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[ふと聞こえた声、ああ、通じましたか。とぽつり]
先程はお世話になりました、薔薇があまりに美しくてついつい…ふふ
あ、わかります?ローレルです
何が起きているのか、説明しましょうか…?
[至極楽し気に問うた]
[聞いた事の在る声だった。
少し意識を強めに向ければ、その姿も見えてくるような気もし]
ローレル…、君か。ああ、薔薇の温室はやはり在ったんだね。
そうだね、何が起こってこうなっているのか
教えて貰えるかな。
[廊下を歩きつつ言葉を紡ぐ。]
ふふふ、勿体ぶってみましたけど実際私もよくわかっていないんです。
スマホの通知欄に私が冒涜者と呼ばれる者である事と、
『狼さんのお手伝いが仕事だよ。1人誘ってがんばってねー。きっと君と相方さんは安全さ。保証はしかねるけどね、ローゼン』
なんてお気楽なメッセージが表示されてたんです。
なら薔薇園のお返しにジークさんを、と思いまして。
あ…迷惑でしたらごめんなさい……です。
[落ち込みが声に現れてトーンがふっと落ちた。]
[本の頁を捲る。
"冒涜者"なる名は、其処にも記されていた。
冒涜者に"誘われた"者は"背信者"となり
狼獣人に従うもの、となるらしい]
なるほど…、俺を選んでくれたんだね、ありがとう。
迷惑なんて事はないんだ、素直に嬉しいよ。けれど…
俺には、すきなひとが居てね、
だから、君に対して恋愛感情を返す事は出来ない。
無粋かもしれないけれど…
隠して手玉に取るような事はしたくないから、言っておくね。
[トーンが落ちた相手の声音を気遣い
申し訳なさそうに、男の声も潜まった。
ローレルにそんな心算は無かっただろうけれど、
言っておく事が筋であろうと思い至り]
そのかわり… ではないけれど
俺に出来る事があれば、なんなりと。
君は狼獣人が誰なのか知っているんだよね?
その人に尽くし、協力するのならば俺も、従うよ。
俺の方の事情というか状況も… 知りたい?
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