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[見上げたトールの表情は、どこか物悲しげで。
それは、夢の内容ばかりではないのだろうか。
彼にこんな表情をさせているのは、自分なのではないか――…
そう思えば、心がズキリと痛む。]
先輩…………。
[不安げに唇を震わせた後。]
あ――――……。
[ジェフロイに殴られたのとは、全然違う痛み。
頬よりも、強く胸を締め付ける。
トールの言葉>>+289は真っ直ぐに自分に向き合っていて。
そして――…
――――…求めて、くれていた。]
………………せん、ぱい……。
[声が、震える。
彼の言葉に、また、涙が零れそうになる。
こんな風だから、すぐに泣き虫と言われるのだ。
それは、わかっているけど。]
[でも――…
彼が心から自分を求めてくれていると思えば
どうしても、涙が止まらなくて――――……。]
せん、ぱい……。
[そっとトールの胸に頬を寄せ、小さく、肩を震わせる。
涙に濡れた瞳で、じっと彼を見上げた。]
…………先輩と、一緒なら……。
[自分も端を発してしまった、この戦争。
肩にかかるものは大きすぎたけれど。
彼と一緒ならば、それも、乗り越えられるだろうかと――…。]
――――…先輩。
俺に、勇気を、ください……。
[全てを受け入れる勇気を。
そして、自分を許す勇気を。]
…………貴方の、側にいさせて……。
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