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[…は膝の重みにふと目を覚ました]
…ん…?
…………!!!!
…。
[…は驚いて赤面した後、起こさないようそっとナイジェルの頭を撫で、愛しそうに微笑んだ]
[…はナイジェルを起こさないようにそっと頭を退かして立ち上がり、自室へ移動した]
…絵本、描こう……。
[…はスケッチブックと筆記用具を持ってバルコニーへ]
[…はゆっくりと体を起こした。]
…また談話室で…?
昨日は何をしていたんだったか…。
…?
随分としっかり寝た気がするね。
[…はぼんやりとした頭で珈琲を注ぎ、バルコニーに向かった。]
[…はローレルが絵本を描いている姿に気付いた。]
…仕事中か。
邪魔をしてはいけないな…。
…ふふ、可愛い絵を描くね、ローレルは…。
[…は微笑みながらそっと見守った。]
[…はふと我に返ると、ナイジェルが居る事に気付いた]
…あ、ナイジェル。おはよう。
……ずっと見てたの?
話しかけてくれて良かったのに。
(そういえば…部屋に置いた絵本、読んでくれてないのかな…?)
…。
あの、ナイジェル、私、あなたの部屋に絵本を置いといたんだけど…読んでくれた…?
もしまだなら、是非読んでもらいたいんだけど…。
[…は少し照れ臭そうにしている]
随分と真剣に描いているようだったから、つい。
黙っていて悪かったね。
…君の絵本…?
そういえばここに戻ってから自室に入ってないな。
そうか、わざわざ僕の部屋に…。
見に行ってもいいかい?
[…はコクリと頷いた]
あ、ごめんね、勝手にドア開けちゃって…。
…。
……あ、私も一緒に行くよ!!
(反応見たい…!)
[…はナイジェルと共に部屋の前に来た。扉を開けると…が先日置いた絵本が置かれていた]
…読んでみて。
[絵本の中にはこんな物語が紡がれていました]
『−これは、とある小さな森の、小さな二人のおはなし−
とある森に、仲のよいウサギとキツネがいました。
ふたりは毎日夜になると、森の真ん中の大きな木の根元に、どちらからともなく集まって月を眺めました。
ふたりは月を見ている間、何も言葉を交わしませんでした。
ただただ肩を並べて月を眺め、ただただこの心地良い時間が、永遠に続くと思っていました。』
『ある日、森に嵐がやってきました。
ウサギはその夜、月を見に行けませんでした。
嵐が去った夜、ウサギはいつもより早く月を見に行きました。
でも、いつまで待ってもキツネはやってきません。
ウサギはキツネが来るのを待ちました。
日が昇り、月が見えなくなっても待ちました。
朝になってもキツネは来ませんでした。
ウサギは毎晩大きな木の根元でキツネを待ちました。
月を見上げることもなく、ただただ待ち続けました。
毎晩そうしてひとりで夜を明かしました。
ウサギは次第に衰弱していきました。
それでも這うように大きな木のねもとに向かい、キツネを待ちました。』
『何度目かの晩、ウサギはキツネを待ちながら、木の根元でうとうとと眠りはじめました。
それはキツネが来なくなってから初めての出来事でした。
ウサギが目が覚ますと、そこは雲の上でした。
月はいつもより近くで輝いていました。
月明かりに照らされて、懐かしい姿が見えました。
懐かしい姿はゆっくりと振り返り、ウサギを見つめました。
それはウサギが毎晩待ち望んでいたキツネでした。
ウサギは言葉もなくシクシクと泣きました。
キツネは微笑み、その姿をじっと見つめていました。
ふたりはどちらからともなく月を見上げました。
月はいつもと変わらず、ふたりと森を照らし続けていました。
ウサギとキツネは、肩を並べて永遠に雲の上で月を見つめ続けました。
おわり』
…これは…すばらしいね。
一つの物語の中に、安堵と悲しさが融合してる。
君は本当に凄いな…。
これは…。もしかして、僕らのことかい?
[…は最後の文字をしっかりと目に焼き付けると、ヴェルの手からスケッチブックを取り、傍に置いた。]
ヴェル。
ありがとう。
ずっと俺の隣を歩いてくれ。
…そうか。
それで、再会してすぐに、気持ちを教えてくれたんだね…。
いや、とてもわかりやすいよ。
君が伝えたいことがとてもよくわかる絵本だ。
…うん。
僕はあまり素直に気持ちが口に出来ないから…。
多分、言えるのは、君に勇気を貰った今だけだ…。
少し早いかもしれないけど…。
僕の気持ちを聞いてくれるかい?
[…は絵本を握りしめてローレルを見つめた。]
ありがとう。
今すぐに、とは言わない。
僕の故郷、ウェールズに一緒に来てほしいんだ。
…君を、生家の者に紹介したい。
ずっと一緒にいたいと思ってるんだ。
それ以上は…言わなくてもわかるだろう。
決心がついた時で構わないよ。
考えておいてくれ。
◆アイリ(CN:たまご)
私のかわいい相方。
生卵を中華鍋に入れると、フレンチトーストができあがると信じている魔法少女。
男女比5:5なのに、敢えてシルキーとの百合を選んだところでまめが透けました。
初赤ログだったんだけど、兄妹みたいでホントに楽しかった!
どうせまめ透けしてたから、赤では多弁でも良かったのにね笑
墓下行ってからも心配で気になって仕方なかったよ><
フレンチトーストの作り方、今度ちゃんと教えてやる。
あれ?これなんだっけ?
[…は袖口から、くしゃくしゃになった紙片を取り出した]
『君の笑顔を一生守りたい。』
ああ、ナイジェルの、ね。
もう用なしだから、捨てちまうか
……てかもう、僧職飽きたな、ちょっとどっかふらふらしたいわ。
旅芸人にでもなるか。
…ふん、オレ、字ヘタだし、ナイジェルのこれ、なんかのときに役に立つかも…
[…は紙片の皺を伸ばして、畳み直すと大切にしまった]
林で迷ったときにオレを助けてくれた声、なんだったのかな…きれいな声だったな。
旅をしていたら、あの声の持ち主に会えるのかな…、そしたら、この紙片を渡してみよう、そうしよう。
……。
……………っ!!!!
[…は言葉の意味に気付くと、かつて無いほどに赤面した]
あ、…あの…。
……うん…。
そこまで想ってくれてるなんて……、…すごく嬉しい…。
私も、…ナイジェルとずっと一緒に居たい。
…ありがとう、…大好き!
[…は照れながらも、幸せそうに微笑んでみせた]
…。良かった。
さあ、もう寒いだろう。
そろそろ皆の所へ行こう。
…これから二人で過ごす時間はたっぷりあるからね。
[…はローレルに軽くキスをして、バルコニーを後にした。]
[...は目を覚ますと毛布を掛けられてることに気付く]
あれ…いつの間にか寝ちゃってたかな…
ん?でも、みんなの声がする?
[...は声のする方へ歩いて行った]
…!!
……うう…ナイジェルったら…。
[…は驚き、赤い顔を俯かせ小さく呟いた]
………ふふっ。
ナイジェル待ってー!
[…はそれでも嬉しそうに笑うと、ナイジェルの後を小走りで追いかけた]
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