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おはよっ!
俺、鬼なはずなのに矢を持たされてな…
昨日話しててウェルシュに一本渡そうと思ったんだ?
[…の手の中には片割れのもう一本が]
これからよろしくな!
あ、あれ…
違う声がする…
[寝惚け眼を擦りつつ、意識を集中させる。
己の白魔法とは異なる新たな絆を感じ取り]
鬼の…、隻眼(だった)子だね。
君自身が鬼…ではなくて、天使の魔法で繋いでくれた、って事かな?
で、君の意識には赤い世界が存在している、って感じかあ、なるほど。
何れにせよ、繋がりを持てた事は嬉しいな。
僕、今日明日深夜集中型だから
君と擦れ違っちゃうかもなあ…、ごめんね。
僕の方の話も、聞きたい?
ん…?
赤い世界は存在しないけどな?
俺があるのはこの白い羽根だけ
[背中から真っ白な翼を広げる]
すれ違いは仕方ない…な…
[少し残念そうな表情をすれど自分もそうだと思い直し]
そっちの話も聞かせてほしいな?
[聞かせて貰えたのなら嬉しそうに微笑むだろう]
あ、なるる。
僕勘違いしてたよ。
[彼の手の中のもう一本が、別の絆と思っていたらしい]
うわあ、綺麗だね…
触ってもいい?
[白い羽に魅入り、手を伸ばす]
僕の話…
僕はね、奴隷なんだ。
あのひとが死なないと、僕の未来はないとか、そういう系?
どうぞどうぞ!
[触りやすいように翼を大きく広げる]
奴隷?ということは誰かに虐げられてるのか?
…俺に力がなくてごめんな。
[出来ることならそいつをどうにかしてやりたい
しかしそんなことをすればウェルシュがいなくなるかもしれないわけで…
だいたい自分にはもう何も残っていない]
こんなにも俺は無力なんだな…
[翼を使いウェルシュを抱き込む]
ちょうど擦れ違っちゃったね、ごめんよー
色々伝えたいことあるから、後で色々もぐもぐ言うかも。
おやすみ、天使さん。
[なでなで、不審な人物の夢が良い夢に変わるよう、おまじないを]
[真白い羽根へそっと触れる。
すべすべとした感触が心地良く、掌全体で撫ぜてみたり]
あ、いや…、そうじゃないよ。今の所は。
ご主人様は僕をもののように扱うのは厭みたいだし、
……そうだね、なんだか凄く寂しそうだ。
『殺さないといけない』ってずっと思っていたけれど
そもそもなぜ『殺さないと』いけないのかわかんなくなってきたね。
[彼女から向けられる眼差しに感じる温かさから
次第に四月の呪い――
「主を殺さねばならない」という強迫観念は薄れてきていた。
純白の翼が、己を包み込む。
何処かくすぐったいような温かさに包まれ、小さく笑った]
ありがとう。――ね、レト君。
君は何故、僕に矢を打ってくれたの?
……今朝、「妬ける」って言ってたのって、誰に対して?
僕の一部は君のもので、僕らは一蓮托生だ。
けれど一部は、ご主人様のものでもある。
若しも、君が…
「自分だけを見てくれる相手」を探していたとするのなら
僕は君の唯一にはなれないと思うよ、――ごめんね。
[単なる自分の思い上がりかもしれないけれど、
期待させて悲しませるような真似はしたくない。
抱き締めてくれた彼の翼へ再び触れ、労うよう優しく撫ぜた]
[寂しそうで、且つ何かに怯えているようで。
普段皆の前に見せる彼女とは異なる儚げな様子を前に
何処と無く感じる予感が、次第に形を成してゆく]
それは、LOVEの意味…、?
[「好きになんて――」そう紡ぐ彼女へ問い質してしまうのは
恋愛というものが、自分にはピンと来ないものだったからだろう]
さっきさ、耳にしたんだ。
「ひとを好きになると、独り占めしたくなる」って。
でも、僕を「独り占め」することは…出来ないよ。
…天使の彼が如何いう理由で矢を向けてくれたのか、
はっきりとした事は解らないけれど、
きっと、…彼なりの好意の形だと思うから、無碍にはしたくない。
それでも貴女は、僕を求めてくれるの?
[ひどい意識の混在を犯してしまった。
無礼甚だしいと、頭を下げて]
すきだって、…ご主人様に言われたんだ。
でも僕は、その気持ちに応えることは出来ない。
恋愛、って良く解らないけれど、
僕、レト君の事もご主人様も好きだから。
二人共、幸せになってほしいなって、…今の素直な気持ちはそんなところ、なんだ。
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