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巫女姫やら貴族まるっと追放とか、
俺もそこまでするとは思ってないけどさ。
ただそこらの話って、あんまり話し合いにも出てきた気がしないから。実際どうすんのかなって思ってな。
…何となく、だけど。民間政治とかそっちばっかが目立って他の所が目立たない分、国家転覆だーとか、そう見られてもしかたない気もして。
[>>1:~39元々その手の話は苦手であまり関与していない為、自分の知らないところで話が進んでいる可能性はあり、それなら杞憂なんだけどとも言ったが。]
…………。
[>>1:~40弱気な発言が耳に届くと、間をあけてから。]
あの時、…お前に最初に相談された時、
俺は諸手上げて賛同できなかった。
[思い出すのは5,6年前、立場が違い理想が形になる前の事。]
そら血を流さない方がいい、
俺は軍人だから尚の事そう思うよ。
だが…上手く言えないけど、
いつまでもずっと同じってのはあり得ないし、
伝統や文化は大事だけど、
大事にしすぎるのもいけないんだって今は思ってる。
それはどっかで歪を産んで、吹き溜まりになって爆発する。
前にお前言ってたよな。
「いつか、何かのきっかけで暴発するんじゃないか」って。
前はよくわからなかった。
でも今は少し、それが解る。
…現に今がそうだしな。
[それに、と、心の中で思うのは生家の事。
3年前に「家出したー」とか何とか言って転がり込んできたものの、実家の恥はジェフロイには告げていない。
家族内で何かあったか、ある程度察されている気もするが。
貴族や武家、伝統を重んじ変化を望まない者たちの中には澱みがある。それが爆発したのが、伝統あるという武家の血筋を大切にしすぎ、他に目を配らなかったオルヴァル家だ。
自分の家が不運なだけだとも言える。だが他がそうならない可能性はない。現に千年続いたナミュールは、不満の吹き溜まりを持て余して爆発寸前だ。
それを解消する方法に、明確に道を示しているのが声の繋がる友で。]
―――だから、こんどはちゃんと言える。
クロがした事は間違ってねーよ。
誰が否定しても非難しても、俺がお前は正しいんだって、何度でも言ってやる。
どうせ王府側も好き勝手言ってんだ。
俺たちも好きに言ったっていいさ。
ん、出来れば余計に利益が出る話になればいいな。
そういうのは頭いい奴に任せるぜ。
[>>1:~41その手の話は遠慮なく丸投げした。
軽口には少しの間のあと、「そうだな」と楽しげに言い、>>1:~42猫発言には「渾名が猫みたいだし丁度いいだろ。」とも返す。
そう言えるだけの余裕があった。]
うむ。解ればよろしい。
[心しておくと真摯に返れば調子は軽いままそう言って。]
この国の歴史とか文化とかってさ、
あんまりにも積み重なりすぎていて、
ちょっとやそっとじゃ動かなくなってる。
だから、一度、がつんとやってやらなきゃいけない。
たとえ国家転覆と見られようとなんだろうと
一度、南島の本気を北の首都の奴らの目の前に
叩き付けてやらなきゃいけない。
そうして初めて、話し合いのテーブルにつける。
貴族連中の目を覚ますには、それくらい必要だ。
だから…うん。
本当はもっと穏当な主張もできるんだろうけど、
血を流すようなことをしてる。
これ、うまくいかなかったら、
俺は平地に乱を起こしただけの大悪党だよなぁ。
[ははは、と乾いた声で笑う]
───うん。
あの時、おまえが全面極力できないって言った時、
おまえでもそうなんだから、
他の貴族を動かすのはもっと大変だって
思い知ったんだよ。
[懐かしいものを思い出す目を暫し。]
でもそれからおまえが戻ってきてくれて、
こうして話し合えて、
同じ目標に向かっていける。
だから、何かきっかけがあれば、
貴族や、国を動かすのもできるはずだと信じられる。
[沈黙。
そして、また沈黙。
それは苦いものではなく、温かなものを孕んでいて]
あったりまえだ。
俺は、いつだって正しかっただろ?
[軽口で茶化してみせるのも、少々失敗する。]
だから… ああ─── …うん。
これからも一緒に好き勝手言おうな。
[微妙な早口の中に、嬉しさがにじみ出ていた。]
[話す必要があれば、いつか話してくれるだろう。
そんな気楽さで、友と接している。
ただ、言葉にしたのは、]
おまえの妹さぁ、
どんだけすごいのか、一回、会ってみたいもんだよ。
[彼を支えてきたという妹への、そんな興味だった。]
話し合いの途中に悪い。順調か?
[どのタイミングでか、会見中の友人へこっそりと声を送る。]
ソマリから連絡が来た。
アレイゼル領で待ってるってのと、もう一通…
[話すのは従兄弟からの手紙には、蝙蝠と称された領主の事。]
…ってわけなんだけど。
どうする?っていうか、どうかするか?
一応警戒しとくかと見張りはつけといたけど。
[これ以上ただ援助を受け続けて良い物か。
そのあたりの判断は任せると盟主に投げた。]
順調に決裂しつつあるよ。
[飛んできた声に軽い調子で答える。
もとより、まとめる気のない交渉だ。]
ソマリ?
ああ、この間打診してきた貴族か。
アレイゼル領……迎えの馬車とか来ないのかな。
[おどけて軽口を叩く。
だがもう1通の話になれば、少し考え込んだ。]
……援助を申し出た、と言えば
南方諸侯のスルジエ卿か。
あの矢を放ったのがスルジエ卿の手の者だとすれば、
いったい何を考えて…。
そもそも、アレイゼル卿が
どうしてそんな手紙を送ってきたかだよな。
─── わかった。
ちょっと、対応は後で考えてみよう。
今は見張りつけておくだけで十分だ。
ありがとう。
[一旦保留としておく。
というのも、]
───スルジエ卿になにかするなら
搾り取れるだけ搾り取ってからにしたいんだよな…
[そんな思惑なのだった。]
おー、そりゃ順調だな。
[そこは予定通りなので調子も軽い。
問題は無事に帰れるかどうかだ。]
そうそう従兄弟の、アレイゼルの。
迎えは無理だなー諦めて馬か船だ。
さぁな…王府と喧嘩させて漁夫の利?
っても、双方潰して利になる事って無さそうな。
[漠然と、上手く立ち回るには相当綿密にやらなければ難しいように思い首をかしげる。
従兄弟の手紙に関してはややあってから。]
文面見る限りだと
スルジエ領主を潰すのが目的…だと思うんだけど、
理由までは解んねぇな。
[まさか砂糖黍欲しさに乗っ取り目的で潰しにかかっている、とは思わなかった。]
[保留に応と答えながら、スルジエ領主から毟り取る話には楽しそうに笑って。]
この際遠慮なく先に援助の増額申し出るとか?
まぁ任せた。
と、先ずは帰り道だな。
すぐ迎えに行けるよう準備は出来てるから、何かあったら連絡しろよ。
おまえの従兄弟殿がおまえの言う通りの人間だったらさ、
なんか利権が絡んでそうなんだよな。
……いいや。後だ後。
[また考え込みかけた思考をぽいと投げ捨てる。]
そろそろ会見も終わりそうだ。
何事もなきゃ歩いて出るけど、
なにかあったら走って帰るよ。
あと、そうそう。
勢いで、ナミュール解放連盟とか名乗っちった。
[一部で、適当に使っていた呼称が公文書に乗ると
ちょっと気まずげに告白した。]**
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