情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
大将…今、どこですか?
[ 元帥が襲われたとすれば、臨時元帥府だ。だとすれば、残る兵力が移動した可能性は高い、と通信で確認を入れる ]
今、影の天使を、倒しました。そいつが、最後にデューラー元帥の伝言だと…「まだ目はある」だそうです。
[ 続けて伝える報告は淡々として、揺れることもない ]
コンラート…!
良かった、無事か…。
俺は今装甲車でトラオムングを目指してる。
[通信機からの声に安堵の声を零し、目指す先を伝える]
……そうか、クレメンスさんの伝言、を……
[影の天使を倒したという喜ばしい報告。
それと共に伝えられた伝言を、少しトーンの落ちた声で受け取った。
クレメンスを手にかけたのが影の天使であったと言う確信も抱く]
犯人自身から聞いたんだな、クレメンスさんの死を。
直ぐに伝えられなくてすまん。
……元帥杖に残されてた遺言でクレメンスさんから総指揮官の任命を受けた。
この戦いに限り、俺が指揮権を持ってる。
軍の皆にはもう一度天使達を叩いてもらってる。
その間にダーフィトが見つけ出した、天使共に有効な装置を完成させる心算だ。
[コンラートへの通信を控えていた間にあったことを掻い摘んで説明する。
天使に有効な”音”があること、その装置を作ろうとしていることも伝えた]
それと、天使共のトップがその辺うろついてる。
もしかしたら、光の船の方は手薄かも知れない。
[トラオムングに向かっている理由の一つを口にする*]
あの状況じゃ、伝えられなく仕方ないですよ。
俺こそ、大変な時に戻れずに、すみません。
[ 伝わる声は、悲しみを越え、すでに先を見据えた力強さを持っていて、コンラートは、そのことに少しだけ安堵する ]
総指揮官…えらい出世じゃないですか。
[ いつもの軽口に出来るだけ近い声音は出せただろうか ]
もう一度、トラオムングを、飛ばすんですね?
それじゃ、俺もそっちに向かいます。
[ 格納庫で会いましょう、と、合流場所を定め、ダーフィトの名と、作戦の内容を聞くと、ぱちりと瞬いた ]
音、ですか、えらいとこに目をつけたな…ダーフィトの案ですか?
[ それが有効なら、確かに大分戦いが楽になるはずだ、と頷く。
そして、大天使がうろついていると聞けば、小さく肩をすくめた ]
…本当に「船」が手薄になってれば助かりますが…大将、うっかり見つかって捕まらないでくださいよ?
[ うっかり告死天使に見つかって、死闘を演じる羽目になった当人が口にする忠告は、些か説得力がなかったかもしれない* ]
無事であればそれで良い。
[謝罪にはそう返して、えらい出世、との言葉には、やや乾いた笑いが響いた]
はは……勝手が分からなくて戸惑ってるよ。
だがクレメンスさんに託されたからな。
やれるだけのことはやる。
あぁ、光の船が手薄なら今がチャンスだろう。
今度は、一気に目指す。
[トラオムングの格納庫で落ち合うことには是を返す。
”音”についての反応には]
本当に、よく気が付くもんだぜ。
だがお陰で戦いやすくなりそうだ。
[そう返して小さく笑った]
うっかり見つかったお前に言われたかないな?
……と言いたいところだが、他に標的が無いせいか、既に見つかってる。
天使共が投げてくる光の槍が何故か狙いが甘くてな。
逃げられそうではあるんだが。
[声をかけた、と言うことは流石に言わなかった**]
大将、無事で何より、です、が…
[ ぎりぎりだな、と、どこか冷静に考えている自分がいる ]
俺の方が、ちょっと、ぎりぎりなんで、滑走路に消化班待機させといて、くだ、さい…!
大将…
[ カルカリアス号が、と、口にしかけて、声を途切らせ ]
……このまま、突っ込むぜ!
[ 強い意志を込めた声で、そう告げた ]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新