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[何がずるいのかと首を小さくこてんと傾げて。
ようやく俯くのを止めて顔を上げた。]
……頑張って慣れるわ…
[捕らえようによっては、慣れれば押し倒してもいいというふうに聞こえなくもない。
勿論本人にはそんなつもりはないのだが。]
…幸せって、こういうことをいうのね。
[ぎゅっと抱きしめられながら、幸せそうに笑って。
そっと自身もウェルシュを抱きしめるように力を入れるのだが、あまり力はなかった。]
んー……慣れなくても、いいけど?
そうしたくなったら、止められても押し倒すし。
[くくくっ、っと。忍び笑いをこぼしながら、そんなふうに耳元に囁く。
腕の中の暖かさを、壊さないように、そっと、きつく。力を入れなおしながら。]
幸せ、ね。
……そうだな、きっと。
[指先で、アイリの髪の毛を弄びながら。
常の声色で言葉を落とした。]
[耳元での囁きと忍び笑いに、それが冗談に聞こえず肩を小さく跳ねさせた。]
…もしそうなったら、逃げるかもしれないわ。
[半ば冗談だ。
今自分を包み込む暖かい人から一時でも逃げるなんて、出来る自信がなかった。]
……あったかい…
[知らずのうちに、暖かさにすり寄るように抱きついて。
そのまま少しずつ意識が遠のき、彼の腕の中で安心しきったように眠ってしまっただろうか**]
逃げられるものなら、どうぞ?
逃さないけどな。
[小さく跳ねた肩に、だいじょうぶだよ、と声をかけて。
もう一度、しっかりと包み込む。
そのまま、しばしののち。]
……ねちまった、か。
ん、ゆっくり、おやすみ。
[落ち着いた寝顔で眠るひとを、そっと撫でて。
かすめるように、その頬に熱を落とした**]
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