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[娘と話しているうち、ホールに現れたのは、
雛たちに比して深く涼やかな気配。>>540]
エレオノーレ殿。
[何用だろうか、と視線を向けるが、フードの揺れるさまにわずかに視線が逸れた。]
いや、 問題ない。
[いくらか言いよどんだのは、自分でも理解できていなかったから。]
ほう…
[耳にするには懐かしい曲が洞窟の奥より響く。
音が反響し、音の波に揺られる洞窟の中は、さぞ音色が魂に響くことだろう。
そして盗み聞きなど卑しいもののするものだ。迷うことなく洞窟に入るのが自身の在り方だ。]
おい、そこにいる楽師よ。我がために曲を続けよ
[勝手にやってきて邪魔をしていても気にせずにいう]
我が耳に入った雑音を洗い流せ。うまくできたならば飴を与えよう。
[初めて口を聞くにもかかわらず尊大な態度でいう。薄暗い中、石に座りリュートを奏でるものはホールにいた執行者がつれてきたチャイルドであったが、気にもせず、洞窟の壁に背を預け腕を組み聞く姿勢にはいった]
― 自室 ―
[あれからどれほど時間が経ったのだろう、もしかしたら少しも時間が経ってないのかもしれないが……
太陽が顔を出したままなのか、星が舞う時間なのか、床に身を預け微睡む男からは時計の針を伺うことができず。]
……ね…むぃ…
[またそのまま意識を手放しかけながらも、ゆったりとした速度で思考を巡らせる。]
―浴場 ―
[それが破られたのは、顔の半ばまで湯に遣った幼子の口の辺りから、ごぼりと大きな泡が洩れた時だった。
[息を呑み、さっと顔色が変わる。]
――ディーク!!
[浴槽の湯を蹴立てて、幼子に駆け寄る。]
[子を引き取った後はどうするのか。>>544
娘の問いには、何かを思いやる心が潜むように思う。]
眷属の一員としてふさわしく養育する。
そのあとは、親次第だ。
手駒として鍛えることもあれば、
恋人然として扱うものもいる。
[普段と比べれば、倍ほども口数は多い。
相手が何も知らぬ幼子だと理解してのこと。]
っ?
…っげほ
[身体を起こして自ら顔を出すと、何度か浅く息をつく]
あー… ?
[意識にかかったままの霧に、今は少し晴れ間があるようだった。
緋色に変じた虹彩、押し付けられた魔としての能力は自身の心身に影響を及ぼす事は、まだ理解しない]
[意識を引き戻した呼び声の主、駆け寄ってきたコンラートを見上げて、
彼が服を着たままだったと気付いた]
だいじょうぶ、いま、ぼんやりして…
…コンラート?
[聞いた名はスムーズに口をつく。
近くある白皙へ手を伸ばした]
[思考の海に身を委ねていた男>>549の耳に、扉を軽くノックする音が飛び込んだ。
頭の中を覆うぼんやりとした靄を、取り払うように首を振ったなら、男は起き上がり扉へと。]
バランの、血子の、親、ね…
[要望も考慮するとのことを聞き、眠い頭で反芻すれば、彼女の孫に彼女の話を聞かせようとしていた事を思い出したのだが――…
あいにくと、名前は知らないし、聞いてもいなかった。]
[闇を吸いこむマントに煌めく銀が月光を煌めかせ、月光よりも存在感のある銀の吸血鬼は在る]
…桃を望みか?我に対し先に要求するとは無礼なやつだ。
未だ生まれたての赤子でなければ許しおかぬことだ。
[香り>>555を口にしたこととは思わず、己の器量を疑うように問いを投げたと勘違いした吸血鬼は、傲然とした態度でいう。とはいえ戦闘中のような殺意も冷気も持つわけではなく。]
己で考え選別せよ。我の願う音を聞くのではない、楽師が奏でる音を聞くことよ。
[聞く姿勢のまま>>556リクエストについては、楽師に任せることとした]
本当は人の血の方が、いいけれど…。
["人の血は"――美味しさも、栄養面でも、何もかも。
こんな風に飲みやすく加工された動物の血より、ずっと価値がある。
吸血鬼にとって人の生き血は必要不可欠だ。
いずれ遠からず、彼も人の血を摂取しなければならないだろう。]
…まだ、抵抗があるだろう?
[人から魔へと変化した者にとって、人の形をしたものに牙を突き立てる覚悟は、
なかなかすぐには、決意しずらいものがある。]
話は終わったかな。
[双方の頃合いを見計らってから、口を開く]
執行人、その養子の件だけれど……ああ、
評議会との連絡など、雑事まで任せてしまって済まないね。
[不埒者ひとりを誅滅するには多過ぎるマスターの数、
捕縛された赤子同然の遺児たち。
評議会の腹はおおよそ読めている、とした上で]
この中から望む子を選びたいのだが、叶うかい。
− 屋上庭園・洞窟 − >>561>>562
[白銀の聴衆はロー・シェンより5倍くらい理屈と口数の多そうな相手だった。
やっぱり似てない。
桃は嫌いじゃないけど、桃とか飴とか喉の乾くことを今、言わんでくれるかな、と思ったけれど、口には出さず。
曲を任されたことには、是、と頷いた。
ふたたび、リュートを構える。]
[彼にルマニの言葉が理解できるのかわからなかったが、先程の続きを歌う。]
[娘が何をどう結論付けたかに興味はなかった。>>559
恋人の意味はずいぶんと広いが、それは説明するまでもないこと。
手駒という言葉に対する嫌悪感はわからないでもない。
だが自分にとっては、子供はどこまでも手駒だ。
部下、と言い換えてもいいが。]
[問いが途切れれば、それ以上を説明することはない。
作業に戻りかけたところで、ソファに座る同族をちらりと見る。
用があるならば、と聞く体勢を暫しとった。
そういえば、エレオノーレが連れてきたのはこの娘だったか。
記憶の鍵がひとつ頭の中で噛み合った。]
[触れた頬の温度は、お湯のそれに比べれば低い。
鮮やかな翠の瞳と緋色が交錯し、そこにこちらへの気遣のいろを認めれば、困惑して視線を下げ。
濡れて浮き出した鎖骨のラインあたりを彷徨ってまた見上げた]
貴方は──
ここは、どこだ
俺は…?
[既に一度した問いを、違う相手に向ける]
人の血には敵わないけれど、飢えで動けなくなったり、
理性を失う事は防げる…。
[それでも、何も摂らないよりは随分マシだ。
あるいは同族や養親から血を分けてもらう事も手段としてあるが、今ここで己の血を与えることは憚られた。
まだ彼の養親は決まっていない。]
構わない。
[エレオノーレからの労いには短く答える。>>565
これも仕事の内だ、と顔に書いてあるのが読めるだろう。
問いにも頷いた。]
保障はできない。
だが要望は添えておく。
─── おそらく、そのための場だろう。
[マスター相手への言葉は、普段通りの端的さに戻る。
普段、吸血鬼が人の子の間から血子候補を選ぶのと同じく、戦場にてマスターを幼子らと出会わせ、選ばせる目的があったのだろう、との意がいろいろ省略されていた。]
[せめて『手勢』と言葉を選んでやれば良いのに。
と思いながら、敢えて口出しする事はない。>>567
だが、代わりに次がれた言は>>568]
金の髪で、白皙の若者がいたでしょう。
養親が決まっていない手前、名を交わすのは控えたけれど。
[恐らく記憶の鍵を裏切る。]
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