませるような代物ではなく、
狼と人の間の子のような、酷くいびつな形をした生物だった。
ソレがドレッシングルームに置かれていた荷物を漁って
研究サンプルや資料の束を床に投げ出していた為に
あの騒がしい音は扉の外まで漏れていたのだった。
…サンプルの中には実験動物も何匹か混じっていた。
その、サンプルの残骸――としか形容できない何かが
床の上に転がって微かに震えているのを見て。
暖かな命の名残がそこにあるのを見て。
『 ――――――……ッ ! 』
自分の息を飲んだ音はやけに大きくその場に響いた。
咄嗟に手で口元を塞いだが…もう、遅い。
扉に背を向けていた異形の顔がこちらを振り向いた。
薄明かりの中で爛々と光る獣の瞳は、
半ば人の顔を留めているその顔立ちは確かに、兄のもの、だった。 ]
[ 兄貴、と呼んだ気がする。
どうしたんだよとかなんでそんな姿にとか声にならない言葉が
丸々吐息になって漏れていくようにひゅうひゅうと喉が鳴った。
"アレ"に自分の兄としての意識が残っているのだろうか。
考えただけで目の前が滲むけれど頭の中はどこか冷静だった。
「あれが人間の姿に見えるのは目が見えない奴か莫迦だけさ」
誰かが言ったような気がした。
…もしかしたら、聞こえた気がしただけだったのかもしれない。
そこからはどこか夢でも見ているように
獣の足が床を蹴って彼我の距離が縮まるのをぼんやりと見ていた。
兄の、金色の瞳。知性を感じさせる柔和な微笑みを浮かべていた、
自分と似ているようで似ていない瞳は今や見る影もなかった。
抵抗も出来ないまま押し倒されて、異形の口から溢れる唾液が
ローの顔を伝い落ちて床に染みを作っていく。
凄まじい力で握られた自分の腕から嫌な音が聞こえる。
振りほどくことは――出来そうもなかった。 ]
[ 人のものにしては鋭く長い爪が顔に押し当てられて、
ロー・シェンは、このまま自分は死ぬのだと思った。
たった十幾ばくの年で。母星から離れた宇宙空間の中で。
自分は惨めにも殺されなくてはいけないのか。それも、兄の手で。
兄の指はロー・シェンの眼球を抉り取ろうとでもいうのか、
瞼の上を伝って動いて――ぴたりと止まった。
鋭い爪が触れた場所は鋭利な刃物で撫でられでもしたように
ぬるりと生暖かい液体を開いた傷口から溢れさせている。
「 ………… 」
実はその時のことをはっきりとは覚えていない。
何か、自分が言ったような気がしたが
今に至るまで思い出せていなかった。
けれど、ロー・シェンの言葉を聞いた兄の力が僅かに緩んだので
無我夢中で手近にあったナイフを掴んで兄の背中に突き立てた。
何度も、何度も。
兄の体が命の温もりを失うまで、何度だって。
その時に眦を伝った暖かな液体は
決して兄やローの血液だけではなかったはずだ。 ]
[ ……兄の抵抗が止んで直ぐ、だっただろうか。
それとももう少し後のことだっただろうか。
何かしら異常を感じたのか、
その場に姿を表したガーディアンシステムに
ロー・シェンはぼそぼそと経緯を説明した。
もしかしたら、船員も何人かやって来ていたかもしれないが、
何分記憶が曖昧で確りとは覚えていない。 ]
[ それから、全ての事情が発覚するまでしばらく時間がかかった。
配達屋が運んでいた"黒い箱"を拾った兄>>299が
部屋に持ち帰った際、誤動作で開いてしまった箱の中から
危険な寄生生物が外部に出てしまった。
不運にもその場にいた兄は寄生生物に感染してしまったらしい…と。
そう大まかに説明はされたが、
実のところ事故が発生した経緯などどうでもよかった。
兄は死んでしまって、自分だけが生きているという事実だけが
ずっしり重りのように心にのしかかっていた。
どうも兄に寄生したのは『特定危険生物』という
カテゴリに属するものだったようで、
同室の自分も寄生されている恐れがあるとして
下船まで隔離されることになったが、それすらどうでもよかった。
むしろ自分から一人になりたいと頼み込むつもりだったくらいだ。
寄生生物について、
メディカルチェックでも発見できないという話は
風の噂で聞こえてきたし、長らく寝ていても起きていても
窓の外の星の海を眺めるだけの日々が続いた。 ]
[ 寄生されているのではないか、
という嫌疑が晴れたのはつまるところ
長らく続いた軟禁生活の日々の賜物ではなく。
寄生された宿主は同種の寄生生物が寄生した宿主を襲わない
そんな何処かの偉い学者の見識に基づいて下された判断だった。
学者が学者に殺されかけて、他の学者の研究で救われる。
何とも皮肉な結末だったが、ローに考古学を教えた兄が死んでしまってもロー・シェンはそれ以降も考古学に携わるのを辞めなかった。
むしろ以前よりも一層精力的に取り組むようになって、
いつの頃からだったか、総会に呼ばれる機会も増えてきた。
とある議題の折、取り上げられるのは
決まってローの発表したある寄生生物についての論文で、
多くの学者や研究者の憧れる総会に
この考古学者が『嫌々』出席する理由もそこにあった。* ]
―回想・レストランでアデルと―
[礼には同じく礼を返し、相槌を打ちつつも視線は男の手元に返った資料を凝視する。
話を聞けば発表用ではないとのこと。]
そうでしたか。画像が俺の故郷によく似ていたもので、つい驚いてしまったのですよ。
……もう一つ良いでしょうか。
この画像は何処で入手されたのですか?
[彼の名も、研究員であることすら知らないので、自分よりも若そうな男に先生と問い掛ける。
故郷に似ている画像を見るだけで驚いた様子を見せてしまったが、普通に考えれば可笑しいことだろう。]
先生は、トゥランタという星をご存知でしょうか?
今から二十年くらい前に滅びたばかりの、惑星連盟にも加入していない、一般人にはほぼ存在を知られていない星です。
その星の景色に、よく似ていましてね。
[寂寞の色を瞳に浮かべ、ぽつりと語る。
自らの出自を人に語ることは基本無いのだが、資料を持っていた先生ならば何か知っているのではないかと語る。]
[しかし彼が食事中であること、場所が人通りの多いレストランであること、自身がもうすぐ打ち合せの時間であることを考慮し、話を一旦中断することに。]
……申し訳ございません、これから関係者の打ち合せが入っておりまして。
先生は参加されるのでしょうか?
どちらにしろ、もし何かご存知でしたら、後でお話を聞かせていただいても宜しいですか?
[連絡先は此方にどうぞ、と名刺を渡し、メイン・サロンの方へと足早に駆け出した。*]
―現在/メイン・サロン―
[ソファに腰掛けながら資料を読むこと数分。
ざわつきが耳に入り始める。どうやら人も徐々に増えてきたようだ。
声を掛けられれば資料から目を離し、線の細い担当者を見る>>271。]
よろしく。俺は管理部のソマリ・フォッシェルだ。
君が管理部のカレル君か。よろしく。
警備部は特に忙しくて大変だろう。
先程も警備部の人間がやっと休憩できた、と嘆いていた現場を見てきたところだったな。
[休憩中だった男のことを、嘘を吐いてはいないが一部台詞を改変して語る。
ふと、クレメンスが真面目な良い部下が居ると言っていたことを思い出す。>>168
もしや彼がそうなのかと思いながら、機会があれば問い掛けてみようと取り置き。]
……とはいっても、俺自身も今の船の内情や総会についてはほぼ素人でよく分かっていないんだがな。
むしろ色々教えて欲しい程に。
カレル君は、3年くらい前にはこの船に居たかい?
[見るからに若く、線も細い眼前の人間に警備が務まるのかと内心思いつつ、そういえば過去会ったことはあっただろうかと思い出し、問い掛ける。*]
― 第2エリア・医務室 ―
そうですよね、簡単なものでも取るように頑張ります。
[野菜スープと牛乳くらいなら何とか続けられるかもしれない。
アリスバックさんの言葉を胸にメモ。>>313
医者の不養生にならないようにしないとな。そこでさっきから呑気にホットミルクを飲んでる学友、おまえもだよ。
あれ、クッキー俺が美味しいって言ってから食べました?
俺が美味しいって言ったら手を伸ばした彼を思わず見つめる。美味しいから良かったんだけど、この感じだとハズレのクッキーもあるんだろうな。
看護師になってからはずっとこの艦にいると言う彼に、手術はしたくないのかな、と引っかかりを覚える。]
そうなんですか。
この艦大きいですしずっといても退屈しなさそうでいいですね。
それに、ここがお話どころになるのもわかる気がします。
[こんな優しいお兄さんがいれば、ついつい集まって話をしたくなる常連さんの気持ちもわかる。
俺もこの艦にずっといれば、きっと通いたくなるだろう。]
はーい、行ってらっしゃい。
[ホットミルクを飲み干して医務室を出て行くアリスバックさんを見送る。>>314
部屋の主がいなくなったし、手当もしてもらったし、俺達も医務室を出ましょうぞ。
またフラフラしてくると言う学友と別れて、飲み直すかなぁとレストランがある方へと足を向けた。]
ー回想・レストランー
故郷、か……
[ふと、母星の海の景色と、水の音と共にあの頃の暮らしが思い出される。今は拠点を正反対の星に置き、懐かしむことしかできない、が。]
……失礼。この写真はもちろん自分が撮ったものではないから、詳しくはわからないんだ。
[トゥランタ、と聞いて、頭のどこかにあるような、そんな気がして、画像を見る。なお一層、頭のどこかが掻き立てられて、でも、はっきりと出てこず、知っているとは答えられない。20年前、星が消えたニュースで知ったのか、研究に出てきたのか、いや、もっと違うところで……]
うーん、何か引っかかりがあるんだが、出てこないというか。
[キリッとした寂寞色の瞳を見ると、出てこないもどかしさと、故郷を想う自分の気持ちと重なり合って、ものすごく重い気分になった。]
[辛さは分からないと言われたが、理解してもらおうとは思っていないから大丈夫だ。>>315
分からなくていい辛さだと思うから、後に続いた言葉だけでも有難く受け取っておく。
何も言わないでケラケラ笑うだけだけど。
しかし歴戦の猛者ではない、そんなに自分凄くない。]
いやー残念だなぁ
誠心誠意込めてマッサージしてやるつもりだったのにぃ
まぁ本当にやるとしても肩叩きぐらいにしとくから安心してくれや
[やる事が年寄り相手にする事のように思えるだろうが、男にそんな意図はない。
冗談の延長線で出てきた労いとノリの言葉というだけ。
冗談を言い合うなんて相当久しぶりな事だから、楽しんでいるのだ。
さん付けに関しても、お互いにという言葉の意図をしっかり受け止めてくれたようだ。
先程までと変わらない調子で返ってきた言葉に、またケラケラ笑っていた。]
おいおい、堅苦しくないのは全然いいけど
サボり常習犯はマズいんじゃねぇのクレメンスさんよぉ?
軽率に飲みに誘っちまうぞ?
ま、ちゃんとそっちの都合に合わせるけどな
[サボりの常習犯なんて例の真面目警備員が知ったら頭抱えそうだが、今は男と目の前の男性しかいないのだ。>>317
飲める機会は案外多そうだなと思えば、楽しみに考える気持ちも増し増しになるというもの。
だからそんな浮ついた気持ちのままにお節介な事を言っていたのだが……それによって一瞬の間が生まれた。>>318]
……そうかそうか、そりゃあ悪かったな
しかし俺もしがない独身だし
独り身同士、楽しく飲むとしようぜ
[一瞬の間の後に独身だと返ってきたが……多分嘘だ。>>319
家族がいたんだ、嘗ては。]
(聞くんじゃなかった……)
[詳細な事情までは、男には分からない。
それでも、同じく嘗て家族と呼べる相手がいた男は大まかに察した。
今は家族がおらず、良くない別れ方をしたんだろうと。
察する事が出来たのは、同じ匂いがしたからというだけではなく、男にとって忌々しいものの影響でもある。
聞いた事を後悔しているのは、それが要因だ。
相手に失礼だからとか、そんな理由じゃなくて
男性自身の為に、聞くべき事ではなかった。]
そんじゃあまた後でって事で一旦お開きにすっか
パトロール中の警備員さんをずっと足止めしてちゃ悪いしな?
[言葉通りの理由も勿論あったけど、これ以上余計な事を聞いてはいけないから
一旦別れて時間をおくべきだと思っての事。
「つまみになりそうなもん探しておくよ」と笑ってみせて、こちらの懸念を感じさせないよう振る舞いつつ
そのままお開きとしてくれるなら、男性の背中を見送った後ショップを回るつもりだった。*]
でも、俺も故郷の星は思い入れがあって、この引っかかりと、ソマリの故郷の星のことも気になるんだ。
[用事があるという彼に、それじゃあ、と話を中断すれば、自分も大切なことを思い出しただろう。]
関係者って、総会のことだよな。
……やべえ!全然スケジュール確認してなかった!
[また後でお話ししましょうという彼には(>>329)、もちろん肯定的な返事をしたが、彼は焦りで周りが見えていたかどうか。]
ああ、また後で話そう。俺の名前はアデル・フィルミスト。研究員をやっている。
[名前もまだ知らない彼(>>329)から名刺を受け取ると、自分も後を追って向かっていった。]
[ところで、スケジュール表は昨日の枕にでもなってるのかな?]
ああ、それなら魅力的だなあ
肩凝りって辛いのよねえ
[爺の扱いになってるけど気にしない>>333。
どうせ冗談だし。あと10年経てば60だし。もう爺目前だし。]
俺は軽率に誘われたら軽率に乗るけどねえ
でもサボりすぎてて怖ぁい酒場の店主連中に目ぇ付けられてるのよ
だから普通にゆっくり飲みてえなら仕事の後だなあ、残念ながら
[こちらの都合に合わせてくれる気はあるらしいので、仕事終わりに飲むことを伝えた。念のため。
本当は今からでも飲みに行きたいけど、行ったらさすがにドヤされる。
軽率に誘ってくれるようなやつなら、飲む機会多くなりそうだなあ、と同じ事を考えて。
先輩に見付かったら頭抱えそうだよねえ、確かに>>334。
ま、既に引退したから何か言われることはないけどね。]
あら、お前さんも?
いいよねぇ、独り身 気楽でさぁ
[家族がいたことがバレたのは、僅かに置かれた間でわかったよ。
でもこっちの嘘に乗ってくれるみたいだからねえ。甘えさせてもらおうか。
さすがに同じ境遇かどうかまでは上手く隠されちゃったのか、わからなかったけど。]
そうね さすがに戻らないと怒られそうだし
また夜にってことで
[あちらさんの懸念は気のせいで流せるような違和感を感じるだけで終わったかなあ。
こちらもあまり家族のことを突かれたくはないしねえ。
だからそう言って別れたんだったかね。*]
――ん……、ぁ。
[男は小さな欠伸と共に、自室の寝台から身体を起こす。
枕元のスイッチを叩き、一言二言、訊ねてみれば、未だ宇宙船の中と知って]
ああ、まだ着いていないのか……。
[船室でもう一度、大きな欠伸。早く起きたからには、研究資料の整理くらいはしておこうか――]
ー 第2エリア・廊下 ー
[アリスバックさんの話を思い出しながら、廊下をひたすらひたと歩く。
そうだ、自身が医者を目指すきっかけとなったのは…]
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