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落ち着いたか?
こちらは、魔女…ガートルード・サークリッドと合流した。
彼女はおそらく、もう大丈夫だ。
これから一緒にそちらへと向かう。
…。俺たちを操っていた偽りの神の欠片を手に入れたように思う。
そちらで併せて見せる。確認してくれ。
[なにやら慌しい声が響いていた。
だからと一応の確認を投げ、やはり簡素な報告を付け加える。
そして、思いついたというように付け足した]
ギィという召喚師がいるが、これは未だに偽りの神の元にいる。
相当に強力な魔術師だ。気をつけてくれ。
言うの忘れてたよ!この板ほんと楽しいんだ!!
天使はアプサラスに攻撃するどころか、近づきもしないようだよ。
なんだろうね、これ。
欠片か。
シェットラント!!敵は天使だった?
ギィ――
あの赤い髪のやつは、ギィっていうのか。
ギィついてはどうする?
天使はあらかた片付けたよ。
[シェットラントの声が、こちらの状況を打診した上で、ガートルートの救援成功を伝えてくる。
ああ、相変わらず優等生だな──と感じたところで、
こうして結果だけ投げてきて、何の苦労もなく涼しげにこなしてきたかにとられるのは、実は彼の損な性格なのではないかと思い至った。
だが、お疲れさまというのも何か違う気がして、]
承知した。 ──助かる。
[ワンフレーズの承認に、ささやかに慰労と感謝を付け加えておく。]
[ギィという名はともかく、召喚師となれば心当たりはある。
荒野を埋め尽くす妖魔の群れ、炎の精霊、それらに命じ、従えていた男。
いっそ、彼が神を名乗っていてもおかしくはないと思った。
魔王の類であろうが。]
あれに対抗するには、それなりの手だてを考えねば。
[そこをどうにかするのは、自分たち、魔道に通じたものが適任だろうと思う。
大丈夫だ、知恵も勇気も今やひとつじゃない。]
あ……シンクレアさん?
[いろいろと飽和状態の頭にもう一つ声が飛び込んでくる。
声の主が先ほど自己紹介があった相手だ、とはなんとか気が付いた。]
ガートルード・サークリッドさん、
───「神」に狂わされていた人を正気に戻していらしたのですね。ご苦労さまでした。
神の欠片……
[また妙なものが出てきたぞ、と心のメモに書き留めておく。
どんなものかは、聞かなくてもだいたい想像はついた。]
───ギィ。
召喚士…? …ああ、猛獣使いかな。
[ハンスが言っていたのがそれか、と思い至る。
赤い髪の男、と聞いていた。
赤毛ならハンスが連れてきた彼もそうだけれど、彼はちょっと魔法を使いそうには見えない。]
また厄介なのが残ってるみたいだね。
戦わずに済めばいいけれど、
どうもそういうわけにはいかなさそうだ。
[そんな相手と対峙したとき、自分に何ができるのか。
もう少し、検討しておかなければならないなと思う。]
[報告を声に投げれば、すぐに返る声がある。
戦いの中にあってもどこか明るく個性豊かなその声たちは、遠く───かつての騎士団のようで、もう会えない”彼ら”のようで少しだけ懐かしい。
シェットラントの唇は、音を立てずに弧を描いた]
いや。敵は魔物──…炎扱う魔物だったな。
なるほど、そちらには天使が出たのか。
[問い直すことをせずに、ハンスの言>>~33に判断する。
続いたのはベリアンの声、これにシェットラントは我知らず笑みを深めた。慰労がくすぐったくも、…嬉しい]
お前を呼び損ねてしまったな。
剣が使えたから問題ない、…………。助かった。
[それでも、後半を付け加えたのはこれまでとは明らかに違う。
あのまま飛び出しても、この結果は得られなかったに違いない。
それを認め、ことを成したベリアンの判断に感謝を置いた]
万全の備えで来るだろうな。
あれは魔神を喚べる力を持つ者だろう。
……偽りの神も必死になるだろうからな…。
[ベリアンの言葉を肯定し、自らの分析を付け加えながら気になっていたことを思い出したという風に語尾が落ちた。
彼はどうしただろう、あの青年は。
赤の神殿でも出会えなかった。
顔を見に行こうと思ううちに、行きそびれたが]
ショルガハという男は、そちらにいないか?
[念のため、聞き知った名を彼らへ投げた。
暴れていると大騒ぎしていた青年こそが彼とは知る由もなく]
[もうひとつ、こちらは穏やかな声が応じる>>~36
穏やかで無駄のない、冷静な声だと思った。
人の心を落ち着けるような、…人を纏めることの出来る声だ]
そうだろうな。
その結晶が今は…──俺の手に、みっつ。
[この状況を終わらせるための鍵との言葉を首肯する。
赤と緑の結晶を思えば、僅か息をつきたい心地にはなる。
こんなちっぽけなものに踊らされていたのだ、自分たちは。
情けないような気持ちと、誇り傷つけられた静かな怒りと]
猛獣?……そうだな。
使役するのは主に魔物のようだが。
[妙な言い回しをすると一応の訂正を入れておく。
さすがに、彼の住んでいた世界はシェットラントの想像を超えていた。
己の世界が、彼の想像を超えていたのと恐らく同じく。
未だ世界の隔たりは大きく、完全なる理解にも程遠い。
けれど互いに手を取り合える、その言葉と心はここにあるから]
…───魔法の備えに不安はあるまい。
こちらには、そこのベリアン・サルークと魔女がいる。
俺も魔力を回復すれば、
いかな強大なる魔術師とはいえ容易に事を運ばせはしない。
とはいえ、向こうは偽りの神の力添えを得るだろう。
召喚は軍勢の規模になることも、恐らくは間違いがない。
あれはもう、俺の知るだけの相手ではない。
”説得”は骨が折れそうだな。
[説得と書いて力ずくと読む。
そんな響きを言外に篭め、肩を竦める調子で言葉を切った]
魔物だったんだ。違う“神”なのか――
まだいっぱいいるのかな。うーん。
[神がこれ以上あったなら、持久戦になるな。
休憩を余儀なくされるだろう]
ショルカバ?
ここで馬に乗ってるよ。
飛んでもなくじゃじゃ馬だったけど、今は大丈夫なようだよ。
[ベリアンとショルカバが馬上で、にこやかに話してる様子を見てそう答えた]
魔物を使いこなす者、ギィ――
それは厄介だね。
ここへ来るよね、きっと。
[そこまでの者なら神であっても、神の力で狂ってても厄介だ]
みんないるから、大丈夫!
負けない!!
[悪戯された借りは返さなくては、気がすまなかった]**
来るなら好都合だな。
皆か。………ああ。頼りにしている。
[戦いの予感には恐れる色もなく。
一言付け加えると、ちょうど良いと言って*笑った*]
[こちらへと届くシェットラントの言葉には、以前ならなかったような、あるいは感じ取れなかったようなわずかな気遣いがあって、長い冬の後、気づく煌めく日差しにも似た感慨を覚える。
まだぎこちない言葉や視線のやりとりだ。
それでも、氷は清冽な水へと姿を変えて流れ出す。闇もまた温もりに息づく。]
──待っている。
[こちらも拠点へ向かっていると告げる。
それだけのことが、かけがえない幸せであることを、相手を得て、知った。]
[シェットラントが今ひとつの名を問い、ハンスが答えるのを聞く。]
確かに、その男は今、わたしとともにいるが…
ショルカバではない、「ショルガハ」だろう。
[呪文の一字一句を間違えると大事を引き起こす魔術師の几帳面さで、ハンスの覚え違いを訂正しておいた。]
[疾風のような、二丁斧を使う男だろう、と確かめて、]
彼も一緒に村に戻るところだ。
わたしに、殴ってほしいと言っている。
心配するな──術式仕様がなくとも、ちゃんと殴れる。
[学園で習ったことはないが──と、至極まじめに告げた。]
魔物の軍勢を使役する召喚師…
[もういい加減、驚き慣れた。
けれども、相当に強力な相手だと言うのは、言葉の端々から察する。
だが対抗しうるという認識と自負が伝わってきた。]
こちらには魔法を使える人間が3名。
ハンスは魔法は使えないけれども機動力として頼りになるし、
そのショルガハ?さんも、こちらに力を貸してくれるなら
前線での戦力になりうる人でしょう。
アプサラスさんは先ほど、広範囲攻撃を覚えたようですし───
[こちらの戦力を分析しつつ、戦闘の推移を想定する。]
魔法を使える皆さんに、直接相手の召喚師を押さえてもらって、
残りの皆さんで軍勢に対する、という形になるでしょうか。
[想定してはみるものの、そうそううまくいかないのも戦場だ。]
─── 戦いの果てにしか届かないものがある。
ここに集まったのはみんな、
多かれ少なかれ、それを知っている人なんだろうな。
["説得"は力づくになるだろう。
その予想に頷きながら、独り言のように呟いた。]
殴ってほしいとはまた、斬新なお願いだけど。
[聞こえてきた言葉にもうひとつ、ぽつりと。]
そうか、ありがとう。
彼は俺と同じ陣営に───同じ偽りの神に囚われていた男だ。
会ったことはないが、気に掛かっていた。助かる。
[やはり、シェットラントの対応はごく簡単だ。
別段、彼とのやり取りも…恐らく随分凹ませたことも口にする必要はないだろう。
ただ、気に掛かっていたと明かす。
その思いは、神より開放されてより余計に強くなっている。
似ているからだと思えば、音もなく苦笑が落ちる。
どこか似ていると思う──あの
殴れと?
[彼の名前の訂正はベリアンに任せ、問い返した。
なるほどと思う。
彼と会えば、自分も同じことをしていたかも知れなかった。
ただし、若干の不安要素がある。それは]
────、ベリアン。
[この男だ。
身体の傷は癒えたはず、しかし人を殴るということは──…]
……………………。
[案の定、術式などと言っている。
やれやれと苦笑して、肩を竦めた。
止める気もなければ、止めるべきものでもなかろうが]
お前、怪我をするなよ。
二度目の治癒はない…面倒だ。
[怪我をさせるなではなく、逆を言う。
そうして素っ気無い言葉を付け加えると、小さく*笑った*]
ショルガハっていうんだ、ごめん。
通りすがりで聞いたから。
珍しい名前だな。
どこの子なんだろう。
俺が会った時話もせずに、斧で向かってきたから名前聞く余裕もなかったよ。
作戦については、ゲルトの考えていいと思う。
それでいこう!
ただギィは何を仕掛けてくるかわからない。
俺に魔法を知らぬ間につけてきた。
俺が魔法の知識がなかっただからだろうけど、ベリアンでもシェットラントでも手に余る強い相手だよね。
どこで何を仕掛けてくるかは、予想はできないと思うので術者の護衛を専属で一人つけた方がいいと思う。
人選はまかせる。
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