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リア――…っ
[声が聞こえれば、つい、名が零れる。
彼女と生きると、そう決めたのだ。
今は己もまた銃撃戦の最中ではあるが。
彼女が今も尚司令塔に居るならば――――…
その場もまた、戦場となる。]
[ここもまた戦場ではあるが。
同じ銃声飛び交う地ならば、一番安全なのは自分の傍。
――――…仲間達は、おそらく、容赦なくリアを殺す。
なればこそ、今自分が上甲板に居ることを告げ、
この地に来るよう、彼女を促した。]
――――っ!
危険なのはそっちでしょ。
急に謝ったり銃声が聞こえてきたり!
私の身を案じるより自分の身を案じてよっ。
――――…私の為を思うなら、そうしてよ……、
[勢いよく始まる声は次第に弱まり、
泣きだしそうな声が、オズ、と消え入りそうに綴られる。]
リア……俺なら、大丈夫だ。
だから……一緒に、いよう。
[必ず彼女を守って生きようと、そう決意した――…
その、瞬間だった。]
――――…知ってる。
自分の命を大事にしない、おおばかものだ。
……………………謝らないでよ、ばか 。
[この先に待つはリアの望まぬ未来か。
それを感じていてもオズワルドを慕い求める心は変わらず
己も大ばか者だと泣き笑いのかおで自嘲する。]
リア――… リア、リア……っ
俺の命なんて、お前がいなけりゃ――…
[ただ、ひたすらに彼女だけを求め。
真っ直ぐに走り寄る。
あぁ、泣かせてしまった。
泣き顔も綺麗だ――…なんて、思いながら。
自らの双眸も、また視界が歪む。]
リア………………リア……っ
[幸せに、してやりたかった。
もっと、一緒の時を過ごしたかった。
着飾った彼女の姿も、見たかった。
もっと――…彼女に、触れたかった。
だが、そんな願いも。
全て、この手から零れ落ちてしまいそうで。]
――…オズ、……オズ…っ、
[泣き出しそうな声は縋るように名を紡ぐ。]
あなたを守りたいのに
[何も出来ないことがもどかしくてくやしくて]
あぁ――――…
ちゃんと、触れられるじゃないか。
[リアが白手袋を外して自らの患部を抑えれば、
自らの左手をそこに重ね、愛おしげに撫でる。
既にもう、感覚すらなかったのだけど。
それでも、少しでも彼女に触れたいと。]
―― あいしてる。
[心も声も同じを紡ぐ。
重なる手にまた泣きながらも笑みを浮かべた。]
オズだから、触れられた。
ずっと、あなたに触れたかった。
……………………リア。
[もはや、言葉も紡げぬ身なれど。
彼女の身体を抱きしめたまま。
――――――…静かに、唇を寄せた。]
[くちびるの動きに名を呼ぶことを知る。
愛しきひとを抱くその手は微か震えてしまうけれど]
―― …… 。
[寄せるくちびるに自分のそれを重ねて、微かな笑みを浮かべた。*]
[背に絡めていた手を解きオズワルドの両頬を包む。
顎を軽く引きくちびるの間に僅かな空間を作ると]
―――― 誰よりも何よりも 愛してるよ、オズ
[きれいとは言えぬ両手はやがて彼の首筋を伝い、うなじで絡めて
かたちよく微笑めば、今度は自分から彼にくちびるを寄せた。]
[リアの方からそうしてくれるなんて、
思っても見なくて。
霞んだ目を数度瞬かせたが。
やはり、夢ではない。
やがて、ゆっくりと表情を綻ばせ。
こみ上げる愛おしさのままに、
唇を寄せる彼女の身体を、力一杯抱きしめた。]
[愛しい人の腕に抱かれリアは幸せそうに微笑む。
これがきっと最初で最後の恋。
オズワルドに触れられる喜びを感じながら
恋い焦がれるままにくちびるを重ねる。
決して離れることのないよう、祈りながら、意識は闇に閉ざされた。*]
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