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あなたは背信者です。
人狼側の人間です。人狼の勝利が背信者の勝利となります。
背信者、または冒涜者間にのみ通じる「狂鳴の秘め事」が使用可能です。
勝利条件では人間扱いで集計されるため、場合によっては狂人は敢えて死ぬ必要があります。
村人(妖魔を除く)の数を人狼と同数以下まで減らせば勝利です。
ただし、最後まで妖魔、恋人、仇敵が生き残っていると敗北になります。
あなたは 帝国軍 タイガ と愛し合っています。
あなたは 主計官 ラートリー と愛し合っています。
シスメはこうだけど、結果表示の陣営はちゃんと恋人だった謎。
────というわけでカタリナを吊るぞ、いいな?
[彼女と離れたくない一心で、悪友にそう声を掛けた。>>3:_48
どうせ集まりゃしない組織票なのは分かっているが、何もしないまま見す見す花火になんのはまっぴら御免だ。
自分の弱さが原因で、後悔をして、彼女を悲しませたままなんて………そんな自分は、赦せなかった。
───だから、最期の賭けを…悪あがきをしてみせた。]
………フレディを……。
カボチャの嬢ちゃんを、襲撃しないでほしい。
それだけだ。
[期待通りの応えが返って来なくて、仕方ないと諦める反面、せめてもの願いを彼に頼んだ。>>3:_84]
(例え俺が散ってしまっても、フレディ………。
君だけは無事で、そのまま……。)
[君の笑顔が、大好きだから。*]
[少女はひとり、泣いていた。
彼の思いも、思惑も、行動も、何も知らないまま。
ただ彼が行ってしまったことが悲しくて、寂しくて。
語りかけた声も返ってくることはなかった。]
相棒の、おにーさん……
[ほんとは最期のそのときまでずっと一緒にいてほしかった。
離れ離れになるとしてもそれまでは。
でもこれは自分勝手な我が儘で。叶うことはなかった。
そうやって自分に言い聞かせて、心の穴を埋めるために泣くだけだった。]
[やがて花火が打ち上がる。
たくさんの人を巻き込んだそれには離れたくなかった彼も入っていて。
とても綺麗な花火だったけど、こんなに悲しい花火は初めてだった。]
……………………。
相棒のおにーさん……行っちゃった……
[相手のいなくなってしまった空間にぽつり、一人ぼっち。
もうああやって楽しく話すこともできないと、もう「相棒」と呼ばれることもないのだと思うと、また悲しくなって、ぽたり、涙が零れ落ちた。
ふと、何かが手に当たる。
それは彼からもらったカボチャのキャンディー。
頭の上のと同じように笑っているそれを見て、彼から言われた言葉を思い出す。
「 きっとまた、会いに来るから。 」───
その言葉が耳に蘇る。
遠く遠く、離れてしまったけれど、彼は会いに来てくれるだろうか。
本当にまた、会えるだろうか。]
…………っ、
相棒のおにーさーーーーーん!!!
[気がつけば誰もいなくなった空間で叫んでいた。
彼がちゃんと、ここに戻ってこられるように。*]
────フレディ!
[駆け寄って、すぐに彼女を抱き締めた。
逢いたくてたまらなかった人……愛しい人。]
……ただいま、相棒。
[目には涙を浮かべて、腕の力を強める。
二度と離したくない。離れたくない。]
……ディーク、おにーさん……?
[目の前の光景は疲れて見えてしまった夢なのではないかと、揺れる瞳で見つめる。
動けずにいると抱きしめられて体中に伝わる暖かい感触。
ああ、夢じゃない。それが分かれば目からはまた涙が溢れ出す。]
………ほんとに、帰ってきてくれた……!
[強い力で抱きしめられる。
見上げれば相手も泣いていた。
こちらもぎゅっと、包むように抱きしめて。]
───……おかえり……!相棒のおにーさん……!
[まだ泣いたままではあったけれど、いつものように元気良くそう言って、笑う。
もう離れることなんてないから、自然に零れた笑顔。*]
─後日談─
フレディ、喜べ。
就職先が決まったぞ!
[ディークは博打生活から足を洗い、安定した収入を得られる職場に就くことになったのだった。
それは、彼女との将来を真剣に考えての行動。
博打だけでは自分はおろか、彼女を食べさせていくのだって難しくなるだろう。
一からのスタートで、最初は苦しい状況が続くかもしれない。
それでも、彼女が傍にいてくれるなら頑張れると本気で思っていた。]
これで生活してくのに不安はなくなったな。
だから、フレディ……。
俺と、結婚してくれないか────?
[そう言って小箱を彼女に差し出して、蓋を開けて見せただろう。
中には、プラチナの小さなエンゲージリングが入っており、埋め込まれた宝石はファイアオパール。
それはまるで、ハロウィンのカボチャの色と瓜二つだった。]
………今は、貧乏でこんなもんだけど。
もっと稼いだら、良いの買い直すからさ。
[照れ臭そうに笑った後は、その指輪を取り出して。
彼女の左手を取れば、薬指にはめてやったか。]
………うん、ピッタリ。さすが俺。
──祭りが終わって──
えっ、ほんと!?
良かったね!ディークおにーさん!
[彼からの嬉しい知らせに、良かったね、と笑いかける。
寄っていきむぎゅっと抱きついた。
賭博師をやめると聞いたときは驚いたけれど、これからのことを考えてくれているのだと思えば嬉しかった。
つらい生活になるかもしれないけれど、もともとそんなに裕福な暮らしをしていたわけではない。独りぼっちで暮らしていただけ。
そんなのおにいさんと一緒にいられることに比べればなんでもなかった。
隣で一緒に日々を歩んでくれる人がいる。それだけで幸せだった。]
んー?なーに?
[彼の暖かさを味わっていると上から声が降ってきた。
離れて彼を見上げて首を傾げる。
そして言われた言葉は]
え…………?
[目を丸くして彼と差し出された箱を見つめる。
ぽっ、と顔が朱に染まる。まだ早いよ、とかなんだとか、そんな言葉が浮かんだけれど、それより何より───嬉しくて。]
…………いい、の……?
───うん。
ありがとう!嬉しい!
えっと……よろしくお願いします!
[まだ信じられなくて最初に出たのは疑問系だったけれど。
だんだん現実味が湧いてくる。この生活が本物になるのだと。
そう思えば笑顔が零れて。
いつものように元気良く言葉を返した。]
ううん、いいの!
……これが、いいの。
指にはめられた指輪。それにはめ込まれている石は、まるであのときのキャンディーのようで。
二人を結びつけてくれたあの日のカボチャのキャンディー。
それに似た指輪を、大事に、大切そうに、包み込んで抱きしめる。
それから彼を見つめて笑って。]
[二人の空間から始まった恋。
その声は今も、深く少女に届いていて。]
……今も、充分幸せだよ。
でもきっとディークおにーさんと一緒なら、
──もっと、幸せになれる!
[きっと二人はもう離れることはないだろう。
ずっとずっと、一緒。
彼の温もりを感じながら幸せそうに笑って、
彼のそれと唇を重ねた。**]
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